【感想・ネタバレ】知ら恥ベストシリーズ1 知らないと恥をかく中国の大問題 習近平が目指す覇権大国の行方のレビュー

あらすじ

2022年で第13弾となる新書『知らないと恥をかく世界の大問題」シリーズ。このシリーズと連動する形のテーマ別・ベストシリーズ刊行開始!
その第1弾のテーマは「中国」。厄介な隣人ともいわれる中国は、日本にとってはもちろん、世界にとっても無視することのできない大国となった。この厄介な隣人とうまく付き合うためには、相手をしっかり知る必要がある。大明王朝の復活を望むかのような中国の最近の動きやその歴史的背景などを「池上解説」でわかりやすく伝える。ロシアのウクライナ侵攻で中国の動きにも世界の注目が集まる中、激化する米中対立、そして、緊迫化する台湾問題、ウイグル地区の人権問題など、時事的問題も取り上げていく。

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Posted by ブクログ

中国政府と一般の中国人は別だと認識しているが、中国が企んでいることが実際の出来事との結びつきでよく分かった。
言動が監視されている。自由が無い国。
中国で起きていることは中国にいてもわからない。
国外から情報を集めるべきだと改めて思った。
良書だったが、他で使った記事をツギハギして本にしたのか、同じ内容の繰り返しと、結論が曖昧なことが残念だった。
著者の他の本も読んでみたい。

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2025年11月30日

Posted by ブクログ

現在進行形で中国の勢いと歪みが理解できます。複数の書籍からの引用で構成されているので、同じことを違った言い回しで説明する箇所が何度かあります。

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2023年08月05日

Posted by ブクログ

これまでの「知ら恥」シリーズから中国に関する事柄をメインにピックアップして分かりやすく纏めたような本でした。
この図表要るかな?と思う頁がチラホラあったけど、全体を通して中国の現状がザッと理解できる内容。
これまで色んな歴史や世界情勢の本を読んできたけれど、ずっと歴史は同じことを繰り返すんだなぁと毎度思っている気がする…結局争い事の原因は宗教や地理や覇権に限られるのか。

アメリカ編も積読しているから、そちらも読んで視野を広げようと思います。

個人的には、将来のダライラマ14世の後継者選定と、24年の台湾総統選挙の動向が気になります。


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2023年05月16日

Posted by ブクログ

今までの、「知らないと恥をかく世界の大問題」シリーズをベースに、中国について詳しく解説した本です。

戦後の現代史から、これからの中国の台頭まで、一から中国の問題を知りたい人には最適だと思います。
もう既に中国の力は強まりつつあることを再実感。

本に関しては、解説をまとめた図解もあり、分かりやすくはなっていますが、写真が全然ないのが残念。

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2023年03月12日

Posted by ブクログ

全編読破しました。

既にGDPでアメリカに迫る大国であり、日本の隣人でもある中国について知ることは大変重要なことであり、それを多角的にまとめた本書は価値のあるものだと思います。
新型コロナウイルスやロシアによるウクライナ侵攻など、最新の時事について触れられていることも良いですね。
中国の専門家(研究者)ではなくジャーナリストの本なので主観による部分や解釈が異なる部分も多分に含まれているとは思いますが、それでも「同国に関する史実やニュースを知るとっつきやすい」本として需要は大いにあると思います。

気になった点としては、本書の再構成力についてでしょうか。
本書は「知ら恥ベストシリーズ」の第一弾と位置づけられており、これは「知らないと恥をかく世界の大問題シリーズ」の内容を寄せ集めて再構成、加筆修正を施したものとされています。
それ自体は別に構わないのですが、いわばパッチワークのようなものなので、ところどころに綻びが見られます。
例えば節のタイトルと無関係な内容がその中に含まれていたり、民主主義の項に掲載された図解が同項の本文中に一回も出てきていなかったQUADのそれだったり、「AIのメリットとデメリット」の項にメリットが一切記載されていなかったりと、ちょっと杜撰かな?と思える部分がありました。
「池上彰さんの過去の著書を切り貼りして、文脈を上手く繋げてそれに合うタイトルと図解を作って下さい」という指示が出ていたのでしょうし、それは結構大変だとは思うのですが、次作以降ではここの改善があると良いかなとは思います。
上記部分で星を一つ減らしました。

総じて良い本だったとは思うので、同シリーズが続くようならまた読んでみたいと思います。ただこの分量でまとめられる国は限られるでしょうね。

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2022年09月29日

Posted by ブクログ

彼を知り己を知れば百戦殆うからず。
孫子の兵法の一節で締めくくられてましたが、まさにそれがよく分かる内容の本でした。

良い悪いは別にして、切り取られた報道だけでイメージして、思い込みで中国を判断するのは危険ですね。

学ぶべきすごいところもいっぱいあるし、めちゃくちゃヤバい部分もいっぱいある。
入観持たず、常にフリーの状態で考えたいものです。

中国は、自分達が考えているより、はるか先を見て行動しているという事は確かな様です。

台湾有事はアメリカの沖縄基地との関係で日本も強制的に有事になるって可能性が高い事も分かりました。

人間ってのは、権力とか欲望をもっと抑えられないもんなんでしょうかね。
どつせ死んだら全部消えるんだから、皆んなで楽しく暮らして行ければいいのにね。

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2022年08月20日

Posted by ブクログ

簡単な内容で、中国についての入門書としては手頃だと思う。内容の重複があちこちに見られるところや、図表がテレビ向けなのか読書の助けになっておらず役立たずになっているところが残念。

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2022年10月01日

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