池上彰のレビュー一覧

  • 私たちはなぜ、学び続けるのか

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    ネタバレ

    現代史を受験勉強の比重が少ないからと勉強しない学生が多いが、世界大戦など人類が再び戦争をしないという意味を見出すためにも現代史は大事だと問われてる気がした。
    私たちはどう生きればいいのか、との問いを立てることがAIにできない人間たる所以。

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    2024年06月16日
  • グローバルサウスの逆襲

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    東京に長いこと暮らしている実感として、周囲には資本主義に包摂されアメリカ的フィルターを通した物の見方に染まった人が大多数だ。対して、保守・復古的価値観に意義を持つ人も散見するし、やれ風の時代だ、直観が大事だ、大いなる力だ、闇の権力者だとスピリチュアルや陰謀論に染まる人もやたらと多い。こちらはいずれも反知性主義的傾向が強く、ナイーブすぎる。
    認知バイアスがある以上、情報をバランスよく、現実的に受け取ることは難しい。それでも真摯に、丁寧に情報を集め、主体的・柔軟に思考を積み上げることで強くしなやかなビューを持つことができると私は信じている。

    世の中には南:北、リベラル:保守、先進国:途上国、民主

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    2024年06月16日
  • 池上彰と学ぶロシア・ウクライナの歴史地図

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    ロシア・ウクライナのリューリックに始まり現在にいたる歴史を地図、写真を使って説明している本。
    ほぼ時系列で流れが掴めて、理解が深まる良書。
    相容れない思想、社会体制があるが、突き詰めればそれはある個人の考えから始まっている。それはいずれ儚く散る夢であることは歴史が教えてくれる。

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    2024年06月15日
  • これが日本の正体!~池上彰への42の質問

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    相変わらず分かりやすい内容で日本の論点を解説していた。

    色々と複雑な国際事情があり、国内経済等も絡んで簡単にはいかないことだとは分かっていても日本の弱腰外交には将来の不安を感じない訳にはいかない。

    また、昨今の政治資金規正法の改正審議をみても政治不信にならざるを得ない状況の中、何が問題で何が正しいのか自分なりに考える力を備える必要があると感じた。

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    2024年06月12日
  • 池上彰の世界の見方 アメリカ2~超大国の光と陰~

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    今回も分かりやすい。特に司法制度や教育制度はなかなかまとまって聞いたことがなかったので勉強になりました。アメリカって、ほんと個人主義、自分のことは自分で、が徹底して、それが通底を成しているんですね。自由であり勝手、「とてつもなく先進国であり、大変な発展途上国」でもある。共和党と民主党の立ち位置、支持母体が時代によって変化して今では逆になっているところ、興味深かったです。

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    2024年06月11日
  • そこが知りたい! ロシア・ウクライナ危機 プーチンは世界と日露関係をどう変えたのか

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    色んな文献をバランスよく読み込み、分かりやすく、かつ誤解を与えぬようロシアについて書かれた本。反ロシアにも行き過ぎず、ロシア擁護にも行き過ぎず、まさに、池上彰らしい仕立て。

    ミンスク合意やドネツクやルガンスクの位置付けからのウクライナ問題に留まらず、エネルギー利権、政治の移り変わり、歴史や文化など、守備範囲の広い本。それだけに、自分の気になった内容を下記に抜き出してみると、何だか脈絡がなくなってしまった。

    ー 第二次世界大戦でソ連はドイツによりレニングラードなどを侵略され、2660万人もの死者を出している。第二次世界大戦で最大の犠牲者を出したのはソ連。

    ー 元FSB中佐のリトビネンコは、

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    2024年06月08日
  • 問題はロシアより、むしろアメリカだ 第三次世界大戦に突入した世界

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    アメリカはウクライナを使ってロシアと代理戦争をしている、ドイツにも戦争を仕掛けている(ノルドストリーム)、勝者がいない戦争が展開されている、アメリカの崩壊、ロシアが勝者になる可能性、など興味深い視点でウクライナ戦争が語られている。世界の構造が大きく変わりつつある点、その中で日本はどういう立ち位置になっていくのか、考えさせられる内容でした。

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    2024年06月07日
  • 池上彰の世界の見方 中国 ~巨龍に振り回される世界~

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    中国のニュースはネガティブに報道されている事が多いので、何となくマイナスのイメージがありますが、現実を直視すべき、ということですね。中国製品が良質で世界で選ばれている事、科学技術、それもITが日本より進んでいること、我々世代は特に、「まだまだ日本は、、、」と考えがちだけど、それはもう変わったのだ、と認識するのが大事なんですね。

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    2024年06月07日
  • 池上彰が聞いてわかった生命のしくみ 東工大で生命科学を学ぶ

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    新学習指導要領に合わせて現在の教科書は変わってきているようだが、小学校、中学校、高校と生物学をぶつ切りにして教わっているため、本書で生命科学を体系的に学ぶことができた。
    そもそも生命とは何なのか、生命はどのようにして誕生したのか、そして多様性、死のしくみまで細胞レベルで学び、自分は何であるか、私たちはいかなる存在なのか、私たちはどこから来てどこへ行こうとしているのか、を考えるきっかけとなった。どの生命も一個の細胞から始まりセントラルドグマのもと多様な機能を身に付けてきたこと、バクテリアも植物も人間も生命のしくみの根本は同じであること、生物学は暗記科目ではなく、統一原理から始まる多様性の世界であ

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    2024年06月07日
  • 問題はロシアより、むしろアメリカだ 第三次世界大戦に突入した世界

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    そうなのか…問題なのはロシアではなくむしろアメリカ。それも「悪いのが」ではなく「崩壊するのが」らしい。
    アメリカもイギリスも崩壊する可能性を秘めてるのだというが、崩壊とは?どういうことをいうのだろう。
    そしてそうなった時、日本はどうなっていくのだろう。
    でも、ロシアが勝った方が安定するんだという考え方はわからないではないのだけれど、ウクライナで、いやロシアでもその国で焦土と化した我が町をただただ泣いている子供のことは考えられているのだろうか?この戦争は5年、10年続くとか言ってる場合かよ…

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    2024年06月05日
  • 世界史を変えたスパイたち

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    東西冷戦時代のスパイから、つい最近の出来事まで網羅しているスパイ入門本。でも、時代も人も多岐に渡り、はっきりいって基礎知識ないと読むのが難しいです(ちょっと辛かった)。時代や地域別に3冊位にしてくれて、こどもニュースくらいかみ砕いて書いてあったら、私には読みやすかったかな。
    この本ではCIAが失敗ばかりでダメな組織でした。そして、アメリカのイメージが変わりました。

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    2024年06月04日
  • 考える力がつく本―本、新聞、ネットの読み方、情報整理の「超」入門

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    第一線の経営者のすすめる本や読書体験の話が印象的だった。読書すること、読書記録をつけることで、少しずつ自分で考えて判断する力がつくように思う。これからも読書していきたい。

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    2024年06月04日
  • 松下幸之助(学習漫画 世界の伝記NEXT)

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    今では考えられない部分もあると思う。目先のことにとらわれず、最終的にどんな風にしたいか考えて、工夫する。景気よし、不景気さらによし。

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    2024年06月02日
  • グローバルサウスの逆襲

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    グローバルサウスとは西洋民主主義に対する対抗概念。冷戦後世界に広まった西洋的民主主義と自由主義の概念は急速に力を失いつつある。
    今世界は大きく変化しており、今までの常識で測ると情勢を読み誤る。

    ・グローバルサウスの特徴として、国際的協調より自国第一主義、民主主義より権威主義でも強力なリーダーシップ。
    ・G7のGDP比率1986年68%が2022年には42%に低下。グローバルサウスの存在感が高まっている。
    ・ウクライナに対して明らかに侵略行為を行ったロシアへの非難決議に中国、インドを初めアジア、アフリカ、南米の多くの国が棄権した。
    アメリカ、ヨーロッパ先進国に対して明らかに距離を取る動き。

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    2024年05月30日
  • グリム、イソップ、日本昔話 人生に効く寓話

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    童話を通じて現代の危機的な分断や戦争の背景までたどり着く。最後に自分を大事にしないが故の社会に対する無関心なニヒリズムを批評している。佐藤さんと池上さんの掛け合いが面白かった。

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    2024年05月26日
  • 明日の自信になる教養3 池上 彰 責任編集 部屋も心も整う片づけ学

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    ネタバレ

    別にいいかと思ったけど、何度も気になるので買ってしまった。
    読んでいくうちに、きっと今までの暮らし、そしてこれからの暮らしについて根本から考えたいんだなと思った。
    最近引っ越しがあって、物に向き合う時間があったからかもしれない。


    ・無性に片づけがしたいときは、単に部屋を片づけたいわけではありません。心理的に片づけたい、別の何かがあるときです。
    ・部屋を散らかすという行為には、問題の本質から目をそむけさせるための、人間の防衛本能が働いているのかもしれません。
    ・片づけが全て終わって身の回りが整うと、人は自然と自分の内面に向き合わざるを得なくなります。目をそらしていた問題に気づき、解決しなくて

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    2024年05月22日
  • 池上彰の世界の見方 中南米 ~アメリカの裏庭と呼ばれる国々~

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    このシリーズ制覇を目指して読書中。名前程度しか知らなかった中南米の歴史を知れ有益だった。アメリカのやってきたことや移民の歴史も深く知れた。
    コロナワクチンについて書かれているページが少しあるが、mRNAワクチンの良い面しか書かれていないのは不満。ワクチン被害の実情を知って、誤解のないよう話してほしい。

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    2024年05月19日
  • 池上彰の世界の見方 インド~混沌と発展のはざまで~

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    インド。欧米や中国などと比べ、意外と知らないことが多いですね。EUの8割の大きさ、州の数もEUの数と似ている。おまけに人口は世界一で人口中央値が低い。この地域の戦後史も忘れかけていたので、良い復習になりました。もっと深い歴史も勉強したい気になりました。不得手な地域は池上さんのこのシリーズで勉強すると良いですね。

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    2024年05月17日
  • なんのために学ぶのか

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    タイトルに惹かれて読み始めた本。

    著者の池上彰さんの経験をもとに、なぜ学ぶのかについて書かれていた。
    学んで身に付けた知識、教養は私たちの見方を広げるだけではなく、出会いを広げることにもなる。本当にその通りだと思う。
    池上彰さんのように「明日死ぬことがわかっていても勉強したい。」とまでは思えないかもしれないが、いつまでも学び続けて豊かな人間になっていきたいと感じた。

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    2024年05月17日
  • 僕らが毎日やっている最強の読み方 ―新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意

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    すべての方法を実践することはできないし、必要もないが、情報の取得について考えさせられた。どの情報も100%信じない。複数比較することの原則を改めて思い知った。これからも多くの本から知識や考え方を吸収したい。

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    2024年05月13日