池上彰のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ中東の歴史を紐解くと見えるのが、第一次世界大戦のイギリスによる三枚舌外交によるオスマン帝国の解体による混乱。
湾岸戦争によるイラクへの侵攻
歴史を知るものは、賢明な判断によってその後の世界を俯瞰的に見るし、そうでないものは目の前の利益のみを優先する。
トランプ後のアリメカの政策もイスラエルよりであり、中東全体の影響力の低下が、中東全体の混乱に拍車をかける
ユダヤ人の大量虐殺が、今は反対の立場となり、中東に影響を及ぼす。
一方の歴史を紐解くだけでなく、他方からの歴史を紐解くことで、見えてくる世界もある。
歴史は改めて、先代たちの残した知恵であるが、それを学ばないのも、愚行として学び甲斐があると感 -
Posted by ブクログ
「池上彰の世界の見方」シリーズ アフリカ編
「私たちはアフリカに対して認識を改めなければいけない」
まさにその通りでした。
アフリカと言われるとどうしても「貧しい」「飢餓」「内戦」など、マイナスなイメージが浮かんでしまいがちです。けれど、モバイル決済が日本よりも普及していたり、ヨーロッパとの関係よりも中国やロシアとの関係が深まっていたり、アフリカの人々は「支援」よりも「投資」を求めていたりと、アフリカ観が変わりました。さらには「リープフロッグ」による発展の規模やスピードも大きく早い一方で、生活習慣病になるケースが増えていることもアフリカの現実でした。
また、アフリカの未来は日本の現代史から -
Posted by ブクログ
池上彰さんといえば、NHK週刊子どもニュースのお父さん。
流石分かりやすいです。ジャンル別で、いろんな角度からアメリカについて包括的に知ることができる。
テキサス・カリフォルニアの歴史全然知りませんでした。
アメリカという国は本当に異様な国で、今でもセトラー時代からの大きな痛みとトラウマに苦しんでいると思う。アメリカの多くの問題は建国にさかのぼる。
もうすぐMLKJrデ(なんと今年はinnaugration dayだ))、MLKJrやマルコムXについてもっと知りたい。
アメリカって住むまで全然興味なくて(笑)知らなかったけど、物凄く複雑で短い歴史の中に暗黒がたくさん詰まっていて、繰り返しにな -
Posted by ブクログ
新書だけど、口語で書かれてるからとても読みやすい。
自分の経験から説明してくれているので、イメージもしやすいし府に落ちる。
NHK週刊こどもニュースの大ファンだった私。毎週だけでなく、紅白の前に一年を振り返る増刊号やってて、年末の楽しみだったな。番組を作る裏側も垣間見られたのでさらに楽しめた。
ちなみに今は小学生の娘が、めっちゃわかりやすいと池上さんの番組の大ファンになっている。昭和世代のちょっと古い考え方や経験談もあるけど、新しい考え方もちゃんと否定しないのがいいみたい。私も今までの経験を大事にしつつ、新しいことを吸収して、伝えられるようになりたい。 -
Posted by ブクログ
現代にほぼ直接つながる歴史としての『現代史』。本書は池上彰氏が東京工業大学で講義した日本の近現代史の講義録です。「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」。この言葉の意味を今一度よく考えてみたいものです。
池上彰氏が東京工業大学で行った日本現代史の講義を紙面化したものです。僕も高校時代は日本史を選考しておりましたが大抵の場合、現代史に入る前には授業時間が終わりに近づき、あまりこの辺の事はよく勉強をしないまま終わってしまいました。
場合によっては授業形式で日本史を習うということはもう二度とない人も出てくるわけで、個人的には近現代史は独学で、場合によっては歴史上の重大事件の現場に足を運ぶとい