池上彰のレビュー一覧

  • 聖書がわかれば世界が見える

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    キリスト教が現在の世界政治や日々の生活の中に、いかに大きな影響があるのかを、わかりやすく解説した一冊。
    聖書を知るだけで、政治経済はもちろん、映画や文学などエンターテイメントに至るまで、見え方が劇的に変わってくる。
    信仰とは別に、教養としてある程度知っておく必要はあると改めて。

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    2023年07月15日
  • 知らないと恥をかく世界の大問題14 大衝突の時代‐‐加速する分断

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    ユーラシア・グループ「世界の10大リスク」2023年の1位が「ならず者国家ロシア」、2位が「『絶対権力者』習近平」。表現の仕方はともかくとして、まあそうなんでしょう。米国のコンサルティング会社の言うことですから。それにしても、あれだけ広大な国土を保ちながら独裁体制を敷けるってのが凄い。独裁体制でないと国が保てないってことか。リスク8位に「分断国家アメリカ」が掲げられている。民主党と共和党は対立であって分断とは言えんでしょうが、共和党内部は明らかに分断だ。ま、よその心配してる場合でないことも改めて実感した。

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    2023年07月04日
  • 知らないと恥をかく世界の大問題14 大衝突の時代‐‐加速する分断

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    私にとって池上さんは、実の父親と同世代であり、小学生の頃に「週刊こどもニュース」を見ていた身としては、とても親しみ深い。こうやって毎年本を執筆くださり、世界のニュースを手軽にかつ満遍なくアップデートできるので本当にありがたい。
    安倍首相の銃撃事件、統一教会の問題、ウクライナ戦争の背景にある宗教の問題、日本を取り巻く地政学的な課題、米国社会の分断などなど。普段目にするニュースではサラリと読み飛ばしている内容だが、今一つ理解できていなかった。この本では、それぞれしっかり体系づけて解説くださり、おまけに面白おかしいイラストまで付いているので、とても分かりやすい。毎日なんとなく新聞を斜め読みするよりも

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    2023年07月03日
  • 池上彰の世界の見方 中南米 ~アメリカの裏庭と呼ばれる国々~

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    このシリーズで一番勉強になりました。
    世界史の授業でも、ニュースでも、ビジネスでも、中南米の近現代史を理解する機会は、他地域と比べて格段に乏しかったので、なるほど!と思うことばかり。
    特に、欧州による植民地獲得競争の歴史の影響が、今でも地理的、政治的に色濃く残っている地域であることが、よく理解できました。
    歴史は韻を踏む。ロシアの現在の行いが、20世紀的であることも、改めて確認できました。

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    2023年07月01日
  • 知らないと恥をかく世界の大問題14 大衝突の時代‐‐加速する分断

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    ユーラシアグループの10大リスクをもとに、世界の問題を解説

    引き続きのロシアによるウクライナ侵攻
    中国による台湾侵攻の可能性
    中東でのイランやサウジアラビアの接近
    中国の人口を抜くインドの躍進
    北朝鮮のミサイル問題
    などなど

    ロシア、中国の様にますます権力者に権力が集まり他国に脅威を与える。アメリカのプレゼンスの低下による民主主義の危機と言われるけど、ヒトラーの様な過去の歴史から見ても必ずしも民主主義が最善の統治形態とも限らないと感じます。
    民主主義の様に自分たちで政治を変えられると言っても、判断能力、知識があることが前提だと思いますし、情報もバイアスがかかったものであれば、結局は一部の権

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    2023年07月01日
  • 漂流 日本左翼史 理想なき左派の混迷 1972-2022

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    1970年代からの労働運動の盛り上がりと衰退、それと連動した社会党の盛り上がりと衰退、が主なテーマ。
    お子様(リアルな意味で)だったので総評潰しとしての国鉄民営化という認識はなかったが、総括としては納得できる。
    その後の郵政民営化や国立大学法人化と同様に、悪玉として取り扱う世論が作られていたのは覚えている。

    労働運動の衰退(明記されていないが連合は御用組合っていう位置づけ)によって左翼は絶滅に近い状態になっているが、揺り戻しはあるというのが2人のスタンスなんだろう。
    そのためには「大きな物語が必要」というのは、まあそうなのかもしれないが、いまいちリアリティが感じにくい。

    なお、佐藤氏はヴィ

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    2023年07月01日
  • 知らないと恥をかく世界の大問題14 大衝突の時代‐‐加速する分断

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    毎年恒例の本シリーズも遂に14弾。
    いつも通り分かりやすく、新聞で何となく読み飛ばしている記事も重要であることを今更ながら感じさせられる。
    今年のトピックスは何といってもウクライナ侵攻。どの章にも多かれ少なかれ、その影響が感じられる。

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    2023年06月29日
  • そうだったのか! 現代史

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    ドイツ〜西ベルリンと東ベルリン
    中東〜イラク、クウェート、イラン、イスラエル
    ソ連〜レーニン、スターリン、フルシチョフ、ゴルバチョフ、エリツィン
    中国〜天安門、毛沢東、鄧小平
    台湾
    インドシナ〜ベトナム、カンボジア(ポルポト)
    キューバ〜チェ・ゲバラ、カストロ議長
    ユーゴ

    ユダヤ教〜旧約聖書
    キリスト教〜旧約聖書と新約聖書
    イスラム教〜旧と新とコーラン(聖典)

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    2023年06月26日
  • 知らないと恥をかく世界の大問題14 大衝突の時代‐‐加速する分断

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    2023.11th
    本シリーズをずっと読み続けて来ました。今年も世界の流れに追いつくために購読!
    昨年は安倍元首相の銃撃事件、旧統一教会問題など国内では大きな動きがあったものの、世界規模では比較的大きな動きは少なかったんですかね?!アメリカの中間選挙くらいかな。
    …と思ったら、ここ数日くらいロシアのワグネル、プリゴジンの名前がニュースを賑わせていますね!
    もはや、初夏の風物詩とも言える本シリーズの購読は今後も続けていくことになりそうです(*^^*)

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    2023年06月26日
  • 歴史の予兆を読む

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    ウクライナ戦争、帝国主義の動き、気候変動、社会変革など、現代社会が抱える問題を、歴史から学ぶ姿勢で読み解こうとする対談。今は大きな変換点にあることを感じるが、お二人が指摘されているように、もっともっと日常的に、ファクトに基づいた議論が、普通に行われる社会であることがまずは大切だと思う。

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    2023年06月26日
  • 新時代の教養 正解のない問題集 道徳編

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    正解がないとされる問題(日常生活の中での疑問)に、宇宙から地球のことを学びにやってきた8人の宇宙人がそれぞれの意見を交換する様子を見ることで、問題の本質の捉え方や違う意見への傾聴などが学べる。

    やたらと論破することが流行っているご時世だが、傾聴することの意義を忘れてはいないだろうか。
    8人の宇宙人の意見はそれぞれ違い、読み手が共感するものもあれば、反発を覚えたり、全く考えなかったものもあったりするだろう。
    それらの意見を誰か一つのものにまとめるのではなく、色々な考え方があることを知り、それを否定しないことが大切なのだと分かる。

    Q&Aのような今までの形と違い、多様性が重視される今の

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    2023年06月24日
  • 何のために伝えるのか? 情報の正しい伝え方・受け取り方

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    ・感想
    池上さんが大学で講義した内容を書籍化。
    テレビでいつも学ばせていただいていますが大変わかりやすく例えが上手く、この歳になって今更ですがとても勉強が好きになります。
    ・Todo
    池上さん書籍やテレビをもっと見る。
    情報のリソースを確実に。
    言論の自由と報道の自由について深く考え、知らせることの大事さと発信する権力の怖さについて考える。

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    2023年06月24日
  • 95歳まで生きるのは幸せですか?

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    寂聴さんの幸せについてが非常に印象深かった。
    自分だけが良い自分ぢゃなくて良かったではなくみんなが幸せだから幸せ!仏教的な考え方だけど大事だと思う!

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    2023年06月19日
  • 池上彰の「世界そこからですか!?」 ニュースがわかる戦争・国家の核心解説43

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    ロシアウクライナ関連をはじめとした、戦争に関する説明は分かりやすく秀逸だと思う。

    池上さんもやや刺々しくなってきましたね(笑)

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    2023年06月18日
  • 教育激変 2020年、大学入試と学習指導要領大改革のゆくえ

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    大学の職員として、高校が何を教えているのかということにもっと関心を持たなくてはならないと思った。それを知った上でないと、有効な入試やカリキュラムは構築できないなと感じた。
    また、それだけでなく一般人としても親としても、共通テストの問題を解いて、どんな学びが求められているか、国が求めているのか、ということに敏感にならないとと思った。
    あと、宗教についての理解を深めることも大切だなと思った。

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    2023年06月16日
  • 池上彰の世界の見方 東欧・旧ソ連の国々 ~ロシアに服属するか、敵となるか~

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    〇ロシアの目的:「不凍港」と「緩衝地帯」の獲得
     ⇒ロシアの南下政策から守るため緩衝地帯として日本は「満州国」を作った?
    〇ソ連維持のための「〇〇スタン」
     ⇒「〇〇スタン」という国名は「何々の土地・国」という意味。
      ソ連はできるだけ連邦の国を小分けにして、連邦内の国が団結しにくくした。
      未承認国家が複数あるのも、このため。
     ⇒ソ連は連邦国家であり、本来「分権」されるはずなのに「中央集権的」的な要素が強くなるという矛盾が発生

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    2023年06月14日
  • 真説 日本左翼史 戦後左派の源流 1945-1960

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    労農派と講座派の対立から説き起こした左翼の戦後史。
    明治維新の評価の差=日本社会の現状認識の差 となったというのが盲を啓かれた感じ。
    労農派は維新を封建制を倒したブルジョア革命と定義し、維新後の日本は資本主義→帝国主義段階と考えてダイレクトに社会主義革命を志向した。労農派≒社会党系の認識は、我々一般人にも理解の可能な範疇かと思う。
    が、講座派は維新後の日本を半封建社会と捉え、まずは民族主義革命による国民国家の樹立を目指せ!と二段階革命を号令する。この講座派=共産党の強烈な認知の歪みには、びっくり仰天な雑魚なのです。
    そして、おそらく正しい認識をしていた労農派≒社会党の現在がほぼ壊滅なのに対し、

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    2023年06月09日
  • わかりやすく〈伝える〉技術

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    三つの項目に組み立てて、パワポの見出しは文章にしない

    これを私に教えてくれた本。

    今再度読んでみると、今度は接続詞を多用して論理の拙さを誤魔化す自分に気付かせてくれた。また一歩成長したい。

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    2023年06月06日
  • 伝える力 2 もっと役立つ! 「話す」「書く」「聞く」技術

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    いかに世の中に分かりづらい表現が溢れているかを再度痛感した。
    和文和訳の必要がないように、分かりやすい表現を心がけようと思った。

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    2023年06月04日
  • 歴史と宗教がわかる! 世界の歩き方

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    お二人でYouTubeのチャンネルもやっている、池上さんと増田ユリヤさんのコンビでコロナが落ち着いた今だからこそ、旅したい8ヶ国を対談やお互いに実際に行ったエピソードを語ったりして、紹介していく本です。

    各国の歴史や宗教、名所だけでなく、食事や文化などの体験談も語っており、実際に旅したくなって来ました。

    イスラエルなど、怖いイメージが先行し、よく知らない国もあったのですが、その生活や文化など学ぶところも多かったです。

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    2023年06月04日