【感想・ネタバレ】日銀を知れば経済がわかるのレビュー

あらすじ

「日銀、政策金利を○%に」「日銀、国債買い入れ○億円増」-日々伝えられる日本銀行のニュース、あなたはどのくらい理解していますか?世界の金融恐慌が私たちの生活を脅かす時代、金融政策はもはや他人事ではありません。金融を操る司令塔、日本銀行。その仕事を知れば、経済の見かたが変わる。日銀のニュースがわかる12章。

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Posted by ブクログ


分かったつもりになっていた日銀とその波及効果について、歴史的な出来事も踏まえながら分かりやすく書かれていました。

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2023年08月05日

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池上彰氏が経済の仕組みをわかりやすーく解説する。

1900年代はじめ、戦争資金獲得のために日本政府が紙幣を刷りまくってインフレが起きた事例には驚いた。

ここ100年で経済はだいぶ進歩したことを実感。というか、そんなことさえ予想できんかったんかい、と思った笑

逆にいうと、未曽有の緩和政策を続ける日銀は、今後、未曾有の副作用と向き合うことになる。
経済にはまだ未知なことが多い分、今後を注視しなくてはいけない。

ヘッジファンドの動きによって引き起こされたアジア通貨危機や、なんとなく理解した気になっていた経済ニュースがより深く理解できそうだ。

池上さん、ありがとうございます!

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2019年09月28日

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諸事情により必要に迫られて日本銀行について学び直しています。この本入門書としてとても分かりやすく、そして日銀の色々な側面が良く分かります。

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2014年02月14日

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まとまっていて非常に面白かった。銀行というものの歴史からアメリカの連銀の話まで広く触れられている。一番後ろに書かれている大量の参考文献には圧巻、にもかかわらず230ページというサイズにまとめられているのはすごい。

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2013年04月21日

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ネタバレ

小学校、中学校でならう義務教育の重要さを再認識させられる。なぜなら、私自信が勉強せずに過ごしてきたため、何もわからないということがわかったからだ。
金利政策の仕方すら知らなかった自分が、この本を読んで、すんなり理解することができた。本書を読めば、誰でも気軽に少しは経済というものの概要がつかめるようになるだろう。

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2012年06月03日

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池上彰氏の日銀解説書。
就活で日銀を受けていた事、金融政策について無知であった事から読んでみた。

感想としては非常に簡易な内容でわかりやすい。ゼロ金利・量的緩和・通貨スワップなど、聞いた事はあるけど説明できない単語の意味がすごくよく理解できる。
この一冊を読めば、ニュース・新聞で日々取り上げられている金融政策や経済の見方が大きく変わると思う。

金融・経済の教科書としてオススメできる一冊。

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2012年03月30日

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めちゃくちゃ分かりやすかった。
日銀の金融政策への着眼点が分かったけど、
実際に自分のものにするにはもう少し時間と経験がいりそうな気がする。
月に一冊は新書も読んで知見を広げたいなあ。

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2024年09月09日

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ジャーナリスト池上彰氏が2009年に発表した著作。日本の中央銀行である日本銀行について解説しています。2007年のサブプライム住宅ローン危機を発端としたリーマン・ショックの渦中に発表されたため、日銀との絡みが説明されています。そもそも日銀とは?という人は一読する価値があります。なお、現在は改訂新版が出ています。

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2020年07月17日

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いやはや、日銀のお仕事って大変なんですね。個人的には、1%未満の金利の違いなど実感としては全くに取るに足らない違いなんですけど、こだわらないと経済が上手く回っていかないんですね。

知ってるようで、知らなかった日銀の役割。金利政策の他にもいろいろある事が分かりましたが、面白かったのが、日銀考査。金融庁の検査との違いに関する、ある地銀幹部の感想が端的で正直で実感に訴えてきた。うちの会社も監督官庁には逆らえんもんな。

もうちょっと裏話的な話題があるともっとよかったかな。

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2016年05月21日

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金融の説明から日銀の役割(銀行の銀行、政府の銀行、発券銀行)、金利の調整、ゼロ金利政策はほぼ=量的緩和、日銀短観、三つのリスク(信用リスク、市場リスク、流動性リスク)など普段聞くけど意味はわかってないところを丁寧に説明してくれます。さすが池上さん。

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2015年03月08日

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ネタバレ

日銀とは何かを分かりやすくまとめた本。
金融とは何か、そもそも紙幣とは何か
その中での日銀の役割とは。
そしてプラザ合意からリーマンまでの流れで
日銀が何をやってきたのかなどが実に分かりやすく
書かれている。さすが池上さん


メモ)
・日本の紙幣は日銀が発行、貨幣は政府が発行
・紙幣は金融を通して日銀に戻り、傷んだ紙幣は交換
・紙幣はもともと預かり証だった。金と交換
・地方で乱立した銀行。破たんした場合に紙くずになってしまうのを防ぐために国の銀行、つまり中央の銀行が設立
・国債の売買で金利を制御(売り・買いオペレーション)
・世界金融危機で日銀は異例のCP購入を実施
 (CP・・・大企業の社債)
・日銀の政策委員会は企業でいう取締役会
 金融政策委員会の議論はオープンされるが議事は
 10年後になる。個別企業の話題があるため
・現在は政治からの独立が強いが、かつては弱かった
 眠れる委員会だった
・プラザ合意⇒円高⇒不況⇒金利の引き下げ
 ⇒土地の売買が活発⇒金利をあげようとしたときに
 暗黒の月曜日、引下げせず(ドイツはあげた)
 ⇒バブルが膨らんだ⇒金利引き上げ⇒はじけた
 ⇒デフレ⇒ゼロ金利政策⇒量的緩和⇒銀行保有株購入
 ゼロ金利時代に多額の資金が海外へ流出、世界が
 バブル状態に。リーマンでファンドが円に戻し
 急激な円高へ
・日本の経済は「日銀短観」「金融経済月報」「さくら
 レポート」などで分かる
・FRBは日銀と少し違う。連邦銀行が複数あり、
 それを統率する理事会としてFRB。1929年世界
 恐慌でFRBがなく制御できなかったので設立
 FRBの総長は14年任期。政治からの独立。
・1944年の会議でドルが世界の通貨に。しかし1971年
 ドルと金の交換が停止。固定から変動為替へ
 ケインズが提案した国際通貨の評価が高まる

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2014年05月12日

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 タイトルの通り、日本銀行の役割を中心に経済のことを書いた本。

 基本的なことが一通り書いてあるので、日銀が貨幣価値を安定させるためにどんなことをしているのかとりあえず知りたい!と思う人には最適です。

 まぁ、そんな人どこにいるんだよ…とは思いますが…(-_-;)

 これから経済学をやらなければならなくなったんだけど。難しすぎて…
 という人が最初に手に取る数冊のほんの一冊として最適です。


 私のように公定歩合でならって以後、一切勉強していない人が読んでみても良いかもしれませんね。

 気軽に読める金融雑学としておすすめの一冊です。


 日本銀行の働きについて、もう少し面白く知りたいという人には、幸田真音の書いた小説「日銀券」なんかがよいですよ。

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2013年12月09日

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大学時代に中央銀行について学んでた時期があったので、復習になった。「日銀の仕事の目的は景気回復ではなく、物価の安定」など基本的なことを分かりやすく学べます。

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2013年09月23日

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日銀について知りたくて、なるべく読みやすい本を探していたところ、この本を見つけました。
さすがは池上さんの本。
わかりやすかったです。

が、すべてが理解できたかというと、若干、疑問も残りました。
それについては、他の本で勉強したいと思います。
何を勉強するときでも、繰り返しが大切ですから

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2013年08月15日

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日本銀行(と米国のFRB)を説明することによって、金融というものを全く知識のない私のような人間にも分かりやすく説明してくれた本。日本銀行が実際にどういう風にお金を動かしているかも分かって興味深い。

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2013年04月30日

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池上彰らしい分かりやすい解説書。日銀の雑誌に連載していたものを新書にまとめたので、ほぼ公式見解的に知ることができる。リフレ派とは違い、抑制的なところが非常によい。客観性は、読んでみてご判断下さい。

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2013年04月21日

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池上さん分かりやすい。しかも豆知識も豊富だし、池上さんの見解も書かれているので全体の流れも掴みやすい。今の時期、金融政策もニュースでちらほら出てきてるので今読んで良かったと思った。

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2013年03月31日

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日銀の機能を講義してもらった感じで、よく理解できた。バブルがなぜ起きたか、そして止められなかったもやっとわかった。
独立性を確保する必要もあるけど、やはり今はもう少し政治と密に連携する必要があると思うね。

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2012年06月06日

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ネタバレ

読んだら経済がわかるかな,と思い読みました。笑

まずショックだったこと。

日銀は公定歩合で操作していないということ。
中学生の時,公定歩合で習ったのに~。
でも高校生のときに買いオペとか売りオペとか習った記憶もある・・・。
※公定歩合で操作しなくなった1994年にはまだ小学生にもなってないのだが・・・(・・;)

ちなみに,池上さんは「公定歩合は教科書には載ってません」みたいなことを言っていますが(この本じゃなかったかも?お金の学校のほう?),近年の公民とかの教科書にはまだ載ってますwこれは教科書が悪い・・・。

あと数字がつく銀行の名前の由来も面白かったですねー。
こういうコラムがちょくちょく入ってくるので飽きずに読めます。

日銀の体質的な問題も色々と掘り下げられていて,勉強になりました。
そんなに専門性はないんですが,さすが池上さん。わかりやすかったです。ただ経済がわかった気にはなってませんw

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2012年05月24日

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経済のことがよく分かったというわけではないけど、日銀のやっていることやFRB、2009年ごろまでの世界経済のあらましなどが分かりやすく書いてあって気楽に読めた。

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2012年03月17日

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池上彰の解説はわかりやすい
とかくインフレターゲットやお札の増刷を言う人が
多いなかなぜ日銀がそうしないのか
そうするとどうなるのかといった疑問が解けたような気がした

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2012年01月23日

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【レビュー】
さすが池上氏である。ここまで簡潔明瞭、しかし濃い中身を提供してくださるとは!正直いって悪いところがどこにあるか分からない本。だが人間には完全さがないので★を一つ減らしている。実質的には★五つ。
【特記事項】
・リーマンショック以後、日銀は企業のCPを購入したが、これは貸倒になる可能性があるから、リスクを取らない日銀としては異例の行動だった。
・なぜペイオフをして、全額保護しないのか。それはモラルハザードを防ぐため。
・紙幣は国立印刷局が刷って日銀が購入。硬貨は政府が鋳造し、日銀に流通を委託している。
・政府が紙幣をすればよい←インフレになるからだめ。
・中央銀行が紙幣を刷っても、政府が国債を日銀に直接買い取らせればどんどん政府はお金を使えるからまずい→よって、すでに市中に流通した国債を日銀は購入できる。
・当初日銀は銀本位制だったが、日清戦争後に金本位制に移行。
・いまは公定歩合では調整しない。コールレートで調整する。そしてその調整手段が国債購入・売却である。
・日銀総裁は、以前は大蔵省出身と日銀出資のたすき掛け人事だった。そうすると大蔵省の息がかかるから独立性が弱かった。それで日銀は、政策委員会を骨抜きにすることでパワーを保った。しかし現在は政策委員会が力を持っている。

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2012年01月21日

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大分前に読み終わったけど、日銀の話を聞くのは中学の公民やセンター試験受験の政治経済で学んで以来の気がする。

公定歩合ってもう景気刺激策としては使われてないんだね~。初めて知った。それ以外にも、10年以上ぶりに知識がアップデートできて、読んでよかった。

ここまで来ると、池上さんの本はさらに読みたくなるし、それはもはやブランドなんだなと思う。

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2019年01月16日

Posted by ブクログ

自分の金融リテラシーが低過ぎて、このレベルの本でもスッキリ感がない。逆に噛み砕かれ過ぎていて、本質がぼやけている印象も少なからずある。

めげることなく触れ続けるしかない。

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2022年07月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

①金融とは:私達は預金で銀行にお金を貸している・
②日銀は銀行の銀行:最後の貸し手・
③政府の銀行:国債の発行・
④発券銀行:紙幣を発行する・
⑤紙幣はいくらでも発行を出来る:紙幣の歴史「モノ→金・銀→紙幣」
⑥日銀の誕生:政府紙幣・銀行券の発行を統制するため・
⑦公定歩合はなくなった:金利調整をおこなう・国債を売買する・
⑧政府委員会とは:審議委員会(総裁・副総裁・外部から6人=計9人)の常勤・金利政策決定会合(毎週火・金=多数決で決定)・中央銀行は独立性が大切(政治と日銀の独立性=パーティーが盛り上がっている最中にパンチボウルを取り上げる)・新日銀法で独立性が高まった・
⑨ゼロ金利政策で悪戦苦闘:量的緩和(国債を日銀が買い込み→銀行の日銀当座に振り込む→銀行預金の増加)・ゼロ金利=銀行貸出の利子がつかない(手数料や送金で-の可能性も)
⑩景気の動向を監視:日銀短観(年4回発行=企業のアンケート結果)・金融経済月報(毎月)・展望レポート(年2回=日銀からの経済展望)・桜レポート(地方の現場の声を収録)
日銀の資料=マクロ視点(短観・経済月報)ミクロ視点(桜レポート)

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2015年01月07日

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当たり前だと突っ込まれそうですが、日銀て全国に支店があるんですね。中学校で習った公定歩合制度がなくなったことも知らないのに、よく為替取引に手を出していたなぁと自分の無識ぶりに呆れました。
よく考え抜かれた手堅い説明を、とんでもなく柔らかい口調でしてくれるので非常に助かります。

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2014年01月18日

Posted by ブクログ

p-7「倒産保険」
「クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)という企業倒産の損害を補償する保険があり、AIG等が倒産すると支払いが増える」

p-9「金融安定化法案」
「2008.9.29金融機関が保有する不良資産を公的資金で買い取る法案が否決⇒株価暴落
 2008.10.3法案を修正して成立⇒手遅れ」

p-12「CP買い取り」
「日銀が企業から直接CP(安全でない資産)を買うのは極めて異例」

p-29「ペイオフ」
「1971年からペイオフあったが、1990年代のバブル時に注目され、1996年にペイオフ凍結。2002年からペイオフ解禁し始めたが未だ一部凍結中」

p-40「日銀の役割」
「銀行間の金のやりとり」

p-44「金利誘導」
「いまは公定歩合でなくオペレーション」

p-73「日銀引き受け禁止」
「戦後、戦時中のインフレの苦い体験から政府が発行した国債を直接買うことを禁止⇒市場に出回ったもののみ買える」

p-98「金利調節」
「公定歩合をいじり、一斉に変えるのは自由化に反する。市場原理に基づいて金利が動くように国債の売り買い(オペレーション)により金融機関の現金量を調整し、銀行間の無担保コール翌日物レートを誘導し、金利を調節」

p-103「基準貸付利率」
「公定歩合は基準貸付利率と名を変えた。日銀は国債などを担保に自動的に金融機関に資金を貸し出す。この基準貸付利率はコールレートより高いと借りるところはない。よってコールレートの上限という意味合いのものである」

p-107「当座預金に金利」
「日銀にある各金融機関の当座預金(準備預金を超えた部分)に金利を付けた。これによりこの金利以下に下がることはない←他者に貸すより日銀に預けた方が金利がいいから」

p-173「持ち合い株」
「2002.9銀行と企業の持ち合い株を日銀が買い取った。←禁じ手。このような不安定な資産を買うと、円の信用がくずれる」

p-185「日銀レポート」
「”日銀短観”は年4回、企業の感覚
”金融経済月報”毎月独自の調査を発表、率直な意見を出す
”展望リポート”4,10月の年2回様々な指数の予測を9人の政策委員が報告し、最大、最小を除き平均を集計
”さくらレポート”年4回9つの地域の現場の息遣いを報告」

p-204「連邦準備銀行」
「アメリカの中央銀行、連銀(地区連銀)は各地に12行ある」

p-209「FRB」
「金利水準を決める連銀のまとめ役、FRB(連邦準備制度理事会)」

p-223「バンコール」
「ケインズが主張した国際通貨」

p-226「為替介入」
「最近は効果がないと考えられ、日銀の介入はしてない」

p-230「通貨スワップ」
「ヘッジファンドのカラ売りに対応するため、各国の通貨とドルを変換する取り決めがある」

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2013年10月13日

Posted by ブクログ

 著者は、テレビでも大活躍だが、とにかく専門的な物事をわかりやすく紹介することがうまい。
 「日銀」や「経済」などのシステムや動きは、極めて難解なのだが、実にわかりやすく解説してくれている。
 時代の変化と共に既に1994年に「公定歩合」はなくなっていることなど、一般の人々はどれだけ知っているだろうか。
 「入門」との表題がついた経済書は数多いが、大体は、とても入門どころではない難解なものが多い中で、本書は「中学生でもわかる」ような読みやすさだと思う。
 アメリカ「FRB」の歴史なども一部紹介しているが、「日銀」や「経済」についてもっと知りたくなる本である。

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2013年05月24日

Posted by ブクログ

池上彰が解説するだけあって、日銀のことが良くわかりました。

交通反則金の納付って日銀でもできるんだってさ

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2012年03月25日

Posted by ブクログ

「日銀」について明解に説明している本。
だが、これを読めば経済が分かるかといったらそれは…?である。

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2012年02月07日

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