あらすじ
たくさんのユニークな人々が暮らし、日々大小さまざまな事件が起こる花咲小路商店街。今回の舞台は商店街唯一の深夜営業店<喫茶ナイト>。すっかり夜ならではの相談所になっている店を手伝いながら、その相談事を店主の仁太が突拍子もない方法で何とかする様子を、居候の甥っ子・望が語っていく。前三巻でおなじみの人物も多数登場!
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Posted by ブクログ
喫茶店のナイト
夜の営業であり、夜を守る紳士である。
ナイトは誰なのか?登場人物のそれぞれがとても紳士で一癖あるけれど根っこは優しく芯が通った人ばかり。ナイトがたくさんだ。
喫茶ナイトでの悩み事相談からその一つだけでなく関わってくる色々な問題を見事に解決‼︎
花咲小路商店街には不思議な力を持つ人の多いこと‼︎
引っ越ししようかしら...
ありそうな花咲小路
こちらのシリーズはとても気に入っています。
この商店街が何処かにありそうな…あるといいなぁ、とそんな気持ちになりました。登場人物も皆さん個性的で、心豊かな方達ばかり。
小路幸也さんが書かれるお話がとても好きです。
Posted by ブクログ
今回のお話の舞台は、三丁目にある〈喫茶ナイト〉
ナイトと言っても〈夜〉という意味の〈NIGHT〉ではなく、〈騎士〉の方の〈KNIGHT〉らしい。
深夜営業のお店〈喫茶ナイト〉には、DVDやVHSが棚いっぱいに置いてあって、時折出てくる映画のタイトルが、物語を先へ先へとつなぐ役割を果たしているようです。
今僕(堂本望)は、独特の渋い雰囲気の仁太叔父さんと2人で暮らしていて、店に訪れた人たちの、夜にならないと話せないような悩み事を、仁太叔父さんが見事に解決していきます。
前回にも登場したおなじみの商店街の人たちの協力もあって、次々と悩みは解決されるけれど、みんながいい人だから、何もかもを徹底的に暴かなくても、すべてがまぁるくおさまってとても気持ちがいい。
知り合いだらけの商店街では、それがほんとうの優しさっていうことなのかな。
単発的な問題解決の物語ではなく、商店街での時間の流れも感じます。
お店の後継ぎ問題も避けては通れないし、最後に何が起こるのだろうとわくわくしながら読みました。
過去じゃなくて、未来を見つめて生きていく、誰かのために戦う騎士仁太叔父さんは、最後までかっこ良かったです。
Posted by ブクログ
シリーズ4冊目。
僕はどうしても、受け入れることができず、会社を辞めて、花咲小路商店街の叔父の店に居候する。
人には言えない秘密の相談事を聞く、夜だけ開いている、喫茶店ナイト。
日常の様々なトラブルから始まり、最後は淳ちゃん刑事とミケさん、食事処あかさかの今後、僕自身や仁太叔父さん自身の生き方、すべて引っくるめて上手くおさめてしまった。
何となくこのままセイさんのことが暗黙の了解になっていくのだろうか?
シリーズの今後がどうなるのか、気になる。
Posted by ブクログ
いやぁ、凄かった。
さんざん張り巡らされてヤキモキさせられた伏線を、見事に回収するラスト。
しかも今作だけでなく、これまでのシリーズの要素も踏まえた上での回収。
ただ、主人公の望が内包する悩み(というとなんだか失礼な気がするが)の扱いが軽いというか雑というか…。
今後のシリーズで、望が自分自身を中心に考えて自分で一歩を踏み出せる事を願う。
って、このシリーズ、続くよね?
四丁目から始まって一丁目、二丁目、三丁目とこれで終わらないよね???
帯はフォントも含めてバッチリ!
無駄な言葉が一言も無いのにすべて表現されている!
Posted by ブクログ
生粋の商店街メンバーでない人物が語り部だからか、これまでよりも一歩引いた感じの視点に感じた。色々な悩みが喫茶ナイトに持ち込まれますが、最期にするっとまとめてほどけていくのが気持ちいい。
Posted by ブクログ
今回の舞台は三丁目にある
【喫茶ナイト】
ナイトってカタカナだから紛らわしいけど
花咲小路商店街のnight(夜)を守るKnight(騎士)
高潔な意志をもった誰かのために闘う騎士
花咲小路商店街に住む人達が夜な夜な相談するために訪れる
そしてその悩みを解決する
まさに騎士
仁太さんカッコよかった
望くんも仁太さんと一緒にいて自分のやりたいことが見つかってよかった
そして淳ちゃん刑事とミケちゃん
よかったー