池上彰のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
冷戦時代アメリカとソ連による諜報活動が本格化した。アジア、南米、中東、アフリカと世界中で繰り広げられた。その後ソ連が崩壊したことで、冷戦は終結して一見すると諜報機関やスパイは不必要になると思われた。しかし依然として諜報活動は続いている。むしろ冷戦以上に活動をしなければならない。近年ではロシアによるウクライナ侵攻、また中国が台頭したことで、今度は米中の対立が高まる。またITやAIの利用、さらにサイバー攻撃など諜報活動は多岐にわたって行われている。本書は第二次世界大戦後の世界史をスパイという観点から見ていく。
近年の例をあげると、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドいわ -
Posted by ブクログ
ネタバレ若い頃、デンマークとノルウェーを訪ねたことがある。それ以来、北欧が気になっていたが、その歴史的背景と現状を知ることができた。
ソ連崩壊で経済の危機に陥りフィンランドは
よき納税者を育てるために教育に力を入れる。
PISAで読解力のトップに立った理由にも納得。
教師が授業を教えることに専念できる。
進路相談は家庭に、悩み相談はカウンセラーに任せ、仕事と生活の調和がとれているから教材研究に力を入れることができる。
15〜21週間の教育実習を行い、教師の質も高く、社会的ステータスも高い。すべての国民に平等に教育という精神が根付いている。
デンマークがなぜ酪農国になったのかもわかった。そしてデンマ -
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Posted by ブクログ
東京に長いこと暮らしている実感として、周囲には資本主義に包摂されアメリカ的フィルターを通した物の見方に染まった人が大多数だ。対して、保守・復古的価値観に意義を持つ人も散見するし、やれ風の時代だ、直観が大事だ、大いなる力だ、闇の権力者だとスピリチュアルや陰謀論に染まる人もやたらと多い。こちらはいずれも反知性主義的傾向が強く、ナイーブすぎる。
認知バイアスがある以上、情報をバランスよく、現実的に受け取ることは難しい。それでも真摯に、丁寧に情報を集め、主体的・柔軟に思考を積み上げることで強くしなやかなビューを持つことができると私は信じている。
世の中には南:北、リベラル:保守、先進国:途上国、民主 -
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Posted by ブクログ
色んな文献をバランスよく読み込み、分かりやすく、かつ誤解を与えぬようロシアについて書かれた本。反ロシアにも行き過ぎず、ロシア擁護にも行き過ぎず、まさに、池上彰らしい仕立て。
ミンスク合意やドネツクやルガンスクの位置付けからのウクライナ問題に留まらず、エネルギー利権、政治の移り変わり、歴史や文化など、守備範囲の広い本。それだけに、自分の気になった内容を下記に抜き出してみると、何だか脈絡がなくなってしまった。
ー 第二次世界大戦でソ連はドイツによりレニングラードなどを侵略され、2660万人もの死者を出している。第二次世界大戦で最大の犠牲者を出したのはソ連。
ー 元FSB中佐のリトビネンコは、 -