【感想・ネタバレ】池上彰の講義の時間 高校生からわかる原子力のレビュー

あらすじ

3・11の事故で安全神話が崩れ、見直しを迫られる日本の原子力発電。そもそも原子力とは何か。人間はどのようにして原子力を手に入れたのか。それが爆弾に使われたのはなぜなのか。世界はどうして核兵器を捨てられないのか。被爆国でありながら、なぜ日本は原発の道を選んだのか。安全神話はなぜ崩れたのか。事故後の原発はどうなるのか。使用済み核燃料は安全に処理できるのか。人間は本当に原子力をコントロールできるのか。池上彰が原子力の歴史と問題点を丁寧に解説。これならわかる!

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Posted by ブクログ

原子力の可能性に期待し進学先も検討して読んでみたが、絶望の方がはるかに多くて正直知りたくなかったと思った。

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2024年03月26日

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ネタバレ

池上彰の講義の時間 高校生からわかる原子力 (ホーム社)2012/5/30

読者へ考えることを要求した池上氏に好感
2013年4月4日記述

池上彰さんによる原子力全般に関して解説した本。

原子力の理系的、科学的理論などの難しいことは殆ど解説していません。
一度別の本で原子力全般について書かれたブルーバックスの本を読みました。
しかし文系であった自分には何だか納得感のないままでした。
消化不良の項目が多い中ページを進めることは苦痛。
その意味で良いレベルの本であると思います。
何も知らない人へ歴史と基本的知識、背景をまとめています。

自分で原子力をどうしていくべきか考えて欲しいという最後の文には好感を持ちました。
原子力については結論ありきの本、言説ばかりですからね。
(否定派、肯定派どちらも・・・)

日本に原子力発電所が設置されるに至った経緯は知っておいて良いと思います。
特に正力松太郎の動きは重要です。

世界の動き、原子力発電所から出る廃棄物の問題。
本書を読むことで私達を取り巻く原子力の実態が浮き彫りになるはずです。

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2022年01月15日

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原子力とは?から始まり、原爆、原子力発電、これからのエネルギーをわかりやすく解説してくれるさすが池上彰の本といった内容です。個人的には、世界で唯一原爆被害にあった日本でも原爆の開発をしていたことに驚きました。

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2018年12月30日

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原子力の歴史や各国の現状、3.11後の日本など、ちゃんとした知識のないわたしでもわかりやすかったです。

日本は非核三原則があるからだいじょうぶ、と簡単に考えていましたが、アメリカの核の傘下にあることを知り、考えなければならないことだらけだと感じました。

また原発についても、脱原発を唱えるのは簡単ですが、その危険性や有用性、日本にとっての経済効果などいろんな面から見て、考えていかなきゃなとおもいました。

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2015年02月26日

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原子力発電、について知りたかったのですが、原子力・原子力爆弾等広い知識を得ることができました。なぜ原子力が生まれたか、という歴史をたどると、原子力についてすんなり理解できます。そして、もっと知りたいな、と思わせてくれました。原子力については一番おもしろかった本。

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2014年12月13日

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ぜひ一度は読んでほしい。私もこの本を読むまでは、「原子力は危険だから、減らしていきたい。」なんて意味も知らないのに思っていた。無知だった。この本では、原子力の歴史や日本に原発が導入された経緯など、詳細に語られている。内容は詳しいにも関わらず、本当に分かりやすい。しかし、自分の頭で「原子力」について少しでも考えられるようになったことが何よりも、この本を読んで良かったと思う一番の理由。

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2013年01月11日

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高校生からわかるという題に、偽りなし。

確かに原子力の問題等が歴史的に網羅されており、わかりやすい。原子力爆弾の兵器としての流れと、原子力発電の平和利用の流れを歴史的に説明しながら、その効用と危険なこともわかりやすく説明している。学校の副読本、教科書としても使えると思った。

ただし、理系的な化学反応を主体に説明しているのではなく、歴史の点から説明している本であるので、原理的なところは類書を読んだほうがよいと思う。

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2012年07月28日

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原子力について概要を知るために読破。原子力の始まりと世界的な核開発の歴史、原発の仕組みと日本に導入された背景、原発事故の要因や原発が産み出す負の遺産等について分かりやすくまとめられている。東日本大地震後の脱原発の世論が高まった2012年に出版されているものの、事故から10年を経た2023年現在では燃料価格の高騰により電気料金が値上がりしており、再び原発に注目が集まっている。今後の日本のエネルギー政策に関心を持つようにしていきたい。

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2023年09月29日

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大変わかりやすく、とくにリアルタイムでは知らない世界大戦の頃の原爆導入に関する情報や、原発を日本が導入していった時代の世論など、大変興味深いものでした。
著者も自分の意見を最後まで出さずに中立の立場から事実をわかりやすく説明することに徹していたように思います。
原子力ってなんぞ?と思う人は本書を気軽に読んでみる事をオススメします。簡単に理解できますよ

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2012年12月12日

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シリーズの期待を裏切らない、わかりやすさ◎の池上本。「脱」とか「反」に偏らず、丁寧な基本解説をしている。例えば、原発なら二酸化炭素が出ないため、地球温暖化対策には効果的という側面もあり。

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2012年10月01日

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原爆が作られた経緯から日本が原子力発電所を導入する経緯、311の原発事故、世界各国の原子力に対する対応まで原子力の歴史を知りたい人に勧める。著者が池上彰さんということもあり大変わかりやすい
池上さんは最後に自分の意見をいうことは控えておきます。考えて判断すべきなのは、あなただからです。と述べている。今まで原発に対してはどっちつかずの意見でしたがこれを読んで脱原発派になった。

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2012年09月08日

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大学生のころ聞いたマンハッタン計画の講義よりも分かりやすかった。
科学技術自体に良し悪しがあるのではなく、それを使う人、政治の問題なんだよね。
このあたりで日本も、今後の原子力政策をどうするか、国民の意見を問うべきじゃないかな。

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2012年08月11日

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日本人ならば一度は読んでおきたい一冊。
流石池上さんというべきか、非常に分かりやすく丁寧に書かれており、主観と客観の書き分けが明確である。

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2012年06月08日

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