【感想・ネタバレ】スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 マクロ編のレビュー

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Posted by ブクログ 2023年01月07日

マクロ経済学の入門書。数式はほとんど出てこず、豊富な事例とともにマクロ経済学のトピックが網羅的に書かれているる。自分はマクロ経済については初学者だが、非常にわかりやすくストレスなく読むことができた。マクロ経済学の全体観を掴む上では非常に有用だと感じた。ただし、2013年に出版された本なのでトピックが...続きを読む少し古い

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Posted by ブクログ 2022年02月20日

貿易ってなんか、国内の産業を衰退させる、悪い面があるイメージがあったんですけど、全くもって知識不足でした。グローバリゼーションはゼロサムじゃないんですね。

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Posted by ブクログ 2022年01月09日

大学を卒業するのに必要な最低限度の経済学しか学んでおらず、かつそれらをすべて忘れてしまっていたので、AさんがBさんが、と例を交えて解説してくれる本書は非常にありがたい。量的緩和とか利上げとかインフレとかそういう仕組みなんね、、
終盤のグローバリゼーションのところ以外は筆者独自の価値判断も少なく、初学...続きを読む者にはかなりよさそうである。

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Posted by ブクログ 2015年03月01日

先日レビューを上げさせて頂きました”スタンフォード大学で一番人気の経済学入門”のマクロ編です。GDP, インフレ・デフレ, 為替, 需要と供給等, 普段よく耳にするキーワードの多くが解説されています。とても判り易く、おすすめの一冊です。

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Posted by ブクログ 2023年08月18日

マクロ経済について詳細に具体例を用いて説明している入門書であり、経済学に苦手意識を抱いている私にとっても非常に読みやすく理解しやすい一冊であった(わかった気になっているだけかもしれないが)
小難しい言葉ではなく平易な文章であるため、サクッと読める。興味があれば一読するのも良いだろう。

なお、本書の...続きを読む姉妹編であるミクロ経済学を先に読むことが推奨されているが、特に順番にはこだわらずとも理解できるという印象であった。
ミクロ経済学の方を読んだらまた違う感想になるかもしれない?

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Posted by ブクログ 2022年10月02日

ミクロ編と合わせて読みました。
ミクロ編を読んでからマクロ編を、とのことでしたがどっちからでも変わらないかな…。むしろ日々のニュースをより深く理解するならマクロの知識があれば十分なのでマクロ編でも良いかも。

ミクロ編では基本一つの国の政策や補助金・給付金、お金の巡り方について語られていましたが、マ...続きを読むクロはもっと大枠の金融政策・財政政策の話、貿易・為替が絡んできます。
よくニュースで目にする公定歩合とかそういったところです。

ざっくりとした考え方でも日頃のニュースの読み解き方が変わると思うので一度読んでおいて損はないと思います。
特に今の円安状況でネタには事欠かないかと。

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購入済み

分かりやすい

2022年08月27日

分かりやすく説明がされており、読みやすく、入門書として良いと思う。もっと詳しく知りたいという気になった。

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Posted by ブクログ 2022年03月13日

アメリカを題材に経済学の基礎が学べる。
でも、経済学の基本ならこれでなくてもよいかも。アメリカの事例があるだけにわかりにくいところも。

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Posted by ブクログ 2021年06月06日

約8年前の出版のため、ちょっと古いなと思う部分もあったが、大まかな経済の流れがよく理解できた。
何度も読みたい書。個人的にはミクロ版より分かりやすかった。
これ読んでから、もう一回ミクロ読むとまた理解が進むかも。

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Posted by ブクログ 2020年10月06日

ミクロ版より勉強になることが多かった。
いま行われている金融緩和の目的、デメリット、メリットがよくわかる。
ニュースのみかたが変わりそう。

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Posted by ブクログ 2020年07月22日

マクロ経済のマクロとは、巨視的な見方のこと。単にミクロ経済を大きくしたものではなく、経済全体を大掴みにしたもの

マクロ経済の目標は
1、経済成長
2、失業率の低下
3、インフレ率の低下
4、持続可能な国際収支

GDP=消費+投資+政府支出+輸出ー輸入

2種類の需要と供給を足したものは必ず等しく...続きを読むなる

「国民貯蓄」+「国外からの資金流入」(供給)=「民間の設備投資」+「政府の借入」(需要)

経済を考えるときには「短期的な対策」と「長期的な展望」をうまく共存させなければいけない。

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Posted by ブクログ 2020年06月14日


マクロ経済には4つの目標がある。
・経済成長
・失業率の低下
・インフレ率の低下
・持続的な国際収支

経済成長には物的資本、人的資本の増加、技術の進歩が必要である。
失業には景気の影響によって増える失業と景気とは関係のない自然失業率あり、景気による失業を減らし、自然失業率に近づけることが重要であ...続きを読むる。潜在GDPが達成されている時失業率はゼロになる。
インフレかお金が多過ぎて商品が追いついていない状況である。
国際収支とはある国が一定期間に行った外国との経済取引の全体的な状況を示すものである。

金融資本の需要量と供給量は常に一致する。
需要→国内の物的資本への投資需要と政府による借入需要
供給→国内の貯蓄と国外からの金融資本の流入
貿易政策のみによって経常赤字が生まれるわけではない→保護貿易に経常赤字を減らす効果はない。
需要と供給のバランスを整える。

財政赤字を抑えて民間への投資を増やすことが経済成長のためにも必要。国外からの投資に頼らない財政政策が必須。

自由貿易
たとえあらゆる分野に強みがあったとしても規模の経済を利用してコストを下げるという点でも、分業した方が効率的であり、自由貿易は合理的であると言える。

為替市場
自国の通貨が強い時外国からの投資が増える。
自国の通貨が弱い時外国への投資が増える。
長期的に為替ルールは妥当な水準にある。
→購買力平価説

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Posted by ブクログ 2020年01月25日

ミクロ編を読んでから読むのがおすすめ。マクロ経済の基本が分かるし、特にアメリカの景気対策の理解が深まる。マクロ経済を勉強すると、環境問題や紛争問題、移民や人権に関する問題についても理解が深まるだろう。

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Posted by ブクログ 2017年10月19日

MBAのマクロ経済学の下準備のために購入。

非常にわかりやすい。
マクロ経済は比較的一般的知識で理解できそうとわかっただけで良かった。

所々池上さんの日本向けの注釈があり、ただ直訳を求めている人には不要かと思うが、私のような素人には助けになりました。

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Posted by ブクログ 2017年07月27日

トランプ大統領の影響で保護貿易のことをニュースなどでよく聞くため、保護貿易の章が面白かったです。
経済学を学ぶことで、視野が広がると思いますし、少しずつより深く勉強していきたいと思います。

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Posted by ブクログ 2015年10月28日

本格的な本に見えるけど、たぶん基本的なところを概要だけって感じだと思う。良い本なんだけど、改めて「この世で一番おもしろいマクロ経済学」は良書だったんだな、と。あっちは漫画だけど、改めてこっちの本を読んでみても、あまり新しいことを覚えた感じはしませんでした。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2015年06月07日

ミクロ編よりは難解だったが読み終えた。マクロの視点を学ぶと、個々の事象にどのような政策が効いてるのかを考える土台を培うことができると思う。今後は日本銀行や政府の政策のニュースを見て、自分の頭でどのようなことが行われているのか考えてみたい。

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Posted by ブクログ 2014年06月24日

マクロ経済学の目標を示し、インフレを避ける理由、お金と銀行の仕組み、貿易の必要性など経済の基礎を例えを交えつつ、わかりやすく解説。アメリカ視点ながらもそれに捉われることなく、世界的な視野で解説しているので読みやすい。

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Posted by ブクログ 2014年02月06日

金融資本の需要料と供給量は必ず一致する。
国民貯蓄+国外からの資金流入=民間の設備投資+政府の借入

国際収支が赤字ということは、国外からの資金の流入が多いといいうことだから、他の三つのいずれかが変化しているはず。経済成長で経常赤字を減らすには国民貯蓄率を上げればいい。貿易が増えるから形状赤字が生ま...続きを読むれるわけではない。外国の貿易政策を経常赤字の理由とするのは間違い。

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Posted by ブクログ 2013年12月29日

気づいたときに読むように心がけている、経済関係の本。
この本は、スタンフォード大学の講義を書籍化したもの。
先に発売されたミクロ編に続き、この本ではマクロ経済学が解説されています。
まず、マクロ経済政策の4つの目標が掲げられています。
そしてその項目である、①経済成長、②失業率、③インフレ率、④国際...続きを読む収支、について、以降の章で解説されています。
その上で、財政政策、中央銀行の役割と金融政策、自由貿易と保護貿易、為替といった、世界経済の変動要素について、著者の意見を交えて説明されています。
話題が多岐にわたり、かつそれらが相互にからみあっているので、一度読んだだけで理解できたとは言い難いのですが、マクロ経済が語られる際に、どのようなテーマが議論されるのかは、認識出来たかなと思います。
著者の主張として、財政/金融の政策にしても、貿易の保護にしても、人為的にコントロールするのは限りがあり、また副作用に注意が必要であるということが、伝わってきました。
また、経済成長のベースとなるのが、「生産性の向上」であり、その方法として、技術とそれを活用する人・設備のレベルアップである、ということが繰り返し書かれていたのも、印象に残りました。
この本に書かれている各要素について、さらに知識を深堀りする必要はありますが、世界の経済の動きを理解する入口として、自分にとっては有用な一冊でした。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年12月09日

マクロ経済政策の4つの目標
①経済成長
②失業率の低下
③インフレ率の低下
④持続可能な国際収支

需要から見たGDPを簡潔に表すと、
GDP=C(消費)+I(投資)+G(政府支出)+X(輸出)-M(輸入) p18

ノーベル経済学賞を受賞したロバート・ソロー「何か1つの目標に向かって突き進まなくて...続きを読むはならないとしたら、実質国民所得を上げるというのは悪くない選択肢だ」p24

預金が複利で増えていくのと同じように、経済の規模も複利で増えていく。
→年間成長率のわずかなちがいが驚くほど大きな差を生む。p27

キャッチアップ効果:経済発展の遅れている国が、先進国が積み上げてきた技術や知識を利用してすばやく成長すること。p30

【長期的な経済成長のもとは生産性向上における3つの原動力】p33
①物的資本の増加(仕事で使える設備が多くなる)
②人的資本の向上(働き手の教育・経験レベルが高くなる)
③技術の進歩(より効率的に生産できる)p33

【世の中の消費を増やすために、政府は2つの道具を使う】p43
①財政政策:減税によって人びとや企業の消費をうながしたり、政府が直接お金を使ったりする。
②金融政策:中央銀行が金利を引き下げて、自動車や家を買うためのローンを組みやすくしたりする。すると企業の生産活動が盛んになり、雇用も活発になる。

もっとも有名なインフレ指標は消費者物価指数(CPI)。p48

「GDPデフレーター」:実質GDPの算出に使われる物価指数。消費者物価指数よりも広範な商品を対象としている。p49

お金が多すぎて商品が不足しているときにインフレは起こる。
eg. 戦争の直後、闇市。p53

インフレを抑えるにはお金の量を減らして需要を抑える。p59

経常収支とはお金の流れの問題であり、お金が国内外のどちらに向かって流れているかが重要。p67

金融資本の需要量と供給量はつねに一致する。p67
Cf. マクロ経済学では恒等式を用いる。

「セイの法則」:「供給はそれ自身の需要を生む」p81

「新古典派経済学」:自由な市場が資源の合理的配分をもたらすという立場。p81

ケインズ「需要がそれ自身の供給を生む」p82 Cf. 『雇用・利子および貨幣の一般理論』

短期的には総需要が、長期的には総供給が重要になる。p84

生産力向上で総供給が増え、その収入による総需要の拡大が理想。p86

「ゴルディロックス経済」:インフレでもなく、景気後退でもない適度な経済状態のこと。p88
⇒総需要と総供給が、ちょうど潜在GDPのところで釣り合う。

フィリップ曲線:失業率とインフレ率のトレードオフを示す。p89

数年単位で見れば、たしかにインフレ率と失業率にはトレードオフが存在し、綺麗なフィリップ曲線を描く。しかし数十年という期間でみると、失業率はつねに自然失業率へと回帰していき、インフレ率の上昇による効果は消える。by ミルトン・フリードマン p94

ノーベル経済学賞受賞者ロバート・ソロー「短期的に見れば、ケインズ派のアプローチは的を射たものであり、新古典派よりも優れているといえるだろう。しかし非常に長い期間で見れば、新古典派の考え方こそが賢明であり、ケインズ派のかかげる問題はとるに足りないものとなる。では、5年や10年という期間で見た場合はどうかというと、これらの知見をなるべく上手につなぎあわせて、うまく役に立つような混合モデルをつくりあげていく必要がある」p98

「拡張的な財政政策」:減税や公共事業などで世の中のお金の量を増やし、景気回復をうながす財政政策。p112

「縮小的な財政政策」:増税や政府支出削減などで世の中のお金の量を減らし、景気にブレーキをかける財政政策。

【景気調整のための2つの財政政策】p114
①裁量的な財政政策:景気の悪化が起こってから、政府が状況を判断して実施する財政政策。実行までに時間がかかるなどの問題がある。
②自動的な財政政策:あらかじめ税制などにルールとして組み込まれた財政政策。裁量的な政策よりもタイムリーに効果があらわれる。Cf. ビルトインスタビライザー(自動安定化装置)

「リカードの等価定理」:財政赤字が増えると、人びとは将来的な増税を見越して貯金をするという考え方。増税をしなくても節約という形で負担がかかるため、結果的に現世代と将来世代で国債の負担は変わらないと説いた。p124 Cf. リカード「比較生産費説」

「クラウディングアウト(締めだし):政府の資金需要と民間投資について、一方が増えれば他方が締めだされるという考え方。政府が大量の国債を発行すると金利が上昇し、民間で使えるお金が少なくなる。p126

「クラウディングイン(引き寄せ)」:政府の資金需要が増えると、海外から多くの資金が流れ込んでくるという考え方。財政赤字によって経常赤字が引き起こされること。

「双子の赤字」:財政収支と経常収支がどちらも赤字になること。アメリカでは1980年代のレーガン政権下で問題となり、そのあとも構造的問題として続いている。p128

アメリカ政府はテネシー州・フォートノックスに金塊を埋めている。p138

アンブローズ・ビアス「お金は貴重だが、手放すときしか役に立たない」p139

「要求の二重の一致」:物々交換において、おたがいの持っているものと欲しいものが両方一致しなくてはならないこと。之に対し、お金は何とでも交換できるので、相手の欲しいものを持っている必要がない。p142

【中央銀行の金融政策はおもに預金準備率、公定歩合、公開市場操作】p150

「量的緩和政策」:世の中に出回るお金の量を増やすことで、景気拡大を目指す金融政策。日本で2001年から2006年まで行われていたほか、アメリカでも金融危機をきっかけに大規模な量的緩和が実施された。p152

フェデラル・ファンド金利(F・F金利):アメリカの政策金利。銀行同士が短期の貸し借りを行うときの金利で、世の中の様々な金利に影響する。日本では政策金利と呼ばれる。p161

【金融引き締めは総需要を減らしインフレを防ぐため】p169

「実質金利」:名目金利からインフレ率を差し引いた数字のこと。お金の実質的な価値を反映する。p172

【2種類の金融政策】p179
①裁量による金融政策
②システマティックな金融政策

「インフレターゲット」:一定の物価上昇率を目標とし、その数値を目指して金融政策を行っていくやり方。世界20ヶ国以上で実施されており、アメリカや日本でも導入決定。p182

「価値連鎖(バリューチェーン)の分断」:1つの工場で製品を完成させるのではなく、生産プロセスを世界中の複数の場所に振り分け、作業を分担して生産するやり方のこと。191
Cf. 豊田自動車「かんばん方式」

【略奪的価格設定の問題】p208
不当に安い価格設定で外国の市場に参入し、独占体制を築いた上で価格を引き上げるという不公正なやり方のことを、略奪的価格設定といいます。「不当廉売」または「ダンピング」ともいう。

《第16章 為替相場―通貨高で得をする人、損をする人》p213
サンフランシスコ連銀で研究員を務めるケン・カーサ氏は次のように述べる。Cf. Understanding Trends in Foreign Exchange Rates
経済学者を何人か無作為に選んできて、人類にとってもっとも難しい問いは何かと尋ねたら、次の3つの答が返ってくるだろう。
①人生の意味とはなにか
②量子力学と一般相対性理論はどのように結びつくか
③外国為替市場ではいったい何が起こっているか
(ただし順番はこの限りではない)

【中国とインドの成長戦略は異なる】p254
中国は製造業に力を注ぎ、社会主義の政治のもとで市場経済をとり入れてきた。一方、インドはテクノロジーとサービスに的を絞り、民主主義の政治のもとで市場競争をより大きく広げようとしている。

【エネルギー枯渇に対する対抗策】p256
シェールオイル(頁岩層の中に存在する石油)
タールサンド(油を含む砂岩)

トーマス・ジェファーソン「国の健全な活動には、見識ある市民が不可欠である」p260

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Posted by ブクログ 2023年08月13日

ミクロマクロ共通して、初版が2010年代前半のため、各種データが古い点はあるものの、instant economistという観点では、色褪せていない。

例えが平易で非常にわかりやすい。
自分の場合、恥ずかしながら大学でも経済を学ばず、診断士試験で初めて学んだレベル。

合格のための知識ということで...続きを読む、偏ったインプットを解消すべく読んでみたが、幅広に、かつ小難しくなく書かれている。タイトル通り入門書。

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・経常収支が黒字であることの1つの理由は、国民の貯蓄率が高いこと。

・新古典派は、供給が需要を生むという主張。供給が増える→売れて会社と従業員にお金が入る→そのお金が消費に回る。

・ケインズ派は需要がそれ自身の供給を生むという主張。なぜなら不況になっても潜在的な供給力は低下しないため。なので、財政政策で需要を増やす。

・供給は比較的安定しているが、需要はアニマルスピリットによる非合理的な判断が介在することで、不規則に揺れ動く。

・デフレによってもたらされた不況には、金融政策が効かない。例えばデフレ率が5%の状況で、仮に名目金利を0%にしたとしても、0-(-5)で実質金利が5%までしか下がらないため。

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Posted by ブクログ 2022年11月27日

 ミクロ編では、企業間の競争や技術の発展によって、市場がどのように動いているかを学んだ。マクロ編では、経済成長や国際収支など国レベルに範囲を広げて、市場と政府の関係について述べられている。ミクロはより身近な話題を、マクロではニュースなどで議論される内容を取り扱う。

 経済成長のためには、金利やイン...続きを読むフレ・貿易による資金の移動など様々な原因が絡み合っており、誰もその動きを完璧に読み解くことはできない。しかし、その傾向を知ることはできる。

 お金の価値は、儲けが出ることを見越して、投資される。それは、銀行を通すことで行われるのでデータ上で金銭の移動が発生する。そして、貸した側はリターンを利子付きで返済してもらうことで、お金の量は増えていくのである。そのような取り組みが結果的にインフレやデフレとなり、経済成長に変化を起こすのである。

 インフレ率が高くなりすぎると、物価が上がりすぎてしまい、商品を買うことがでいなくなってしまう。そのときは、金利を引き上げることで投資の意欲を引き下げる。すると、インフレの上昇を食い止めることができる。

 また、国レベルでの投資が行われると、投資された国は資金ができる反面、儲けを出さなければならない。この現象が如実に表れているのがアメリカである。アメリカは財政赤字を減らすか、国民に貯蓄をしてもらうなどして投資されることによる赤字をいずれ減らす必要がある。

 また、経済の発展および縮小についての一定の傾向であるセイの法則、ケインズ派というものがある。セイの法則は供給が需要を生む、ケインズ派は需要が供給を生むとされる考え方である。ただ、実際では短期的にはケインズ派、長期的にはセイの法則が重要になるとされている。

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Posted by ブクログ 2022年05月07日

アメリカを中心にマクロ経済についてわかりやすく解説されている。ただ内容がどうしてもアメリカ経済についての内容が多いため、そこは日本の状況と照らし合わせて理解する必要がある。

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Posted by ブクログ 2022年04月11日

マクロ経済政策の4つの目標
1.経済成長
2.失業率の低下
3.インフレ率の低下
4.持続可能な国際収支
これらの関係性を考えるためのフレームワークが、総需要・総供給モデル

3.失業率
賃金が均衡点よりも高い位置に固定され、そのため労働の供給量が需要量を上回っている状態。
企業側も、給料を下げるこ...続きを読むとを出きるだけ避けたい。なぜなら、従業員のやる気を削ぐため。特に、優秀な人は他の会社に行く可能性大。
そこで、新卒採用減らしたり、仕事できない人をリストラしたり。。

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Posted by ブクログ 2020年12月26日

学部で学んだ以来に経済学を復習しようと思って読みました。経済学履修者にとっては、グラスを用いたモデル分析とかも全く出てこないし数式とかも殆ど出てこないので読んでて全くもって新しい・難しいということは無いと思います。ただ、より一般の社会生活にどのような影響があるかといった実用性のところに重きが置かれて...続きを読むいるので、読み直す分には価値があると思います。財政・金融政策、インフレとデフレ、経済成長、自由貿易などマクロ経済の主要テーマを幅広く扱っているので、ふと気になった時に該当するチャプターだけ読んでもいいかも。

ただ、例えが殆どアメリカ経済に関することなので、日本経済の現状とかも併せて知りたい人にはお勧めできません

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Posted by ブクログ 2020年10月11日

分かりやすかったが頭に入ってこなかった。これは自分の問題なので読書のやり方を変えたい。いい本ないかなというような感じ

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Posted by ブクログ 2019年08月25日

ミクロ編に続くマクロ編。
GDPや銀行、貿易に関する内容で、国の借り入れや収支など
どう計算するか、どういう考えかわかりやすく書いてある
インフレ率と年収の増加比率の関係性や、消費者がどう感じるかなど
わかりやすく書かれてあるので、興味がある人は一読すると良い
個人的にはミクロ編の方が面白かった

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Posted by ブクログ 2015年10月25日

スタンフォードで経済学の講義を行う著者のマクロ経済に関する講義をまとめた一冊。

経済成長や政府が行う財政政策、各国の中央銀行が行う金融政策や為替や貿易など国家単位での様々な経済についての知識が本書で身に付きました。
本書で基本的や知識が身に付いたほか、どんな政策をとってもいい面もあれば、悪い面もあ...続きを読むるということ、またアメリカでの話が中心となっているので日本とはまた経済の視点が違うことに面白さも感じました。

経済はインフレやデフレ、総需要や総供給、新古典派やケインズ派、保守派やリベラル派など相反する事象や思想のバランスをとるシーソーゲームのような一面があると感じ、政府や企業や金融機関や消費者といった様々な人達の思惑から形成されているのが今の経済状況でそこからバブルや金融危機が生み出されているということを本書を読んで理解できました。

本書を読んで長期的な視点と短期的な視点の両面からみて、今はどのような方向性に動いているのか考えることができる経済政策についての理解力がついた一冊でした。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年02月26日

「長引く不況、さらにはグローバル化や高齢化への対応など、日本は世界の先頭に立っている(p1)」とのこと。
そんな中で「経済学を知れば、この先の経済を待ち受けている希望や、それに伴う代償を正しく理解することができる(p261)」のであれば、学ぶに越したことはない。
マクロ経済の基本を学べるこの本はとっ...続きを読むてもわかりやすかった(ただページ下の用語解説は本文とダブルので少し邪魔だ)。

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Posted by ブクログ 2013年12月05日

アメリカ視点だが、ある程度読みやすい。用語補足も随所にあるのは好感。ただ、内容が頭に残り辛い。保護貿易には否定的。前半は、歴史とツールの説明。後半は、現状と解説。将来の見通しは、最終18章。時間が無い時に読み直すなら、この章だけでも良い。

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