池上彰のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
いつもながら池上彰解説が分かりやすすぎてもう神
本書では、2025年5月頃の世界情勢を地域別に解説しているのだけれど、どの地域の話題でも、アメリカのトランプ大統領の話で大半が埋め尽くされてしまうという、そんな2025年の幕開けです
もちろん、超大国アメリカの影響力が世界中に及んでいるという証でもあるのだけれど、単にトランプさんが何にでも首を突っ込みたがるおじさん説も、わいの中では根強い
祭りとケンカが大好きな、近所のおっちゃん的な立ち位置やな
あと本書では、「日本被団協」のノーベル平和賞受賞について、池上さんが「遅いわ!」とお怒りになっていたのが印象的でした
わいもまったくの同意見でおま -
Posted by ブクログ
SNSを見ていると、耳障りの良い言葉を並べる政党や、安易軽薄な外国人排斥、差別を訴える主張が支持を集めるようにみえる。
国民の暮らしの余裕のなさがそうさせているのだろうと思うところだが、さて、そのような今の世の中で他国でどのような動きがあるのか、を分かりやすく学べるのが本書である。本書で紹介されている事例を見ると、それ、日本も同じ道を辿っとるな、と感じられることがしばしばであった。
他国の類似の例を踏まえ、我が国ではどうするか。
きな臭い世の中で日本が平和であるためにはどうしていけばいいのか。
毎巻買っていますが、SNSで安易かつ攻撃的な御意見を大量に浴びている中で、脳みそや思考の「深呼 -
Posted by ブクログ
下東さんのインドへの旅を読み、俄然インドに興味がわいて手にとった。
池上彰さんの授業はもちろんわかりやすいが、中学生の質問も鋭く、授業が深まっていく。
まず驚いたのは、インド連邦下院議会では、8月に広島、長崎の被爆者のために黙祷が行われていること。
反核を強く訴えていたラジーヴ・ガンディー政権時の1985年から続けられているという。
インドの負の側面にも驚く。女子だと労働力にならない、結婚のときに妻側からの持参金が必要などの理由で女子の人数が男子の人数より圧倒的に少ない。
インドはカースト差別を憲法で否定するが、カーストそのものは容認している。しかし、まだ根深い差別はあるようだ。
宗教について -
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ネタバレ本書は、環境・医療・ITなど、各テクノロジー分野の近年の動向を解説しながら、それらを踏まえて未来を予測している一冊である。そのため、現状についての知識と、未来に対する洞察の両方を同時に学ぶことができる。
そのため、現代社会がどこに向かっているのかを知ることができると同時に、自分自身がこれからどのように備えていけばいいのかのヒントを得られる内容となっているのだ。
たとえば、スウェーデンでは人口が約1,000万人であるにもかかわらず、すでに数千人が、手のひらなどにマイクロチップを埋め込んでいるという。日本ではまだほとんど知られていない話だが、交通機関の利用や買い物、身分証明などがチップ一つで完結 -
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アンネの日記 に 聖書 に コーラン …序盤は唯一神の三宗教の話。宗教がいかに世界に影響をもたらしているか?池上先生の選択からもよくわかります。アンネ…しっかり者のおませさんな普通の女の子。ただユダヤ人というだけで迫害を受けてこの世を去った何百万人のうちの1人。彼女が隠れ家で書いた日記は死後世界中の人達に読まれ、人々のユダヤ人に対する認識を固定化させることになる。イスラエル建国に尽力しているとの見方も大袈裟ではないでしょう。
後半は政治・経済と環境、進化論…世界の人々に多大な影響を与えた本ばかり。宗教系はあまり読みたいとは思いませんが、その他は機会があれば(あればです笑)読んでみたいなと。とり -
Posted by ブクログ
毎年の風物詩的に読んでます。
もう一年経ったのかあ、と。
ここ数年はウクライナとロシアの話も多かったですが、今年は。
ガザとイスラエルも加わり。
お金と武力があれば、勝ちなのか。
どんどん豊かに幸せになっていくと思ったら、
あちこちで戦争が起こっていて。
圧倒的に弱いものいじめのような。
大国の代理戦争のような。
国境って、国家って、人種って、宗教って。
日本もいつどうなるかわからない。
いま、中村哲さんの本を読んでいますが、
現在の世界を見たら何て言うんだろう、
思うんだろうと思います。
来年、本シリーズが発売される頃には、
良い方向に向かっていれば良いと思います。