池上彰のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
名演説が名演説たるゆえんを、池上さんとパックンの解説で読む。
なぜ聴衆に響くのかを、背景となった出来事やその国や民族の文化、歴史、演説内の言葉や言い回しを解説してくれる。
この本は英語話者ならではの解説があってこそ。
演説内のどこがどう感じるのか、これを言われると何を思い出し、何と結びつけるのか、怒りを煽るのか、同情を誘うのか、異国の出来事でも自分のことのように考えることができるのか。
単語の並び、発音、対比、美しさ、力強さなど、へぇーーーと思うことばかり。勉強になった。
名演説と聞いて思い出すのは、ブッシュ元大統領のI can hear you。
グラウンドゼロで瓦礫の上に立ち、作業員 -
Posted by ブクログ
ネタバレ朝鮮半島の歴史、日本による侵略から現在に至るまでの韓国、北朝鮮について書かれてる。
朝鮮半島を植民地化した後、第二次世界大戦後日本の敗戦により南北にアメリカ、ソ連の支配下に置かれ、韓国と北朝鮮へ分断された。しかし、北朝鮮による韓国攻撃により朝鮮戦争が始まるがこう着状態となり現在は休戦協定を結んでいる。
韓国はアメリカの支援により民主化されるが独裁政権が続き財閥ができ、慰安婦問題は現在も続いている。
北朝鮮は独裁政権、世襲制。朝鮮戦争の時はソ連と中国の支援を受けていたが、両国の関係悪化により独自路線と進み、ソ連の支援を受け核開発へと進むようになる
朝鮮半島の歴史について簡単に学ぶことができる。 -
Posted by ブクログ
ニーサ熱が熱い中、私も始めようと思ったがお恥ずかしい話経済のことが全く分からない。
YouTubeには「ここに投資しろ!」とダイレクトな回答の動画があるけど、自分の大切なお金で投資をするなら経済を分かっていないと怖いと思い、本著を読んでみた。
読み終わってからは「金利が上がる、下がる」とどうなるかが分かったし、ニュースに出てくる「金融緩政策」の内容も分かるように。また金利の上げ下げによる投資家の行動もちょこちょこ書いてあり、参考になった。ただ、私にはまだ日本経済と株価・為替の連動している動き理解できずにいるので、次はこちらを深掘りできる本を読んでみたいと思った。
それにしても、池上彰さんの本は -
Posted by ブクログ
ケインズとフリードマンは現代経済政策の両巨頭。
もっと勉強しないといけないと考えさせられる。
大きな政府か小さな政府か。
戦後に力を持ったケインズ的政策が限界を見せ出した頃に、力を持ったのが新自由主義。
私が育った学生時代はまさにこの時代で、メディアは無駄な公共投資を批判し、民主化による効率化が煽った事に少なからず影響を受けて、私も市場至上主義に近い考え方を持っていた。
その後リーマンショック以降は潮目が変わり、保守的な自国至上主義が世界で猛威を奮っている。
新帝国主義とも呼ばれ、もはや経済だけでなく軍事的な動きまで出てきている。
なぜこのような世界は動いたのか?
そしてこれからどう動く -
Posted by ブクログ
池上彰のこの手の入門書にはまえがきかあとがきに、本の内容に関しての責任は著者である自分にある、と書かれていることが多い。だから自分本位ではない書き方になっているのだろうと思う。また、ターゲットとなる読者層がどの程度のバックグラウンドなのかを想定して書いているかが伝わってくるので本当に分かり易い。昨年読んだ別の入門書のおかげでスムーズに読めた。
大学進学時にマルクス経済学の大学と近代経済学の大学があって、マルクス系は避けた記憶がある。バブル当時でもそういう風潮が地方には残っていたということだろう。今となっては資本論は社会主義、共産主義を礼賛するものではなく、資本主義の分析を通してその行き着く先