池上彰のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
池上さん佐藤さんの対談はかみ合っている。
理路整然とした語り口で感情的な発言もないので、考えていることが素直に頭に入ってくる。
池上の「いかがなものか?」的な振りに、佐藤が池上に迎合することなく自分の意見を述べる。
お互い、発言内容を補足する情報を加えたり、反対意見を紹介したりと、読者が聞きたいことの答えが的確に返って来る。
右にも左にも寄り過ぎず、どちらの意見も否定せず、視点の違いと共に共通認識の部分も示してくれる。
政治や社会問題については、「権力者のご機嫌を伺いながらの発言しかしない」か「何でも批判しかしない」有識者・評論家が多い。
池上さんや佐藤さんも、気に食わない制度や人間に攻撃 -
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Posted by ブクログ
新しい世界の資源地図や普段新聞を読んでいて中東に関する知識がまだまだ不足していると思い読んだ本。
中東は元々混成を極めている国、そして危険な印象があったが実際にはアメリカ、ロシアといった大国の代理戦争の面があることが分かった。アメリカがロシアを弱体化させるために陰で支援をしていたり、自分達のエネルギーの安定化を図るといった側面が裏に隠れていることが分かった。上記に加えて宗教の対立が絡んでおり、複雑化している理由を理解することが出来た。
中東に関するニュースを見る際には背景にあることをもう少し深く読み取ることが出来るようになると思う。
改めて中東に関して理解が不足していると感じた際には読み返した -
Posted by ブクログ
内容は、E.トッド氏が、以前からその著書(『第三次世界大戦はもう始まっている』)で言っていたことだ。その主旨は、
「いま起きている戦争の責任は、プーチンやロシアではなく、アメリカとNATOにある」ということです。」
前著が2022年6月のこと。1年を経て、ようやくその意見を、日本でも、一般に知られていて、メジャーな池上彰氏が取り上げ、対談をし、その内容が上梓されるようになった。
もとより、専門家でなくても、多くの知識人はその意見を理解してはいただろう。ただ、それを公に発言することがハバカレルか、あるいは聞いてもらえない時合いだったのだろう。ここに来て、少し風向きが変わってきたのかな -
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Posted by ブクログ
よくニュースなどに登場する話題を、数ページでまとめ、報道の背景や私たちとの関わりを分かりやすく説明してくれる。
さすが「子どもニュース」でブレークした方だけはあります。
政治、制度、教育、女性、働く、経済、グローバルの7つの章に42.の質問と回答がある。
特に日本の政治の劣化や、既得権益に走る官僚の劣化を改めて感じさせてくれ、暗たんたる気持ちになる。
最後の項目が、日本はなぜ「核兵器禁止条約」に批准しない?
折しも昨日は「広島原爆の日」。
78年も経ち、被爆地広島選出の首相が、「核抑止は必要」って何かしら?
被爆者の意見を取り入れようとする気配すら見えないことは残念です と締めくくられてい