池上彰のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
戦後の世界史はニュースなどで放送されておりますが、背景がイマイチつかめていないまま、「北朝鮮はおかしな国だな」「また中東で戦争が起きているんだな」
「反日デモってなんでやっているのかな?」
などの疑問が晴れて理解できました。
歴史は伝え方によって、大きく変わり国民的反逆者が英雄になり、英雄が反逆者として投獄されるという勝者の歴史となります。
身近なところでは、日中韓の友好は近寄っては遠ざかります。 政治的なところで、中国、韓国では日本は大変残虐な民族だと教えているようです。
子供の頃からの教育によって、ある程度の刷込みはありますね。 私も朝鮮学校の人たちは何でそのような学校に通う必要があるのか疑問でした。 そして、何かと敵対心を持っていました。
在日韓国人、在日朝鮮人とは、戦争後に戻れなくなった人たちのことを呼んでいるようですが、とても厳しい決断だと思います。
ヘイトスピーチもこのような背景を知らずに行っているとなると、日本の教育にも他のアジア地域と同じように教養が必要であると感じた1冊です。 -
Posted by ブクログ
池上彰教授の講義本は理解しやすく、ニュースで取り上げていた事柄の背景を知ることが出来ます。
なぜ、米軍基地と沖縄県、政府との対立は続いているのかを、頭では理解していても、時代背景が明確ではなかったのです。
琉球王国時代にさかのぼると、日本が侵略してきた。
琉球国王は沖縄県知事として日本に属するようになる。
その後、第2次世界大戦では沖縄は米軍との戦場となって、民間人が犠牲になる。(日本兵からも虐待や殺害を受けた)
米ソ東西冷戦時代は沖縄県が極東地区の軍事基地として
多くの建設が進み、米軍人が度々沖縄県民を暴行したりする事件が後を絶たない。
軍事基地移転問題を政府は空回りさせているだけで、
対応が遅れている。
そこまで背景として理解してくると、沖縄県知事が日本政府に対して行なっている行動が理解できるし、共感できる部分も生まれてきます。
その他、日教組や学生運動から日本赤軍、オイルショック、政治の変化などなど背景が少しずつ理解できる1冊です。 -
Posted by ブクログ
めちゃめちゃ面白かった。
シールズなどの社会運動がいくら盛り上がったところで、ほんとうに安倍首相は戦争したいのかねと疑問に思っていた。それなりに気になって新聞など読んで調べていたが、断片的でよくわからなかった。
池上さんは安倍首相のモチベーションを、岸信介を超えることだと言って、その例としてブッシュ親子を引き合いに出す。そのあたりの説得力あふれる記述は見事。
また、ここ数年の政治の流れも非常に秀逸にまとめられ、池上彰にふさわしいわかりやすさだった。頭の中がスッキリと整理された。わかったというこの快感のためだけでも、買う価値あり。
これはできるだけ多くの人に教養として読んで欲しいと思う。お金があればまとめ買いをして配って勧めたいくらい。
それくらいドラマチックでよく調べられていて面白かった。 -
Posted by ブクログ
東京工業大学生を相手に、ジャーナリスト池上彰が現在の世界で起こっている社会問題について講義した内容をまとめたもの。
池上氏が学生たちに強調するのは、物事をいろいろな視点から見なさいということ。例えば、イギリスが中央にある世界地図をながめて、「中東」という言葉の意味を知る。また、中国の世界地図で、北方領土はどこの国の色に塗られているのか。韓国の世界地図で北朝鮮はどうなっているのか。世界地図をきっかけに、領土問題をわかりやすく解説してしまう。
他にも生命保険はもらわなくても損だと思わないのに、年金はもらわなければ損だと思うのはなぜか。韓国のサムスンへ移籍後、帰国した日本の技術者へ、日本企業はどう接すべきか。などなど、大学教授になってもわかりやすい解説を心がける著者の精神は変わらない。
日本の将来を背負う学生へ、マスコミや世間の発言をうのみにするのではなく、知識や常識を備えて、自分の視点を持ってほしいという思いが込められた講義。