【感想・ネタバレ】世界から戦争がなくならない本当の理由のレビュー

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Posted by ブクログ 2022年08月06日

世界がどんな構造でいがみ合っているのかが、分かりやすく整理されている。
自分がいかに世界史を知らないのか、表面的なメディアに流されているのかを痛感。

宗教戦争って実は経済戦争
戦後はない(世界レベルでは常に争いごある)
戦勝国のアメリカとソ連が次の戦争の種をまいている
1次世界大戦でうまくマネージ...続きを読むできなかったから二次大戦がおきてしまった
ヒトラーはテロを起こした訳ではなく、正当なプロセスをへて独裁者になった
報道、世論まて含めて戦争の成果か決まる
朝日新聞は真珠湾攻撃に反旗を翻す記事を書いて干された。その後戦争賛成というポジションを取らざる得なくなった。

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Posted by ブクログ 2021年09月27日

とても分かりやすい。
化学は間違いなく進歩しているが、人は成長してるのだろうか?
過去を振り返り、善悪をしっかり判断し、未来を作っていく。
まずは知らなければ過去を振り返る事は出来ない。
知る為にはこういうジャーナリストの方々の本は非常に良いと思う。

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Posted by ブクログ 2021年02月08日

いつもながらに勉強になる池上彰さんの本。
なぜ戦争がなくならないか、一言では言えないが、歴史に学ぶしかない。

第二次大戦で得た教訓も、国によりさまざま。
ソ連はドイツ軍の侵略のトラウマから周辺諸国を緩衝地帯にすべく東欧諸国を支配。
アメリカも、ベトナム戦争の教訓から湾岸戦争に勝つも、その勝利体験か...続きを読むらイラク戦争の失敗を起こす…。

知らなかったのは、アフリカの戦争。
アンゴラ内線が四半世紀も続いていたことや、
ソマリア内線など、ソ連やキューバも参戦していたことに驚いた。

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Posted by ブクログ 2020年04月20日

読み応えあり。
現在も起こっている紛争は、すべて過去の戦争、侵略が引き起こしている。
戦争の反省をしたはずが、それが新たな紛争を生んでいたり。
全てを理解しきるのは難しいが、世界の大まか流れを掴む教科書。

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Posted by ブクログ 2020年02月15日

戦後74年を池上さんのわかりやすい解説で振りながら、頭の中のバラバラの情報を線でつなぐことができました。特にキューバ危機のくだりや第一次世界大戦の戦後処理の失敗でドイツ経済が破綻しヒトラーが台頭して第二次大戦へとつながっていくあたりの流れがよく分かりました。一つの戦争が終わっても、それで世界の人々全...続きを読む員が幸せになるわけでなく、勝者と敗者が出る以上、次の戦争への伏線となってしまう。政治、宗教、各国の歴史、利権が複雑に横たわっているだけにその伏線を断ち切ることは難しいのかもしれません。それにしてもアメリカはちょっかい出し過ぎですね。世界中の人々が私利私欲に走らず本当に平和的な思いで行動することでいつか戦争がおこらなくなりますように。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年11月22日

日本で「戦後≒平和」と呼ばれる時代にも、世界各国で戦争は起きていた。現代史の中で起きた戦争を追いかけながら、現在と未来をいかに生きるべきかを説いている。巻末にはネトウヨへの容赦ない批判が書かれているが、たぶん池上彰の本を読む人はアンチネトウヨ思想であり、当のネトウヨはそもそもこういうリベラルな本は読...続きを読むまないよな……

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Posted by ブクログ 2019年09月16日

190916.なんとなく色んなところで聞こえてきたことが具体的に書かれているなーという印象。土地の争いならまだしも、宗教やら主義やらで戦争というのはなんと愚かで悲しいことか。
戦争当事者は我が事と奮い立っているが、バックの国の思惑に左右されていることもなんとも悲しい。
たしかに憲法はいいかげん何かし...続きを読むら見直さないと、見直して始めて自立と言えるのではないか?
主義やら宗教だってちゃんとアップデートが必要な気がする。出ないと原理主義と一緒では?

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年02月04日

日本共産党は1955年に路線転換するまで武装闘争を肯定していた(p.60)。このことが「中核派」「革マル派」、連合赤軍などを派生させたとすれば、日本共産党はテロ組織のインキュベータであったということか?
 中韓が「反日」を止められないのは「自力で独立を掴み取っていないから」。日本軍と戦って独立を勝取...続きを読むったという神話を作るために日本=悪でなければならない。
 韓国政府の正当性を維持するためにも、民族性(アイデンテティ)を維持するためにも徹底した反日教育が必要となっている。中国も共産党による独裁国家。政府の正当性を維持するには、「日本軍(敵)と戦って追い出し、人民を解放した正統な支配者」だという歴史が必要だった。
 パレスチナ問題は第一次世界大戦でイギリスがユダヤ人に居住地区建設を約束していたから生じた。ユダヤの大財閥・ロスチャイルド家から戦争に必要な資金を得るためである。
 戦争の勝利体験が、次の戦争の失敗を引き起こす。これは日本でも(日清・日露戦争)、アメリカの(第二次大戦、湾岸戦争・イラク戦争)でも歴史が語っている。
 「戦争をどう総括するか」。日本とアジア周辺国との摩擦、アメリカが中東に蒔いて地球上に飛び散っている火種。バックミラーに映る風景(過去)から未来を予想する(正しく舵取りをする)ことが大切だと閉める。

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Posted by ブクログ 2023年05月07日

基礎知識が乏しいために、半分くらい内容が入ってこなかった。
けれど、とても分かり易くまとめられていると思った。
戦争の体験記や史実を知ることは大切だが、二度と戦争を起こさないようにするには、なぜ戦争が起きたのかを考えなければならないと著者はいう。
全くその通りだと思う。
ただ、戦争に学んで戦争を起こ...続きを読むすアメリカの事例を思うと、戦争をなくすことは難しいと思う。
戦争ほど愚かなことはないと思うのだけれど、今も世界では戦争が起きている。
そんな時代だからこそ、池上氏の言うバックミラーを磨いて、反省と検証をしっかりとするべきだと思う。
日本は、戦争の加害者(真珠湾攻撃)でもあり、被害者(原爆)でもあることがその責任と反省に繋がりにくかった側面もあるようだ。
ソ連のウクライナ侵攻を予見するような記述があったのは流石だと思うと同時に、それは戦争の歴史や世界情勢を知る事で可能だったのだと思うと、しっかりと情報に接して考えていかなければいけないと思った。

個人の技量に重きを置いて、マニュアルを作らない日本人の思考傾向や、広島平和記念公園の原爆死没者慰霊碑に刻まれた「過ちを繰り返さない」という言葉の主語はいったい誰なのかといった話はとても興味深く印象に残った。主語がなくても成り立つ日本語の曖昧さも反省を妨げる要因の一つかもしれない。

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Posted by ブクログ 2022年09月21日

流石の池上彰さん。わかりやすく、内容がある。

世界から戦争がなくならない本当の理由。
とてもストレートなタイトル。今この時勢だからこそ、より重みを持つ。

とは言え、内容は戦争だけではない。戦争を切り口にした、近代史のお話。
冷戦構造、米国の戦争。それらが今の世界と地続きであることがよく分かった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年10月16日

近現代の戦争について原因や背景、結果をわかりやすく解説しており、戦争から何を学ぶことが出来るのか、歴史から何を学ぶ必要があるのかという視点を獲得出来ます。

中東やアフリカの部分で短い紙面に内容を詰め込み過ぎて、文章の流れが良くなく読みにくい部分があるものの、全体的に読みやすい本でした。

結論での...続きを読む「本当に怖いのは異常な独裁者ではなくそれを支える国民の熱狂である」という指摘は、インターネットで誰もが意見を発信出来るようになった昨今において重要な指摘だと思います。

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Posted by ブクログ 2021年09月27日

池上彰による、文字通り戦争が起こる原因となくならない理由を記述した一冊。

特筆すべき内容はないものの、正確でわかりやすかった。

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Posted by ブクログ 2020年10月22日

池上彰の本は、彼の意見がきちんと入っている。少し出し過ぎだとは思うけど、読んで損はない。特にこの本は、戦争がなくならない理由に絞っているのでオススメ

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Posted by ブクログ 2020年05月17日

audiobook.jpにて聴いた。世界の戦争の歴史を振り返る本。戦勝国になると次もまたうまくいくと思い、敗戦国になると次はうまくやろうと思うという、無限ループなのかなと。
日本は太平洋戦争の総括が不十分で、現場主義で責任の所在もあいまい。個人的には、本書を読んで憲法の見直しが必要と思いますが、なか...続きを読むなか出来そうにないですね。
世界では絶え間なく戦争が続いていますが、日本はたまたま70年以上も平和を維持できていてよかったと思う。これを続けるためになにが出来るだろうか。少なくとも選挙に行くのは必須かなと思う。

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Posted by ブクログ 2020年04月16日

audiobookで聞いた。

第一次大戦から第二次大戦、冷戦、中東、アフリカ、アジアなど、各地域、各戦争毎のテーマに分けてなぜ戦争が起きてどう推移していったのかを解説している。
その中で複数の戦争に共通してみられているのが、
・アメリカの介入
・イデオロギーや地政学的、あるいは利権関係での大国の思...続きを読む惑と介入
・宗教対立
・メディアの立ち位置と国民感情の関係
・戦後処理と反省
等である。
特にアメリカの介入した所ことごとくおかしな事になっていたり、途上国の内ゲバを、宗教やイデオロギー的な理由で大国が介入して、その後乱立した現地組織が泥沼の内戦を起こすあたり、救いの無い思いがする。
その一方で少しずつではあるが、過去の失敗に鑑みて、より良いシステムを作り上げようとする人類の努力も見られるのである。

余談だけど、CIAはやっぱ結構動いてるんだな。

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Posted by ブクログ 2020年03月28日

ドイツの自動車ナンバープレートは「SS」を選べない。
基本法≒憲法州は代表に作らせた。

与党が改憲を訴えるのは日本のみ。
 アメリカが行ったこと。
 財閥解体、競争で経済発展。
 中間層を育て内需拡大し、外国侵略を考えさせない。
 女性参政権。

キューバ 米軍グァンタモ基地
 1898年 米西戦...続きを読む争の勝利の遺産
 実質植民地化がソ連の介入、
 カストロとキューバ危機へ発展

冷戦終了
 物理学者や数学者が金融界へ
 マネーゲーム、リーマンショックへ
 インターネットの解放へ
 社会主義の労働者が資本主義社会へ
 世界的デフレへ

ベトナム戦争後の報道規制
 ピンポイント爆撃は命中した映像しか公開してない
 戦争はメディアを育てる

パレスチナ問題
 イギリスの多重外交
  ユダヤ人国家/アラブ独立国家/オスマン帝国分割

ヒトラー
 まっとうな民主手続きから生まれた
 本当に怖いのは、
 異常な独裁者よりそれを支える国民の熱狂

第二次世界大戦後の軍事衝突
 原因は第二次世界大戦の戦勝国

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Posted by ブクログ 2019年11月21日

第2次世界大戦への日本の自己反省の手法が不十分であることのほか、第2次世界大戦後の世界の内戦や地域戦争を米ソ対立にかぎらず、アフガン・イラク・コソボ・カンボジア・ソマリア・アンゴラなど、わりと満遍なくとりあげているので、CNNやBBCがケーブルでしか視れず、紛争に関する世界情勢に関心が薄くなりがちな...続きを読む日本人がこれを俯瞰するには手にとりやすい分量。結局、抽象的に帰納するとこういうことになる「世界から戦争が無くならないのは、勝者が歴史から学ばず、戦争による成功体験を引きずり、他者を見くびり、自らの利益のみを追求し、弱者を弾圧し、都合の悪いことは隠す。 そんなことを繰り返しているから」。ラグビーWCにイングランドとアイルランドが別チームで出場しているが、両国間にぬぐい難い遺恨があることもこの本読めば簡単に知ることができます。

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Posted by ブクログ 2019年08月18日

日韓問題や中東問題など、現在の世界情勢を抑えておくのに欠かせない一冊。

ということは、世界視点から見ると、いまだに争いが多く存在する、ということである。

前版と比べて大幅な加筆がされており、特に内容が古いとは感じなかった。迷っている方は改めて読んでみることを勧めたい。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年09月08日

・日本はあの戦争を総括できていないのではないか
・いつの誰の行動が悪かったのかが曖昧
・総括できていないのであれば、再び同じような戦争が起きてしまうのではないか
・主体性がない状態が続いているのではないか
(アメリカに押し付けられたと一部では言われていながら、憲法が改正されていない)

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Posted by ブクログ 2020年01月12日

オーディオブックにて。

なんほど〜って、そのときは思うんだけど、
すぐ忘れてしまう。

過去の苦い経験も教訓も忘れちゃうから、
戦争 起きるのね〜。

人間がいなくなったほうが、
地球はよっぽど平和だ。
地球の気持ちになったら、身体のあちこちに
吹き出物ができて、痛くて痒くて、
いっそ一掃したいだ...続きを読むろうに。

生かしてもらってる謙虚さを忘れて、
ちまちまやってるんだから、強欲で傲慢だよ。
反省〜。

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