池上彰のレビュー一覧

  • 池上彰の世界の見方 アフリカ ~希望の大地か、暗黒の大陸か~

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    池上彰が東京都立国立大高等学校で行った6コマの授業をまとめたもの。とりあえず、毎度のことであるが、池上彰なのでわかりやすくておもしろい。

    アフリカの歴史、現状、強み、弱み。
    紛争?貧困?レアメタル?投資?成長?共存?
    いろいろない切り口から様々なアフリカの姿が語られている。
    心理的にも物理的にも、どうしても遠くに感じがちなアフリカだが、本書を読むことで少しだけアフリカを身近に感じられるようになると思う。

    授業を受けている高校生たちの知識や鋭い視点にただただ驚嘆。自分の高校時代が恥ずかしい。今更遅いのだが、もっともっと勉強したいというモチベーションは上がった。そういった意味でも良書。

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    2025年09月13日
  • ハイパーインフレの悪夢―ドイツ「国家破綻の歴史」は警告する―

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    アダム・ファーガソン著『ハイパーインフレの悪夢――ドイツ「国家破綻の歴史」は警告する』は、1923年ワイマール共和国で起きたハイパーインフレの地獄を、生々しい資料と証言で再現した迫真の記録です。パンやシャンパンの値段が1日単位で桁違いに高騰する中、市民がどう生き抜こうとしたのか、リアルすぎる描写に背筋が凍りました。

    著者はジャーナリストかつ歴史家として、外交資料・日記・新聞を縦横に活用し、学問の厳密さと読み物としての引力を見事に融合しています。インフレによって日常が崩れ、信頼さえ奪われる様子は、現代の私たちにも多くの示唆を与えてくれます。

    この本は単なる経済史ではなく、「お金とは何か」「価

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    2025年09月10日
  • 池上彰の憲法入門

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    憲法:国家権力を制限して、国民の自由と権利を保障するもの。
    法律:世の中の秩序を維持するために国民が守らなければならないもの。
    立憲主義:国家権力を制限する憲法に基づいて政治を行うこと。

    日本国憲法の成り立ち
    ・ポツダム宣言においては、日本に対して、言論の自由を守り、基本的人権を尊重し、平和な政府を作ることが求められていた。
    戦争中は、戦争反対のものは逮捕され、拷問され、言論の自由もなく、宗教団体も弾圧され、信教の自由もなかった。
    天皇に絶対的な権力を認めていた大日本帝国憲法の改正が求められた。

    元々日本が作っていたものは、あまり大日本帝国憲法と変わらないものが予定されていた。天皇は至尊

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    2025年09月12日
  • 50歳から何を学ぶか 賢く生きる「教養の身につけ方」

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    池上彰さんのご著書。Audible で会員向け無料公開されていたので聴いてみました。幅広い教養、宗教・古典の重要性など語られています。説明文にもあるように50歳からの後半生に「これまでの経験や知識を教養に昇華させるためのヒントが詰まった一冊」ですね。エッセイ的な内容なので他の著作と比べるとやや浅い感じもするかも。

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    2025年09月09日
  • 世界を動かす巨人たち<経済人編>

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    本書の巨人たちは皆、個性が強い。儲けるためには、手段を選ばず、エネルギッシュに戦う。他人を傷つけても。トランプもこんな倫理なき経済人として見ると政治的行動も理解できる面あります。コーク兄弟、良く知りませんでしたけど、こわっ。メディア王のルバート・マードックも知らなかったけど、FOXニュースですね。アメリカ経済・社会の激しさ、厳しさを感じさせる逸話が多かったですが、これが成長のダイナミズムなんですかね?GAFAM創業者達のこともザックリ知れて良かった。次編があるとすれば、イーロン・マスク辺り入るかも。

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    2025年09月06日
  • 大世界史 現代を生きぬく最強の教科書

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    本書は「世界史の本」というよりも、現在の地政学や国際情勢を読み解くことが中心で、その背景を理解するためには歴史を学ぶことが大切だということを主張している本だというのが妥当だろう。ただ読み物としてはかなり面白い。佐藤氏と池上氏の対話形式であり、読みやすい。

    2015年時点でのものであるため、予想が完全に外れているものもある(例えばアメリカ大統領選におけるトランプの勝利)が、それも含めて楽しんで読めば良い。

    ビリギャルに関する佐藤氏の考察は興味深い。

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    2025年08月30日
  • 私たちはなぜ、学び続けるのか

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    ・真のリベラルアーツとは、自らの人生のために良き問いを立て、その答えを求め続ける姿。正解のない問いが多いが、幅広い知識を学び、教養として身につける姿勢を持ち続ける。
    ・伝える力を磨くということは、自身の信用力につながる。自分の言葉で話し、自分の言葉で文章を書いてみる。
    ・何歳になっても、テーマを問わず学びたい知りたいという好奇心を持ち続けることができれば心の若さをもたらしてくれる。
    ・教養とは知識の運用力。多くの知識という点どうしを結べば線になり、線と線を結べば全体像が浮かび上がる。

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    2025年08月28日
  • 世界を動かす巨人たち<宗教家編>

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    非常に勉強になりました。
    ローマ教皇やダライ・ラマに関してはニュースになる事が多いですが、そのほかの宗教リーダーについてはほとんど何も知りませんでしたし、それぞれの社会における背景や立ち位置、そして世界全体に対する影響力などが、ざっくりとは言え短時間で知る事が出来ました。
    池上先生ありがとう。いつも通りわかりやすかったです!

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    2025年08月26日
  • いのちをまもる図鑑―――最強のピンチ脱出マニュアル

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    子ども目線ではあるけど大人も面白く読めました
    “キケン”がこんなにも身近にたくさんある事、特に子どもにとってのキケンはどんどん増えているんだなと改めて感じた。

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    2025年08月24日
  • 知らないと恥をかく世界の大問題16 トランプの“首領モンロー主義時代”

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    毎年恒例のシリーズも16作目。

    いつもながら最近の世界情勢を簡潔にまとめてくれているので助かる。

    テレビだと映像という圧倒的な情報量が得られる反面、不要なものも多いが、本だと自分のペースで進められるのが良い。

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    2025年08月24日
  • いのちをまもる図鑑―――最強のピンチ脱出マニュアル

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    欲しがるので買ってあげたが、7歳の息子にはまだ早いんじゃないかと思う内容もあった。でも大事なことばかり書いてある。

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    2025年08月23日
  • ぼくはこんなふうに本を読んできた

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    『ひたすら本を読んでいたら自分の頭の中は「他人の思想の運動場」になってしまう。他人の思想が頭の中に入ってくるだけで、自分でものを考えられない人間になる。』
    この文章は私にとって耳が痛かったです。
    本を読み終わると、すぐに次の本を読んでしまい、自分で考えることをしていなかったからです。
    自分の意見や思想が乏しいのは考えてこなかったからだと気づかされました。
    考えることの重要さを教えてくれた本です。

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    2025年08月20日
  • ぼくはこんなふうに本を読んできた

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    タイトルや帯から忙しい人のための読書術のような内容かと思ったが、池上さんがおすすめの本を紹介する本でした。
    この本を読むと自分に足りていない知識が分かり、知識を埋めるために何を読めば良いのかまでわかります。ただ、本をおすすめするだけの本ではない!この本とはもっと若いときに出会いたかったです。
    紹介されていた本から気になった本をこれから少しずつ読んでいこうと思います。
    中学生から社会人まで幅広い人におすすめな本です。

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    2025年08月18日
  • イラスト図解 社会人として必要な経済と政治のことが5時間でざっと学べる[新訂版]

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    【読もうと思った理由】
    政治についての知識がほぼ無く、学校で学んだことも忘れていたため、改めて常識として知っておきたいと思って手に取りました。

    【感想】
    シンプルに初心者にも分かりやすい内容で、良い本でした。そして知らなかったことがしっかりと知れました。こういうところから、今度はもう少し深く知りたい分野やものごとに手を伸ばしていくのが良いんだろうね。良いとっかかりになりました。

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    2025年10月25日
  • いのちをまもる図鑑―――最強のピンチ脱出マニュアル

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    2025.8小2 ひとり読み
    「ピンチを乗り越えることが書いていて、ピンチのときにこの本を持っていれば大丈夫そうです。」

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    2025年08月18日
  • 池上彰の世界の見方 インド~混沌と発展のはざまで~

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    インドに投資を検討しているが、歴史も分かり参考になった
    ・男性の数が女性の数より3500万人多い 妻側が夫側に莫大な持参金を持っていく必要があり。中国一人っ子政策30年 男性が女性より3,000万人多い。女児を胎児した為
    ・モデイ首相は、腐敗防止のため高額紙幣の使用を禁止
     キャッシュレス化が劇的に進んだ。犯罪防止の為との大義名分。
    ・仏教発祥の国なのに、仏教徒はわずか1%しかいない。
    ・ヒンズー教徒が8割 多神、改宗OK イスラム教徒は単神 改宗は死で償う。サウジもそう
    ・結婚は本人同士の意向よりも親の意向が優先される。
     同じジャーテイ同士で結婚する。未婚の女性が婚前交渉や駆け落ちをシた場

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    2025年08月17日
  • 知らないではすまされない日本国憲法について池上彰先生に聞いてみた

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    憲法とは国の形を定めるもの

    国民は憲法でどんなことが定められているのかきちんと把握しておくべき

    今さらながら憲法をじっくり見て考えたことがなかったなと思い手に取った
    今さらながらの人に必要なことがわかりやすくまとまっていた

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    2025年08月16日
  • 一気にわかる!池上彰の世界情勢2024

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    ネタバレ

    アメリカ大統領選や、ロシアによるウクライナ侵攻、緊迫する中東情勢などの主要な国際情勢のトッピクスを分かりやすく解説する書籍となっています。

    特に面白かったのは、ロシアによるウクライナ侵攻や中東問題の背景を解説した項目でした。
    以下に簡単な内容の紹介をしたいと思います。
    【ロシアによるウクライナ侵攻の背景】
    ❶ロシアやウクライナのルーツは8世紀に誕生したルーシという国だった。
    ❷このルーシという国は12世頃に諸公国に分裂し、東側に領土を広げていったロシアとウクライナに分かれた。
    ❸17世紀頃ウクライナは東側をロシアに、西側をポーランドに支配された。それから西側には多くのロシア人が住むようになり

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    2025年08月14日
  • スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 ミクロ編

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    政治を知るには経済を知る必要があると思い、読んでみた。経済の動き、資本主義の仕組みについて、とてもロジカルに考えるのが経済学なのだと感じた。数式などは無く、とても読みやすい本だと思う。

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    2025年08月13日
  • 正しく疑う 新時代のメディアリテラシー

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    世の中の、耳にするけど、よく知らない…今更聞くのは恥ずかしい…ということがわかる!!もちろん既に知ってることも多かったけど、詳しく書かれているから良かった!

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    2025年08月09日