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謎の多い国ロシアの実像を池上彰が解説。
「おそろしあ」という言葉がある。「恐ろしい」と「ロシア」を合体させた造語。
イギリスに亡命していた元ロシア軍のスパイの男性が毒ガスで殺されかかったり、国際紛争への介入を繰り返したり。
そんなニュースを見ると、「怖い国」と思いがちだがロシアにはそれなりの事情と論理がある、と池上彰は語る。
隣の大国でありながら、ロシアのことを私たちはどこまで知っているだろうか。
北方領土問題をめぐるロシアの言い分と日本の主張の食い違いは何か?
建国当初は世界の期待も大きかったソ連型社会主義はなぜ崩壊したのか?
今のロシアはソ連の時代と同じなのか、違うのか?
絶大な権力を握るプーチン大統領はロシアをどこへ持っていきたいのか?
ロシアという国の基礎基本から、今後ロシアがどのような方針を打ち出しそうかまで、渋谷教育学園渋谷中学校・高等学校、同幕張中学校・高等学校の生徒たちに行った渾身の授業をもとに構成。
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Posted by ブクログ
旧ソ連時代から現在までのロシアの歴史、世界情勢との関係、そして日本の北方領土問題までカバーし、ざっくり書かれている。2018年11月初版、クリミア後・ウクライナ前の出版。日本の一般人がロシア-ウクライナ問題を考えるにあたっては必要十分な内容で、ちょうどいい時期に出た本かと。
ロシアは、旧ソ崩壊後も、その体制を維持しようとし、周辺国に衛星国になることを要求する。拒めば軍事介入し暴力的に従わせようとする。結局ずっとその繰り返し。周辺国も親ロ派がそれなりにいるものだから、つけ入る隙もあり、ウクライナは典型例か。
日本人が知らないロシアとウクライナの関係についても、概略を知るにはちょうどいい。ウクライナ東部は親ロ派が決して少なくないとなると、現在の情勢も腑に落ちる。
資源大国なのはロシアの強みではあるが、暴力的なやり方で周辺国を従わせようとするだけでなく、国内でもその傾向がある。そのやり方が自国の消耗・弱体化につながっているのではないかと思うのだが。果たしてウクライナの件はどう決着するのか。
Posted by ブクログ
audiobookにて。
一般的に「怖い」「危ない」とされている国や組織について、これまで勝手にそう決めつけてはいけないと頭では思っていたが、その後のアクション(なぜそう言われているのかを調べるなど)を取れたことはあまりなかった。
現在、ロシアによるウクライナ侵攻が戦争と化し、毎日悲惨なニュースが流れてくる。今回はちゃんと学んでみようといろんな記事を眺めていたが、どうしても断片的だった。戦争から辿っているからだと思う。本書は、2018年に書かれたものであり、日露戦争など、ちまたでメディアで取り上げられているより「前」の時代からの変遷が書かれているし、ロシアに生きる人の潜在的な意識を作りだす大きな要因でいる社会主義の起こりから記載があるので、より深く学習することができ、よかった。
この本を読んで、改めて、世界や歴史はつながっており、歴史は繰り返されるのだとの実感が強まった。もっと学んで、自分の言葉で発信していきたい。
Posted by ブクログ
2019/12/4
日本の歴史を学習しているだけだと、近現代になって少しずつ日本との関わりが出てきて、日本からしたら北方領土を占領されている国…くらいの知識しかなかったけれど、この本で読んでみると、どうして現在の経過を辿っているのか、というのがよく分かりました。
ロシアならではの気候風土、そこから不凍港を求めるこれまでの国の動き、日本との戦争やロシア革命による社会主義国家の誕生、第二次世界大戦の結果など複雑な要因が絡んでいるんだなと思います。
特にアメリカとの冷戦は直接戦争はしていないとしながらも、結局世界の各地で代理戦争が起きている現状はやはり戦争をしていたこととなんら変わりはないし、現在のプーチン政権がどのように考えているのか、どう動くのかは平和条約をいまだに結んでいない日本はもっと注目しなくちゃいけないような気がします。
日本は今後どういう立場で大国と接して行ったらいいのか、それを考える上では外せない国がロシアだと思いました。
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ビジネス・実用
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