【感想・ネタバレ】知らないと恥をかく世界の大問題3のレビュー

あらすじ

東日本大震災から1年以上過ぎても、復興の見通しが見えない日本。動くべき政治家たちは政争に明け暮れ、先送りの構図に何の変化もないままだ。しかし、世界は大きく動いている。この激動の2012年に世界の新リーダーが登場する。彼らは、問題山積の世界をどこへ導こうとしているのか。復興の年となるのか、それともさらなる混乱か。転換期にある現代社会を読み解くために欠かせない、池上彰の“シリーズ100万部突破”新書の第3弾、最新版の登場。ビジネスに、教養に、そして受験に、就活に。幅広い読者のニーズにこたえる汎用性の高さ、といった特長は変わらない。老若男女問わず、すべての現代人に贈る必読の書!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

日本では東日本大震災関連のニュースや、民主党の野田首相、世界では「アラブの春」や金正恩の就任などがあった頃の本。

消費税増税の問題や、原子力に代わる新しいエネルギー資源など、未だにニュースになる事ばかりで、今読んでも勉強になります。

特に、残念だったのはミャンマー(ビルマ)で、アウン・サン・スー・チー氏が当選したというニュース。本が出版された当時、ようやく民主化が進んだようですが、また軍事政権に逆戻りしていますね...。ミャンマーの安定化を祈るばかりです。

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2022年10月09日

Posted by ブクログ


久しぶりに読み返しました。
東日本大震災前後の世界情勢や日本の状況が筆者の考え方も含んで分析されています。
毎度話題が変わる分、最初に基礎的な事項の確認が入るので分かりやすいですね。

今はコロナの影響がありますが、震災時の様なゴタゴタの官僚システムでどこまで足を引っ張っているのかある意味見ものです。

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2020年05月13日

Posted by ブクログ

おおよその内容は『そこからですか!?』と一緒。日本が東日本大震災で「世界一の被援助国」になった、という章は目頭が熱くなった。これまで世界に支援を行なってきた日本が、窮地に立たされたとき外国から支援される……「情けは人のためならず」が、国家レベルで証明されたわけだ。まだまだ日本の抱える問題は重く、多い。しかし、絶望するにはまだ早すぎる。絶望を回避するためにどうすればいいか。国民ひとりひとりが気を引き締め、世界の動きを注視しなければ、それこそ「恥をかく」のだネ。

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2018年01月08日

Posted by ブクログ

震災後の2012年に発行された本。アラブの春からオキュパイデモの背景がわかりやすく書いている。
口語体で、丁寧語で、無駄なくわかりやすい文章は見習いたい。

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2017年02月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

二日前に、女性ジャーナリスト山本美香さんがシリアで戦争に巻き込まれ死んだ。この本でちょうど学んだ日のことだ。残念で仕方がない。シリアで起こっているのは、独裁者(大統領)側と反政府側での対立。ここ1、2年の間に『アラブの春』(独裁者滅亡)が各国で起こり、現在シリアで紛争している。その独裁者側の兵士に撃たれたのだ。
この本は、朝鮮戦争のことがかかれていた。日本が支配していた朝鮮半島があったが、1948年に戦争で分かれた。ソ連がこのままでは行けないと反戦、するとまずいと思ったアメリカが南から攻めてきた。そして、今は休戦中。アメリカが半分にわけようと提案し今に至るまで。
他にも東日本大震災、原発など、何度も読み返しい本である。

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2013年08月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

著者がテレビの定期出演をやめた時の経験からメディアの劣化を指摘したところが、真相はそうであろうな、と思わせた。
「食事のおいしくない国は戦争に強い」は、誰でも思うことなのではないか? 食事が好きな人は。

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2013年03月03日

Posted by ブクログ

テレビ、新聞に普段から触れていない私にとって、知らなかった部分、知ったつもりになっていた部分を、スッと埋めてくれる内容。

また池上さんの分かりやすい文章がその理解を促進してくれる。

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2013年02月04日

Posted by ブクログ

池上さんの本を読むと本当に勉強不足を痛感します。
無宗教な日本人ですが、世界の宗教事情の常識はもっと知っておかないとなぁ。と。
大学受験してないし、最近の中東事情など、本当にニュース見てるだけじゃ全然わかってない

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2013年01月30日

Posted by ブクログ

「なんとなく聞いたことある」が「わかる」に変わり、頭の中で世界がつながっていく快感。

2012.12.24

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2012年12月24日

Posted by ブクログ

自分が学生の頃、世界はどのように動いていたのか興味が湧き読んだ

2012年の本。ヨーロッパでは金融危機が起きていたが、自国で政策金利をコントロールできないところに危機の所以があることは知らなかった。ユーロでまとめていろんな規制を取り払うメリットと同時にこんなデメリットがあるのかと思った。

アメリカは失業率が8%で、雇用の拡大に向けてTPPを結ぶことがニュースになっていた。ワードが懐かしいが、アメリカの背景など当時は知らなかった。

独裁国家の民主化の流れがあったが、読んでみると未だに国家元首に居座っている名前がよく出てきた。確かにこの当時としては変化の波があり民主化に近づいていたのであろうが、停滞したり後退したりして結局今とそこまで変わらないところが多いと思う。テクノロジーとかは発展が凄まじいが政治体制とかは、急激な変化はないのだろう

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2025年10月04日

Posted by ブクログ

10年近く前に書かれています。
ちょうどブータンの国王が来日されたころです。
幸せとは何か? そんなことが話題となりました。
GDPを国の豊かさ基準とするのではなく、それに幸福度も加味すべきだ。
なんとも、そうですね。

国民幸福度指数(北朝鮮調べ)によると、世界1位は中国、2位は北朝鮮。
幸せを知らない、教育されれていないという現実に加え、「幸せだ」、と回答しなければ粛清されアンケート母数から除かれますし。。。
「ブラックジョークなのか・・・」と結ばれていましたが笑えない。

ミャンマーブームが湧き起ったのもこのころです。
池上さんは急激な民主化に対して、「また軍部がクーデターを起こすようなことがなければいいのですが」と述べられています。

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2021年07月02日

Posted by ブクログ

311の起こった2011年を総括。振り返りたい時に読むと良い。

Unlimitedの世界史系書籍は散歩しながら聴くのに最適だ。8割知ってる事実に2割著者独自の視点や知らなかったことが加わっていくのが心地よい。

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2022年01月28日

Posted by ブクログ

この本を読んで素晴らしいと思うのは池上氏の先見の明である。書かれている内容は「アラブの春」や金正恩氏のことなど少し前なのだが、それを踏まえて今後私たちがどうするべきなのか書いてある点に評価できる。今は6まで出ているこのシリーズだが是非6まで読んで我々は現状を踏まえて今度どのような政策をとるべきなのか学びたい。

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2019年02月20日

Posted by ブクログ

GATT(関税と貿易に関する一般協定)
WTO(世界貿易機関)
TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)
FTA:2つの国または地域間で、関税などの貿易上の障害を取り除く決め事。
EPA:FTAをベースに、労働者の移動の自由化などを盛りこんだ決め事。
メルスコール(南米諸国連合):アメリカ経済に依存していた中南米諸国が、アメリカに頼らない枠組を作り、経済発展を目指す。
サウジアラビア(サウド家の国・土地):イスラム教三大聖地のうち、メッカ(ムハンマドの出生地)とメディナ(ムハンマドが迫害から逃れてたどりつた町)を所有する(もう一つはエルサレム)。
アラブの春:チュニジア(ジャスミン革命/ベンアリ)→エジプト(ムバラク)→リビア(カダフィ)

「民主主義を進めると、過激な思想を持つ勢力が伸張する。これが、民主主義のパラドックスと呼ばれるもの(53P)」

ユーラシア連合:ロシア/プーチン大統領提唱。ミニソ連。
アメリカの二大政党:民主党(大きな政府)と共和党(小さな政府)

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2016年04月18日

Posted by ブクログ

たくさんのエピソードがある中で、アメリカのアイオワで行われた高校生による模擬選挙の話が印象に残りました。
本物の立候補者が高校生にマジメに演説して投票してもらうというもの。
日本でやったらどうなるのかな?若者の無関心を変えて、「この人を選ぼう」という気持ちにさせる事ができる政治家がいるのかな?

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2015年10月10日

Posted by ブクログ

テレビなどのメディアでも有名な池上彰による、世界情勢と日本の立場を綴った一冊。

著作年が2012年と弱冠古いものの、何よりわかりやすく、普通に勉強になった。

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2014年10月05日

Posted by ブクログ

積読してたけど、やっと読み終わった好きなシリーズの3つめ。
今回は中国中東を中心に書かれてたかな?トルコ、ミャンマーの可能性や人口問題、代替エネルギー、GDPについてのお話やら様々な角度から楽しく読めました。

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2014年07月23日

Posted by ブクログ

一年前に出版された本だが、タイムリーな話題も多く、面白かった。
日本、そして世界は本当に多くの問題を抱えていて、私たちはきちんとそれに向き合い、解決して行かなければならない。

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2013年05月26日

Posted by ブクログ

んー。このシリーズは面白い。
流れがわかると、ニュースがわかるようになる。新聞も読んでみようかなと思えるようになる。
日本を作るのは私たちです♡

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2013年04月07日

Posted by ブクログ

叩く人もいるけど、池上彰は分かりやすいし、実体験がうまくたとえとして挙げられていて、読みやすい。
経済学ぶならこの人。

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2013年02月10日

Posted by ブクログ

分かりやすい。

アラブの春、チェニジア、エジプト、リビア。独裁者を支えたのは石油を買う西欧諸国。

イスラエルはユダヤ人、パレスチナはアラブ人、イギリスの三枚舌

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2013年02月03日

Posted by ブクログ

なるほど。世界の中ってこういう理由で、こういうことがおきているのかと。非常に分かりやすく書いてある本。とてもお勧めです

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2013年01月26日

Posted by ブクログ

恥までは書かないと思うが、知っておくとニュースの理解が深まると思われる。特に中東に関する情報がまとまっていてスッと入ってきた。

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2013年01月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズ3作目ですがまたまたニュースで知ったかぶりをしていた
(知った気になっていた)事柄について歴史的な背景を含めて
おさらいをすることが出来たかなと思います。

惜しむらくは発刊から半年以上経ってから読んでしまったこと。
やはりこの手の本は出てすぐに買うべきですね。
当然今読んでも知識を得られるという点では間違いないのですが
やはりその時に知っておくべきことというのがあると思うんです。
そういうのを逃さないためにも常に新しい情報を追うという
姿勢は持っておきたいものです。

ちなみに現在もまだまだ緊迫した情勢が継続しているシリア問題に
ついても歴史的な背景から学ぶことが出来ますし
この前提を知っているか知らないかでニュースの受け取り方も
変わるかなと思います。

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2013年01月21日

Posted by ブクログ

2011年に起きた世界の出来事を分かりやすく解説。
読み易い本でもあります。

世界と接点がほとんどないところにいると、日本人を意識することがないですね。
しかしながら、世界の中で小さな島国であり、経済的には大国である日本を自分たちは、もっと意識しなければと考えてさせられます。

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2013年01月13日

Posted by ブクログ

2012年5月発行。ほぼ今の世界情勢がわかります。

相変わらず個人的にほとんど知らないことだらけで、わかりやすく書いてあるにも関わらず、理解するのに苦労しました。
それでも、少しずつ歴史についての本を読んでいると同じエピソードがでてくるもので、理解が深まることはあります。

ひとつだけ個人的な記録として引用します。

→中国の反日感情は天安門事件がきっかけ。共産党の正統性を強調する教育の結果。

著者があとがきで書いてますが、知らないと恥をかくというよりは、知ってて良かったと思える本でした。

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2013年01月03日

Posted by ブクログ

 3.11後の原発問題やパレスチナ問題、日本の与党と野党は入れ替わっても同じになってしまう残念さなどが興味深かった。続けて読むと前作の復習のように同じトピックの進捗を知ることができ、より定着につながるので良い。「アラブの春」は単語だけしか知らなかったので勉強になった。
 マニュアルに従ったかどうかが明暗を分けた東日本大震災。非常時にマニュアルでなく直感を信じ行動した先生すごい。マニュアルも絶対ではないし、アップデートが必要ということか。

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2022年10月19日

Posted by ブクログ

【由来】


【期待したもの】

※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。

【要約】


【ノート】
・初めて読んだ池上さんの「知らないと恥をかく」シリーズ。分かりやすい。それが全編にわたって透徹しているので、逆にありがたみが分からないと言うか、サラッと読んでしまうと言うか。

・「食事のおいしくない国は戦争に強い」(P20) 確か、こういう知見を最初に見たのは佐藤優だったか。

・カタールは豊富な天然ガスで外貨を稼ぎ、イギリスの高級デパート「ハロッズ」を買収したりして投資している。社会保障も充実していて所得税も消費税ナシ、医療費、教育費も無料、国営企業に5年勤めると年金もらえて生涯安泰。
 「同じアラブの独裁者でも、ジブと親族の金儲けしか考えない人たちとは、全くこtなります。「アラブの春」が周辺に飛び火した際も、カタールではデモも反政府集会もありませんでした。アラブには、こういう国もあるのです(P66)。
 カタールと言うと反シリア包囲網の黒幕という認識があるのだが、そういう国でもあるのだな。

・国民総生産ではなく、国民幸福度指数(GNH)。ブータンでは先代国王が「とんでもない”ボンクラ”が国王になったら大変なことになる。議会制民主主義を導入(P198)」しようと国民を説得したが、国民から統治を直訴されたそうな。発想として銀英伝。

【目次】
プロローグ この目で見た世界の大問題〜世界中の民衆がモノを申し始めた〜
 大国のリーダーが一気に交代、国際情勢のターニングポイントの到来か?
 世界の縄張り争い
 世界中の民衆が立ち上がった
 エルビルは第2のドバイ?
 「クルド人」とはどんな人?
 サウジアラビアはアラブの盟主
 東日本大震災と「津波てんでんこ」
 「暴動が起きない」と驚かれたことに驚いた日本人
 ニューヨークは震度1で大パニック
 イタリア人とギリシャ人の相似点
 北朝鮮に105階建ての豪華ホテル
 ソマリア人はなぜ海賊になった?

第1章 アラブに春は来たのか?
 イスラム教徒にとって焼身自殺はタブー
 なぜ中東に独裁国家が多いのか
 エジプトで初の民主的選挙
 避けられないイスラエルの孤立化
 イギリスの「三枚舌」が事態を複雑に
 イスラエルを支援するアメリカ
 NATO軍、シリアは無視?
 「アラブの春」でアルカイダの影響力低下
 イランの核開発が大きな危機に

第2章 日本が無視できない三つの”独裁”国家
 金正日死去で金正恩は?
 北朝鮮と韓国はいまも戦争中?
 金正日はスターリンの面接試験で合格
 金正恩が目指す国のモデルは中国!?
 中国のトップが持つ三つの肩書
 人民元が世界経済のバランスを崩す
 急速な経済発展による歪みも
 「天安門事件」が反日教育のキッカケ
 独裁者・プーチンが再び大統領に
 選挙の不正に怒り
 プーチンが目論む「ミニソ連」

第3章 揺らぐ資本主義
 第2のサブプライムローンか?
 ウォール街のデモ参加者は本来オバマ支持者だが
 TPP参加、オバマの戦略
 まるで町内会のような党員集会
 選挙は4年に一度の町おこし?
 モルモン教徒は、どんな宗教?
 アメリカの格付けが下がった!
 ギリシャの脱税の歴史
 世界8位のイタリアが危険水域に
 イギリスの憂鬱

第4章 震災、原発事故後の日本は内憂外患のまま
 重大な岐路に立つ日本
 「保守」とは何か、「革新」とは何か?
 日本の中の「東西冷戦構造」
 日本は長らく1と1/2政党
 ようやく政権交代
 やっぱり消費税率は上げなきゃダメ?
 財務省が「年金交付国債」というウルトラCを考えた!
 日本はギリシャ化しないのか?
 戦略なき日本外交、TPPをどうする?
 TPPはアメリカの陰謀か?
 手ごわいのはアメリカより中国!?
 インテリジェンス感覚なき日本のトップたち
 橋本大阪市長が仕掛ける地方からの変革

第5章 浮上してきた新たな国
 イスラム金融に注目
 中東地域発展のカギを握るトルコ
 トルコの「EUへの片思い」が一気に冷めた
 欧米重視から近隣諸国重視へ
 急速に進む民主化、資源狙いの大国が注目するミャンマー
 上からの急激な民主化に戸惑いも
 アウン・サン将軍は日本名を持っていた
 夫より祖国を選んだスー・チー女史
 台湾は中国に呑み込まれるのか?
 朝鮮半島の南北統一はなるのか?

第6章 エネルギー、人口、温暖化問題が深刻に
 原発事故が大きな影響を与えた温暖化問題
 中期的には地熱発電に期待
 変わる世界のエネルギー地図
 日本もエネルギーを自給できる
 世界の人口70億人突破をどう見る

エピローグ 私たちが進むべき道
 私たちは皆「福島県民」だ!
 東大が秋入学にシフト
 アメリカに見る草の根民主主義
 ブータンに見る幸せの尺度
 日本はいま「自分探し」「幸せ探し」をしている
 2011年、日本は世界一の被援助国に
 「情けは人のためならず」に見る、日本らしい戦略を
 私たちのなすべきこと

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2018年10月28日

Posted by ブクログ

シリーズ三作目。やっぱり考えさせられるのは震災後の日本。
脱原発。高齢化社会。国の借金。
いつこの国は破綻するのか本当に心配です。

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2014年01月27日

Posted by ブクログ

日本、あるいは日本人は、とても世界で愛されている。

吉田茂は日米関係を重視し、アメリカ軍に防衛を依拠することで、軽武装国家・日本を実現し、防衛費を節約して経済を発展させようとした。
これに対して、鳩山一郎→岸伸介→中曽根康弘に引き継がれた流れは戦力を放棄した憲法の改正を通じて独自の軍備を増強し、独立国家・日本を重視した。

「保守政党」のはずの自民党は改憲を考える「革新」で、「革新政党」のはずの社会党は護憲という現状維持の「保守」という不思議な構造。

社会党は平和憲法さえ守れればいいので国会の1/3を確保してればよく、過半数を取る意欲がなかったので長らく政権交代がなかった。

TPPで議論されるのは21分野。関税に関するのは2分野のみで、その他は関税には関係がない。

日本はアメリカとの交渉はずいぶん経験を積んできた。が、アメリカとの交渉の経験は中国には応用できないでしょう。
13億人の国のトップというのは、ライバルを蹴落とし、裏切り、権謀術数で勝ち抜いてきた人物。そういう人間を相手に、「勉強ができる」というだけでキャリア官僚になった人たちがどこまでやれるのか。

2011年、日本には世界各国の政府やNGOから義捐金が寄せられ、スーダンを抜いて世界第一位の被支援国に。

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2013年07月14日

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