【感想・ネタバレ】池上彰の講義の時間 高校生からわかる「資本論」のレビュー

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Posted by ブクログ 2022年10月02日

・労働力を購入することは、資本の再生産のための消費である

・労働者の生活費は、資本家から見ると、再生産のためにかかるコストである

この本を読んで、
上記の認識ができるようになった

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Posted by ブクログ 2022年09月22日

今置かれている世の中の現状が、マルクスの生きた時代の資本主義と殆ど同じであると気付くことができた。
行き過ぎた労働者への搾取、貧富の差の急速な拡大など、資本家がより力を持ち、労働者は力をより失っている。
法によって労働者をもっと守っていく事が重要だと感じた。

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Posted by ブクログ 2022年01月05日

 現代の生きにくさを理解するには「資本論」を読む必要があると考え、「資本論」関連の本を何冊か読んでいる中で出会った本。
 池上彰らしく原文をわかりやすく、現代の諸問題と関係付けて解説している。マルクスが資本主義にどのような問題点を感じていたかがよくわかる。さらに、マルクスが指摘している問題が現実に起...続きを読むこっていることに驚かされる。最後も池上彰らしく自ら考えをもつことの大切さを語っている。
 本書で学んだことを基に「資本論」の原文を読むとともに、これからの社会をどのように生きていくのか考えていきたい。

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Posted by ブクログ 2021年12月05日

難解な定義や詩的な表現満載で読みにくい資本論を平易な日本語で解説してくれています。恥ずかしながら1度読破を投げた経験があるのですが、この本のおかげでもう1度原書を読もうと思いました。

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Posted by ブクログ 2021年07月23日

資本論を読んで、何が書いてあるかさっぱわからなかった自分のような凡夫には最適な教科書。資本主義の行き着く先が共産主義というのはファンタジーだと思うが、新自由主義は再考が必要だと思う。

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Posted by ブクログ 2021年01月30日

面白かった!
けど
経済がわかると
今の世が怖い

コロナの今
労働力は一挙に精算され
福祉労働に流れるのか・・

最後に
マルクスに"誰に読ませるつもりで書いたんよ⁈"
と 小言を言ってはるのには
笑ってしまった

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Posted by ブクログ 2020年12月30日

絶対に読め。
自分が社会のどんな歯車であるか、どう働くのか、働いた先に何があるのか、痛烈に叩き込め。

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Posted by ブクログ 2020年01月26日

率直な感想はマルクスすごいなってこと。140年も前に資本主義の問題をこんなにも正確に分析してる。でも原文読んでも絶対理解できないからそれをわかりやすく解説した池上さんはすごいってこと。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年01月04日

【以下はメモ】
・マルクスの考え方だと、資本主義が発展すればするほど、労働条件が悪くなり、労働者の不満が爆発する(革命が起きる)、と言う流れだった。
・戦前に戦争反対を唱えていたマルクス主義の学者が戦後復帰し再評価される。そのため、官僚や日本の指導者にはマルクス経済学を修めた人が多かった。
・ロシア...続きを読む革命は、マルクスが想定した革命ではなかった。
・革命後に一番になされるべきは、民主主義の獲得。
・人間の労働が富の源泉
・資本家は人的資本を活用し、資本を増大させる
・団結した労働者が革命を起こす
・資本性生産様式:
資本家が工場を作り
労働者を雇い、大勢の人を働かせ商品を作り出し
それを売ってお金を得て
そのお金でまた工場を拡大したりして
経済を発展させていく
お金がお金を増やす。
・資本主義社会では、全てが商品になっている(分業・交換)
・商品は欲望を満たすものである
・商品には、使用価値と交換価値があり、量的比率で表される。
・Aがx個 = Bがy個 = Cがz個
・全てイコールで繋げられるのであれば、共通点があるはずだ。
・「人間の労働」が共通点
・労働の量によって価値が決まる。マルクスは労働価値説。
・価値 = 時間 x 単純労働量 or 複雑労働量
・貨幣の誕生。Aがx個 = Bがy個 = Cがz個 = 金a量
・商品ーお金ー商品。W-G-W
・貨幣の3つの機能。価値尺度・保存・支払い
・G-W-Gをやる人が出てくる。お金でお金を増やそうとする。G-W-G'
・お金を使ってお金を増やそうとするとき、その人は貨幣保持者ではなく、資本家となる。
・自分で労働を商品に転嫁させ、売ることのできる人以外が、労働市場に現れる
・労働力の価値 = 労働力の再生産の価値
・労働力の価値以上の価値を生み出す = 余剰価値 = 搾取されている。
・不変資本と可変資本。労働力は、その価値以上の価値を生み出すので、可変資本。
・余剰労働がないと、社会が豊かにならない
・資本制生産は、余剰価値の生産と余剰労働の吸収
・絶対的余剰価値(労働時間伸ばす)と相対的余剰価値(生産性を上げる)
・マルクスは、商品を分析することから初めて、等価交換のはずなのに、資本が増えている謎を解いた。
・協業した方が、人間の生産性は上がる。社会的動物だからである。
・機械の導入(力仕事の代替)によって、年齢と性別に関係なく労働力を確保できるようになった
・質は、量が限界に達した際に、さらにアウトプットを増やそうとする取り組みの中で生まれる。
・機械によって仕事を奪われると、労働力はその使用価値と交換価値の両方を失う(分業してるので)
・唯物史観:存在が意識を規定する。環境が意識を規定する。上部構造(思想・法律)・下部構造(経済)

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Posted by ブクログ 2019年12月01日


働いても報われないと感じるサラリーマンや将来に希望の持てない学生に是非読んでほしい。
カールマルクスの書いた『資本論』を池上彰がわかりやすく説明してくれる。高校生にもわかるかは、意見が分かれるところだが...。
『資本論』というとカールマルクスが書いた共産主義を生み出した悪しき本!というのが読...続きを読むむ前の印象だった。しかし、そのようなイメージは、ソビエトや中国の共産主義国としての失敗から来ており、『資本論』自体の価値を貶めるものでは一切ない。
『資本論』は、150年前のイギリス社会の経済を分析し、資本主義の構造を解き明かした名著である。さらに、現代社会の貧富の拡大をずばり指摘しているのは、驚嘆に値する。加えて、新自由主義がもたらした現代日本の経済構造を見事に言い表しているため、とても学びが大きい。
『資本論』の入門書としては、うってつけの一冊といえるだろう。

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Posted by ブクログ 2018年10月20日

マルクスの資本論を池上彰のナビゲートでエッセンスを読む。高校生への講義録をもとにしている。マルクスが19世紀の資本主義の世界を分析してくれたが、今の日本の社会も同様な現象が現れている。資本主義を自由にさせると19世紀に戻ってしまったかのようだ。

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Posted by ブクログ 2018年05月02日

翻訳書や解説本は池上彰さんのこの本に比べるとどれもこれもダメダメ。資本論を読むならこの1冊で必要十分!!あと社会で仕事をしたことがあるか否かで体感度合も変わってくるね。
 載っている智識を仕事で使うことは先ずないだろうけど、新自由主義の弊害を目の当たりにした今、マルクスが執筆後100年以上も後の世界...続きを読む経済を読み取ったトンデモナイ預言者(例:派遣労働者やワーキングプアは資本家論理の必然で発生したこと。失業は資本主義の過程で無くなるどころか理論的には増える存在であること)であったことに触れることができた。
 例えば、搾取の意味も感情ではなく理屈でわからせる筆力に脱帽したけど、読んだ私が他人にそれを説明してくれと問われても上手く説明できない、、、それを文章でスラスラ説明できている点に池上無双の真骨頂を見た。
 結局、資本論が変に毛嫌いされているのは、社会主義革命の言葉に酔って扇動した指導者たちとその環境が未成熟だったからなんですね

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年12月14日

原文を引用してそこを詳しく解説してくれて分かり易い。原文は分かりづらい上にある程度バックグラウンドも必要なのでこの本を入門として入ってくのが良さそう。
話は資本主義の成長?過程を順に説明している。資本主義では貧富の差が生まれるデメリットもあるが技術や経済の発展というメリットもある。
マルクスは資本主...続きを読む義の崩壊までを経験すればそのプロセスで労働者、派遣が知識や技術を獲得しており、その状態で社会主義へと移行する事夢想している。

以下コメント
マス生産のためのマニファクチャがダイバーシティーを獲得する事で、中堅の資本家が他の少数の資本家に吸収されずに済む1つの提案になりうると思った。

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Posted by ブクログ 2017年04月23日

池上さんは、テレビでの分かりやすいトーク同様に、本も本当に分かりやすい。資本論は、手がつけられなかったが、この本のお蔭で理解することが出来た。良書です。

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Posted by ブクログ 2024年04月07日

貨幣経済の成り立ちから、現代の社会に至るまでの資本制社会の変移について非常にわかりやすくまとめられていた。教養本として十分な内容。

資本主義社会では資本の導入に伴い、個々人の能力が高まり、給料は上がってきている。ただ、自由な競走により淘汰されるものも出てきてしまうため貧富の差が生まれる。

社会主...続きを読む義国家も今のところ成功しているとは言えない状況。

確かに何が正解で、何が誤りなのかが判断が難しいと感じた。

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Posted by ブクログ 2024年03月19日

池上彰のこの手の入門書にはまえがきかあとがきに、本の内容に関しての責任は著者である自分にある、と書かれていることが多い。だから自分本位ではない書き方になっているのだろうと思う。また、ターゲットとなる読者層がどの程度のバックグラウンドなのかを想定して書いているかが伝わってくるので本当に分かり易い。昨年...続きを読む読んだ別の入門書のおかげでスムーズに読めた。

大学進学時にマルクス経済学の大学と近代経済学の大学があって、マルクス系は避けた記憶がある。バブル当時でもそういう風潮が地方には残っていたということだろう。今となっては資本論は社会主義、共産主義を礼賛するものではなく、資本主義の分析を通してその行き着く先を論理的に示した名著である、と言える。勉強になりました。

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Posted by ブクログ 2022年07月06日

さすが池上さん。優しい文章と分かりやすい説明で、初めて「資本論」の内容がよく分かった。理解するほどに搾取される側でいることが恐ろしくなる。自分の労働力(時間)を切り売りすることしかできず、それと引き換えに雇用主からお金をもらい、雇用主に完全に依存する生活は不安で恐ろしい。緩くしすぎて遠くへ飛んでいっ...続きを読むてしまわないように、ただし苦しすぎて死んでしまわないよう、適度に調整された織の中で生涯飼い殺されるようなイメージが浮かんだ。

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Posted by ブクログ 2020年12月19日

今の新自由主義的な政策と格差問題を、資本論に当てはめて説明していて安定のわかりやすさだった。池上さんの本は、ご本人が言っていたが分かりやすいがゆえに分かった気になってしまうので、より専門的な本と併せて読むと理解が深まると思った。

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Posted by ブクログ 2020年05月12日

資本論のできた当時の情勢から今へ、背景を交えながら解説。
マルクスは持って回った言い回しを多用していたから、原本の翻訳本だとかなり辛かったと思う。
マルクスが理想とした社会主義は、資本家の元で働く労働者がきっかけとしてのものだったわけだが、中露など世界中で起こった社会主義は、そういう「資本家のもとで...続きを読む育った労働者層」ではなく農民が主だったから失敗に終わったというのは何とも皮肉。
そしてその失敗に終わった社会主義(主に中露)がスタンダードとして知られてる点がますます皮肉。
機械の発展によって人の価値(技術力)を必要としなくなった…機械の発展で力のない女子供でも労働に駆り出すようになった(当時)…大きな政府の反動でまた格差社会が広まった…働く奴隷自身がますます職にあぶれる者やさらなる奴隷化を生む…
こうやって見てると、人が暮らしやすくなるはずが、便利になるほど何もかもうまくいかなくなったり生きることの本質的な尊厳が失われてるのが、何とも皮肉で『資本論』(の解説本)を読むほどやるせない気持ちが強くなった。

現在の日本は修正資本主義の元「世界で唯一成功した社会主義の国」とも言われている。
だがどうなのだろうか。
日本人を奴隷に使えないと分かると、経営者は海外に手を広げるようになった。奴隷を海外に求めるようになった。
「このお給料で満足できないなら結構です」が国民単位で行われるようになっていないだろうか。
日本人がいた奴隷の位置に、外国人が代替物として入れ替わったように見えるし、
いわゆる「便利な機械」の位置に外国人が来たようにも見える。
もっとも、この動き自体はすでに以前から中国外注で始まっていたのだけど、安い物が買える幸福がこういったものの裏返しだったとは恥ずかしながらこの解説本を読むまで深くは考えませんでした。

これからの世の中がどうなっていくか分からないけれど、資本主義による国の見かけの発展度などの微妙な面や、また一方で便利さなどの私たちも受けうる良い面がある限り、この資本主義の世界的グローバリズムは変わらないと感じる。
ただ、働く労働者が端を発するものがマルクスの理想とする社会主義ならば、成熟しきった今のような時代こそ相応しいのかも知れない。
そう考えるとマルクスは時代の先を行きすぎた感があるけど、だからこそ読まれ続けるのでしょうね。
これからスタートするのは悪くないと思います。

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Posted by ブクログ 2020年04月08日

息子が高校生にもなる自分が、この本を読むのは恥ずかしいことかも知れないが、池上さんがここまで解説してくれても、なお、資本論は難しい。
星4つとしたのは、決してこの本に対する評価ではなく、自分への戒めの意味で残した。
とても原著を読む自信はないため、次は佐藤優さんの解説本を読み、理解を進めたい。
池上...続きを読むさんのおっしゃるとおり、150年前にこの本を書いたマルクスの予見性はスゴイの一言であるし、これをベースに世の中を考えていかなければ、と痛感する。
そういう意味で、息子には薦めたい。なかなか、手に取らないが(笑)

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Posted by ブクログ 2019年11月28日

個人的に「高校生から」、「マンガでわかる」などの文句を冠に載せた本は好みではないのだが、導入としてはなかなか優れていることを再確認した。

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Posted by ブクログ 2019年11月10日

難解な名著とされる資本論を、池上氏がわかりやすく解説した一冊。資本論についての概論に加え、資本論で述べられた内容がいかに現代社会にも通じているか考察されている。
10年近く前からの積読をようやく読破。派遣切りなど時代を感じる例が多かったのはご愛敬だが、原書の文章ではチンプンカンプンな内容を平易な口語...続きを読む体で解説しており、経済を習っていない高校生でもわかりそうな内容。原書の表現がわかりにくかったので、先に概論に触れてから原書の書き方に行く方がわかりやすかった気がする。

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Posted by ブクログ 2019年03月20日

資本論って何だろ?流石に社会人として知らなきゃあかんかな?と思ったら読む本。

マジな本を読む2〜3冊手前の入口に良かった。
分かりやすいし、現代口語で読むという新鮮さ。

一方、かなりザックリなのでここを入口に次に進まないとならない。これで資本論完璧!とか思って人と話すとかは待たれよ。

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Posted by ブクログ 2018年01月17日

「資本蓄積の結果、労働価値が上昇するということは、現実には、賃金労働者が自分自身で鋳造した金の鎖が大きく、また重くなることによって、その鎖に以前よりもたるみが許容されるようになる、ということにすぎない。」

 古典を読もうということで、まずは資本論をと思ったんですけど、きっと難しく量が膨大なので、手...続きを読むっ取り早く理解できそうな池上彰講義バージョンを読みました、うたい文句は高校生でもわかるです。

「共産主義やマルクス経済学については微妙だけど、マルクスの資本主義分析は精緻で鋭い」というのを聞いていて、じゃあということで読んでみました。
 革命闘士にはならなかったけど、資本主義というものがなんとなくわかった気がします。

 この本は資本論の一部だけを取り上げているらしく、「商品から金への命がけの飛躍」的なことは書かれていませんでした。

 ソ連の解体によって共産主義は資本主義に敗退したと思ってましたが、マルクスが考えた共産主義はあんな形じゃなかったそうです。
 共産主義の担い手は十分に発達した労働者達であり、ソ連の内実を見る限り、生産性の高い労働者はいまだおらず、いわば中途半端な段階で強引に革命を起こして共産主義国家を作ったと言えます。
 そう考えると、共産主義は社会に出てきておらず、着々と革命に向けてプロレタリアートは育っていると言えます。なんかワクワクします。

 140年前のマルクスの予言は、今の経済状況を見事に言い当てています。ですが、新自由主義が労働者が資本家になれる社会を作ったのと、資本収益率(r)>経済成長率(g)があるので、みんな労働者のままで革命を起こすんじゃなくて資本家を狙うだろうなと思います。
 なので、強い運動団体が形成されず、共産主義革命は起こりそうにないと思います。
 無産階級な私たちは、唯一持っている「労働力」という資本でもって資本主義というゲームに参加しているのです。

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Posted by ブクログ 2017年10月29日

資本、経済に関する非常にわかりやすい解説本。話し言葉を書き起こしているため、冗長な点も否めないが、経済アレルギーにはもってこいの本。

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Posted by ブクログ 2017年07月16日

さすが池上さん。10%くらいだった理解が30%くらいになりました。
G→W→G'にするのが資本家。
マルクスに学んで、そこに書いてあった革命を避けるために各国政府は政策を作り上げていったのだけど、立ちいかなくなり新自由主義に舵を切ったところ、マルクスが資本論の中で書いてた通りになっていった...続きを読む。と。
なんで、立ちいかなくなったんだっけ??というところがわからん。読み直さんと。

労働力の、価値は労働力の再生産費である。物価が下がるということは、再生産費が下がることになり、給料が下がることになる。
このことだけで、デフレが国を滅ぼすことになる、という事がよく分かりました。

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Posted by ブクログ 2022年11月27日

2回目終了。1回目ほど感動はないが、わかりやすさはダントツ。マルクスは今も通じる点が多いのが分かったが,アジア(インド式以外)での特徴や現代ならではの事象も「続」として書いて欲しいな。

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Posted by ブクログ 2021年01月31日

対象を高校生であるから仕方のない事かもしれないけど、あまりに平易に噛み砕いて書かれているため、逆に、わかりづらい。
ある程度、資本論を読んだ事のある人や経済学の知識を持っている人には向いていない。

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Posted by ブクログ 2018年02月21日

社会主義が姿を消した=自由主義の勝利=自由の復活=新自由主義 金融恐慌の発生~資本論が脚光を浴びた。

日本は世界で一番成功した社会主義国家。
共産党宣言のころは自由選挙が目的だった。

資本家もまた資本によって働かさせられている。資本の増殖。

ウォールマートのような安売り店が出てくると、労働力の...続きを読む値段も安くなる=労働の再生産費用が少なくて済む。グローバル化がそれを加速。

個人が刺激しあい、能力が上がる=サテライトオフィスが失敗した理由。人間は社会的動物だから。
資本主義では教育も労働力を高めるのでいい点もある。

出来高賃金は労働賃金を平均よりも下げる傾向にある。みんなが努力すれば、その水準が当然のものになるから。

金融不安で過剰労働人口が発生した。

その挙句に、最後の審判が下り労働者革命がおこる、というのがマルクスの主張。
資本主義の行き詰まりまでは予言したが、どうやって社会主義革命が起こるのか、はわからない。

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Posted by ブクログ 2017年09月19日

資本論とても分かりやすくまとめられている。

最後のページにある様に、10年20年前に読んだら「今の世の中こうじゃないしマルクス古臭いな」と思うだろうが、140年前にここまで資本主義について予見的な事を考えられているというのは凄いと思う。
大きな資本家が小さな資本家をたくさん飲み込んでM&Aした後の...続きを読む未来は残念ながら死んでしまって記載はないけれど…これからが正にその後になる。どうなっていくのか?マルクス予想的な労働者の革命は起きなさそうだが…

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