あらすじ
人気シリーズ第10弾。日本では平成から令和へと新しい時代に移る。しかし、先行き不透明で内向きになっている世界。今こそ歴史に学び、未来を拓くために世界が抱える大問題を知る必要がある。そのための解説本。
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独裁国家は、仮に国のトップを退けても民主化することはない。民主主義の歴史がないとまたもとの姿に逆戻りしかねない。
独裁主義を非難するけど、日本の政治も結構汚いことをやっているから、他人のことを言えないというのも印象的。比較的日本は平和な国と思っていたけど、まだまだ未熟な部分が多い。
このシリーズは世界を客観的に見られるからとても勉強になる。
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トランプ氏の大統領時代の思惑であったり、AIの弱点など、なかなか日頃のニュースでは知ることの出来ないところまで、詳しく解説されており、ニュース初心者から上級者まで十分楽しめる1冊でした。
宗教絡みの話や世界の様々な協定など、巻頭に図解されており、分かりやすかったです。
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池上さん信者ではありませんが、本を通して世界の問題を読み解く上での基本事項を改めて再確認できます。
シリーズを通して読むと、昔からのこの話題が解決できていないな、、、あるいは、この問題のトリガーになるのはいつもこの歴史だな、、、と感じる部分があります。
本書を初めて手に取った可能性も考慮して、筆者自身が過去でも取り扱った話題を一から、つまり、基本から教えてくれるので、過去作からの読み手は反復勉強もなりますね。
筆者のアイロニーが込められた部分も多いですが一つの意見として多著と比較していくのも更なる勉強になります。
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毎回非常にわかりやすく、現代の国際的な諸問題が記述されている。各章末に著者の (若干皮肉っぽい) 見解が述べられているため、一つの解釈の仕方として大変ためになります。
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流石の池上彰さん。説明が分かりやすい、分かりやすい。
また同時に、自分の勉強不足さを痛感して恥ずかしくなった。
日本のこと、世界のことが分かるからこそ器の大きい人間になれるのかな、と思う。
僕はまだまだ勉強不足。これからも池上彰さんの本を沢山読もうと思う。
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世界で起きている出来事を非常に簡潔に説明してくれている本。
この本一冊で、最近のニュースについていけない人も見方が変わるはず。
世界のことあまり分からないなという方には必読の1冊
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「世界の情勢」を知るために毎年読んでいるこのシリーズ、今回も勉強になりました。ベネズエラってSBYOのイメージがあったから、国がそんな状況だとは知らず、かなりの驚き。5Gの特徴として大容量通信というのは知っていたけれど、低遅延でもあるなんてすごいね。どんなブレイクスルーによって実現したんだろう。イギリスのEU離脱によって、ドーバー海峡トンネルをユーロスターが自由に通行できなくなるというのは気が付かなかった。今回一番刺さった言葉は、「ビル・ゲイツやザッカーバーグ、ペゾスは、自分が欲しいと思うサービスや仕事が先にあって、ないなら自分で作ればいいじゃないかという発想だった。これはAIにはできない人間にしかできない領域なのだ」という点。ラストの「参考文献案内」で土田晃之さんの楽屋話も読めてお得な感じでした。
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190915.初めて読んだが分かりやすかった。序盤は社会の授業かと思われたが、なかなか。
宗教観の実感が薄い。
中東に関してはやはり理解力が追いつかない。
トランプにしろ中国にしろ北朝鮮にしろ、思惑をそれぞれ解説しており面白い。
イギリスのEU脱退が予想外で、具体策は引き伸ばししていることはびっくり。
韓国も大変
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そろそろこのシリーズで扱ってきた内容で『そうだったのか!現代史パート3』ができそうになってきた。恐怖政治のような体制でも発展をつづける中国、文大統領のあぶない舵取りでガクガク揺れる韓国、曲学阿世の徒を絵に描いたようなトランプが横暴をつづけるアメリカ、いつの間にか先進国から転落をはじめている日本など、世界は常に、知らなきゃ恥をかくことに満ちている。
毎シリーズわかりやすい
このシリーズはずっと読んでいますが、今回はロシアウクライナ問題を主なトピックとしています。
内容は毎度のごとくわかりやすいですが、過去のシリーズと重複する内容は出てくるのでそこは事前に理解した方がいいかもです。
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2018年に起きた国際情勢について、背景となる歴史的な出来事も含めてわかりやすく解説した本。
米中の関係が大きく変わり「新しい冷戦」へと発展していく一方、ヨーロッパは難民問題により寛容さが失われつつあります。
アメリカが関心を持たなくなった中東は大国のパワーバランスの変化により緊張が高まり、米中新冷戦でアジアは大きく揺れ動いていきます。
米中新冷戦の幕開けとなる2018年の国際情勢を理解するのに、本書は役立ちます。
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恥をかいてきた私、池上さんなら間違いない!と思い購入しました。
相変わらずわかりやすく説明してくれてます。世界の時事問題、初心者にはうってつけです。
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相変わらずわかりやすい池上さんの解説本。
時事ネタ中心だが、米、中、中東、欧州、ロシア、昔の戦争時代からの振る舞い、ブレがストレートに書かれていて、痛快な部分も多い。
素人向けと侮っていると、痛い目を見る。
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世界の各エリアの現状について非常にわかりやすくまとめられており、先の見えない不確実な世界が今どこに向かっているか俯瞰的に見渡すのに最良の一冊。
我々がなんとなく知っている、聞いたことがあるに留まってしまっている世界の現在の動向について、その詳細を背景とともに概説してくれている。
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重要そうな出来事が起こっている事はニュースで知っているが、その背景を理解できてない部分が多い。その点、本書は、丁寧に背景から説明してくれるのでありがたい。別々の出来事がの関連性もわかる。
2020/03に読んだが、この本の書かれた頃に比べても、世界は大きく変わっていると感じた。
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ニュースなどをあまり見ておらず、少しは常識をつけたいと思い購入。
章立てされている内容直接以外にも、トランプ大統領が北朝鮮の非核化は自分の成果としたいという話、信者の数で三大宗教が決まっているわけではないという話、Brexitの影響でイギリスの産業がどうなるかの考察など、納得感のある説明が多く呼んでいて心地よい。
ある程度、著者のバイアスはかかっているのだろうなと思うので、これをもとに更に調べていければと感じた。
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世界を騒がせている問題をわかりやすく解説している本である。誰しもがニュースで一度は聞いたことのある問題の背景をわかりやすく解説している。具体的には、なぜこのような事態になってしまったのか、なぜ両国の緊張感が高まってしまっているのかを歴史的な背景から浮き彫りにしている。この本の最大の特徴としては、著者の意見がないことにある。著者はわかりやすく事実を述べるのみであり、我々の思想を誘導する姿勢は見られない。あくまで、その先の世の中を良くするために考えていくのは我々であるという著者のメッセージを感じた。
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また今回も書店で見つけてすぐに読みました。
米中冷戦、EUの離脱問題、中東、民主主義とはなど面白い切り口から世界を見ている意見を学べました。
池上さんはいつも冷静に双方の主張をバランスよく伝えてあとは読み手に任せることが多い印象ですが、トランプさんや日本の官僚などよく見ると好き嫌いが往々にしてあって面白いです。
自分もさまざまなものの見方を知った上で自分の意見を持てるように勉強し続けたいと思いました。
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中田さんのyoutube大学で取り上げられていたので読んでみた。
本の内容を無駄なく面白くまとめているyoutube大学はすごい、本を読んで改めて実感。
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ここ最近の世界のニュースをまとめた本。
とにかく読みやすいです。
理由はニュースを読むには歴史、
政経の知識がある程度必要ですが、
そういった知識もおさらいしながら
丁寧に解説されているためです。
全く知識がない方も読めると思いますし、
読むと日々のニュースが理解できるようになるので、
とてもオススメできる本です。
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アメリカや日本、中東、ヨーロッパが現在抱えている問題を噛み砕いて説明してくれる。
著者の思想がかなり入っているかなと思ったが、思ったよりは中立な内容だった。
中東がずっともめている理由や、どことどこが仲が悪いかなどが理由も含めて書いてあるからわかりやすい。
ニュースでは触れられない基礎知識の部分を得られたのでニュースを見る土台が身についた。
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下の6テーマについて論じられた本。シリーズ第10弾となっているが、10で初めて読んだ。
第1章 居座るトランプ「アメリカ・ファースト」主義
第2章 揺らぐヨーロッパ、EUは夢だったのか
第3章 サウジの焦り、したたかイラン、イスラム世界のいま
第4章 習近平の1強政治
第5章 AIとグローバル化の波に翻弄される私たち
第6章 憲政史上最長政権へ。安倍政権は日本をどこへ?
エピローグ 民主主義とは何か
最近、YouTubeでオリラジのあっちゃんの動画を見てから歴史や現代社会に興味が持てるようになり、その影響でこの本を読むことにした。
読んでみると、平易な文章でわかりやすく、世界の情勢がすごくわかりやすかった。
エピローグの民主主義とは何かで、池上さんの思いが伝わってきた。
国民一人一人が政治に参加している意識を持つことが民主主義を維持するための方法であり、無関心になればなるほど独裁色が強くなる危険性がある。
こうやってわかりやすい文章を書いたり、テレビに出たりするのは、国民一人一人が政治や世界情勢に関心を持てるようにという願いを込めているそうだ。
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・イギリスのEU離脱騒動の経緯がその歴史を含め、メリットやデメリットなど、分かりやすく説明されてるのが良かったです。
つまりみんな自分勝手に目先の事しか見てないという事で、我々日本人も同じですね。
・知っているつもりで知らなかった事
ドバイの豪華さをテレビなんかで見て、オイルマネーの威力はすごいと私も思ってたんですが、違ったんですね。
実は海外からの直接投資で築いた物だそうです。
ドバイの首長が切れ者だそうで、最近日本で薔薇が安く買えるのは、南アフリカで栽培したものをドバイ空港経由で出荷すると、翌日には日本に届くからだそうです。
・2018年安倍政権は国民の関心が森友学園の国有地売却問題などに向いている影で、改正水道法を成立させている。
日本では当たり前に飲む事を前提とした水道水が、そうじゃなくなるのかもね!
大きな事件の影で何かやるのは昔からの常套手段ですが、
それが自分の事件だとしても利用するとは、心底信用ならない人物です…
・安倍政権はキャッシュレス化を進めようとしている。
経済産業省はキャッシュレスによるポイント還元を進めるが、財務省はコストをかけて新紙幣の発行します。
やっている事が全く矛盾している。
経済産業省と財務省のくだらない意地の張り合いの為に、身内で争って日本を弱くしている事実をどうしましょう?
自分のちっぽけなプライドやキャリアの事だけしか考えられない悲しさ…
もっと大きな人はいないものかね…
結局、最後は中国の一党独裁が最強なのかもしれん…
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エピローグの民主主義についてと第5章以降が面白く読めた。民主主義は押しつけてもうまく機能せず、その国の国民が自分たちの力で勝ち取らなければ意味がないらしい。選挙も投票を強制しても何も考えず投票する人が増えるだけだとか。先人が勝ち得た権利であることをもっと認識しなければいけないと実感。
中国のファーウェイ規制などそんなことあったな、と感じるほど過去になっていた。どんどん「一九八四年」の世界に近づいていく中国を他人事と思っていると、日本も知らぬ間に統制されていたりして…。
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シリーズ物の10作目.2年前に出版されたのに今更購入.
AI関係の話はイマイチな内容だったけど,それ以外の話題については分かりやすく解説している.
Posted by ブクログ
<目次>
プロローグ「転機」を迎える世界と日本
第1章居座るトランプ「アメリカファースト」主義
第2章揺らぐヨーロッパ、EUは夢だったのか
第3章サウジの焦り、したたかイラン、イスラム世界のいま
第4章習近平の1強政治
第5章AIとグローバル化の波に翻弄される私たち
第6章憲政史上最長政権へ。安倍政権は日本をどこへ
エピローグ民主主義とは何か
おわりに
2019/6/10初版
イラン
2020/1/初 アメリカが、イランのソレイマ二司令官をイラクで
殺害
2020/1/7 イランがイラクの米軍基地を空爆
EU
2020/1/31 イギリスEU離脱、詳細は2020年中に決める
中国
2020/1~ 武漢発新型コロナウイルス、世界へ
Posted by ブクログ
2019年、令和フィーバー。大国間での自国ファーストのぶつかり合い、テロや紛争、他民族を排斥する動き、環境問題、貧困問題。新冷戦に突入か、転機を迎える世界。
なんとなく聞き流しているニュースに、まとまりとつながりを教えてくれるのはさすがです。