小路幸也のレビュー一覧

  • 話虫干

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    むむむむむ…
    ソフィーの世界を下敷きに二次創作への擁護を含んだ本愛の作品…なんて言ったら少し偏見にすぎますか。

    気持ち分かるなぁ!
    素晴らしい作品に出会ったときの、その世界に入りたい気持ち。感情移入してしまったキャラクターに幸せな別エンディングを用意したくなってしまう気持ち。でもでも、アンハッピーな結末だからこその傑作なんだよなぁ、という複雑な思い。
    本を愛して、文章を書く人間ならきっとわかるだろう。
    この作品が好きとか、この展開はありかなしかとか、そんなことはどうでも良くて、この作品が産まれた経緯に思いを馳せて感じ入ってしまった。

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    2015年04月17日
  • COW HOUSE カウハウス

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    夢があって、ほのぼのしてて、小路氏らしい作品でした。
    それにしても、相変わらずものすごいペースで作品を出しますね。シリーズが少ないのにこのペースは驚異的だと思います。基本的にハズレがないから見つけるたびに買っていると、とても読むのが追いつかないです。

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    2015年04月16日
  • 猫と妻と暮らす 蘆野原偲郷

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    小路幸也の猫と妻と暮らす 蘆野原偲郷を読みました。

    蘆野原という隠れ里はあの世に通じていると言われています。
    蘆野原一族の長筋の生まれの和野和哉は厄災をもたらすモノを祓う力を持ち、見立ての力を持つ美津濃泉水とともに人々に禍を起こすモノに立ち向かっていきます。

    和哉の妻優美子は和哉が厄災をもたらすモノと対峙するときに何故か猫になってしまい、猫の姿で和哉を助けることになるのでした。

    穏やかな語り口で異能者の生活と禍との対峙が描かれています。
    優美子は男性からみたちょっと古風な理想の女性像として描かれていて、ファンタジーとして楽しむことが出来ました。

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    2015年03月29日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    苦手あり、鷲掴みあり、ニッコリあり。
    楽しく読んだ、アンソロジー。

    原田さんは「認知症」の父親を介護する女性の話が、
    現実的でたまらなかった。

    小路さんの「旅の本」でなくて、「旅する本」。
    らしくて大好き。

    沢木さんは初読みですが、面白かった。
    無職の40歳、男性、時田風音が受賞後の2作目を書く時のお話。
    結構笑えて面白かった。おっちゃん、頑張りや!と思う。

    初読みの作家さんが多くて、いい出会いだったな。

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    2015年03月29日
  • モーニング Mourning

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    葬儀の後にドライブする話。

    身近な人の死はたくさんの事を考えさせられる。
    大人になればなおさらに。

    先にコーヒーブルースを読んでしまったけれど
    それはそれで大丈夫でした。

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    2016年05月06日
  • レディ・マドンナ 東京バンドワゴン

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    第七弾。
    今回もいろんな事件とハッピーな出来事がありました。

    その中で思うのがほんとに花陽と研人が大人っぽくなったなーということ。

    花陽は高校生に研人は中2になったんだけど、それぞれ目標や好きなことを見つけてがんばってます。

    研人の母の亜美さんの意外な一面が見えたり、藍子のことが好きだった同級生がでてきたり。


    真奈美さんに子供が誕生したり
    龍也くんとくるみちゃんと光平くんにも変化の時期が訪れます。


    冬から物語が始まって春、夏、秋と。
    かんなちゃん、鈴花ちゃんもどんどんしゃべる言葉が増えてきてますますかわいいし♡

    次は幼稚園に通ってるかな~とか。

    ほんとに子どもたちの成長が感じ取れます。

    このシリーズで毎度思うのは
    サチの温かい語りがほんとに素晴らしいということ。


    家族を見守るやさしい大ばあちゃんは健在です。

    季節の描写や朝食シーンなど
    想像が沸き立ちます。


    サチが幽霊として漂っていて成仏できないのも悪いことではないなーと感じます。


    最後の章では勘一が仏間にきてサチに語りかけていたけど、あのやりとりもほっこりします。

    サチが、勘一に向ける眼差しもとても柔らかくて温かくて、なんだかしんみりしてしまいました。


    次巻も楽しみです!

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    2015年03月24日
  • コーヒーブルース Coffee blues

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    喫茶店を営む男の話。

    表紙も見ずに読み始めまさかのシリーズもの。
    そして1作目読んでなし。
    これはこれで楽しめたけど
    順番に読みたかったかな。
    本屋行ってこないと。

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    2015年03月15日
  • 旅者の歌 始まりの地

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    小路さんのファンタジー小説。
    鳥でないと越えれないような山脈にぐるりと囲まれた地で暮らしていた4人が旅に出るおはなし。続き物。

    すごい独特の世界観。伝聞調に話が進み、そういった部分もちょっと好き嫌いが分かれそうな感じしました。
    冒険小説好きだったりファンタジーなゲームとか好きな人にはおすすめできます。
    移動時間に読んで車内でうっかり感涙して焦った思ひ出。根っこにあったかい繋がりがあるのはやっぱり小路さんだなあと思いました。

    おはなしの中の専門用語が結構な頻度で出てきますが、話にのめり込むとわりかしすんなり読めます。たまにちょっとページ戻して「この意味はなんだっけな?」と読み返すのもまた一興。

    ただ、第三章で終わってしまうので「おれたちのたたかいはこれからだ!」というテロップが出て、ちょこっと次の展開の次回予告をにおわせて放送終了、というようなお預け感もんわりな終わり方です。
    上中下巻なのか、それとももっと続くのか。
    ラストがどうなるのか。テーマがおっきい分、どこに落としどころつけるんだろうか。うーむ、そんなことを考えながら次巻を待ちます。

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    2015年03月15日
  • 荻窪 シェアハウス小助川

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    毎度の小路幸也ワールド。
    良い隣人たちが良い生活を営みはじめ、ちょっとした事件も彼らの善意あふれる人間性で解決していき、最後は登場人物皆が気持ちよい表情で希望ある未来を向くエンディング。マンネリっちゃマンネリだけど、小路作品はこうでなくちゃと思う。

    こういう優しい物語の中だから語れる生き方の教訓ってのもあるわけで、本作では物語の中盤にとある事件をきっかけとして、主人公とシェアハウスの大家が語り合う「頭のおかしな連中にならない方法」と「悪意について」がその教訓にあたる。

    ここの部分が核心であり秀逸。おかしな人間とはどうやって形成されていくのか?おかしな人間にならないためにはどうすれば良いのか?書いてあることは言い古されたことなんだけど、いちいち得心がいく分かり易さ。ここの処世訓を大黒柱にしてるから、優しさを溢れさせてもこの小説は潰れないんだなと思った。

    悪意に負けそうになったとき、おかしな人間になりそうになった時、この小説を読み返そうと思った。

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    2015年02月17日
  • エール!(1)

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    お仕事小説のアンソロジーシリーズ第一弾。特に良かったのは、『イッツ・ア・スモール・ワールド』かな。最後の『終わった恋とジェット・ラグ』はダイエットと英語の勉強はよく似ている…の冒頭分で通じるものがありストーリーも面白かった。第2弾も愉しみ。

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    2015年02月15日
  • コーヒーブルース Coffee blues

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    前作を文庫本で買ってしまったから、これも文庫化するのずっと待ってた。
    で、『モーニング』を読んだのが結構前だったからこの話を読んでみると、時系列とか登場人物とかがかなりごちゃごちゃしちゃって大変だった。
    後半部分をお風呂上がりに読んでしまったからか、手に汗握る、どころじゃないほど手汗かいて、滑るからカバー外して読んだほど。でもあれはきっとお風呂上がりじゃなくてもそうしてたかも、というような内容だった。
    もう一度『モーニング』のほうも読みたいんだけど、3作目を読んでから読み返したくなる。この手の話は時系列に沿って読みくなる。
    でもようやく2作目が文庫化されたんだから、さは当分先だよね••••••。
    2015年春からシリーズ4作目が連載されるようで、これも気になる。出版されたらきっと、今日この本を読んだことを思い出すんだろうな。

    「芳野」って東京バンドワゴン出てこなかったっけ?って思って探してみたら「茅野」さんだった。
    小路さんの小説に出てくる警察の人ってホント良い。あと学生もね。
    純也と香世(漢字違うかも)もどっかで見たような。『モーニング』でだったらそりゃそうだわ。

    ラストの締めがなんだか••••••。
    と言ってもいろいろ繋がっていくのが小路幸也さんのシリーズ物だから、なにか伏線というか含みなのかなぁとも思うし••••••うーん。

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    2015年02月15日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    小路さんがいらっしゃるので購入。
    電車移動時間等におすすめな読みきりサイズの短編集。
    宮下さんはスコーレNo.4のみ読んだことがあり、他の方々の作品は初めて読みました。
    本というキーワードを多角的な視点でピックアップして物語が展開しています。

    「メアリー・スーを殺して」は、二次創作の畑を通ってきた身としては、お、俺を殺してくれ、と思うような暗黒時代を思い出させるような、そんなリアリティのある空気にえぐられました。面白かった。

    やっぱり大好きな作家さんということで贔屓目もりもりな気もしますが、「ラバーズブック」がとても好きです。読み返したい短編。短絡的じゃなくて完結していてなおかつ重量がある文章。すきです。

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    2015年02月08日
  • コーヒーブルース Coffee blues

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    前回の話より、遡り、30歳のダイの話。2つの事件はどうなってしまうのだろう、どういう関係があるのだろうと結末がとても気になってしまいました。ダイは、本人には自覚がなくても、優しくて図太い部分があって、本人も辛い思いをしているのに、周囲の負を引き受けてしまう部分がある。今回の事件を通して、また一つ、人の負を、見届けなければならなくなってしまったダイ。でも、弓島珈琲に集まる仲間たちが本当にいい人ばかりで、小路さんの作品らしく温かい雰囲気の作品でした。ダイもかっこいいし、三栖さんもかっこよすぎる。モーニングの最後に出てきたあゆみちゃん。そう来ましたかとにんまりしました。

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    2015年02月05日
  • 荻窪 シェアハウス小助川

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    軽く読めそうだなーと思って手に取ったものの話はなかなか面白く今の自分の人生にもいくつかヒントが...読書にも偶然はない。

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    2014年12月31日
  • 探偵ザンティピーの惻隠

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    シリーズ3作目
    そして、北海道。
    読者がニューヨークでザンテさんが、
    仕事をするところを読むことは
    決してない、のだろうなぁ。
    そして、舞台が東京の下町になることは
    決してない、のだろうなぁ。

    結構、内容は驚愕だったのに、
    優しい感じが漂う、実に小路さんらしい、シリーズ。
    また、是非。。今度は道東はいかがでしょう。

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    2014年12月29日
  • エール!(1)

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    碧野圭さんの作品が読みたくて借りた本なんだけど、どの著者の作品も良かった!働く人へのエール!ってことで色々な仕事が出てきて面白い☆シリーズ化してるようなので他のも読んでみようっと。

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    2014年12月27日
  • 探偵ザンティピーの仏心

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    再びの日本、再びの北海道。
    今回は定山渓。

    親日家の外国人に会うと
    なんか嬉しい。そんな感じ。

    一瞬、ザンテさん、大丈夫??となったけれど
    全体的には、やっぱり優しい人々がたくさん。
    歴史の中にはいろんなことがあるのだなぁ、
    それはそれは人それぞれに。
    また、小学生も登場して、なんか嬉しい。
    温泉入ってなんか嬉しい。

    ザンテさん、また日本にいらしてくださいね。

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    2014年12月27日
  • 探偵ザンティピーの休暇

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    小路さんのこういう感じ、好きだなぁ。
    根はみんないい人で、子どもは子どもらしくて。
    あったかくなれる。

    化石にはあんまり興味ないんだけど、
    御口さんでティラノザウルスがこっちみてたら
    ビックリするわね、
    それはちょっと見てみたい。

    さて、Mr.ザンティピーは
    次も日本にやってくるのかしら。
    続きも読んでみよう。

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    2014年12月21日
  • 猫と妻と暮らす 蘆野原偲郷

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    タイトルだけで手に取り、読み進めました。
    初め、とっつきにくいのかと思われたが、
    不思議と世界に引きずり込まれた。
    一つ一つの意味が分からなくても、ああ・・・そうなんだと納得させられた。面白かったような・・・・何とも言えない不思議な感覚にとらわれた・・・。

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    2014年12月20日
  • 僕は長い昼と長い夜を過ごす

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    読み始めてから、馴染み深い場所が舞台の物語だと知って驚いた!わかるわかるっていう親近感もあって楽しんだのもあったけど、物語自体もテンポがはやくて面白かった。主人公の身の回りで起きたいくつもの事件は、なかなか遭遇することはないような大きな出来事だけど、そこに関わっている人と人との関係は、身近に感じるものでした。暖かくて、小路ワールドだなあと思った(^^)

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    2014年12月10日