あらすじ
世界の指導者の独裁化が分断、対立を引き起こす?
「アメリカ・ファースト」ならぬ「トランプ・ファースト」が世界を混乱に陥れている。緊迫化する中東、東アジア情勢。その裏で世界の指導者の独裁化が進む。分断、対立、そして民主主義の危機……。この流れにどう立ち向かえばいいのか?
世界のいまを池上彰がズバリ解説する。
シリーズ累計180万部突破・人気の「ニュース入門」第9弾の登場!
●分断、対立。その裏で進む1強政治
●トランプ政権をめぐるアメリカの姿
●イギリスのEU離脱を迎えるヨーロッパ
●再び緊迫化する中東情勢
●北朝鮮危機と習近平の1強政治
●人類がつくりだした魔物と向き合う
●「安倍1強」政治の行方
●混乱の時代をあなたはどう生きるか?
*イラスト図解20点を収録。320ページの「ニュース入門」決定版。
ニュースの副読本としてはもちろん、受験・就活用や教養本としてもおすすめの一冊。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
過去シリーズと比較すると、このシリーズは直前のものと世界的にはそこまで大きな変革が無かったような気がします。
数年前のことですが、現在は安倍さんは退任され、森友問題などに関しても露の如く消え、どうなったのか顕在化してきません。
国民側の意識の問題もありますが、改めて数年前のことに興味を持ち、自分なりの考えを持つ重要性が問われます。
Posted by ブクログ
世界の今が分かる、リアルタイム感と情報量。本書が、年に一回の、知らなかったことを補完する機会になっている。温暖化で北極海の氷が溶けて中国が北周りの航路にも伸ばしているとか、顔認証、音声認識の技術が中国で進むと管理社会につなげることができるとか。
Posted by ブクログ
恥といわれても、とりわけイスラム世界については、ハウツーものから小説にいたる多くを読み込めどなかなか理解できず、この知ら恥シリーズにお世話になっている。シリーズを手にし、たんびが新たで情けないけれど。今回は、北に中国にロシアに独裁が進む国家、AIにIoT技術が柱となる第4次産業革命、そうした世界情勢の中での日本の改憲、皇室典範特例などの流れを学ぶ。毎度、一読では足らず、くり返し読ませていただく。著者おおせのとおり、ここで得た基本的な知識を自分の中でどう生かすか、『君たちはどう生きるか』、余命も減ってまいりましたが考えます。
Posted by ブクログ
2018.15th
トランプ政権の動向、ブレグジット後のEU、プーチン大統領のロシアの動向、習近平の中国の動向、北朝鮮の動向など恒例の世界情勢についてのトピックスはいつも通り分かりやすく勉強になりました(´ω`)
今年のホットトピックの仮想通貨については自分でもう少し勉強してみたいと思います。
基本的に中立の池上先生がトランプと安倍晋三には批判的であることがよく分かります。安倍総理が3選目続投なるか?!という点は注目ですね!
Posted by ブクログ
2018/6/23
知らないと恥をかく世界の大問題シリーズの9冊目。最初の一冊からずっと読み続けて来たけど、この本は世界の動きや概要が分かりやすく書かれているので、単純に知識を入れるものとして読むもよし、自分の考える材料を少しでも増やす目的で読むもよし色々な使い方があるんじゃないかと思います。
近年のアメリカをはじめとする世界の国々に共通する、一国主義のことについてや、各地にある宗教対立の歴史的背景などは何度読んでも勉強になるなと思います。また、職業柄、こういう本が出てくれるのは本当にありがたい。
今後の日本について考えることができる人になるためにはこういう本を定期的に読み、さらに自分でそのことについて考えていくことが大事なんだと思います。そんな考えるための種をくれる本です。
Posted by ブクログ
毎度のことながらとても勉強になります。
8からの世界の自国主義は驚くほどです。
毎度のことではないのが池上さんがトランプを語る時にいつになく激しく罵っているように見えることです。
ドナルドトランプとはそれほどこれまでの世界秩序を壊し、自国や自分のことだけを考える指導者だと池上さんは考えておられるのだと受け取りました。
池上さんのような知識層の人の意見にそのままのっかって楽をするのではなく、自分で判断するだけの知識をつけて今後自分はどう生きていくのかを自分の手で選択したいと思いました。
Posted by ブクログ
結局自国ファーストで進めても様々な問題が起こり立ち行かなくなるよ、ということがわかったシリーズ第9弾。トランプ本人も落選ありきで選挙に臨んでたとは知らなかった。投票する側もちゃんと勉強して責任を持たなければいけないとつくづく感じた。この調子で最新巻まで読み進めて、私も勉強しなければ。
Posted by ブクログ
あまりニュースを見ないので、池上さんの本勉強になります。ニュース見れよって話ではありますがw
このシリーズで、2018年に書かれた本ですが、現在への流れを知るのに役立つ本です。
アメリカのトランプ大統領って、行動力のある人だなとは思っていたが、その行動の是非についてはどうなんだろうって思っていたのを、池上さんがわかりやすく書いていてくれます。その中で「重商主義」と「国富論」という言葉初めて知りました。経済の用語も知れました。
世界にも目を向けれるようにならないといけないなと感じました。
Posted by ブクログ
トランプ氏をはじめとする「自分ファースト」な指導者により、世界が分断されていく状況を解説した本。
2017年に起きた国際情勢について、背景となる歴史的な出来事も含めてわかりやすく解説しています。
Posted by ブクログ
過去のシリーズの繰り返しも多いが、
再確認するためには、とてもありがたい。
トランプ大統領の政治姿勢などが、客観的に書いてあり、
参考になった。
海外から見た日本がよくわかる1冊である
Posted by ブクログ
ほぼ毎巻購入して、そのたびに勉強させてもらっている。考える、世界を見るきっかけを与えてくれる参考書である。日本が核武装するにはこれこれという技術的、物理的問題がある…という一節が興味深かった。
Posted by ブクログ
日々のニュースを追っていれば、だいたい知っている(聞いたことはある)内容だが、それを世界の他の事柄と繋げて全体像を俯瞰してつかめたり、関連知識をまとめて教えてもらえるので、1年に一回?の世界情勢の知識整理のため読むことをおすすめする。
さすが池上彰さんで文章は読みやすく頭に入ってきやすい。さらに深く学びたい内容があれば、それについて詳しく書かれている本を探せば良い。
Posted by ブクログ
理屈抜きで面白いので安定の3日読破。
ただ解説するだけでなくて、読者、特に若者に対するメッセージも込められていて最後のエピローグにはちょっと泣けてきた。
Posted by ブクログ
混迷の世界情勢をわかりやすく解説する安定のシリーズ第9弾。国家間の対立構造の説明はさすがですが、今回は(おそらく)筆者の専門外の仮想通貨についても解説。この仕組みが、なぜ仮想なのに信用されるのか、データ改ざんされないのか(よく盗まれていますが・・)について私自身がよくわからなかったので期待して読みましたが、池上氏も多分よくわかっていないのでは、と思われます。曰く、10分ごとに整理されるデータで相互監視できるブロックチェーンの特徴は、一か所のコンピュータでまとめて管理すると改ざんしたり偽装される可能性がありますが、すべての取引情報をみんなにオープンにすることで特定の誰かに改ざんされることはありません。(P251)
実際、このような言い方を様々な解説書で見るのですが、正確には(多分)「すべての情報をオープンすることで、不正が見破られやすくなります」であって、「改ざんされることがない」のではないと思われます。こうした言い方をしないのは、おそらく専門書の受け売りで本人もよくわかっていないのではと勝手に思ってしまいました。もし、この指摘が間違ってたら、ごめんね、ジロウ。
Posted by ブクログ
<目次>
プロローグ分断、対立。その裏で進む1強政治
第1章トランプ政権をめぐるアメリカの姿
第2章イギリスのEU離脱を迎えるヨーロッパ
第3章イスラム世界のいま
第4章北朝鮮危機と習近平の1強政治~東アジアの現在
第5章人類がつくりだした魔物と向き合う
第6章安倍「1強」政治の行方
エピローグ混乱の時代をあなたはどう生きるか
おわりに
2018/6/10初版
Posted by ブクログ
以下の一節は読んでいて衝撃を受けた。愛国心は持ち合わせていないが、流石に恥ずかしいと感じる。
KKKの幹部を取材すると「目指すべきは日本だ」と言ったのには、衝撃を受けました。日本は移民も難民も受け入れず、独自の文化を維持しているからだと言うのです。