池上彰のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
大学や、バイト面接、職場など様々な場面でプレゼンや自己紹介のような話すことが求められると思います。
そういった時どう話せば相手に伝わるのか、それを教えてくれる一冊です。
紹介されているテクニックを一つお伝えします。
話にはリードをつける
あらかじめ「いまからこういう話をしますよ」と聞き手にリードを伝えることを、私は”話の「地図」を渡す”と呼んでいます。「今日はここから出発して、ここまで行く」という地図を渡し、「そのルートをいまから説明します」という形をとることで、分かりやすい説明になります。
このような、役に立つテクニックが盛りだくさんなので、プレゼンや自己紹介が苦手だなと感じている人に -
Posted by ブクログ
著者の本はニュース解説などが多いが、この本には自身の半生が書き綴られている。いままで経験してきた苦労や仕事の面白みなどが追体験できる。読んでいて頭に入りやすく、一気に読み終えてしまった。
他の人の人生を味わうことができる読書の醍醐味は、この本を読むことで十分味わうことができる。
第8章「チームで働くことを学ぶ」は、今組織に属して働いている方、特にリーダーシップを発揮するような職種についている人であれば、共感できるところや実践に取り入れたいところが多い。
また、13章「忖度と空気」についても、自分にとっては納得感が高い内容であった。「面倒だからやめておく」というのが忖度の正体であり、わか -
Posted by ブクログ
イラクのフセインは、イライラ戦争の後はクウェート侵攻、とせわしなく周辺国に攻め入った。そのときのアメリカ大統領、パパブッシュは、キリスト教の国がイスラム教の国を攻撃する十字軍の構図になってしまってはいけないと感じ、サウジアラビアも動かしてアラブ連合軍といっしょにクウェートを守るためイラクを攻撃した。しかし息子のブッシュは父の想いを完全に蔑ろにして、十字軍っぽく単独でイラクを攻撃してしまった。
フランスの移民政策は、徹底的に同化政策。政教分離。かつてフランス革命で平民がカトリック教会と王族から権利を奪い取ったから、聖職者は民衆の敵イメージが強い。
フランスではヒジャブや十字架は禁止。
ベルギ -
Posted by ブクログ
このシリーズも再度読み始めて7冊目。
この頃にこんなことニュースでやってたなぁと思いますが、発行日を見ればたかだか数年前。
政治•経済という分野は本当に目まぐるしく変わるものだと感じますね。
今作は、過去作に比べると振り返りとなる内容が多かったです=世界情勢が今までの本の執筆中よりも大きく変動した事が少なかったと言えます。細かいところの拡充はもちろんあります。
国内に関する事はだいぶ少ないですね。主に世界をターゲットにした内容でわかりやすく纏まっています。過去と同じ説明から入るので、反復学習になります。
ただし、私は個人的にテレビや記者含めるメディアの情報には常に猜疑心を持っています。 -
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Posted by ブクログ
このシリーズを読み返して6作目。
本当に今まで自分が知ったかぶりをしていることに痛感させられます。
過去のシリーズよりも、より世界の宗教対立(各国々の紛争)や日本隣国との対立を書いています。
実情だけでなく、その問題がなぜ起こっているのか?という根本的な内容にしっかり言及しているので、受動的に耳に入ってくるうわべの情報ではなく、そうだったのか!と思う内容もあります。
それでいて、筆者自身の考えも散見されるので、楽しめますね。
更に、そこから派生する問題点も論理展開がしっかりしているので、納得した上で、改めて政治経済の難しさを感じられます。 -
Posted by ブクログ
こちらも振り返りの為に読み直ししています。
本書の初めの部分に当時流行した中国のウイルスについて書かれています。
まさに、現在コロナが流行しておりドキッとする反面、中国の疫病に対する甘さは今だに改善して無いことに失望しました。
感情的になりたくはありませんし、難しく高度な政治判断(経済面を含めて)が必要なのがありますがそろそろ中韓との付き合い方を本格的に改めねばならない転換期ではと思いますね。
まさに、EUが出来てから当初は平和賞ものの功績とされたますが、ここ10数年で各国の風当たりは変わっています。
隣国や同盟国間での付き合い方、、、その基礎土台を理解するにもってこいの本田と言えます