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Posted by ブクログ
先日読んだ『池上彰の講義の時間 高校生からわかる「資本論」』は、編集がとっても雑で、その点がとても残念な本でしたが、この本は、内容だけでなく、編集もちゃんとしていて、とてもいい本でした。
一般人がもつ「イスラム教」に対するイメージ(主に誤解)を的確にとらえており、その誤解を解きながら、イスラム教を紹介する内容になっています。
また、イスラム教だけでなく、同じルーツをもつ、ユダヤ教、キリスト教についても、互いの関係が理解できるよう、説明があります。
全体的には、「イスラム教とキリスト教」、「旧ソ連とアメリカ」、「(イスラム教内の)シーア派とスンニ派」など、対比をうまく用いることで、わかりやすく説明している印象があります。
その対立においても、どちらが善でどちらが悪なのかを決めるのではなく、中立的な立場で、それぞれの言い分を説明しているので、説明の対象となっている事項を、客観的に理解できるようになっています。
イスラム教について知る本の入り口としては、非常にすぐれているのではないでしょうか。
イスラム教について知りたいけど、予備知識がない、という方にもおすすめできる本です。
Posted by ブクログ
すごく為になりました!わかりやすいし、おもしろい。
僕は高校の頃、世界史にまったく興味なかったですが、なんでこんな為になっておもしろい内容を知らなかったのか!
なんてこった!
●イスラム教が世界で一番信者が多くなる
●ユダヤ教:律法 キリスト教:旧約聖書と新約聖書
イスラム教:旧約聖書と新約聖書とコーラン
●イエスキリストはもともとユダヤ人でユダヤ教徒。
●イエスの話をまとめたのが福音書=新約聖書
●イエスが登場する以前の聖書は旧約聖書
●ムハンマド(マホメット)は神ではなく神のお告げを天使から聞いた人。とにかく人。
●ユダヤ教のルール(律法)に登場するモーセという人も十戒という形で神のお告げを聞いた人。とにかく人。
●イエスは神の子。人ではないとされている。
●コーランはムハンマドの口述を後世に残すため記したもの
●ジハードで死んだものはすぐに天国に。自爆テロは矛盾した行動。
●従来のキリスト教はカトリック。ローマ法王を頂点とした教会側。それに反発し宗教改革を起こしたのが抵抗する人(プロテスタント)。
●ムハンマドの後継者の党派をシーア派。血筋に関係なくイスラムの教えに従う派をスンニ派。スンニ派85%シーア派15%
●ムハンマドの時代の理想のイスラム社会に戻ろう!というのがイスラム原理主義。危険なイメージはない。
●パレスチナにイスラエルを建国。建国したのはユダヤ人。もともとパレスチナに住んでいたアラブ人(パレスチナ人)。その争いが中東問題。
●ユダヤ王国の神殿があった丘。シオンの丘。そこに戻ろうという運動「シオニズム」。
●中東戦争は大きなもので4つ。
●パレスチナのアラファト議長。
●タリバン。神学校の学生たちが主体の部隊。行き過ぎた正義。
とにかく中東問題はややこしく、わかりやすく書かれているのも関わらず理解に時間がかかります。
フィクションの小説を読んでいるかのようで、現実に起きているようには思えないというのが個人的な実感です。
もっと深く知りたいと思える内容でした。
Posted by ブクログ
タイトルにはイスラム世界とありますが、
イスラム教を語る上で、ユダヤ教とキリスト教は
切っても切れない関係にあり、その解説も詳しくわかりやすかったので
「宗教」に対する考え方が変わりました。
日本人にとっては宗教は馴染みにくいものだけど、日本とは異なる風土、砂漠の中、水も木もない場所で生きる人、自然の大きな力の中で生きる人にとって、神様を信じたいというきもちは、自然なことなのかなと思いました。
イスラム教のイメージは厳しい、怖い、というイメージがあったけど、同じ人間なんだなと実感できました。
異なる文化、異なる宗教が原因で戦争が起きるなら、そういう異なるものに対する偏見という脅威がわたしの中にもあったんだということに気づけてよかったです。そしてその偏見が少しずつなくなる、その手助けをしてくれる一冊です。
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