池上彰のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
安倍政権がゴリ押しした「安保関連法案」ってなんだ?というところの勉強のため。※2015/12出版
池上さんのニュース解説番組も鉄板だけど、ニュートラルな立場で解説することを重視している分、池上さん自身の考えは隠されてることが多い。
でも本になると、もう少し自身の考えをオープンにしてる感じがする。またテレビと比べると更にショッキングな内容にまでつっこむことが多いから面白い。
---
p118
安保関連法の主要部分は、ほとんどが『アーミテージ・ナイ報告書』の対日要求に沿ったものなのです。リチャード・アーミテージとジョセフ・ナイはいわゆる知日派。日本が大好きで、日本のためならなんでも協力を惜しまないという人たちです。
二人ともアメリカ政府に強い影響力を持っているので、報告書がアメリカの政策に反映され、アメリカ側の意向として安倍政権に伝えられるということは当然あったでしょう。
164
日本が集団的自衛権を行使する「密接な関係の国」は、世界最強の軍隊を持つアメリカです。果たして自衛隊に出る幕はあるのでしょうか。
175
日本が外部から攻撃されたときは、アメリカが日本を守ってくれる、もっと正確な言い方では日本の応援をしてくれるというのが安保条約です。
176
日本はそうやって防衛力にお金をかけないで、その分経済の発展に力を入れることができました。これが吉田茂内閣の軽武装戦略です。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ池上さんが、情報が氾濫する現代社会にあってどうメディアの情報を取り入れていくべきか説明した本。
考える力をつけるためには、何でも図にしてみる、言葉の定義を丁寧に確認するなどして情報を整理し理解することが大事。だが、まず前提となるのが日ごろから沢山のインプットをすることである。その情報源と活用方法が以下。
・新聞
「ノイズ」と池上さんが言うように、見ているといろいろな情報が勝手に目に飛び込んでくるので、視野が広がるのが利点。気になる記事をスクラップし数週間経って読み返し、本当に価値あるニュースとわかれば初めてファイリング。複数の、また、過去のニュースを結び付け未来を読み解くのが目標。海外の経済紙なら平易な英語のフィナンシャルタイムズがおススメ。等、具体的なアドバイスが書かれている。
・雑誌
「分析」「解析」が魅力(特に最近の経済専門誌)。気になる記事はやはりスクラップ。
・ネット
ニュースの速報性が魅力。また、専門家のブログも優れたものがある。信頼できるブロガーの見つけ方は、例えば経済関係なら、その人の過去記事から見通しが正確だったかを確認するとのこと。
・テレビ
池上さん自身は殆ど観ないとのこと。ニュースを見るにも長い時間テレビの前に座っていなければいけない。だが、史実を元にした映画は世界情勢を理解するのにおススメ。
・読書
結局、一番大事にすべきは読書だとのこと。人にどう説明するか考えながら読むと理解が深まる。仕事に関する本はもちろん、即効性はなくても、後から人生やビジネスに効いてくる教養的な本も読むと良い。小説も、生き方の問題を考える上でためになる。
何か課題がある場合は本屋に行き、何冊か読んでみるとその分野の教科書的な本に2~3冊出会うので、それを精読すると良いとのこと。
この本は7章から成っており、最後の章は池上さんが8人の読書家の企業トップ達と対談した様子が収められているが、ページ数の約半数をこの章(及び最後の池上さん自身による読書記録)が占めている。
情報整理術を解説した本ではあるが、結局は読書の面白さ、素晴らしさを繰り返し説いている。具体的に池上さんや企業のトップが推薦する本の名前もかなり出てきて今後の読書の参考になる。 -
Posted by ブクログ
永江一石さんがBlogの中で『中国語る前に、これくらい読んどけや!』という感じで紹介されていたので読んでみました。
が、これ、最高ですよ。毛沢東から胡錦濤までの歴史が非常に、非常によくわかりました。毛沢東は稀代の権力者であり夢想家。毛沢東がボロボロにした中国を鄧小平が立てなおして、それ以降の権力者を作っていったってことですね。
しかし、毛沢東時代からものすごい権力闘争が行われている中で、トップに立つ国家主席や9人の常務委員の足元にはどれだけの血が流れたんだろうか...少なくとも毛沢東だけでも数千万人。
選挙がある民主主義の国に生まれてよかったと思います。これ読んで、選挙行かないやつは日本を出たほうが良いよ。 -
Posted by ブクログ
池上彰さんの著書は何冊も読んでいますが、理解しやすく世界の問題がわかりやすく解説されています。
アラブ諸国の問題、中東問題、中国との経済問題、アメリカ国家の減衰した原因などをまだまだたくさんの項目が取り上げられていました。
池上彰さんの著書には何度も登場するのですが、「宗教問題」は争いには事欠かない理由が多くあるようです。
キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教、仏教とそれぞれが信仰しているもののお告げや正当性を用いて争いごとをは始めたり、お金の問題(石油などの資源を含めて)が原因で戦争を始めたりと、「欲」による争いごとをわかりやすく解説してくれています。
「イスラム国」はなぜ出来たのか?という問いにもただ、アメリカのイラク戦争が原因との見方もありますが、アメリカが戦場となる事はありません。 それはアメリカを使って中東、欧州、アラブ圏を支配したい気持ちが強いからではないかとも考える事が出来る。
理由を探してみると歴史の1ページにはそれを示唆する出来事があったとの解説もあります。
歴史を知り、今を見てみるというのはとても話が理解しやすくなります。 他の著書も読み進めていきます。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ世界を知る最強コンビが、国際問題を解説する1冊!
テレビなどで多くの信頼を得ている池上彰氏。
ソ連・ロシアの元外交官である佐藤優氏。
世界を知るからこそ読み解ける、世界の紛争、国際関係、歴史問題、民族、宗教、イスラム国など様々な国際情勢を学ぶことができる。
予想をはるかに超える情報量!!
新聞やニュースなどで知る国際情勢をもう1歩深いところまで知ることができました。
本書を読んでいると、わからない言葉や、疑問に思うことがあるので、インターネットなどで調べながら読み進めると、より深く理解することができます。
本書は池上氏と佐藤氏の対談形式。
内容は「深すぎず浅すぎず広く」書かれているので、とても読みやすかったです。 -
Posted by ブクログ
20160718
何冊目かの池上彰解説。
日本国憲法の全文を44年の人生で初めて読んだかも。
この夏の参院選で衆参共に改憲勢力が2/3を超え、いよいよ憲法改正が現実味を帯びてきた。
現在の近隣諸国との緊張感から、本当に改正が必要なのか、まずは今の日本国憲法をしっかりと理解しなければ自分自身で正しい判断ができないと思う。
池上解説じやなければ、なかなか全文は読めないだろう。
前文は大変素晴らしいもので、この部分は改正するべきではなく、未来永劫守っていくべき。
9条については、国民と自衛隊員の命を守ることを最優先にした、部分改正をするべきと思う。
権力の強くなりすぎた安倍政権の暴走と思い上がりは止めなければならないと、あらためて感じた。
基本的に本は溜め込まずに売るほうさだが、この本は長い間本棚に置いておこうと思う。