池上彰のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2014年の世界情勢。
ウクライナのクリミア半島の併合があった年。また、そのほかの紛争に伴い移民の問題が出てきていた。移民政策についてあまり深く考えてこなかったが、国の治安や経済、雇用に大きなインパクトを与える意思決定であり、日本の世論や今の政策が気になった。
2016年にアメリカ大統領選挙が控える中、いまだにトランプの名前がなかったが、いかようにして候補者として名乗りをあげたのか?
世界が目まぐるしく変わるこの時代に求められるのは、自ら変化を捉えてそこに対応する力であり、与えられたルールの下ではなくルールメーカーとなり状況を打開することがもとめられる。そしてそれを考えるには、柔軟な発想 -
ネタバレ 購入済み
勉強になった📖
難しい内容も多かったけど勉強になった&勉強したくなった。
内容が少し難しいところがあったので、全部読めなかったが、
前半、おすすめの本(本の宣伝)が多かった。
(もちろん、おすすめ本だけあった、なぜ必要か、どうしておすすめしたか理由が書いているので、何冊か図書館で予約&書店に行った。)
中盤政界情勢(特にアメリカ)の日本人(作者)からの異常に見える状態と理由。
終盤 、本の大事さと落とし穴など
いろいろ書かれていた。
いろんな考え方があるんですね。
個人的に面白かったので、外交の人がアラビア語勉強しないといけなくなったところ。
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Posted by ブクログ
学生時代の世界情勢を振り返ってみようと読んだ
2013年の本。日本はアベノミクスの始まりあたりで、今振り返ると経済立て直しに効果があったのかなと思う。また、韓国中国との外交もややこしい火種がありながら、うまくやっていたよう。
アメリカはオバマさんが二期目。雇用の問題もひと段落し、皆保険や移民問題、環境対策など国民に寄り添ったサステナブルな政策を実行しようとしていたのかなと思う。それと比較すると今はなかなかハードモードやなと感じる
エネルギー問題でいくと、シェールガス革命でアメリカのエネルギー自給力がアップ。今や原油産出量で中東を抜いてトップであることは知らなかった。 -
Posted by ブクログ
自分が学生の頃、世界はどのように動いていたのか興味が湧き読んだ
2012年の本。ヨーロッパでは金融危機が起きていたが、自国で政策金利をコントロールできないところに危機の所以があることは知らなかった。ユーロでまとめていろんな規制を取り払うメリットと同時にこんなデメリットがあるのかと思った。
アメリカは失業率が8%で、雇用の拡大に向けてTPPを結ぶことがニュースになっていた。ワードが懐かしいが、アメリカの背景など当時は知らなかった。
独裁国家の民主化の流れがあったが、読んでみると未だに国家元首に居座っている名前がよく出てきた。確かにこの当時としては変化の波があり民主化に近づいていたのであろう -
Posted by ブクログ
トランプ関税や円安、インフレなど、ほんとうに企業活動は経済の影響を受けるなと思い、勉強しないとなと考え、読んでみた。
サクッと読めて、気になっていたことも分かり、次に進むためのキーワードも得られて良かった。
以下メモ
1. 金は天下の回りもの
- 経済学は限られた資源の最適配分を考える学問
- 選択の学問、選択によって何かを捨ててる、捨ててるのを機会費用という
- 経済学を知るなら、まずマクロ経済学、ミクロ経済学、行動経済学を知ろう
- 経済という言葉は、明治にエコノミーという言葉の訳として、中国の経世済民という言葉から作られた
- ものの値段は需要と供給 supply and d -
Posted by ブクログ
日本の右傾化が進んでいる今、この8年前の本を読んでみた。
右傾化への問いに答えているというよりは、事実の解説とルポが中心の本書だったが、事実としてこの頃と全く同じことがここ数年で日本に上陸してきたと、思う。日本で今排外主義を煽る政治家たちの手法は、そっくりそのままフランス、イギリス、アメリカの政治家がやっていた、やっていることのコピーだ。日本でいう極右は、指摘されていた通りこれまでは軍歌を流す国粋主義の街宣車のイメージから、ここ数年で諸外国と同様排外主義的論調へとシフトした。
一方で、日本の場合は難民受入は年間数十名程度であり、どちらかというとオーバーツーリズムや、外国人労働者の増加による「