小路幸也のレビュー一覧

  • コーヒーブルース Coffee blues

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    前回の話より、遡り、30歳のダイの話。2つの事件はどうなってしまうのだろう、どういう関係があるのだろうと結末がとても気になってしまいました。ダイは、本人には自覚がなくても、優しくて図太い部分があって、本人も辛い思いをしているのに、周囲の負を引き受けてしまう部分がある。今回の事件を通して、また一つ、人の負を、見届けなければならなくなってしまったダイ。でも、弓島珈琲に集まる仲間たちが本当にいい人ばかりで、小路さんの作品らしく温かい雰囲気の作品でした。ダイもかっこいいし、三栖さんもかっこよすぎる。モーニングの最後に出てきたあゆみちゃん。そう来ましたかとにんまりしました。

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    2015年02月05日
  • 荻窪 シェアハウス小助川

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    軽く読めそうだなーと思って手に取ったものの話はなかなか面白く今の自分の人生にもいくつかヒントが...読書にも偶然はない。

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    2014年12月31日
  • 探偵ザンティピーの惻隠

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    シリーズ3作目
    そして、北海道。
    読者がニューヨークでザンテさんが、
    仕事をするところを読むことは
    決してない、のだろうなぁ。
    そして、舞台が東京の下町になることは
    決してない、のだろうなぁ。

    結構、内容は驚愕だったのに、
    優しい感じが漂う、実に小路さんらしい、シリーズ。
    また、是非。。今度は道東はいかがでしょう。

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    2014年12月29日
  • エール!(1)

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    碧野圭さんの作品が読みたくて借りた本なんだけど、どの著者の作品も良かった!働く人へのエール!ってことで色々な仕事が出てきて面白い☆シリーズ化してるようなので他のも読んでみようっと。

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    2014年12月27日
  • 探偵ザンティピーの仏心

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    再びの日本、再びの北海道。
    今回は定山渓。

    親日家の外国人に会うと
    なんか嬉しい。そんな感じ。

    一瞬、ザンテさん、大丈夫??となったけれど
    全体的には、やっぱり優しい人々がたくさん。
    歴史の中にはいろんなことがあるのだなぁ、
    それはそれは人それぞれに。
    また、小学生も登場して、なんか嬉しい。
    温泉入ってなんか嬉しい。

    ザンテさん、また日本にいらしてくださいね。

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    2014年12月27日
  • 探偵ザンティピーの休暇

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    小路さんのこういう感じ、好きだなぁ。
    根はみんないい人で、子どもは子どもらしくて。
    あったかくなれる。

    化石にはあんまり興味ないんだけど、
    御口さんでティラノザウルスがこっちみてたら
    ビックリするわね、
    それはちょっと見てみたい。

    さて、Mr.ザンティピーは
    次も日本にやってくるのかしら。
    続きも読んでみよう。

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    2014年12月21日
  • 猫と妻と暮らす 蘆野原偲郷

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    タイトルだけで手に取り、読み進めました。
    初め、とっつきにくいのかと思われたが、
    不思議と世界に引きずり込まれた。
    一つ一つの意味が分からなくても、ああ・・・そうなんだと納得させられた。面白かったような・・・・何とも言えない不思議な感覚にとらわれた・・・。

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    2014年12月20日
  • モーニング Mourning

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    読みながら友達の顔が浮かんできたので、それってとても幸せなことだなあと、自分の学生時代も振り返ってしまいました。ゆっくりとしたテンポで、仲の良い友達同士特有の雰囲気で、少しづつパズルがはまっていくような展開にも、いつの間にか引き込まれていきます。とても好きな感じだったけど、最後のエピソードって必要だったのかな?というのが疑問でした。

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    2014年12月11日
  • 僕は長い昼と長い夜を過ごす

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    読み始めてから、馴染み深い場所が舞台の物語だと知って驚いた!わかるわかるっていう親近感もあって楽しんだのもあったけど、物語自体もテンポがはやくて面白かった。主人公の身の回りで起きたいくつもの事件は、なかなか遭遇することはないような大きな出来事だけど、そこに関わっている人と人との関係は、身近に感じるものでした。暖かくて、小路ワールドだなあと思った(^^)

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    2014年12月10日
  • 荻窪 シェアハウス小助川

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    ネタバレ

    この話は、ドラマなんかにしちゃいけない。
    とてもじんわりと、人間のよいところを信じられるような物語。これをテレビなんかに毒されてはいけない。真剣に思う。

    タカ先生も大吉さんも茉莉子さんもいい。相良さんももちろん、いい。

    でもやはり、佳人の視線から描かれたシェアハウス小助川の居心地の良さ。このプチ大家の目に映るこの家が、こんなにも快適なのだから、無防備にこの作品のあたたかさを信じられる。

    期待以上に心地良かった。タカ先生の語る人間論も、真っ直ぐに聞けた。

    ラストは出来すぎかな?とも思うけれど、こんなに素敵な人たちが、ひとときでも幸せに暮らしてゆく物語なら、それもいい。なんだか全部許せる。

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    2014年11月29日
  • 猫と妻と暮らす 蘆野原偲郷

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    恩田陸の常野物語を思い出した。なんだろうなんだろうと疑問に思いつつも、するすると物語に引き込まれ楽しめた。詳細な説明などはないがほんわかし良い本だった。

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    2014年11月26日
  • ナモナキラクエン

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    父親が亡くなった。四人の兄弟の夏のおはなし。
    家族がテーマのお話です。キャラクターが魅力的。一般的な家庭とはすこし言い難いような特異な設定だけれども、とても家族としてまとまっている。

    登場人物の関係性については「これかな?いや、こっちだろうか」と悶々と推理しながら読んでいたけど、半分当たって半分外れた感じ。
    ラストは怒涛の種明かし展開。
    人がひとり死んでいるけれども、悲しいばかりじゃなく、ひとの心の礎になるような、そんな贈り物も残してくれる。父親は偉大だ。そうであってほしい。

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    2014年11月22日
  • 空を見上げる古い歌を口ずさむ

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    久しぶりの再読。
    違い者(たがいもの)、解す者(げすもの)、稀人(まれびと)など、見かけは普通だがどこか常人とは異なる人々が共存している物語。ただ、解す者や稀人はともかく、昨今のニュースでも"違い者"と言いたいような犯罪は多くあるし、そう考えればごく普通の社会です。
    やはり読んでいて、恩田さんの「常野物語」シリーズを思い出してしまいます。
    小路さんのデビュー作。他に「高く遠く空へ歌ううた」も同じシリーズですが、それ以後は書いて無いようです。
    もう少し、続きがあってもいいかな。


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    2016年05月29日
  • わたしとトムおじさん

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    弱者や子供を満遍なく認め、あるがままを優しく応援する小路氏らしい作品です。
    特に子供の描き方がとっても上手です。
    悪意とは無縁の世界なので、気持ちが疲れているときにオススメです。

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    2014年11月07日
  • 荻窪 シェアハウス小助川

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    ネタバレ

    シェアハウスで他人と同居することでお互いが成長していきます。
    こんな関係を気づけるシェアハウスが本当にあればいいのにって思いました。

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    2014年11月06日
  • 猫と妻と暮らす 蘆野原偲郷

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    あの世と浮き世の境にある村。その村人達が目立つ訳でもなく、かと言って他の日本人に認められない訳でもなく静かに妖(あやかし)を祓うお話。日本のどこかにあって欲しい村。いや、あるね。きっと。こういう柳田国男とか水木しげるとか民話のような話はやはり日本人にはしっくり来ます。いや、しかし、最近猫の表紙の本ばかり読んでる(笑)

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    2014年10月31日
  • レディ・マドンナ 東京バンドワゴン

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    古本屋でカフェを併設している大家族のほのぼの日常系ミステリホームドラマの7作目

    秋実さんについてこれまで詳細は語られていなかったけど、ちょこちょことわかってきた
    テーマは母の愛だそうだけど、母の愛も色々な形があるよね

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    2014年10月21日
  • キサトア

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    不思議な感性を持つリトルアーティスト・アーチと昼と夜で交代する双子キサとトアのお話。
    彼らを慕う町の人たちとの暖かい交流に、ほっこりします。
    ファンタジックな所も良かったです。

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    2014年10月04日
  • 荻窪 シェアハウス小助川

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    最近流行りのシェアハウスでの生活をオープンから描いた話。いろんな人がそれぞれ悩みを抱えていて・・・共同生活する上で少しずつ浮き彫りになり気持ち的に解消していく話。家主(オーナー)がナイスキャラかな。

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    2014年10月01日
  • モーニング Mourning

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    ビタースウィーツワルツ、コーヒーブルースと読んで、良い意味で裏切られた感満載。
    大学時代を同じ家で過ごし、大学に通い、バントを組み、恋をして。今は40代半ば。仲間なの1人が事故で亡くなり、葬儀で20年ぶりに集まる。
    葬儀が終わり、福岡から、横浜まで、ドライブしながら、大学時代に起きた、事件や、思い出話をしながら、故人を悼む。て、話なんだけど。

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    2014年09月28日