あらすじ
教養とは、「立ち止まって考える力」です。
AIとビッグデータ、キャッシュレス社会、民族紛争に地政学、ポピュリズムから日本国憲法まで──。いま知っておきたい6つのテーマについて、歴史や経済、政治学の教養をベースに、わかりやすい解説で問題のみなもとにまで迫る。新聞やテレビの報道がより深く理解できるようになる、『おとなの教養』第2弾!
序 章 私たちはいま、どこにいるのか?
第一章 AIとビッグデータ──人間には何が残されているのか?
第二章 キャッシュレス社会と仮想通貨──お金はどう変わろうとしているのか?
第三章 想像の共同体──なぜ民族紛争が起こるのか?
第四章 地政学──地図から見える大国のホンネとは?
第五章 ポピュリズム──ブレグジットとトランプ現象をどう読むか?
第六章 日本国憲法──何がいま、焦点になっているのか?
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Posted by ブクログ
分かりやすい。
とにかく遡って例示をしてくれるので分かりやすく、読みやすい。
地政学が面白かった
・歴史と今の社会の状況が繋がっていることがよく分かったから
・ニュースをより深い目で見れそうと感じたから
6年前の本だけど、今と状況はそんなに変わらないと感じた。
Posted by ブクログ
テレビ番組「池上彰のニュースそうだったのか」を本にした感じの内容です。
まず池上さんらしく大変わかりやすい内容です。本が書かれた当時の時事ニュースについて、その基礎的事項の説明からニュースの見方などを説明してくれています。
リベラルアーツという事で、今の大学生はこういう内容の授業を受けられるということです羨ましく思います。
私が大学生の頃はリベラルアーツなんていう思想を学生に伝える事なく、学校を卒業するための義務(必須単位)として受けさせられている感じでした。
大人は生きていく(食べていく)ために働いているものの、こうした教養を備えて仕事に臨むのが良い社会を築いていくために望ましいことではないかと、本を読んだ感想として特に残りました。
Posted by ブクログ
1章のAIとビックデータについて。読解力、理解力の限界についてや、そもそも分析する元となるデータにバイアスがかかっていた場合全く異なる結論がでることなどから、人間を凌駕するAIが現れることに懐疑的な見方です。この本で語っているのは、10年、20年という短い未来でしかないことに注意が必要だと思います。
2章では、ただの紙やデータでしかない貨幣について。価値があるのは、互いの共同幻想から成り立っているという貨幣の説明から、3章の民族紛争についてつながっているのは、とてもわかりやすい。
国や民族というものは、お金と同様に互いにそうであるという幻想である、と。確かに、民族など明確に見分ける方法などなく、自分がどの民族であるか自覚から成り立っています。
また、5章の民主主義と選挙の問題点、ポピュリズムは大変勉強になりました。
最初から最後まで、とてもわかりやすく、面白く読ませていただきました。
Posted by ブクログ
前作はリベラルアーツについての教養を
高める内容となっていましたが、今回は
どちらかと言うと、池上氏得意の現在
起きている世界情勢をしっかりと歴史を
紐解きつつ学ぶという内容です。
しかし、ただ「こうですよ」と伝える
だけではなく、
①AIとビッグデータ
②キャッシュレス社会と仮想通貨
③想像の共同体
④地政学
⑤ポピュリズム
➅日本国憲法
という6つのテーマに絞っています。
特に「想像の共同体」は、現代社会に
通底する思考であり、これを柱に
時事問題を解説する姿勢は、池上氏の
真骨頂です。
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前作も名著であったが、今回はより「今」にフォーカスした内容。AIやビッグデータの欠点について、国や個人が翻弄される現代を学びました。他にも中国とアメリカやポピュリズムについても面白かった。
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国内や世界で起こっている出来事の根本を理解できたと思います。理解できたというのは、原因があって今があると納得できたということ。日々流れてくる情報は出来事として知っていても、どうしてそうなったかまでは考えが及ばない。教養というのは、知ることの欲求を目覚めさるものではないかと。
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池上彰さんの本は、読みやすく、勉強になる。
他にも知っていることをどんどん本にしてほしい。
・ビックデータを使ったAIはデータ自体にバイアスがかかっていると、それが分析結果にも反映されてしまう危険がある
・国民投票は、民主主義が内に抱えるポピュリズムという危うさを増幅してしまう危険性がある。ドイツではナチスの反省から国民投票を導入していない。
・憲法はその国の権力者が守るべきもので、権力者の暴走を抑える働きがある。
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今世界で起きている事の基本的な知識を知る事ができました。知るとどの問題も今後そう簡単に良い方向に行かないなと感じます。
それでも読むと今まで何でと思っていた事が腑に落ちた事も多く有りましたのでおすすめです。
Posted by ブクログ
ベストセラー「おとなの教養」の続編。著者は、教養には二つの側面(普遍的な考えを身につけること、立ち止まり知識を駆使してニュースや出来事を捉え直すこと)があり、「私たちはいま、どこにいるのか?」をたえず意識する力であると言う。教養を得るきっかけとして、幅広い分野(?AIとビッグデータ?キャッシュレス社会と仮想通貨?想像の共同体?地政学?ポピュリズム?日本国憲法)について解説している。確かに、知識がないと深く考えることができないし、広げることもできない。学び続けたいと思わせてくれるとてもいい本だと思った。
Posted by ブクログ
現代を生きる私達にとって必要な知識を分かりやすく解説してくれる。アウトプットを意識して池上さんの著書を読むことでさらに理解が深まる。AI,キャシュレス、民族紛争、地政学、ポピュリズム、憲法と、多くの視点から世界を読み解くと、未来についてある程度の予知(予測)もできるようになると私は考えている。
まず知ること、そして誰かに伝えられるだけの定着をさせ、今後について考える。その第一歩として本書及び池上さんの著書を読むことはとても有用だと思う。
Posted by ブクログ
池上さんもダン・ブラウン読まれるのか、と親近感が湧いた。AIについてはまったく脅威とも思わないので軽く読んだが、ブレグジットやポピュリズムの章が興味深かった。地政学は以前読んだイラスト付きの本がとても面白く、記憶に残っていたので、本書の内容もするすると頭に入ってきた。2019年に刊行され、ウクライナ「危機」について触れられているが、まさか「戦争」になろうとは。
現代史の勉強として、『世界の大問題』シリーズも読もうかな。
Posted by ブクログ
最近流行りの時事ネタの概要をまとめてくれている。背景は何かから、相変わらず池上さんらしいコンパクトでわかりやすい内容だった。
また、その中でも印象に残りやすい具体的なエピソードを適宜挟んでくれるため、基本的な考え方に対する理解が促進された。
各トピックに対して、もっと進んで学習していきたいと思える本であった。
Posted by ブクログ
前回は「今まで」を、今回は「今から」を学ばせていただきました。
先日話題になったカショギ記者の事も書かれており、少し興奮しました。地政学という、世界を分析するには新たな視点を得ました。
Posted by ブクログ
前作に続いての教養の本。
教養とは「立ち止まって考える力」と池上さんは言う。自分としては、「ファクトフルネス」にもあったように、考えるために真実を知り、知識をもつということも教養の大事な部分であると思う。出来事には立場が違えば様々な側面がある。正しい知識といえども様々。情報は情報として知り、様々な中からどれが正いのか、過去の真実と照らし合わせながら自分なりに考えていくことも大事である。と思う。
今回はAIや地政学、ポピュリズムなど非常に学びが深まった。さっそく新聞を読んでいても、この本で紹介されていたことがらと関連することがあり、自分なりに考えることができた。
Posted by ブクログ
著者の解説シリーズは分かりやすい。本書ではテーマを6つに絞り、現在の情勢を基本に立ち返って解説されていた。とても勉強になった。
欠点は、…これは著者が悪いのではなく編集部の問題だと思うのだが、「おとなの教養」というタイトルと本書の中身はミスマッチしているのではないかと感じた。その「教養」をどうやって身に付けるべきか、を説いているのだろうという期待を寄せるタイトルではないのか。まだ、前著『おとなの教養』なら、このテーマを学びなさいという趣旨を感じることが出来たが、残念ながら今作は期待を裏切る。その期待に応える本を著者はほかにも出しているから、そっちを読めばいい。
あと、中身の7割方は『知らないと恥をかく世界の大問題10』(角川新書)と丸被りしている。「知ら恥」が本書より2ヶ月後に出ているので、情報も少し更新されている分、本書は分が悪い。
Posted by ブクログ
やっぱり池上さん面白い。
これだけTVに出て、これだけ本を出していても、必ず新しい知識をきちんと盛り込んでいる。
「もう知ってるよ」と思っていたテーマにも必ず「ほう!」とうなるような深い知識をいくつか散りばめている。
やさしい文章で深い知識を語る本であると思った。
Posted by ブクログ
2019.06.28 #022
とにかくわかりやすい!
ニュースの見方も変わり、ちゃんと考えられるようになった。
深いところが分かると何事も面白い。
そして、池上さんの説明は端的でわかりやすい。
Posted by ブクログ
前作が面白かったので購入。
著者のこの手の本は毎回時事ニュースを深く知るために読んでいるが、毎回きちんと本代以上の価値になっていると思わせる内容となっている。
おそらく、これからも購入し続けていくのだろう。
Posted by ブクログ
わかりやすい。
インサイダーじゃなければわからないことを書くというよりも、調べればわかるが簡単には調べられないことをわかりやすく書いたという本だと思うが、それがいい。
Posted by ブクログ
今回の内容は、AIとビックデータ、キャッシュレスなど、日本はだいぶ遅れているみたいですが、これから大きな変化がありそうな話題から入ってます。
その後、私の苦手な、民族関係の話題があり、地政学の話はなかなか良かったです。
そして、1番我々が常に気をつけていなければならないポピュリズムから日本憲法のはなしになりますが、今回も分かりやすく解説されていて色々参考になりました。
以下に本文から気に留めたフレーズを記しておきます。
気になった人は本書を読んでみて下さい。
・場所が変われば見方も変わる。
頭では理解しているつもりでも、私たちは気づかぬうちに偏った見方に陥っている事がしばしばある。
知識を深めていくと、こうした一面的な見方を相対化することを身に付けることができる。
・AI登場後はこれまで以上にデータが価値を持つ時代になってます。
データの扱いに盲点があるのならば、その影響力もはかりしれない。
・現在の中国はキャッシュレス社会になっている。
なんでもアリババの、アリペイで決済する。
その膨大なデータがアリババに蓄積されるが、アリババの創業者である馬雲氏が中国共産党であるため、データは全て中国共産党に蓄積されている。
中国では現在、顔認識ソフトによる監視が行われており、コンサートの入り口などでカメラが設置され、指名手配犯などが何人も捕まっている。
また、顔認識ソフトを使った無人コンビニが実用化されていたり、音声だけで人物を特定できるソフトの研究も進んでいるので、電話で名乗らなくても人物が特定できてしまう。
・AIの分析結果を無反省に受け入れるのは非常に危険なこと。
アルゴリズムをプログラムする人の中には、社会的な常識が欠落している人がいる可能性もあります。
世間の人々の思いが理解できないデータサイエンティストが作ったアルゴリズムによって社会が大きな影響を受けることにもなりかねない。
・地理は、政治、歴史、文化と密接に結びついています。
地政学のような地理的思考は、世界情勢を読み解くための必須の教養といってもいいのです。
・直接投票というと、極めて民主的な選び方だと思ってしまう。
しかし、国民投票は、民主主義が内に抱えるポピュラリズムという危うさを増幅してしまう危険性がある。
・立憲主義の精神に反する自民党改正案
第百二条
すべての国民は、この憲法を尊重しなければならない。
憲法は国民が権力者に対して守るように命令するものであるというのが立憲主義の精神ですから、国民に憲法を守らせるのは本末転倒です。
多くの憲法学者から立憲主義を理解していないと批判がでました。
・ただし日本国憲法には、国民の三大義務が定められています。
教育の義務
勤労の義務
納税の義務
憲法は本来、国民に保障される権利が書かれているのに、この3つだけは義務になってます。それは、国家を維持するために不可欠だからです。
Posted by ブクログ
大人の教養として、身につけておくべき知識が書かれたシリーズの第2巻。
AI、お金、民族意識、地政学、ポピュリズム、憲法改正の6テーマに分かれて、各トピックスの歴史的背景が記載されている。
池上彰の知らないと恥をかく世界の問題を読んでいると知っている知識もそれなりにあるが、その再確認にも最適。また、もちろんはじめての知識も多数ある。
おわりに、で書かれている、教養と膨大な知識は、違ったものであり、雑多な知識の山だけでは、人間としてどう生きるべきかを考えるには不十分、との指摘は、なるほど、と感じる。
Posted by ブクログ
良い年コいてろくに新聞もニュースも見ておらず、世情に疎いので、毎度池上さんの本にはお世話になってます。
AI、ビッグデータ、仮装通貨等々、耳にはするけど、どういうもので、社会にどういう影響を持つなのなの?よく分からない…というものごとについて、分かりやすく説明されています。何にも知らなくても読み進められるのが、ありがたい。恥ずかしい話だが。
著者も本書の中で繰り返し、サブタイトルにもなづている、私たちが今どこにいるのか?ということを考えるうえで、役立つ本だと思います。
多面的なものの見方を知らず、人間が失敗してきたことは過去の歴史の示すとおり。人間の失敗も含めて多面的なものの見方を身につけることは、再びの悲劇を避けるためにも大事なことではないでしょうか。
Posted by ブクログ
私の前から思ってる課題は、すぐ忘れることです。。。本読んでもすぐ忘れちゃう。
そんなたくさんある情報の洪水の中、いったん立ち止まり考えてみよう、そう思ってこの本を手に取りました。
この本の中で私が非常に興味深かったのは仮想通貨の話。仮想通貨は確かに便利だと思います。実際、私は買い物するとき殆どクレジットカード払いだし、PayPay利用したりとキャッシュレス派です。ただ、キャッシュレスにできるのはあくまで円がその価値を保証しているからであるから。ビットコインはどうやって成り立ってるのか非常に不思議でした。池上さんの見解も仮想通貨は本来お金の役割である価値のモノサシとしては弱いと述べています。
確かに最近、ポイントを運用する楽天とか出てきて仮想通貨が非常に出回ってきてなんでもありな世界になってきました。
でも現金であれ、仮想通貨であれ、本質として皆「お金」と思うからお金である共同の幻想ということを認識し、振り回されないように自分を戒めていきたいです。
Posted by ブクログ
AIとビッグデータ。
地政学
マネー
ポピュリズム
日本国憲法
AIの話にダンブラウンのオリジンの話が出てきました。最近、読んだばかりでしたので、親近感が湧きました。小説では万能なAIが登場しましたが、現実はそこまでではない。しかし、特化型AIは目覚ましく発展して、一部のひとの仕事がなくなりつつある。
トランプ大統領とユダヤ教。そして中東情勢に触れ、大国の思惑や身勝手さ。ポピュリズムの怖さ。また日本国憲法が決して、アメリカから一方的に押し付けられたものではないことが、発見でした。
一方的な見方は偏見を生む。だからこそ、知識や教養を身に付けて、バランス感覚を磨くことって大切だと感じました。
Posted by ブクログ
わかりやすい解説で、すっと読み通酢ことができる。テレビで見慣れた顔を思い浮かべながら読んだ。2019年発行と内容も少し古くなってきたので、続編も読みたい。2024.6.4
Posted by ブクログ
2019.6th
トピックとしては「知らないと恥をかく」シリーズ(以下「シリーズ」)と大差ない感じでした。
AIや仮想通貨など近年ホットなトピックとシリーズでも毎回取り上げられている世界情勢(トランプ、ブレグジット、中東、パレスチナ、中国など)それと憲法について取り上げられています。
世界情勢については「民族」の性質が「想像の共同体」と定義されていたり、地政学やポピュリズムなどの視点から整理されていたりして、シリーズとは構成が若干違いますね。
前作はリベラルアーツを解説するというコンセプトで作られていたので、シリーズとは違った面白い本だったのですが、今回はシリーズの復習?角度を変えて説明してみました?くらいの位置付けなので、シリーズ読者には特にオススメはしないかな。
勉強にはなりますけどね(^^)