池上彰のレビュー一覧
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この本は「相手に伝わる話し方」「わかりやすく伝える技術」三部作の最終巻ということを知らずに読み始めましたが、前作に出てきた内容も簡単に説明されていました。
しかし、前作の伏線をうまく張られているようで、あとの2冊も読みたい衝動に駆られます。
どのように新聞や本を見つけ、読めばいいのかという具体的な技術だけではなく、どのような発想や視点で物事を捉えれば、人にわかりやすく説明することができるかという、考え方の技術が特に参考になりました。
また、筆者の経験談も書かれていますが、嫌味がなく謙虚な姿勢は、さすが池上さんだなと感じました。
タイトルにもあるように、本当にわかりやすくて、面白い内容でした。 -
Posted by ブクログ
「先生!」というテーマで作家、映画監督、研究者、教師など27名が書くエッセイ集。
稲泉連(ノンフィクション作家)が紹介しているスギセンはとっても魅力的。とくにテストに点数をつけず、丸か花丸のみ。保護者からの抗議には「子どもたちは花丸が大好きなんです!」と言い放つ。「小学校を卒業すれば、ずっと厳しい競争の中を生きていくことになります。せめて今のうちだけでも、そうではない世界に触れさせてあげるべきだと僕は思います(p.23)」というスギセンはかっこいい。
増田ユリア(ジャーナリスト)の体験談も興味深い。いじめられているA子を会議で話題に出しても「自分の指導力がないことを公にしていることだ」と一 -
Posted by ブクログ
ネタバレ二日前に、女性ジャーナリスト山本美香さんがシリアで戦争に巻き込まれ死んだ。この本でちょうど学んだ日のことだ。残念で仕方がない。シリアで起こっているのは、独裁者(大統領)側と反政府側での対立。ここ1、2年の間に『アラブの春』(独裁者滅亡)が各国で起こり、現在シリアで紛争している。その独裁者側の兵士に撃たれたのだ。
この本は、朝鮮戦争のことがかかれていた。日本が支配していた朝鮮半島があったが、1948年に戦争で分かれた。ソ連がこのままでは行けないと反戦、するとまずいと思ったアメリカが南から攻めてきた。そして、今は休戦中。アメリカが半分にわけようと提案し今に至るまで。
他にも東日本大震災、原発など、