【感想・ネタバレ】花咲小路三丁目北角のすばるちゃんのレビュー

あらすじ

たくさんのユニークな人々が暮らし、日々さまざまな事件が起きる花咲小路商店街。 にぎやか商店街の裏には、真っ赤なシトロエンが看板代わりの駐車場<カーポート・ウィート>があるのです。 若社長・すばるちゃんが営むカーポートを訪れるのはいろんな車。ときには厄介ごとも乗せてきて――

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Posted by ブクログ

スバルちゃんは今は天涯孤独の身なのだけど、商店街や周りの人達の見守りで素直に良い子に育っている。
魂になったお父さんとも一緒にシトロエンの車の中で暮らしている。
温かい人情味溢れ、そしてちゃんと問題も起こったりして解決していく。
シリーズの登場人物もとても良い感じに出場していて、シリーズ物ならではの面白さ!これからもスバルちゃんはみんなに見守られながら成長していくんだろうなと感じさせられ、勝手に安心出来る作品だった。

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2024年09月06日

Posted by ブクログ

高校を卒業して、じいちゃんの残してくれた駐車場〈カーポート・ウィート〉の若社長になったすばるちゃんは、かわいい顔をした小柄な男の子。
天涯孤独の身となったすばるちゃんは、看板代わりの赤いシトロエンのバンで寝泊まりしています。
実はこのシトロエンには、ある秘密があるのですが…。

駐車場にやってくる色々な種類の車とともに思わぬ事件が発生して、すばるちゃんが個性豊かな〈花咲小路商店街〉の人たちと一緒に解決していきます。

人にはいろいろな人生があって、実は知らず知らずのうちに誰かに見守られていて、ひとりぼっちなんかじゃないんだよって教えてくれる、とても心温まるお話です。
〈花咲小路商店街〉の人たちみんなが仲が良くてほんとに羨ましい。
このシリーズを読むたびに、楽しさがどんどん増していきます。

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2024年10月05日

Posted by ブクログ

良い人ばかりが住んでいる花咲小路シリーズ。
その良い人たちが素敵な関係を作りながら生きている様子に、少しの非現実感がスパイスとして効いており、どれを読んでもホッコリした気持ちになります。
東京バンドワゴンシリーズと合わせてずっと続くシリーズになって欲しいです。

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2024年02月07日

Posted by ブクログ

まさかの魂が、、、
今までと違ってファンタジーが強めでした。シトロエンが大活躍でしたね。
車種がシトロエンというのも、花咲商店街らしいです。
商店街のイメージがどんどん膨らんで、日常が少し想像しながら読むのが楽しいです。

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2022年09月04日

Posted by ブクログ

知らない間にシリーズ増えてました。

安定の商店街。これまでの素敵な人たちが仲良しなのに介入しすぎない距離感。
相変わらず素敵。ほっこり。

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2021年12月12日

Posted by ブクログ

物心つく前に母親は蒸発して顔も知らない。父や祖父母も高校卒業時点ではすでに亡くなっている。そんな境遇のすばるちゃんが真直ぐに育っているのが気持ちいい。
花咲小路シリーズとしては少し異色かな。でも時系列的にはちゃんとつながっていて、おなじみの顔ぶれも登場する。次はだれが主役を張るんでしょうか。

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2020年11月05日

Posted by ブクログ

人物関係が、ぐるっとひと巡りしたような・・・今までの作品の登場人物と内容が、点から線になりました。と思うのは私だけ?結構前に読み終わった作品もあり、記憶を呼び戻しながら、読んでました。でも、このシリーズがこれで終わりなんてことはないよね!続きが読みたい。若者の成長ぶりが見たいです。

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2020年10月09日

Posted by ブクログ

10月-09。3.0点。
花咲小路シリーズ。商店街の駐車場管理人、高校出たばかりのすばる。シトロエンのバンを住居にして暮らす。
シトロエンにはある秘密が。。

読みやすい。

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2025年10月17日

Posted by ブクログ

花咲小路商店街シリーズ5巻目
今回の舞台は三丁目北角の「駐車場 カーポート・ウィート」

語り手は、高校を卒業してすぐに家業(駐車場)を継いだ「すばるちゃん」

母親は出ていき、父親に育てられたすばるちゃんだがその父親も病死。
隣の家の弦さんと、同級生で幼なじみの瑠夏ちゃんに見守られながら生きてきたが、この3人には秘密があった。それは亡くなった父親の魂が愛車のシトロエンに宿り、ラジオを通じて話しが出来ること。

駐車場に訪れる人は様々だ。
商店街に仕事や食事に来る人。パチンコに来る人。
商店街のレシートを持ってくれば、無料になる「カーポート・ウィート」には、様々な人が訪れる。
すばるちゃんは弦さんや、瑠夏ちゃん。
お父さんと話し合いながらその人たちが抱えるものを紐解いていく。

今回は帯にも「言葉をしゃべる真っ赤な車?」という文言があるだけあって、ファンタジー強めでした。
フォントも前作よりも丸くて大きくなり、主人公が19歳という語り口調にフィットしていた。

商店街に生きる人たちが、善意で必ず力を貸してくれるという大前提で成り立つこの物語。
シリーズをずっと読んでいるからこそ「そうね、あの人なら信用出来るわ」「あの人だったら、そういうこと、得意だわ」と、まるで自分も住んでいるような気持ちになってしまう。

人生は色々。好きに生きていい。
きっと誰かが見守ってくれている。

そんな優しい作品だった。

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2025年02月15日

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