【感想・ネタバレ】池上彰の講義の時間 高校生からわかるイスラム世界のレビュー

あらすじ

これが知りたかった! 世界で4人に1人はイスラム教徒。「でも、僕たちは、彼らのことをほとんど知らなかった」池上彰が高校生を前に講義を行い、信者10億人以上、世界を動かすといわれるイスラムについて、『コーラン』・歴史・生活・文化など11章にわたり解説。注目のイスラム金融にも触れた格好の一冊。本当の姿のイスラム教徒とイスラム世界。

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少し古い本ですが、イスラムについてわかりやすく書かれています。
イスラム教徒は5つのことを行い守る。

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2020年02月29日

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語り口調で非常に読みやすかった。中東問題に関して日本人が誤解しがちなところ、知らないところを要点を押さえて解説されていて有難いと感じると共に自分の無知さに恥じ入ることしきりだった。普段見聞きするニュースは欧米寄りの価値観というフィルターを通したものが多いのだろうなと目から鱗。読み物としても面白かった

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2020年01月24日

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なぜイラク戦争が起こり、終わらない中東戦争があり、と言った世界の出来事がクリアになる。是非世界地図を見ながら読みたい一冊。

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2019年11月22日

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2018年12月31日

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宗教について非常に分かりやすく書かれた本

日本では、政教分離の観点からか宗教については学校であまり学ばない。
からこそ、日本人は無宗教だと感じているのかもしれない。
しかし、私たちも困った時には必ず何かにすがっている。
それがきっと、私たちにとっての宗教なんだろう。

イスラム圏の人たちにとって、イスラム教が非常に大切なことが歴史的にようやく理解できた。

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2018年08月02日

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すごく為になりました!わかりやすいし、おもしろい。
僕は高校の頃、世界史にまったく興味なかったですが、なんでこんな為になっておもしろい内容を知らなかったのか!
なんてこった!

●イスラム教が世界で一番信者が多くなる
●ユダヤ教:律法 キリスト教:旧約聖書と新約聖書
イスラム教:旧約聖書と新約聖書とコーラン
●イエスキリストはもともとユダヤ人でユダヤ教徒。
●イエスの話をまとめたのが福音書=新約聖書
●イエスが登場する以前の聖書は旧約聖書
●ムハンマド(マホメット)は神ではなく神のお告げを天使から聞いた人。とにかく人。
●ユダヤ教のルール(律法)に登場するモーセという人も十戒という形で神のお告げを聞いた人。とにかく人。
●イエスは神の子。人ではないとされている。
●コーランはムハンマドの口述を後世に残すため記したもの
●ジハードで死んだものはすぐに天国に。自爆テロは矛盾した行動。
●従来のキリスト教はカトリック。ローマ法王を頂点とした教会側。それに反発し宗教改革を起こしたのが抵抗する人(プロテスタント)。
●ムハンマドの後継者の党派をシーア派。血筋に関係なくイスラムの教えに従う派をスンニ派。スンニ派85%シーア派15%
●ムハンマドの時代の理想のイスラム社会に戻ろう!というのがイスラム原理主義。危険なイメージはない。
●パレスチナにイスラエルを建国。建国したのはユダヤ人。もともとパレスチナに住んでいたアラブ人(パレスチナ人)。その争いが中東問題。
●ユダヤ王国の神殿があった丘。シオンの丘。そこに戻ろうという運動「シオニズム」。
●中東戦争は大きなもので4つ。
●パレスチナのアラファト議長。
●タリバン。神学校の学生たちが主体の部隊。行き過ぎた正義。

とにかく中東問題はややこしく、わかりやすく書かれているのも関わらず理解に時間がかかります。
フィクションの小説を読んでいるかのようで、現実に起きているようには思えないというのが個人的な実感です。

もっと深く知りたいと思える内容でした。

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2015年03月17日

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タイトルにはイスラム世界とありますが、
イスラム教を語る上で、ユダヤ教とキリスト教は
切っても切れない関係にあり、その解説も詳しくわかりやすかったので
「宗教」に対する考え方が変わりました。

日本人にとっては宗教は馴染みにくいものだけど、日本とは異なる風土、砂漠の中、水も木もない場所で生きる人、自然の大きな力の中で生きる人にとって、神様を信じたいというきもちは、自然なことなのかなと思いました。

イスラム教のイメージは厳しい、怖い、というイメージがあったけど、同じ人間なんだなと実感できました。

異なる文化、異なる宗教が原因で戦争が起きるなら、そういう異なるものに対する偏見という脅威がわたしの中にもあったんだということに気づけてよかったです。そしてその偏見が少しずつなくなる、その手助けをしてくれる一冊です。

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2015年02月12日

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世界史を学んでいるうちに気になったのが
「イスラム教とはそもそも何だ?」ということ。
イスラム教に関するさまざまな疑問が解けました。さすが池上さん。ものすごくわかりやすいです。
シーア派とスンニ派って単に後継者争いの中から生まれたものだったんですね。
ニュースでよく聞くタリバンやアルカイダについても説明してくれていたので、まずはニュースを理解する際のイスラム教基礎知識をおさえるには最適だと思います。

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2014年10月16日

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ネタバレ

イスラムの考えを少しでも知っておきたかったため、読んでみました。
まず、ユダヤ教とキリスト教とイスラム教の関係にビックリしました。うーん。知らなかったでは済まされませんね。お恥ずかしい限りです。
今はイスラム経済が世界を動かしてますから、ちょっとでも勉強できてよかったです。

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2014年03月25日

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授業を受けていて基礎的な知識がないと思ったので読んだのですが、とてもわかりやすくまとまっていたので、理解を深められました。なんども読み返したい1冊です。

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2012年12月21日

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池上彰の高校生でもわかるシリーズは、どれもはずれがないと思われるようなわかりやすさ。

内容の難易度、今の現実と関連することなどが要所要所でちりばめられている。特に中東の複雑な状況、イスラエルの建国から、アメリカとソ連の対立から始まった、アフガニスタン戦争、イラン・イラク戦争、湾岸戦争、アフガニスタンの戦争とイラク戦争などがすべて点ではなくて、線でつながっていくところが大変素晴らしい。

ここから読み始めて、類書に進むとよいと思う。

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2012年07月30日

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イスラム教の成り立ちから9.11以降まで、イスラム世界をとりまく環境がものすっごく分かりやすく書かれている本。
しかし中東問題あたりから自分の知識不足で分からない部分もあり悔しい。
ともあれこれから池上彰の講義の時間シリーズを順番に読んでいこうと決めた。

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2012年06月23日

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池上さんの本はほんと読みやすくて好き。
イスラム教が何なのか、ほんとに今まで知らなかったけど、知れた。
9.11はイスラム教徒だけのせいではなくて、アメリカぎ大きなきっかけを持っていたんだと今更ながら知った。
そして、イスラム教、キリスト教、ユダヤ教には通ずるところがあるというのも初めて知った。
識が増えることは楽しい。

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2012年04月21日

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素晴らしい本。
前半部分でイスラム教の説明を行い、後半部分ではイスラム圏の現状を紹介している。特筆すべき点にニュースでよく見かける「イスラム原理主義」や「過激派」などの説明や、中東問題と9.11についての説明が挙げられる。
もちろんここに書かれていることが全てではないと思うが、ニュースで語ることができない詳細部分についてはわかりやすく書いてあった。

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2019年01月16日

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この本の前に読んだ同じ著者の「高校生からわかる資本論」では、さすがの池上さんも苦戦したのか、他の著書に比べるとすらすらと読ませるという点では劣っていたが、つっかえながらも読んだことが返って自分の中に長く残っている感じがしている。

さて、本書はというと、普段日本人があまり知らない、世界の政治経済、なかでもイスラム世界に焦点を合わせたもので、これこそ氏のホームグラウンドとでもいうべき領域なのだろう。236ページを一気に三時間から四時間ほどで読むことができた。

イスラムとは一体何なのか、イスラムの成り立ちをユダヤ教、キリスト教との歴史の中から解きほぐし、歴史的発展から中東問題など現状に至るまで一気に俯瞰する。

中東問題については、同じ著者の「そうだったのか! 現代史」でも解説されていたので、今回はその復習という意味合いもあって理解が深まった。

これまで、イスラムは利子をとってはいけない、という程度の理解しかなかったので、「イスラム金融」という言葉を知ってはいてもその意味がよくわからないままだったが、これを機会に勉強することができた。

「イスラム原理主義」という言葉や、ふだん、欧米経由でのマスコミの眼を通した色眼鏡でしかイスラム世界に接することができないためにどことなくイスラムに対して「怖いもの」というイメージを我々日本人は抱きがちだが、実際のイスラムは非常に柔軟な教えであり、人間から祈りの回数が多すぎると泣きつかれた神が、5回にまける、といった人間臭いところなどは非常に新鮮だった。

良著。題名どおり、高校生にはぜひとも読んでほしい。

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2019年01月16日

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イスラム教という宗教とその文化、行動規範についてわかりやすく解説した一冊です。この本を通じて、イスラム世界の理解が深まり、同時に現代社会における宗教の役割や影響についても考察することができます。

イスラム教は、ユダヤ教、キリスト教と同じく、一神教の宗教であり、旧約聖書、新約聖書、コーランの三つを経典として信仰しています。これらの宗教は共通の神を信じており、キリスト教とユダヤ教が対立しているように見えるものの、基本的な信仰は同じであるとされています。

イスラム教徒の行動規範として、1日5回の礼拝、偶像崇拝の禁止、ラマダン(断食月)、貧しい者への寄付、豚肉や酒の摂取禁止などがありますが、絶対的に守らなければならないものではありません。人間は弱い存在であり、守れない場合は代わりに何かを行えば良いという柔軟な考えがあるのが特徴です。

また、イスラム教内にもシーア派とスンニ派という分派がありますが、基本的な信仰は共通しており、両者の対立は政治的な要因が大きいとされています。さらに、イスラム教原理主義者の中には、過激な行動を「ジハード」として正当化する者もいるが、それは一部に過ぎないと池上氏は述べています。

イスラム教徒のビジネス活動にも触れ、利子を取ることが禁じられているため、異なる方法で商売を行っている例が紹介されています。これには、金融機関を通じた売買や、神の教えに従った商業活動が含まれています。

【まとめ】
宗教は「よりよく生き、よりよく死ぬための生き方」であると考えられます。この世界には不合理なことが多く存在し、うまくいかないこともありますが、来世で何らかの形で修正されるという期待があるため、人々は矛盾に耐えることができます。

人間は自然の力に抗えず、自然の中での生き方を模索する中でさまざまな宗教が生まれたと考えられます。特に、中東の過酷な環境では、人間の孤独さや儚さが強調され、個々の存在が神と共にあるという感情が生まれやすいです。

インドのような熱帯地域では、動物が短命である代わりに強い生命力を持った生物が生まれることから、輪廻の考え方が生まれました。一方で、日本の自然豊かな環境では、神が自然と共に存在する感覚が強く、神秘的な存在としての自然観が形成されます。

このように、地域の風土や環境によって、それぞれの宗教や信仰が育まれてきたのだと思います。砂漠の孤独な環境では、神の存在を強く感じることができ、その意志が人間の生命に影響を与えるという信念が生まれるのも理解できます。宗教は、各地域の自然環境や人間の存在に対する感受性から形成され、そこに根ざした教えとして発展してきたのです。

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2025年01月27日

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ネタバレ

神にすべてを委ねて人間の平和になる
オバマ大統領の父親はイスラム教徒だった
イエスはユダヤ人だった
恵まれない人に喜捨を
宗教は分裂する

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2023年11月19日

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本当に高校生レベルでもわかる、イスラム教入門。
かなり久しぶりに読破。若干イスラム教に寄った書き方をしている気もするが、ユダヤ教、キリスト教との共通点も含めて紹介している工夫含め、非常にわかりやすい。

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2022年07月19日

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イスラム教から中東問題まで、イスラム・アラブと外の世界のつながりがわかりやすく理解できる良書。
ジャーナリズム上がりの池上さんの本だけあって、社会情勢寄りからのアプローチが多く、”イスラム世界”のタイトルから想像する本ではないかもしれない。
また、もう少し地図があったり、年表があったり、知識の定着を補完するような手助けがあると、よりよかった。将来的に追加されることを期待し、★4つ。

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2020年01月13日

Posted by ブクログ

平易な言葉で、とても分かりやすく説明されていてた。中東問題、湾岸戦争など、宗教、民族、国家それぞれの価値観や利害関係が入り乱れて、様々な紛争が起こったことに、心が傷む。多様性を認めあうための相互理解の重要さを、再認識した。

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2019年09月30日

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清水義範さんが近年イスラム世界に関する本を結構だしているので、清水さんの大ファンである私はそこからの知識はあったのだけど、池上さんのこの本でそれをうまく補完してくれた感じ。勉強になりました。

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2019年01月20日

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非常にわかり易かった。正しく私も恐怖の対象として見ていたので、読んで反省した。それぞれ深い深いの歴史があって今がある、やりたくてやってるわけじゃないのだと。今まで曖昧だったけれど、知識を持ってみるニュースはまた感覚が違うだろうなと思う。非常にいい勉強になった。今後は私は私なりに、中東問題について考えていきたいと思う。

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2017年06月18日

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なんにもわかっていなかった私にはぴったりの本でした。
「ユダヤ人」など基本的な言葉からひとつひとつていねいに説明してくれています。さらに、芋づる式に、少しずつ新たな話題を広げてくれるので、理解している手ごたえがありました。
遠い世界だと思っていたイスラム。自分の生きている世界があって、その周りの世界のことはなんとかわかる。でもイスラムはそのまた外にある感覚でした。この本は、そんなイスラムのことを、自分の世界や周りの世界を例に説明してくれる場面があります。わかりそうなところから少しずつイスラムについての理解を広げてくれる、そんな本でした。

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2015年12月29日

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イスラム教の基本的な考え方をベースに、イスラム世界の成り行きや昨今の動きの背景を紐解いていく講義、な感じ。
主に、いわゆる欧米世論とは反対側の目線で解説されているので、面白いし勉強になる。

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2015年05月02日

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ネタバレ

トルコが好き、ドバイも行った、アラベスクの建物やモスク、文様が好き。いつかサマルカンドに行ってみたい。
そのうえインドネシアにも住んでた、となればイスラム世界というものに嫌でも興味が沸くわけで、読んでみました。
自分でも驚いたのはイスラム教の決まりごとや単語は大体すでに理解してたこと。

ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、の関係性に感嘆し
中東問題、イスラエル、パレスチナ問題は勉強になり

なかなか良い本でした。

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2013年03月11日

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ネタバレ

さすが池上さん、わかりやすかった。「へぇ」ボタンがあったら、たくさん押していると思う。彼は、宗教のなかでもイスラムについてはかなり勉強したんだろう(好きなんだろう)なー。

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2013年04月25日

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表題の通り、イスラム世界についてわかりやすく書かれた一冊。

イスラム世界と言われても曖昧なイメージしかなかったが、宗教のあり方からはじまり
様々な国との関係性は全て宗教が絡んでいるということ、とてもわかりやすく書かれていた。

地図で改めてみると、名前は知っていたけれどこんなところにあったんだ?!って国がいくつもあった。
大人になって読んでよかったと感じる一冊。

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2020年02月21日

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【期待したもの】
・シリアから広く中東、イスラム世界に関心が広がっているが、イスラムについての基礎知識が皆無なので、おさえておきたい。

【ノート】
・「今さら聞けない」基礎知識がサラリと身につく。

・「十字」が十字軍を連想されるからということで、イスラム世界では「赤十字」ではなく「赤新月」という呼び方をされているとは初めて知った。「報道されない中東の真実」でこの組織名が出ていたのだが、そういう解説が特になかったので、そういう名前の組織なんだという程度の認識しかなかった。多分、イスラム世界における常識なんだな。

・コーランについては未読で、どういうものか知らなかったので、その成立の経緯から説明されており、分かりやすかった。聖書の次に来るものであって、連続しているということも初めて知った。もっと違う神を仰いでいるのかと思っていた。そんなに近かったのか、君達。

・イスラム世界における反米が、もとは対ソなアフガン利用から始まったブーメランということを解説しているのはさすが。ブッシ親子の関係に言及しながら、池上さんは明らかに安倍首相の家系にも目配せしている。これは佐藤優さんとの「新・戦争論」で、同じような文脈でも明言している。

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2018年10月28日

Posted by ブクログ

知ってた・・・!知ってたよ!もしかして前に読んだかも。簡単にイスラム教を知ろうって思ったらキリスト教のことや戦争のことまでわかるというお得な一冊。

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2012年12月13日

Posted by ブクログ

池上さんの高校生にした講義の内容をまとめたものです。

読んで、セーフっ!と思いました。笑
間違えて覚えていたこと、しらないことがあって、
それがわかって。

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2012年12月11日

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