あらすじ
毎月11本の原稿締切にテレビのレギュラー番組2本と不定期特番は年間で約10本、YouTubeチャンネルをこなしながら、ご講演のため足を運ぶ地域は年間60カ所。しかも現在6つもの大学で教鞭を執り、試験採点と単位認定も自ら行い、その傍らでの書籍出版は毎月1冊以上! さらには、取材とあらば国内のみならず海外まで飛びまわる池上彰さん。海外取材の数は年間7回にも及ぶと言います。この超人的なスケジュールだけでも驚愕ですが、池上さんは、毎日11紙の新聞と月40誌の雑誌、週1冊以上の本を必ず読む「読書家」としても知られます。なぜ池上さんは、こんなに忙しいなかでもコンスタントに本が読めるのか?
池上さんの「本との付き合い方、向き合い方」「読書の歴史」「読書の技法」など、池上彰の「本の読み方ぜんぶ」をまとめた1冊をお届けします。
池上さんがおすすめする「知を培う書」や「心を震わす書」など36冊も初公開!
これらの書籍を実際にどんなふうに読み解き、血肉としているのか、本書を通して体験することができます。
※カバー画像が異なる場合があります。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
著者の半生とともに、いつどんな風にどの本との出会いがあったのか書かれている。ジャンルが多岐に渡り、流石、の一言。紹介されている本を読みたくてたまらなくなる。
Posted by ブクログ
池上彰先生の本を読む中で大切な心構えや本を読む事により得られる経験を実体験を基に綴られている本です。文系・理系問わず様々な書籍が紹介されていて、世界史についても触れています。書籍が書かれた背景もか書かれているので自分が普段読まないような本も読んでみたくなりました。これからも様々なジャンルの書籍を読んでいきたいです。
勉強になった📖
難しい内容も多かったけど勉強になった&勉強したくなった。
内容が少し難しいところがあったので、全部読めなかったが、
前半、おすすめの本(本の宣伝)が多かった。
(もちろん、おすすめ本だけあった、なぜ必要か、どうしておすすめしたか理由が書いているので、何冊か図書館で予約&書店に行った。)
中盤政界情勢(特にアメリカ)の日本人(作者)からの異常に見える状態と理由。
終盤 、本の大事さと落とし穴など
いろいろ書かれていた。
いろんな考え方があるんですね。
個人的に面白かったので、外交の人がアラビア語勉強しないといけなくなったところ。
Posted by ブクログ
世間ではいろいろと言われている池上さんですが、世界を実際廻られている事、読まれた本のボリューム、質、等など私は凄い方だと思います。本作の中にも読みたい本が見つかりました!
Posted by ブクログ
本紹介の連載→書籍化。まさに、こんな本どうですかといろいろ紹介してくれる。自分の興味のない分野も池上さんがわかりやすく案内してくれるので、嫌いな味も一口は食べられたような自信と勇気が出る。
読書のコツを知りたくて手に取ったが、違った意味でいろんな本を読もうと意欲が出た。
Posted by ブクログ
『ひたすら本を読んでいたら自分の頭の中は「他人の思想の運動場」になってしまう。他人の思想が頭の中に入ってくるだけで、自分でものを考えられない人間になる。』
この文章は私にとって耳が痛かったです。
本を読み終わると、すぐに次の本を読んでしまい、自分で考えることをしていなかったからです。
自分の意見や思想が乏しいのは考えてこなかったからだと気づかされました。
考えることの重要さを教えてくれた本です。
Posted by ブクログ
タイトルや帯から忙しい人のための読書術のような内容かと思ったが、池上さんがおすすめの本を紹介する本でした。
この本を読むと自分に足りていない知識が分かり、知識を埋めるために何を読めば良いのかまでわかります。ただ、本をおすすめするだけの本ではない!この本とはもっと若いときに出会いたかったです。
紹介されていた本から気になった本をこれから少しずつ読んでいこうと思います。
中学生から社会人まで幅広い人におすすめな本です。
Posted by ブクログ
少し古い本だが、立花隆に「ぼくはこんな本を読んできた」というプロの読書家とはこういうことだという凄い本がある。著者は違うが、タイトルは似ている。池上彰ならどう書くか、気になったので手に取る。やはりプロの読書家は違うと改めて思った。
ご自身の若いころからの読書体験、都度都度の著書の紹介。随所に読書に対するひたむきな姿が見え隠れする。
「どうしてそんなに読書が好きなのか?それは、1冊1冊の小さな入れ物の中に広大な宇宙が詰まっているからです。ページを紐解くことで、宇宙が少しずつ姿を現してきます。そのワクワク感がたまらないのです。」
一流の読書人はこんな感覚を持って読書しているのか。
「こうして本好きが高じると、ついつい読めもしない本を大量に購入してしまいます。その数ざっと2万冊。」
池上先生は、私の人生は読書に助けられたと読書の効用を説くが、ぼくは、『ドナルド・キーン自伝』の項にある「やがて私は、『源氏物語』に心を奪われてしまった。アーサー・ウエーリーの翻訳は夢のように魅惑的で、どこか遠くの美しい世界を鮮やかに描き出していた。私は読むのをやめることができなくて、時には後戻りして細部を繰り返し堪能した。私は『源氏物語』の世界と自分のいる世界とを比べていた。物語の中では対立は暴力に及ぶことがなかったし、そこには戦争がなかった」とドナルド・キーンが日本文学に魅了されることになった背景が記されている。この感覚の方が受け入れやすい。
Posted by ブクログ
タイトルは読み方の話をしているのかな?と思うが、実際は読んできた本を紹介するような本となっている。少しだけ忙しくても読む方法が書いてあるが、これを読み切ることのできる本好きは、わかっている気がする。
読みたい本がなくなった時に参考にするにはいいかもしれない。読む理由と読んだ結果どうなったかは人それぞれ。
Posted by ブクログ
池上さん流の本との付き合い方とオススメ本の紹介でした。
読むだけだと意味なくて、読んだあとに思考を巡らせる事で自分の血肉にしていくというのは、なるほどと思いました。そしてその思考を巡らせるのはひとりでは限界があるので、読書会をすると良いよって。
読書会に馴染みがなかったのだが、ちょっと興味がわいた。読書会参加してみたい。
Posted by ブクログ
すぐに役に立って本は、すぐに役に立たなくなる。
読み終わった後なら、この言葉の意味がよく分かります。
自分の読書は実用書ばかりに偏っていたなと反省した。
著者の読んできた本が紹介されているが、他国を舞台に書かれた本を多く取り上げられていたことが印象的だった。
自分の知らない世界を知ることも読書の醍醐味だと思うので、海外の著者の本も読んでみよう。