【感想・ネタバレ】池上彰の世界の見方 インド~混沌と発展のはざまで~のレビュー

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Posted by ブクログ 2024年01月18日

15歳向けに学校で行われた授業をもとにした本。15歳向けということで分かりやすく、しかしインドについて深く知ることができた。世界を理解するためにとても良いシリーズだと思う。シリーズの他の本も読むことに決定。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年05月16日

経済が豊かになると少子高齢化が進む
ITが進んだ理由として、ITにはカーストが存在しないから、みんなが目指しやすい
インドのトイレが綺麗だったのは、モディ首相が改革を進めたから
インドは全ての宗教に尊厳を持っている
信じている宗教がない=神様を信じていないということは、神も恐れぬ行為に出るのではない...続きを読むかと思われるため
低カースト優先枠が大学や公務員に存在する。その反感も起きている。しかしそれは差別がひどく、同じ道も通ることさえ許されない歴史があったから

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Posted by ブクログ 2022年08月01日

シリーズのインド編。歴史、宗教から最新の政治状況まで。特に最後の地政学の章で、インドと中国、パキスタン、アフガニスタン、さらにはサウジアラビアとの関係については、知らないことが多く、大変勉強になった。

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Posted by ブクログ 2022年03月13日

とにかく解り易い解説!インドという国の成り立ち、そして近隣国とのシビアなピリつきの理由まで網羅されてます。

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Posted by ブクログ 2022年02月06日

Three idiots, toilet, pad man, dhobi ghat, rang de basanti…。インド映画を思い出しながら読めた。楽しかった。

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Posted by ブクログ 2021年11月13日

安定の世界の見方シリーズ。
今回も大変勉強になりました。
中でも特筆すべきは、以下。

・カシミール地方のカシミヤヤギ
・インドで一番成功してる日本企業はスズキ
・BPO ビジネスプロセスアウトソーシング
・州ごとに政府がある
・モディ首相は突然同日をもって高額紙幣を廃止するとした→キャッシュレス化...続きを読むが進んだ
・ヒンドゥー教が80%イスラム教が15%
・身分制度 ヴァルナ→カースト→ジャーティ(職業的区分)
・神様ランキング上位
 ヴィシュヌ神ーー宇宙を維持する
 シヴァ神ーー宇宙を破壊する
・ターバン=シク教 (髪の毛切っちゃだめ)
・ルワンダという国。ベルギーが少数派のツチ族を使ってフツ族を統治させた。フツ族はベルギーではなくツチ族を憎む。
・インドの国旗は信教の自由を象徴する
・バングラディッシュの国旗は日の丸を参考にした
・無宗教=神様を信じていないという意味になる
・カースト制度には仕事を分け合う社会保障の一面もある
・男性より女性の人口が不自然に少ない
・未婚の女性が婚前交渉や駆け落ちをすると家族の名誉を汚す行為とみなし、"名誉殺人"が起きる
・夫に先立たれた妻が夫が火葬される時に共に焼死するサティーという風習があった

・ゼロの発見。《位取り記数法》
 昔は《ローマ記数法》
・インド式計算法 その1、その2←覚えた
・it が飛躍したのは西暦2000年問題
 1996.10.02 → 96.10.02 00どうなる?
・最難関のインド工科大学
・江戸川区の西葛西はインド人が多い

・大陸国家と海洋国家
・1962年突然中国がインドを攻撃した中印戦争
・インドとパキスタン
・マハラジャという地域の王様、藩王
・カシミール地方の住民の約8割はイスラム教徒。カシミールのマハラジャはヒンドゥー教。イスラムの国パキスタンが攻めてきたのでマハラジャはインドに助けを求めた。
・インドとパキスタンの停戦ラインは実効支配ラインとなり、今でも紛争が絶えない。
・インドはアメリカに接近、パキスタンは中国に接近。『敵の敵は味方』
・パキスタンはインドに向き合った時背後が気になった。アフガニスタンだ。
・パキスタンはタリバンを作りアフガニスタンを支配した。

・1964年の10月東京オリンピック開催中に中国が核実験を成功させた。偏西風に乗って大量の放射性物質が日本に降り注いだ
・インドも核を持つようになり、パキスタンも。
「抑止力という考え方がいけない」
・パキスタンの核開発を経済的に援助したのはサウジアラビア。サウジアラビアはイランを警戒


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Posted by ブクログ 2021年01月06日

インドといえばカーストとよくも知らずに思っていた。
しかし、単なる階級制度じゃなく同業者グループのジャーティと結びついてできたものであり、このジャーティが結婚や就職に影響することを知って"どうしてその階級から抜け出せないんだろ?"って言う疑問がスッキリした。
そしてそのジャーティ...続きを読むは差別を生む負の側面だけでなく、人口の多いインドにおいて職業をシェアする、人々を食いっぱぐれないようにするシステムという良い側面も持っていると言う事実はあまり知られていないし、そういう風に外からは見えないなと感じた。
良い側面もあるから人々の生活に根強く残ったんだろうなと納得。

異国の人や異国でなくとも他人を見る時、その人の立場に立って違う見方をするのは大事なんだなぁとこのシリーズ読んで何度も思った。

そんで、この本を読んで"好き嫌いがハッキリ分かれる国"とよく言われるインドにも是非とも行ってみたいと思った。

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Posted by ブクログ 2020年12月31日

モディ首相の筆頭公約はトイレの整備。エリート大学のインド工科大学には世界中の企業からオファー。人口がまだまだ若いインドは希望の固まりだと感じた。女性差別とジャーティみたいな習慣が課題になるみたい。ヒンドゥー教はやめようと思えばやめれるらしい。池上さんの博識には驚く。印パ戦争や中印戦争も重要。中国とイ...続きを読むンドが仲悪いことに連鎖して対立が起こる。パキスタンとインドも3回戦争している。

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Posted by ブクログ 2020年11月17日

インドという国のことを知りたくこの本を読みました。
オンライン英会話でインドの先生と話していることもあり、とても興味がありました。
日本との関係、宗教、カースト制度、ITと数学、地政学についてやさしく書かれており、読みやすかったです。
この本を読んだ後、インドの先生とインドについてのさらなる話ができ...続きを読むたことが、とても楽しかったです。

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Posted by ブクログ 2020年09月16日

他のシリーズの内容に繋がる部分があり、世界の動きの裏にこういう事もあるんだなと違う視点を与えられた。

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Posted by ブクログ 2020年07月05日

2020/7/5
世界の見方シリーズのインド編。高校生への講義内容をもとにして書かれたものであるが、相変わらず分かりやすい。
人口の多さや数学に対する得意さから注目を集めるインド。本当のところはどうなの…?というのを色々な側面から解説してくれています。これからの世界の発展において、欠かすことのできな...続きを読むい国になるであろうインド。よく数学が得意な人が多いという印象を持たれがちですが、そこには宗教的な背景もあり、国が位置する場所も関係していたりと色々な要因があることがわかります。
そしてそのイメージは単なるイメージに過ぎず、客観的に見ると意外とそうでもなかったり…。
インドは仏教が生まれた発祥の地と言われるのに、肝心のインドはヒンドゥー教が国民の大半を占めています。これには世界の国との歴史的な関係があることも見逃せません。
中国を経由して日本に仏教が伝わり、インドでは、バラモン教からシク教、ヒンドゥー教と言った考え方が生まれそれぞれの生活と密接に結びついていきますが、さらにカースト制がそこに絡んできて、インドの社会構造は歴史の積み重ねとともにすごく複雑になっているんだなということが改めて分かりました。相変わらず、さらっと読めてとても勉強になる本です。

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Posted by ブクログ 2022年12月25日

著者が母校である高校に併設された附属中学校の生徒に向けた授業をもとに書籍化されている。
インドの建国の成り立ち、宗教、カースト制度、周辺国との地政学などが網羅されており、現代インドを理解する上でたいへんためになった。

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Posted by ブクログ 2022年08月29日

経済発展を遂げる中国ばかりに目を奪われている昨今、これから大きく発展するインドを忘れていることに気づいた。アメリカだけでなくインドとの協力関係が大切であることがよく分かった。
政治や宗教だけでなく地政学の視点からも紹介してあり非常に分かりやすかった。

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Posted by ブクログ 2022年06月21日

■ Before(本の選定理由)
同シリーズ6冊目。インダス川とモディ首相のイメージが強いインドは、どこに向かうのか。

■ 気づき
カースト(というか職業ランクを定義するジャーティが主)が日々の生活に深く根ざしている。どの国政政党も、身分制度は容認するがそれによる差別を禁止する、というスタンスを取...続きを読むっているらしい。

■ Todo
インド工科大学の入学生の約半分が、アファーマティブ・アクションのような優遇措置の枠らしい。のし上がるためのバイタリティは学ばなくては。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年03月08日

目的:最近インドが経済的にのみあらず、政治的にも重要な役割を果たし始めているから、そんなインドの知識を高めようと思った

要約:
インドが建国される経緯とそれに伴う第一次印パ戦争について。
インドはもともとイギリスの植民地であった。
独立する時に、イスラム教徒が多いパキスタンと、ヒンドゥー教徒の多い...続きを読むインドに分裂した、ガンディーは統一国家として独立させたかったが、その運動の最中にヒンドゥー教徒に暗殺された。
第一次印パ戦争はカシミール地方を巡っておきた。植民地時代のカシミール地方のトップがインドとパキスタンを選ばず独立国家になろうとしたが、そこのパキスタンが攻め込んできた。カシミール地方のトップはヒンドゥー教徒だったため、パキスタンには入りたくなく、インドに応援を求めたことがきっかけであった。

カースト制度について
カースト制度とは、ヴァルナという身分制度とジャーティという職業区分制度が合わさったものである。ヴァルナはヒンドゥー教の前身であるバラモン教で制定された身分制度である。ジャーティによって、代々同じ職業にしかつけず、結婚も同じジャーティ内でしかできない。
ジャーティは社会保障の一面も持っている。ジャーティによって仕事が決められている、というのは少なくとも仕事はあるということだからである。しかし、IT化によって仕事が失われた時にどうするのかを対処するにはインドにとって重要な課題である。

インドの学力について。
インド人が数学に強いというのは間違いらしい。OECD(経済開発協力機構)の学習到達度調査(PISA)の結果ではインドはほぼ最下位。インド人が賢い、というイメージはIITが大本にあると考えられる。IITは相対評価で学生にすごく勉強させる。そういった一部の人が世界に出ていくことでインドは賢いというイメージにつながるのだと考えられる。ITという区分はジャーティには含まれず、低いヴァルナの人々はインディアン・ドリームのために必死に勉強するんだとか。また、インド工科大学(IIT)は、低いジャーティの人を優先的に入学させる「枠」があり、全体の半分を占める。

Act:インドのことに知識が深まった。こういった読書の仕方を続けていこう。インドが高額紙幣廃止によってキャッシュレスが進んだというのは興味深い話だった。そういったことを何かビジネスや仕組みを考える時に参考にしょう。

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Posted by ブクログ 2022年01月27日

自分も混ぜてもらって良いですか⁉︎笑

池上氏が母校で行った授業の内容をまとめた本書。氏からインドのイメージを聞かれ、幼少期の高野秀行氏みたいな回答(「ターバンを巻いた人がカレーを食べてレインボーマンになる国」)は見られなかったが笑、皆んないい線行ってた。大変物知りで質問もなかなか鋭い!(誰…)

...続きを読む週刊こどもニュース時代から池上氏を見てきた。コンパクトなのに全体像が掴めて、しかもどんどん腑に落ちてくる解説が氏の凄いところだと思っている。
例えば世界史でおなじみの東インド会社。どれほどの存在か今まで読めずにいたが、会社を隠れ蓑にした軍事組織であった故にあれだけ立ち回れたんやと結びつけることができた。
他にも東京裁判におけるABC戦犯のランクの意味など挙げ出すとキリがない。

インドはどうした⁉︎って事でようやく本題…
今のインド(本書は'20年7月刊行)を知りたいが為に手に取ったが、大好きな映画産業について触れられていないのがちと残念。。しかしそのぶん今までニュースで見かけても入ってこなかった政治経済事情を掘り下げてくれていて大助かり!

選挙の仕組みなんか聞き入ってしまった。1選挙区ごとに1名を選出。投票時、字が読めない人は各政党のシンボルマークで判断していたとは。さすがIT大国というべきか電子投票機なるものも導入、独特な創意工夫がなされている…!
州・中央政府の権力構造も特殊に映って見えたし、やはりカーストも連動していた。

宗教も外せない。古代インドのバラモン教を契機に現在もあらゆる場所で根を張るカーストが生まれたから。(ちなみに"カースト"って表現はポルトガル語から派生したという)
宗教観も日本みたいに改まった印象はなく、池上氏が曰うように生活システムの中に組み込まれている。生活と宗教が渾然一体、祭事も宗教上の儀式と認識すらしていないとさえ思えてくる。

地政学では印パの歪み合いからタリバンの誕生等意外な視点から現代史を紐解いてくだすった。元を辿れば必ずインドに繋がっている。
表裏がそこまでないと思い込んでいたが、なかなか闇が深い。
そんなボヤけていた知識がクリアになったのも珠玉の解説の賜物。まだまだ視力は良くないけど、ようやっと映画以外にも目を向けることができた! 

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Posted by ブクログ 2021年10月24日

第二次世界大戦後の日本の軍事裁判とサンフランシスコ講和条約で、インドが矛盾点を指摘して反対するのがかっこよかった。列強国に左右されてない毅然とした態度。
またカーストの影響、周辺国との関係も興味深かった。

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Posted by ブクログ 2020年11月08日

改めて大国であることを認識。色々な思想(宗教)や文化が混在する中、カースト、ジャーティで統制される?国。

またITで進んだ国との印象がある一方で、トイレ普及していない!という状況も、インドという国をひとことでは言い表せないところを感じる。

古い習慣やしきたり(同職種内の結婚など)が、生き方を縛る...続きを読むところもあるが、ITのような新しい分野は身分にとらわれない職で、インディアンドリームを叶えてくれる可能性のあるもの。

地政学の項では、日本が大国中国と渡り合う上で、インドとの関係強化は、今後ますます重要となってくることが分かった。そもそも、これまでも、世界は敵の敵は味方という戦略を意識しながら進んできた歴史がある。

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Posted by ブクログ 2020年10月11日

インドのIT産業が発展したのは
アメリカが定時あたりに
インドに仕事発注すれば

時差の関係でインドが朝から
仕事を始めて定時に仕事を終えて
アメリカに仕事結果を送れば
アメリカは翌日の朝に
受け取れるって下りが好き。

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Posted by ブクログ 2020年08月24日

知っているようで知らないインドについていろいろ知ることができた。
インド独立までの歴史や宗教、カースト、中国・パキスタンとの関係について基本的な事柄が押さえてあってわかりやすかった。
他のシリーズも読んでおきたい。

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Posted by ブクログ 2020年07月18日

名前はよく知っているけど、思い浮かぶイメージとしてはカレーとダルシムぐらいで、そこまで深くは知らない「インド」。

今回、初めてインドに関する本を読んでみたのだが、「ボンベイ」「カルカッタ」という地名は実は今は違う名前になっていたり、カースト制度やその歴史の正確な所見だったり、仏教とヒンドゥー教とは...続きを読む実は兄弟宗教だったり等々、今まで知らなかった話も多く、手に取って良かったと思える一冊であった。

経済的にも政治的にも、インドの存在感は今後ますます増加することを踏まえ、インドが抱える文化(宗教)、強み、課題など、基本的なところを本書で押さえておくことは価値があるように思う。

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Posted by ブクログ 2020年07月14日

池上彰さんの「世界の見方」シリーズのインド版。日本とインドの関係から始まり、インドの宗教とカースト制度について、数学とITからみるインド、地政学からみるインドまで、インドの文化・政治・経済について余すことなく語られる(発売が2020年6月30日ということで、比較的最近の情報もあり)。アメリカ→中国の...続きを読む次はインドと言われており、人口もGDPもいつかは世界一になる可能性のある国なだけに今後も最新の情報は仕入れていきたいと思った。

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Posted by ブクログ 2023年10月28日

インド旅行中に読んだ。
池上の話はわかりやすいと思う。
これからインドはぐんぐん成長して、日本は衰退していきますね

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Posted by ブクログ 2022年03月06日

これからインドが台頭してくるのは間違いない。
平均年齢も若いし人口も世界一になりそう。

インドには一度行ったことがあり、牛がゆっくり歩いているので、バスもゆっくり走って全然時間通りに着かなかった。ガンジス河も沐浴する人あり、死体を焼く人ありという風景を見た。信じる宗教が違うとこんなにも生活が違うの...続きを読むかと思ったのを思い出した。またインドを訪れてみたい。

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Posted by ブクログ 2021年11月27日

インドに対して抱きがちなステレオタイプが、本当は複雑で多様なインドの民族、宗教、文化をいかに単純化してしまっているかを教えてくれます。高いポテンシャルがある一方で現状はいろいろと難しい経済の状況も分かりやすく書かれてます。

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Posted by ブクログ 2021年08月17日

インドは「海洋国家」、中国は「大陸国家」に分類されるらしいが、カシミール地方の争いを見るとインドは大陸にも目を向けないといけない。労力がいる。

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Posted by ブクログ 2021年06月19日

最近読んだインド本の2冊目~日本との関係から見るインド・インドは世界最大の民主主義国・宗教から見るインド・カースト制度から見るインド・数学とITから見るインド・地政学から見るインド~トイレから見たの方が良かったけど、歴史を振り返るにはベター。パキスタンは厄介、もっと厄介なのは中国。対中国策からインド...続きを読むは日本に接近。中国は、ミャンマー・スリランカ・パキスタン・ケニヤ・ギリシア・イタリアに食い込んでいる

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Posted by ブクログ 2020年08月22日

インドと光と影がよく理解できた。
この国は隣国がほとんど犬猿の仲なんだね。
一触即発のレベル。
カースト制度、やはりインドの発展の大きな足枷になると思われる。

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