池上彰のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
エマニュエル・トッド氏と池上彰氏の対談本。
ウクライナ戦争について、「ロシアが悪」という画一的な見方に疑問を投げかける。
ウクライナ戦争は、ロシアとアメリカの代理戦争の様相を呈しており、長期化するだろうとの見立てだったが、トランプ政権が誕生したことにより、状況は変わりそうだ(この対談は2023年に行われた模様)。
トランプを見ればわかるように、アメリカはもはや「良いことをしよう」という気がないことを隠そうともしておらず、国力も落ちてきている。そんな中で、日本は今まで通りアメリカにただ追随していて大丈夫なのかという不安を禁じえない。
西側諸国ではあたかも「狂人」のように言われるプーチンだが -
Posted by ブクログ
トランプ大統領の再選で混沌とする世界情勢
という程のことではないかもしれませんが、NATOや気候変動の枠組みなど、アメリカファストで世界の枠組みは大きく崩れそうな気はしました。
一方で、米中の関係は大きく変わることはないだろうなと感じました。台湾についても、侵略による世界へのイメージや侵略後の統治を考えれば、やはり難しいた感じます。
ウクライナやロシアの戦争も、トランプさんのパフォーマンスひとつで、どう転ぶのか。
中東情勢は、トランプさんのイスラエル贔屓で、更に混乱しそうなど、全て、アメリカ中心でものごとが、動いていきそうな予感がしました。 -
Posted by ブクログ
なるほど。わかってなかったということがわかった。
例えば、首相と大統領の違い。太平洋戦争の後、アメリカが日本をどうしたかったのか。地位協定やガイドラインのこと。
書かれた時期がまだトランプ大統領一期誕生前だったので少し古いが、なぜアメリカでは大統領が強大な権限を持っているかの歴史的な背景を含めてわかりやすく解説してくれる。中学生の質問も鋭い。
当時と現在では多少の違いはあるかもしれないが、「人気の就職先」の話も面白い。日米の若者が目指す仕事に価値観の違いがよく出ている。国際的な仕事やNPOの仕事に就きたいという人が多いアメリカ。
「アメリカは自分たちの力で世界をよくしたい人が多く、日本は自分の -
Posted by ブクログ
イスラム教という宗教とその文化、行動規範についてわかりやすく解説した一冊です。この本を通じて、イスラム世界の理解が深まり、同時に現代社会における宗教の役割や影響についても考察することができます。
イスラム教は、ユダヤ教、キリスト教と同じく、一神教の宗教であり、旧約聖書、新約聖書、コーランの三つを経典として信仰しています。これらの宗教は共通の神を信じており、キリスト教とユダヤ教が対立しているように見えるものの、基本的な信仰は同じであるとされています。
イスラム教徒の行動規範として、1日5回の礼拝、偶像崇拝の禁止、ラマダン(断食月)、貧しい者への寄付、豚肉や酒の摂取禁止などがありますが、絶対的