池上彰のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ宗教と経営理論の類似性(根底に人/組織、それらの行動がある等)に着目し、互いの領域の知見を対話形式で披露することで、各領域の理解を深めることを試みた一冊。経営学に慣れ親しんでいる身としては、両利きの経営等のコトバ自体は把握しているものの、宗教という視点を入れることにより、議論が広がり非常に面白かった。
例えば、経営が苦しい状況において、両利きの経営を実践する(ここでは知の探索を継続する)ためには、仕事に従事する各人が、「なぜ我々が知の探索を行うのか」をメイクセンスしている必要がある。但し、これは言うは易しであり、特に日本での成功事例はまだ多く積み重ねられていない状況。では、なぜ海外ではこの理論 -
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Posted by ブクログ
・イギリスの正式名称がわからないくらいの無知が読んでもイギリスの成り立ちからEU離脱の経緯までわかるように書いてあるのがありがたい本。
・イングランドにウェールズ、スコットランド、北アイルランドが併合されて、グレートブリテン及び北アイルランド連合王国となっている。
・イギリスがEUに加盟して、移民が増える。移民によってイギリス人の給料が上がらないこと、イギリスは医療費無料なので移民にとってはありがたいが、イギリス人にとっては税負担増などがありEU離脱賛成派がいる。
高齢者ら離脱賛成が多い、若者はEU圏内で留学しやすいように離脱反対が多い。
・イギリスがEU離脱することの一番の問題は、アイルラン -
Posted by ブクログ
この本を読むと、日本の報道がいかに足りないか? を感じて心が痛みます。
世界の価値観が多様化して、世界の中心が明らかに動きつつある現在、日本は過去の成功体験に自惚れて、もはや崖っぷちどころか奈落に落ちてしまっているのに、それを未だ認識できていなようなズレを感じます。
もっとグローバル化された報道の必要性を痛く感じます。
池上さんは最近イスラム世界が今後に及ぼす影響の大きさに言及される事が多く感じます。
その根拠もこの本である程度理解できますし、地上波や新聞等では知りえない情報を知ることができると思います。
この本から自分は、日本において世界の動きは自分から取りにいかないと得られない、、と感じま -
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