池上彰のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
新しい世界の資源地図や普段新聞を読んでいて中東に関する知識がまだまだ不足していると思い読んだ本。
中東は元々混成を極めている国、そして危険な印象があったが実際にはアメリカ、ロシアといった大国の代理戦争の面があることが分かった。アメリカがロシアを弱体化させるために陰で支援をしていたり、自分達のエネルギーの安定化を図るといった側面が裏に隠れていることが分かった。上記に加えて宗教の対立が絡んでおり、複雑化している理由を理解することが出来た。
中東に関するニュースを見る際には背景にあることをもう少し深く読み取ることが出来るようになると思う。
改めて中東に関して理解が不足していると感じた際には読み返した -
Posted by ブクログ
内容は、E.トッド氏が、以前からその著書(『第三次世界大戦はもう始まっている』)で言っていたことだ。その主旨は、
「いま起きている戦争の責任は、プーチンやロシアではなく、アメリカとNATOにある」ということです。」
前著が2022年6月のこと。1年を経て、ようやくその意見を、日本でも、一般に知られていて、メジャーな池上彰氏が取り上げ、対談をし、その内容が上梓されるようになった。
もとより、専門家でなくても、多くの知識人はその意見を理解してはいただろう。ただ、それを公に発言することがハバカレルか、あるいは聞いてもらえない時合いだったのだろう。ここに来て、少し風向きが変わってきたのかな -
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Posted by ブクログ
よくニュースなどに登場する話題を、数ページでまとめ、報道の背景や私たちとの関わりを分かりやすく説明してくれる。
さすが「子どもニュース」でブレークした方だけはあります。
政治、制度、教育、女性、働く、経済、グローバルの7つの章に42.の質問と回答がある。
特に日本の政治の劣化や、既得権益に走る官僚の劣化を改めて感じさせてくれ、暗たんたる気持ちになる。
最後の項目が、日本はなぜ「核兵器禁止条約」に批准しない?
折しも昨日は「広島原爆の日」。
78年も経ち、被爆地広島選出の首相が、「核抑止は必要」って何かしら?
被爆者の意見を取り入れようとする気配すら見えないことは残念です と締めくくられてい -
Posted by ブクログ
池上彰氏は今やテレビで誰にでもわかりやすくニュースを伝える代表格として不動の地位にある。氏の著書も大変わかりやすく、特に以前は宗教関連の入門書的な位置付けで読みまくっていた。なぜこんなにわかりやすく説明できるのだろうか。いつからこうした説明ができる様になったのか、そんな疑問を抱きつつ本書を手に取った。
ご存知の通り池上氏はNHKの記者として歩みを始め、ニュースキャスターだけでなく裏方の仕事も含めてあらゆる「伝える」側の仕事を経験されてきた。特に記憶に新しい「週刊子供ニュース」は確かに大人の私がみても「実はそうだったのか!」と知らずに流して聞いていた用語一つ一つを丁寧に説明していた。何気にわかっ -
Posted by ブクログ
今年も4〜5月ごろになると「あ、もうすぐ池上さんの知ら恥新刊出るな、あのニュースを池上さんならどう書くんだろう」とワクワクしているくらいには毎年愛読している知ら恥シリーズ。
やっぱり話題はロシアやアメリカ、中国がほとんどを掻っ攫っている中で、気になったのはトルコなどの中東とインドの動向でした。
この本が出版された後すぐに、スウェーデンのNATO加盟にトルコが合意したことも、この本を読んでいたから尚更目を引くニュースだったし、インドの地理的、政治的立場に立って世界の現状を見ていくと、なるほどインドが「全方位外交」をしている理由や理屈が明確になった気がします。
特に今回印象に残ったのは、「加害