あらすじ
大転換期の裏で進むものは?
独断か? 協調か?
リーダーの決断を問う!
突然世界を襲った新型コロナウイルス。
コロナウイルス危機への対策が世界で実行される中、その裏で世界の大問題は深刻化している。
大転換期を迎えた世界。アメリカ大統領選挙が行われる節目の年に、
世界のリーダーたちはどんな決断を下すのか。
独断か? 協調か? リーダーの力量が問われる中、世界が抱える大問題を知る必要がある。
人気シリーズ最新第11弾。信頼の池上ニュース解説の決定版。
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Posted by ブクログ
自分の国が大事なのはわかるけど、他者意識をもって付き合っていかないと平和は訪れないんだよなあ。
日本はおもてなしをキーワードにしているくらいだから、打算があったとしても、まだ他国に歩み寄ろうという姿勢が見られる。
しかし、それでも数々の汚職事件はある。大事な書類を破棄してしまうのはお家芸だと池上氏も揶揄していたけど、その通りだと思う。本当にやっていないのなら、証拠を提出して「ほら、やってないでしょ?」と言えばいいわけだし。大事な書類を破棄するってことは、後ろめたいことをやっている自覚がある証拠。
なぜ正直に「ごめんなさい」が言えないんだろう。謝るのは屈辱かもしれないけど、それが物のルールだと思う。
この世は、誠実なだけでは生きていけないのだろうか。それもおかしい気がする。
Posted by ブクログ
2019年から2020年前半の国際情勢を解説した本。
本書は、コロナ禍の時代序盤の世界はどのような状況だったのかを振り返るのに役立ちます。現代の世界を理解する最初の一歩として最適な本。
Posted by ブクログ
コロナの影響が出始めてからの本書では、今までとシリーズと異なり世界の動きの逆行性が目立つ気がします。
グローバリズムからの脱却、各国のバッファーのなさがトリガーとなり、あらゆる人権問題や暴動、運動が活発化しています。
同時に、各国の衝突や動きも気になりますね。
全体を俯瞰的に見ることができますので今回も勉強になりました。
Posted by ブクログ
国際情勢を基礎から理解する分には、とにかく分かりやすい。
今回も盛り沢山、よくこんな沢山の世界問題が一冊に収まるな、というレベルだった。笑
この本を読むにあたり色んな別の本やネットを漁りながら枝葉をつけた為丸一日かかって読破した…
基本的な知識が身につくと、興味が持てればどんどん点と点が繋がって面白くなることを実感している。
本書は最新のオリンピック事情を取り上げていてIOCと、取り巻く国の関係性が印象的。
そのほか中東の事象が多く取り上げられていて、中東戦争やそれまでの経緯から、世界史、現代史、時事を読み解いていく所が最も深掘りされた。
ややこしすぎて途中ギブアップしかけたけど…
とにかく歴史は同じことをぐるぐる繰り返している。
「敵の敵は味方」なんだなと、本書にもあったが改めて思う。
国単位とはいえやはり人間同士、その当時のトップによって味方になったり敵になったり中立の立場を取ったり…
Posted by ブクログ
知ら恥シリーズで繰り返し学ぶイスラム世界の中東問題は、読むたびに新たで複雑ながらも、この本こそ我が聖典である。あの「海賊と呼ばれた男」が登場する。米国のトラさんについては、いつものごとくその傲慢ぶりを晒すが、今回それ以上に日本のシンゾー・アベへの憤りの高まりを感じる。森友に加計学園問題、桜を見る会については、コロナ禍であやふやにしちゃいけない。河井案里事件の捜査は、黒川氏定年延長問題とこう繋がっておったのか。中曽根元首相については、著者のインタビューに対する述懐ですっかり見直しちまった。
Posted by ブクログ
毎年発行される本シリーズは世界の「今」を知る上でとても参考になる。サブタイトルにすべてが凝縮されているのではないかと思うのだけれど、今回は「グローバリズムのその先」。はじめにも書かれていたけれど、11冊も巻を重ねても(つまり11年経っても)「世界の大問題」が一向に解決していっていない気がするのはどうにかならないものかと思ってしまう。今回は政府への批判が多めだったように感じた。それだけ政治の力が必要な場面が多いということかも入れない。
Posted by ブクログ
池上彰さんの著書をはじめて読まさせてもらった。
やはりテレビでの印象通りに柔らかい語り口でわかりやすく教えてくれる。
このシリーズの新刊が出るのが楽しみです。
Posted by ブクログ
・この本を一言で表すと
ニュースとニュースの繋がりや背景を深く理解できる本
・読み終わって感じたこと
資本主義は格差を生む。格差と経済を両立した社会が必要
・印象に残ったシーン
中曽根元総理の功績
ポスト資本主義は道徳と経済どちらも同じく重要である
・こういう人におすすめ
時事問題に興味がある人。
政治に興味がある人。
Posted by ブクログ
池上さん、さすがです!!
タリバンという言葉。なんだか怖そうという感情だけで意味づけしてたけど、本当の言葉の意味や成り立ちはまったく知らなかったなぁ、と痛感しました。
中立なのかな?と思いきや、トランプ政権に対しては厳しめなコメントが垣間見られて少し面白かったです。
Posted by ブクログ
コロナのニュースばかりで世界のことがよく分からなくなっていた。池上さんの説明は本当に分かりやすくて勉強になる。
今回はコロナはもちろん、アメリカ、中国、ロシア、EU、中東と盛りだくさんだ。
今年もそうだが、大問題があまりにたくさんあって、様々な国の思惑が重なり、不謹慎かもだけどとても興味深い。
Posted by ブクログ
●新型コロナウイルス
リーダーとしての危機管理能力
真剣に受け止める、情報公開>犠牲防止
巨大都市 封鎖;共産党独裁国家(中国)
WHO局長(エチオピア) チャイナマネー狙い?
●アメリカ
イスラム革命防衛隊;ISと戦った英雄、クーデター監視
国軍(徴兵制)
イスラム教を否定する思想
2018トランプ イラン核合意(米英仏独露中)からの離脱
イラン核合意;イラン核開発stop 経済制裁を停止←解除
大統領選挙
●中国
デジタル人民元(法定通貨)
対アメリカ(経済制裁) 貿易黒字国(中国・日本) 貿易戦争
ドル基軸通貨
→世界のお金の流れを管理したい
●英EU離脱 3年半
移民、EU権限
アイルランド、北アイルランド 国境問題
人、モノ 移動遮断
紛争再燃
EUからは離脱するけど、関税同盟には留まる「玉虫色の合意」両方からの反対
●相次ぐ不祥事
背景:長期政権への驕り
検察:最強の捜査機関
政界汚職捜査:強大な権限
定年延長
政治主導:官邸が人事 霞ヶ関閣僚忖度
Posted by ブクログ
世界の大問題シリーズは初めて読みました。各トピックが断片的ではあるもののわかりやすく理解できます。2020年の時点で新型コロナウイルスの説明にスペイン風邪を挙げ、この収束要因に集団免疫の獲得だけではなくウイルスの変異・弱体化を挙げているところが2022年現在においても大変示唆的でした。
Posted by ブクログ
んー、なんか世界ってこんな色々起きてたのかと
改めて思った、、、
イラクとイランの場所がいまいちわからないなど
自分の世界の地理感のなさに気付かされた、、、
シリーズだから次のシリーズも出たら読もう!
Posted by ブクログ
恥ずかしながら知らないことだらけだったが、さすがの分かりやすい説明で、世界の色んな問題が少しだけ分かった気になった。少なくとも今回知った問題に関してはアンテナを張ってニュースを追えそう。
シリーズの既刊も全部読みたくなったが、鮮度がある内容で遡って読んでも微妙そうなので、今後出版される続刊を読んでいきたい。
Posted by ブクログ
メルカリでこのシリーズの本を1から11まで購入して読んだのですが、やはりこの手の本は最新版が一番面白い。最初から11を読んで過去に遡る方が面白いかも?
とにかく池上彰の本はわかりやすい。難しい中東の問題やブレグジットや宗教の問題をその背後にある問題から解説してくれる。
12は新品を買おうと思う
Posted by ブクログ
池上彰さんは、いつも話がわかりやすい。本書も大変わかりやすいです。ニュースでなんとなく聞いて、わかりづらい中東情勢の用語もわかりやすく説明されています。次のシリーズも買いたいです。
Posted by ブクログ
毎シリーズ購読しております。
ここ1年間の社会情勢をわかりやすく説明しており、読者がこれからどう社会、世界と向き合っていくかを考えされられる内容です。
私はこの本でここ1年間の振り返りと復習を兼ねています。とても読みやすいです。
Posted by ブクログ
自分の生きている世界や自分の持つ価値観だけが全てだとおもってはならず、他の国や地域の人々の考え方、それを形成してきた歴史や問題を知ることがとても重要だと感じた。特に、行きすぎた資本主義による格差の問題が印象的だった。今まで世界の問題について考える機会が少なく、知識も少なかったため、一回読んだだけで理解するのが難しかったので、今後も何度か読み返して問題の根底にある知識を理解し、説明できるくらいにしていきたいと思った。
Posted by ブクログ
毎巻、新聞の流し読みで分かった気になっている現代社会についての知識を補強してくれる。
発売直後に買っていたが、読んでいた本を読み終えるのに時間がかかり、今まで読めていなかった。
この本を読んで、時事問題の背景を知ることで、今までとは違った感想を持つ問題も多数あった。
例えば、小学生からの英語の必修化や、医療資源の効率化による投資の減少が与える影響等は、個人的に池上氐とは真逆の意見を持っていた。
今年も勉強になった。
Posted by ブクログ
毎年恒例となっている「知らないと恥をかく世界の大問題」シリーズ。
2019年半ば~2020年初頭の世界・国内情勢の重要なトピックスが浅く広くまとめられており、一年間の振り返りには最適な一冊。
Posted by ブクログ
ついつい海外の人も同じように考えているに違いないと思い込む。自分の価値観や考え方がどこでも通用すると思ったら大間違い。世界は広い。
相手を理解するには、その国の人の宗教観や世界観に立たない限りなぜそう考えるのか理解できない。それが「内在的論理」を理解するということ。
グローバル社会を生きるとは、多様性を尊重することであり、「学ぶ」ことによって異なるものがあることを知る。
学び方を深めるコツの第一歩は、この「違い」に気づくこと。
Posted by ブクログ
ちょっと前の池上さん解説本、ちょうどBrexitの頃の本です。
そしてこのあと悪しきコロナパンデミックが世界中に..........。
資本主義の欠陥、経済格差について言及されていますが4年後の今はよりエグくなりましたね............。NVIDIAやOPEN AIといったキーワードはまだ出てきません....。
中曽根康弘のエピソードが載っていて、自分は中曽根は安倍や岸田らと比較して抜群に頭が良いことは認める一方、早くから原子力を推進したりあまり好きではないのだが、東日本大震災での福島の事故をうけて「自分のやってきたことは間違いだったかも知れない」と述懐しており、そこが強く印象に残りました.......。
Posted by ブクログ
世界が、相変わらず絡まった糸のようにぐちゃぐちゃで、解けるどころかきつくなっているんだなと。
明るい見通しどころか、現在も問題が山積みになっている。
読後のずーんとくる感じが何とも…
それとともに、日本が平和であることを実感した。
台湾や香港の若者達の危機感と、日本人のそれとは全く違うものなんだなと、幸せと言っていいのか、哀しいと言うべきなのか、表現に困る。
日本は、国内の政治家(政治屋か?)をどうにかしないといけないね。
ウンザリしてしまった。
私が創造主なら、地球一回リセットしよっか❤︎だな。ポチッとな。
Posted by ブクログ
11作目まで全部読んでいます。
今作ももちろん勉強になったのですが2020年が激動の一年すぎたため、かなり前の情報を元に書かれているように感じてしまいました。
次の作品が7月に発売になるということでしたのでそれは発売日に買おうと思います。
Posted by ブクログ
<目次>
プロローグ二極化する世界、深刻化する世界の大問題
第1章トランプ再選はあるのか?アメリカのいま
第2章イギリスEU離脱。欧州の分断と巻き返し?
第3章アメリカが関心を失い、混乱する中東
第4章一触即発。火種だらけの東アジア
第5章グローバル時代の世界の見えない敵
第6章問題山積の日本に、ぐらつく政権
エピローグ2020年の風をどう読むか
おわりに
2020年6月10日初版発行
Posted by ブクログ
世界の時事ネタにはかなり疎く、この本を読んでみたが、自分にあまり関わりのない世界には興味が持てないのだと気づいた。特にこの本では中東問題。恥ずかしい話、読んでいても全然頭に入らず、時間の無駄だと感じ飛ばしてしまった。その他の話は面白いとは思えなかったが勉強にはなった。かなり噛み砕いてわかりやすく書かれてるのだとは思われ自分の教養のなさを改めてわからされた。