池上彰のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
池上彰が東京都立国立大高等学校で行った6コマの授業をまとめたもの。とりあえず、毎度のことであるが、池上彰なのでわかりやすくておもしろい。
アフリカの歴史、現状、強み、弱み。
紛争?貧困?レアメタル?投資?成長?共存?
いろいろない切り口から様々なアフリカの姿が語られている。
心理的にも物理的にも、どうしても遠くに感じがちなアフリカだが、本書を読むことで少しだけアフリカを身近に感じられるようになると思う。
授業を受けている高校生たちの知識や鋭い視点にただただ驚嘆。自分の高校時代が恥ずかしい。今更遅いのだが、もっともっと勉強したいというモチベーションは上がった。そういった意味でも良書。 -
Posted by ブクログ
アダム・ファーガソン著『ハイパーインフレの悪夢――ドイツ「国家破綻の歴史」は警告する』は、1923年ワイマール共和国で起きたハイパーインフレの地獄を、生々しい資料と証言で再現した迫真の記録です。パンやシャンパンの値段が1日単位で桁違いに高騰する中、市民がどう生き抜こうとしたのか、リアルすぎる描写に背筋が凍りました。
著者はジャーナリストかつ歴史家として、外交資料・日記・新聞を縦横に活用し、学問の厳密さと読み物としての引力を見事に融合しています。インフレによって日常が崩れ、信頼さえ奪われる様子は、現代の私たちにも多くの示唆を与えてくれます。
この本は単なる経済史ではなく、「お金とは何か」「価 -
Posted by ブクログ
ネタバレ憲法:国家権力を制限して、国民の自由と権利を保障するもの。
法律:世の中の秩序を維持するために国民が守らなければならないもの。
立憲主義:国家権力を制限する憲法に基づいて政治を行うこと。
日本国憲法の成り立ち
・ポツダム宣言においては、日本に対して、言論の自由を守り、基本的人権を尊重し、平和な政府を作ることが求められていた。
戦争中は、戦争反対のものは逮捕され、拷問され、言論の自由もなく、宗教団体も弾圧され、信教の自由もなかった。
天皇に絶対的な権力を認めていた大日本帝国憲法の改正が求められた。
→
元々日本が作っていたものは、あまり大日本帝国憲法と変わらないものが予定されていた。天皇は至尊 -
-
Posted by ブクログ
ネタバレインドに投資を検討しているが、歴史も分かり参考になった
・男性の数が女性の数より3500万人多い 妻側が夫側に莫大な持参金を持っていく必要があり。中国一人っ子政策30年 男性が女性より3,000万人多い。女児を胎児した為
・モデイ首相は、腐敗防止のため高額紙幣の使用を禁止
キャッシュレス化が劇的に進んだ。犯罪防止の為との大義名分。
・仏教発祥の国なのに、仏教徒はわずか1%しかいない。
・ヒンズー教徒が8割 多神、改宗OK イスラム教徒は単神 改宗は死で償う。サウジもそう
・結婚は本人同士の意向よりも親の意向が優先される。
同じジャーテイ同士で結婚する。未婚の女性が婚前交渉や駆け落ちをシた場 -
Posted by ブクログ
ネタバレアメリカ大統領選や、ロシアによるウクライナ侵攻、緊迫する中東情勢などの主要な国際情勢のトッピクスを分かりやすく解説する書籍となっています。
特に面白かったのは、ロシアによるウクライナ侵攻や中東問題の背景を解説した項目でした。
以下に簡単な内容の紹介をしたいと思います。
【ロシアによるウクライナ侵攻の背景】
❶ロシアやウクライナのルーツは8世紀に誕生したルーシという国だった。
❷このルーシという国は12世頃に諸公国に分裂し、東側に領土を広げていったロシアとウクライナに分かれた。
❸17世紀頃ウクライナは東側をロシアに、西側をポーランドに支配された。それから西側には多くのロシア人が住むようになり -