池上彰のレビュー一覧
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知識の宝庫、博覧強記の二人の会話形式の本なので、聞いているだけで(読んでいるだけで)勉強になる。何を話題に扱ったか、どう語っているか、今と過去がどう繋がるか。時々、佐藤優が持論をぶっ込んできて、それに対する論拠が分からないからモヤっとするが、オリジナリティがあって、それはそれで面白い。ファクトベースを逸脱しない池上彰と相性が良いとも言える。
苦手分野というか、実体験が無いからこの手の本を読んでも中々記憶が難しい点も幾つかある。それでも、何度もこの手の本を読み、薄ら点と点を繋ぎ、キーワードを頭に定着させる。
例えば難民の話。アフリカのナイジェリアやマリでの紛争から逃れた難民は、最終的にフラン -
- カート
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試し読み
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Posted by ブクログ
私にとって池上さんは、実の父親と同世代であり、小学生の頃に「週刊こどもニュース」を見ていた身としては、とても親しみ深い。こうやって毎年本を執筆くださり、世界のニュースを手軽にかつ満遍なくアップデートできるので本当にありがたい。
安倍首相の銃撃事件、統一教会の問題、ウクライナ戦争の背景にある宗教の問題、日本を取り巻く地政学的な課題、米国社会の分断などなど。普段目にするニュースではサラリと読み飛ばしている内容だが、今一つ理解できていなかった。この本では、それぞれしっかり体系づけて解説くださり、おまけに面白おかしいイラストまで付いているので、とても分かりやすい。毎日なんとなく新聞を斜め読みするよりも -
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ユーラシアグループの10大リスクをもとに、世界の問題を解説
引き続きのロシアによるウクライナ侵攻
中国による台湾侵攻の可能性
中東でのイランやサウジアラビアの接近
中国の人口を抜くインドの躍進
北朝鮮のミサイル問題
などなど
ロシア、中国の様にますます権力者に権力が集まり他国に脅威を与える。アメリカのプレゼンスの低下による民主主義の危機と言われるけど、ヒトラーの様な過去の歴史から見ても必ずしも民主主義が最善の統治形態とも限らないと感じます。
民主主義の様に自分たちで政治を変えられると言っても、判断能力、知識があることが前提だと思いますし、情報もバイアスがかかったものであれば、結局は一部の権 -
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1970年代からの労働運動の盛り上がりと衰退、それと連動した社会党の盛り上がりと衰退、が主なテーマ。
お子様(リアルな意味で)だったので総評潰しとしての国鉄民営化という認識はなかったが、総括としては納得できる。
その後の郵政民営化や国立大学法人化と同様に、悪玉として取り扱う世論が作られていたのは覚えている。
労働運動の衰退(明記されていないが連合は御用組合っていう位置づけ)によって左翼は絶滅に近い状態になっているが、揺り戻しはあるというのが2人のスタンスなんだろう。
そのためには「大きな物語が必要」というのは、まあそうなのかもしれないが、いまいちリアリティが感じにくい。
なお、佐藤氏はヴィ -
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正解がないとされる問題(日常生活の中での疑問)に、宇宙から地球のことを学びにやってきた8人の宇宙人がそれぞれの意見を交換する様子を見ることで、問題の本質の捉え方や違う意見への傾聴などが学べる。
やたらと論破することが流行っているご時世だが、傾聴することの意義を忘れてはいないだろうか。
8人の宇宙人の意見はそれぞれ違い、読み手が共感するものもあれば、反発を覚えたり、全く考えなかったものもあったりするだろう。
それらの意見を誰か一つのものにまとめるのではなく、色々な考え方があることを知り、それを否定しないことが大切なのだと分かる。
Q&Aのような今までの形と違い、多様性が重視される今の