池上彰のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
とてもわかりやすかった。
毛沢東による建国から、つい最近の胡錦涛までの中国の歴史が通史で読めて、なおかつ難しくない。いまは習近平政権だけど、日中間の諸問題は引き続き前政権から引き継いでいるから内容的にも古くない。
中国(中華人民共和国)の歴史は、帝政なんじゃないかと思うくらい、一部の人が権力を握っている。毛沢東はもうその典型だけど、最悪の皇帝だ。農業政策の失敗により何百万人もの餓死者を出しながら、周囲には自らに阿る人だけをはべらせ、都合よく現実を捻じ曲げる。自らの権力基盤が危うくなると、文化大革命の名のもとに反攻にでて、大勢の良識の徒を死に追いやる。
やってることがスターリンと同じ。
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Posted by ブクログ
仏教の興りから広がり、基礎的な教えなどが、とってもわかりやすく書かれています。そして読みやすい!流れるように読めます。さすが池上さんです。ちょっと気になる部分はありますが、仏教基礎講座としては最適です。池上さんも本書の内容くらいは知っておいて欲しいと書いていました。
後半はチベット仏教についてです。日本とチベットは同じ仏教!?国なのに、国民の生きる心持ちが全く違います。それはなぜか?その理由の一つに、かなり偏見的ですが、仏教が伝わる道程で、儒教圏を経由しているか否かがあると思います。そして日本国内事情も相まって、現在の葬式仏教国ができあがってしまいました。既存文化との親和性もありますが、もし -
Posted by ブクログ
すごく為になりました!わかりやすいし、おもしろい。
僕は高校の頃、世界史にまったく興味なかったですが、なんでこんな為になっておもしろい内容を知らなかったのか!
なんてこった!
●イスラム教が世界で一番信者が多くなる
●ユダヤ教:律法 キリスト教:旧約聖書と新約聖書
イスラム教:旧約聖書と新約聖書とコーラン
●イエスキリストはもともとユダヤ人でユダヤ教徒。
●イエスの話をまとめたのが福音書=新約聖書
●イエスが登場する以前の聖書は旧約聖書
●ムハンマド(マホメット)は神ではなく神のお告げを天使から聞いた人。とにかく人。
●ユダヤ教のルール(律法)に登場するモーセという人も十戒という形で神のお告 -
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Posted by ブクログ
相手に伝わる話し方の本。
「相手のことを思いやり、相手が何を知りたいか、どの順に知りたいか、何を知らないか、何を知っているかということを想像して話す」こと。アタリマエのことだけれど、軽視しがちなことだと思った。
また、授業での話す授業はどうしても原稿を「書き」、それを「話しているように読ませる」という活動になりがちだが、やはりそれもおかしい。
「相手に伝えたいと思う」という根源の大切さについて改めて考えさせられた。
それにしても、話すにも話す題材を探すにも「信頼を得る」ことが大切だと述べるこの本には、池上彰さんの失敗談がたくさん載っていて、読み終わったあとに「あ、これもその戦術か」と気付かさ -
Posted by ブクログ
最近の情勢のこともあり、知識を得たくて取った本。わかりやすく様々なバックグラウンド、主に宗教の観点からの内容が網羅されており、『そうだったのか…』と自分が勘違いしていたことがたくさんあったことも気づいた。昨今のことだけでなく、仕事上でも様々な国の人と接することが多いので、その点でもこの本から気づきを得ることができた。宗教の違いは自然環境も大きく関与しており、その歴史が自分の生活の中に自然と溶け込んでおり、それは、国の違う相手もまたそうなのである、と気づいた一冊。また、後ろにある主要参考文献はこれから深めたい分野の本を選ぶのにもとてもよい。