池上彰のレビュー一覧

  • 世界を動かした名演説

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    原田マハの『本日は、お日柄もよく』というスピーチライターの魅力を描いた小説が面白かったが、本書は、ノンフィクションで描く演説の力に迫った内容だ。

    世界を動かした。しかし、これは一面では形容矛盾であり、なぜなら、演説の場面には先に大勢の大衆がいて、既に世界は動き出していたからだ。演説の力を否定するものではないが、より正確に捉えるならば、先に「動員力」がある。この動員力の本源には、別の場面での小規模な演説の力、政治力、媒体を用いた演出力などの積み重ねがある。そうして集まった大衆に、更に演説の力が響く。動員の拡大再生産のメカニズム。そして、これらに共通するのが「言葉の力」だ。

    もう一つ考えてみた

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    2025年04月03日
  • 知らないと恥をかく世界の大問題15 21世紀も「戦争の世紀」 となるのか?

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    池上さんの政治やニュースに対する見方を学べます。立場は中立寄りで書かれていますが、色々な経験をしてきた池上さんならではの意見が書かれていて面白かったです。

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    2025年04月01日
  • 真説 日本左翼史 戦後左派の源流 1945-1960

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    社民党と共産党がなぜ仲が悪いのかなんとなく理解できた気がする
    なぜあれだけ勢いがあった社会党が今まで落ちぶれてしまったのか、今後の日本左翼がどうするべきなのかを考えるきっかけになる本

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    2025年03月31日
  • 宗教を学べば経営がわかる

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    期待が大きすぎたかもしれないが、新しい組み合わせの話は面白かった。が、大きくなるほどって腹落ちまではしなかった

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    2025年03月29日
  • 無敵の読解力

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    再読だ。
     読み返してみたら、思ったより覚えていた。

     そういえば、本書を読んで、俺は『政治家の本棚』を読んだのだった。

     名前を知る政治家、政党の党首がどんな本を読んでいたとか、なかなか楽しかったんだよね。

     小泉純一郎が、本の感想もざっくりして浅い、とか、長く共産党の委員長を務めていた志位和夫が、意外なほどの読書家でインテリだったとかね。

     日本の政治家、官僚のようなエリートは諸外国に対して、あまりにも本を読んでいないという話だった。

     例外もいるんだけど、細川護熙とかは一般人はまず読まない古典まで造詣が深かったといいつつ、政治家としては・・・という話になっていたから、まぁ本を読

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    2025年03月29日
  • いのちをまもる図鑑―――最強のピンチ脱出マニュアル

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    楽しいイラストとともに大事なことが書かれている。三択問題だから、子どもも楽しく読める、我が家に1冊おいておきたい本。

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    2025年03月24日
  • 社会に出るあなたに伝えたい なぜ、いま思考力が必要なのか?

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    地理総合や歴史総合等の新たな社会科の科目が気になりました
    読み物として一読したいなと感じました
    あとはコバヤシマル・シナリオですね
    条件を変えられないかと考える、視点を変えた考え方が大事だなと感じました

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    2025年03月23日
  • 一気にわかる!池上彰の世界情勢2025 トランプ再選で日本と世界はどうなる編

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    歴史から紐解くところ、言い回し、読者への寄り添い方がやはりとてもわかりやすい!ニュースちゃんと見よう、、

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    2025年03月19日
  • トランプ人気の深層

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    たまにはこういう本も読んでみる。

    佐藤優さん、中林美恵子さん、デーブスペクターさんの章がわかりやすく面白かった。

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    2025年03月17日
  • 私たちはなぜ、学び続けるのか

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    問いを立てることが大事、というのは分かっていても難しいなーと感じる。少しずつそういう機会を作って考える練習をしたい。
    東工大では書評を書く という課題が新入生に出されるというのを読んで、自分でも挑戦してみようかな?と思っている。

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    2025年03月15日
  • 50歳から何を学ぶか 賢く生きる「教養の身につけ方」

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    読みやすくサクッと読めました。
    教養が必要と言われて久しいが、慶應義塾大学の小泉信三氏の「すぐに役に立つことは、すぐに役に立たなくなる。すぐに役に立たないことは、やがて役に立つことになる」という言葉が印象的でした。

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    2025年03月14日
  • 池上彰と考える 「死」とは何だろう

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    引き続き死についての本を探して読んでいる。それはより良く生きることにつながると信じているため。
    最初は簡単な内容で物足りなく思っていたが、後半に行くにつれ学び、自分で考えることが多く出てきて良い本であった。

    最初の「そもそも死とは」のところは、池上彰さんらしく万人に分かりやすく描かれているが、私には物足りない、あまり得るもの無いかなと思って読む進が、コロナウイルス感染死んだ方の妻が残した記録は衝撃的だった。普通に元気に働いていた人が、徐々に病魔に蝕まれて、急に亡くなってしまう様。怖さを感じる。
    また東日本大震災の後、タクシーの方が幽霊を乗せた話が多く残っている話はあり得るよなと思う。

    早く

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    2025年03月11日
  • 聖書がわかれば世界が見える

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    海外の本や映画では、聖書を踏まえて書かれたり作られたりしているものも多い。
    それらを理解するために聖書について知りたいと思って読んだ。
    すでに知っていることもいくらかあったけれど、聖書と政治や文化についての関係の深さを知ることができたし、聖書についての断片的な知識を大きくまとめてくれたと思う。
    さらに何か読んで聖書について深く知りたくなった。

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    2025年03月08日
  • 一気にわかる!池上彰の世界情勢2025 トランプ再選で日本と世界はどうなる編

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    ネタバレ

    久々の池上さん。国連英検受けるから国際情勢を理解したいと思って手に取った。ニュースや社会問題なら池上さんで基礎を学ぶのが1番いい。

    この本も毎日新聞の小学生向けに書かれた記事を肉付けしたらしく、各国の選挙の仕組み、戦争が起こっている理由などをわかりやすく解説してくれている。

    池上さんの本はもう何冊も読んだので、めちゃくちゃ基礎的なことは過去の著書と被る内容が多いが、それでもぶっちゃけ忘れていることも多いのでちょうどよかった。

    今回は、アメリカ、日本、中東、アジア、ロシアと主にこれらの地域で24年に起きたこと、25年の予想などが書かれている。

    いくつか面白かったところをあげる。こういうの

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    2025年03月04日
  • 池上彰の未来予測 After 2040

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    著書「After 2040」で気になったのはデジタル社会への日本国の遅れは相変わらず「古き良き時代」を妄想・堅持させる現役労働者(経営者・幹部)が多く、いつ世界の波に追いつき、ついていけるのか疑問に思った。日本の将来で気になるのは、少子化とデジタル化で教育が劇的に変化することは間違いなく、背景にあるグローバル化での正しい日本語の存在、更に一番は気候変動(温暖化)による自然災害に伴う生活環境と食問題が恐ろしく思えた。それは現在の農水産省の備蓄米問題を含め自給管理など主食・食品の異常な高騰・品不足などから全く世間を見ていない、調べもしない、胡座を描いている姿勢では災害時にはどうなるのかとても心配だ

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    2025年03月01日
  • 日本の戦後を知るための12人 池上彰の<夜間授業>

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    創価学会、投資関連、過去の政治の流れ、上皇にまつわる歴史、、、など、
    「日頃ニュースで見るけどよく知らないな…」という内容の背景を知ることができた。

    題材として取り上げられている人物の周りが、政治一家だったり結構なお金持ちだったりで、一般市民の自分には直接関係のあるようなことは正直なかったように思うんだけど、
    世の中の流れってこういうひと握りのトップ層の人たちが作っていて、一般市民の自分たちはそれに翻弄されてるんだなあって改めて気づいた。
    そこに気づくことで世の中の見方は変わるし、上手い立ち回り方をしようっていうスタート地点に立つこともできるから、知識として入れておくべき内容だと思う。

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    2025年02月27日
  • 考える力がつく本―本、新聞、ネットの読み方、情報整理の「超」入門

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    ▼「考える」とは自分の中にある情報をもとに、自分なりの結論を導き出す作業。
    ▼考える力は、読書をし、読んだ内容を人に伝えられるようになることで鍛えられる。
    ▼図解を使うと理解を深めやすい。

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    2025年02月26日
  • 池上彰の未来予測 After 2040

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     各章ごとに池上さんの考える明るい未来、暗い未来が例示されており、どの分野でも明るい未来に向かって着々と進んでいてほしいと願ってやまない。仕事、教育、経済、自然災害、健康…どれも興味深い。特に自然災害編は是非とも早く明るい未来が実現してほしい。電子だと頭に入りにくい問題はやはり感じるところなので、教科書は併用が1番良いと思う。メインの教科書はデジタルで資料集などのサブ的補足本を紙の本にするorその逆パターン。ジェンダーギャップは埋める気なんてさらさらない政治家が多そう。「AI×衣食住」の仕事は面白そう。

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    2025年02月24日
  • 子どもに聞かれてきちんと答えられる 池上彰のいつものニュースがすごくよくわかる本

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    2018年のものなので今読むには少し古い情報でしたが、さくさくと読めました。内容はかなり簡素化されていましたが、そこから深掘りしたい内容等をさらに調べていく見方をすると、よりおもしろいとおもいます!

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    2025年02月18日
  • 知らないと恥をかく世界の大問題15 21世紀も「戦争の世紀」 となるのか?

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    ネタバレ

    池上彰さんはNHKを辞めた後、小田実さんの『何でも見てやろう』のように、中東に現地取材に行ったと知って、池上さんが机上の人でないことを改めて知った。
    シリーズ15回めの今回は、特にパレスチナ問題が勉強になった。歴史的背景と宗教の問題、そしてバイデン元大統領の支持率ダウンへの影響が分かってきた。日本がロシアから天然ガスを買うためにある意味したたかな外交をしていることも知った。JTグループもロシアと密につながっている。
    南海トラフの危機感をあおるために、計算方法を変えているのにもビックリ。どこでも地震が起こるという構えと備えをしておかないと。
    日本政治家の汚職問題は言語道断。
    後期高齢者になる池上

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    2025年02月16日