あらすじ
ニューヨークの虹の朝、失踪人課のワットマンのもとへ、一人の少年が訪ねてきた。とある事件で知り合った少年・サミュエルは「ペギーがいなくなったんだ」とワットマンに告げる。彼の捜す少女は、一年ほど前から様子がおかしかったという――。一方、アメリカを仕事で訪れていたCGデザイナー・巡矢も、一葉の写真に写っていた少女の行方を追い始める。二人がそれぞれ動いた末に明らかになった真実とは? 想いあう気持ちが導いた哀しい現実に、胸が締めつけられる再生と友情の物語。『HEARTBEAT』に連なる、青春ミステリの雄編。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
heartbeatの続編,部隊は完全にNYCへ移った、物語としては無難な三段逆転。小路先生はいつも女の子味方ですが。。。児童性的虐待事件はどうも湿っぽくて心のリウマチしそうでね…
Posted by ブクログ
小路ファンの自分の中でもかなり好きなシリーズ。個性や才能に加えて過去に事情がある人たちが、みんな他人を思いやって連携してる。ミステリーとしてよりも面白いけど、そんなところに惹かれます。
ただ、表紙が残念。イメージが軽すぎると思います。
Posted by ブクログ
1作目が面白かったので2作目もと読みました。彼が出てこないのが残念な気持ちで読み始めたのですが、これはこれでなかなか読みごたえがありました。事件は重い部類に入りますが、ワットマンが調べたこととメグリヤが調べたことが重なるときがいいです。
サミュエルくんはもう少ししたらさらにいい男になりそうですね。
読み終わってから3部作ということに気が付きました。彼をまだ探しているメグリヤに少しは恵まれるときが来るといいんですが。
続きはまだ出てないので最終章が楽しみです。
Posted by ブクログ
『HEARTBEAT』を読み終わりそうになった時、たまたま本屋にいた所為もあるがすぐに買った。巡矢は魅力的な探偵だと思う。仕事やら外見やらクールっぽいのに内側に熱い想いを秘めている。一生モノの。主要な登場人物に悪い人がいない。それぞれが自分の弱さを自覚して、その上で卑屈になることなく一所懸命生きている。なんか凄いや。
Posted by ブクログ
HEARTBEATを再読しようと思っていたのに、ついつい本屋に行って、ついつい買ってしまいました。HEARTBEATの続編です。
切なさに拍車がかかってる・・・!
前作もそうでしたが、設定の根底がファンタジックなのに、起きる出来事(今回は露骨に事件)はやたら悲しい方向にリアルなんですよね。しかも、ヘビー。
巡矢の切なさは言わずもがなですが、繊細そうなワットマンが今後、今回の件をどう背負って生きていくのか、心配でなりません。
このシリーズは3部作らしいので、次作がとても気になります。みんなが救われますように・・・!
Posted by ブクログ
今度は自殺と性的虐待の謎を解く話。
少女達のことを思うと
気持ちのいいもんじゃない部分がいっぱいだったけど
寝ずに読んでしまったです。
前作を読み返しておいてよかった。
小路さんの本は登場人物が魅力的だな。
次作もあるそうでまた楽しみに待ちたいと思います。
Posted by ブクログ
前作のハートビートに続いて再読です。
前作が、ラストにまさかの主人公が幽霊だったっていう仕掛けがあったし物語も1冊でしっかり完結しているので、それの続編っていわれても??って思って正直しっくりこなかった記憶があります。
ただ、このハートブルーの方は明らかに前作を読まないことには理解できないだろう描写が多くて、そういう意味でもちゃんとシリーズものとして書いているんだろうな。
ストーリーとしては、子供に対する性犯罪の話が中心なので想像してしまうと辛い。ただ舞台はニューヨークで、存在しなかった子供が写真に写っていたりして現実離れした部分もあったので、そういう意味ではしっかりフィクションだということが感じられたのが救いだったかな。
すっかり忘れていたけれど、ハートビートのラストでほのめかされた事件はシリーズ3作品目のHEARTLANDで書かれる予定らしい、、、けど未だ出版はされてないですね。いつか読みたいと切に願います。