池上彰のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この1冊だけで、幅広い話題にふれることができ、これもまた「知の越境」の1つかもしれないと思う。
印象に残ったエッセンスは以下。
・アウトプットを意識したインプット
・日本は1つのことをやり通すことがいいという思想があるが、それが選択肢を狭めている可能性がある
・すぐに役立つものは、すぐに役立たなくなる
・質問を抑え込むのは、本人の成長の機会ばかりでなく、周りの人も賢くなる機会を奪う
・人をだしに使う質問法
・越境の醍醐味(無知の知、未知を知り停滞を破る、共通点を見出す、多数の視点を持つ/自分を相対化)
特に越境の醍醐味に関して、分野の狭間に橋を架ける発想や、トヨタとメルセデスの話で信頼関係の重 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ仕事がつらくなったら読書に逃げ込む、なるほど。
理想の社会をイメージし、自分が果たす役割を自問自答し、その理想に向けて動き出すことが大切。
何度も会える関係を築くには、名刺の力ではなく個人の力量を磨き続けること。その道の専門家と議論できるくらい問題に精通すること。
教養を効率的に身に付ける、その考え方が失敗のもと。
自らの頭で考え抜き、課題を乗り越えていくこと。
自分たちで世界のシナリオを描こう。ニュースから世の中の流れを読み解き、歴史に照らし合わせ時代を見据える。
頭を自分の思考の運動場に。
自分に負荷をかけることで成長につながる。
自分に足りないのは難解な書物の読み込みだな -
Posted by ブクログ
2018/6/23
知らないと恥をかく世界の大問題シリーズの9冊目。最初の一冊からずっと読み続けて来たけど、この本は世界の動きや概要が分かりやすく書かれているので、単純に知識を入れるものとして読むもよし、自分の考える材料を少しでも増やす目的で読むもよし色々な使い方があるんじゃないかと思います。
近年のアメリカをはじめとする世界の国々に共通する、一国主義のことについてや、各地にある宗教対立の歴史的背景などは何度読んでも勉強になるなと思います。また、職業柄、こういう本が出てくれるのは本当にありがたい。
今後の日本について考えることができる人になるためにはこういう本を定期的に読み、さらに自分でそのこ -
Posted by ブクログ
翻訳書や解説本は池上彰さんのこの本に比べるとどれもこれもダメダメ。資本論を読むならこの1冊で必要十分!!あと社会で仕事をしたことがあるか否かで体感度合も変わってくるね。
載っている智識を仕事で使うことは先ずないだろうけど、新自由主義の弊害を目の当たりにした今、マルクスが執筆後100年以上も後の世界経済を読み取ったトンデモナイ預言者(例:派遣労働者やワーキングプアは資本家論理の必然で発生したこと。失業は資本主義の過程で無くなるどころか理論的には増える存在であること)であったことに触れることができた。
例えば、搾取の意味も感情ではなく理屈でわからせる筆力に脱帽したけど、読んだ私が他人にそれを説 -
購入済み
仏教の入門書
仏教とは何か?他の宗教との比較も交えて池上彰がわかりやすく解説しています。
読みやすい文章でさすがは池上さんです。
読んでみてもっともっと仏教について深く知りたいと思いました。