池上彰のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読んで良かった。
宗教、政治、外交、、この地域との仕事をする上での基礎(国際協力の背景含む)が満載。
必読であったと思う一方で、ある程度各国のイメージが自分の中にできてきた今だからこそ、理解できた部分も多いのかも。
日本の占領がきっかけで東南アジア概念が誕生し、
共産主義への防波堤としてASEANができたこと、
なぜベトナムは中国に対し慎重(険悪)なのか?
なぜマレーシアには中華系やインド系の人が居住しているのか、またなぜマレー人優遇政策をとるのか?
フィリピンのドゥテルテ大統領とダバオ市の関係は?
スーチー氏を理解するための多様な見方をすることのあり方とは?
こういう「地域性」の勉強もまた重要。
※※※以下、読書メモ※※※
・地域や国の概念は、外部との関係があって初めて生まれてくる(日本の占領にたいして英米による東南アジア総司令部からこの概念)
・日本では明治期に西周らが専門用語や学術用語を日本語で一つ一つ作った、これにより高等教育が自国語でできてしまう(東南アジアは英語がペラペラ)
・戦後賠償からはじまったODA(ASEAN諸国には大東亜圏というと悪夢がよみがえるかも、とういうことを我々は理解すべき)、インフラ整備に誇らしい気持ちになりがちだが、もとは戦時賠償、ちなみにADBは投資の意味合い強い(相手が先進国になってもローンできる)
・チャイナプラスワンのその先?バングラはアジア最貧ともいわれる。中東やアフリカにはもの作りの伝統ない(中東は中継貿易)、もう打ち止めで生産コストはあがっていく
・困ってる国に援助すればいいのでなく、その土地の人々が自ら切実な思いを持ってこそ(尼で津波警報でず)
・ベトナムは中国が嫌い(ベトナム戦争後、ポル・ポトによるちょっかいに怒ったベトナムがカンボジア侵攻したとき、中国がカンボジアを助けるためにベトナムにせめいった、が、ベトナム軍により撃退)
・マレーシアにはイギリス領時代に同じ英国領だったインドからも出稼ぎ、また華人は教育熱心だし裕福、マレー人が反発しマレー人優遇政策(ブミプトラ政策)→華人が追い出されたのがシンガポール(東京の区部が日本なら分離した的な)
・ドゥテルテはダバオ出身、麻薬組織などを殺害しまくって治安向上(ダバオ・デス・スクワッド)
・スーチーは悲劇のヒロインだったのが、いまやロヒンギャ対応で国際社会から批判(しかも国民から選ばれたわけではない「国家顧問」)、起きていることに多様な見方をすること重要 -
Posted by ブクログ
戦後74年を池上さんのわかりやすい解説で振りながら、頭の中のバラバラの情報を線でつなぐことができました。特にキューバ危機のくだりや第一次世界大戦の戦後処理の失敗でドイツ経済が破綻しヒトラーが台頭して第二次大戦へとつながっていくあたりの流れがよく分かりました。一つの戦争が終わっても、それで世界の人々全員が幸せになるわけでなく、勝者と敗者が出る以上、次の戦争への伏線となってしまう。政治、宗教、各国の歴史、利権が複雑に横たわっているだけにその伏線を断ち切ることは難しいのかもしれません。それにしてもアメリカはちょっかい出し過ぎですね。世界中の人々が私利私欲に走らず本当に平和的な思いで行動することでいつか戦争がおこらなくなりますように。
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Posted by ブクログ
ネタバレ教習所の新本として置いてあった。
経営学部として体系的に経済学を勉強しようと思っていたのでラッキーだった。
池上彰×まんがで超絶シンプルかつ質の高い情報でタメになりまくりだった。
内容としては、
(序章より抜粋)「経済学は限られた資源をどう使えば私たちの暮らしが良くなるかを考える学問」とあるように、資源の最適配分について学ぶことができる。これはめちゃくちゃでかい。
キーワード
1章
需要供給曲線
景気動向指数 景気は人の気分
2章
物々交換→市→稲や貝→金や銀→両替商→兌換券→紙幣と銀行
銀行は融資をしてお金を増やす
3章
重商主義
アダムスミス 富とは消費財
カールマルクス 労働者搾取への投石
(レーニン、毛沢東)
ケインズ 赤字国債と公共事業
(ルーズベルト)
フリードマン 小さな政府
4章
リカード 比較優位
GATT.WTO.FTA.EPA.TPP
5章
合成の誤謬 みんな同じは歯止めが効かず悪くなる
心理的作用が非常に大きい
インフレ 需要過多
シュトレーゼマン レンテンマルク
ディマンドプル・コストプッシュ
フィリップス曲線 失業率との相関
デフレ 供給過多
貨幣価値↑による貯蓄↑
円高が貿易による輸出不利...国内は経済の悪循環
買えるものは↑だが額面価値が減り心理的に↓作用
流動性の罠 流動性が高まっても貯蓄へ
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Posted by ブクログ
「世界の情勢」を知るために毎年読んでいるこのシリーズ、今回も勉強になりました。ベネズエラってSBYOのイメージがあったから、国がそんな状況だとは知らず、かなりの驚き。5Gの特徴として大容量通信というのは知っていたけれど、低遅延でもあるなんてすごいね。どんなブレイクスルーによって実現したんだろう。イギリスのEU離脱によって、ドーバー海峡トンネルをユーロスターが自由に通行できなくなるというのは気が付かなかった。今回一番刺さった言葉は、「ビル・ゲイツやザッカーバーグ、ペゾスは、自分が欲しいと思うサービスや仕事が先にあって、ないなら自分で作ればいいじゃないかという発想だった。これはAIにはできない人間にしかできない領域なのだ」という点。ラストの「参考文献案内」で土田晃之さんの楽屋話も読めてお得な感じでした。