池上彰のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
今回はロシアがウクライナに侵攻したということで、その事に関しての内容に多くを割いてます。
ソ連時代からの経緯や、変わりゆく周辺国の状況を、いつもながらの読みやすい文章で解説されてます。
池上さんは中立な立場で意見を述べられていますので、安心して読めますが、色々な方の本も読んだ方がいいかもしれませんね。
ロシア問題は、今リアルに起こっている出来事なので、スラスラと読めました。
また、中国についても書かれてますが、この本のシリーズ別冊で中国についての本が出たみたいですので、今度はそちらを読んでみたいと思ってます。
なんだかんだ言っても中国すごいですからね、変な偏見持たない様に、色々な知識を得 -
Posted by ブクログ
毎年一冊刊行されているシリーズ13弾。
今作は、ロシア、中国、コロナという印象でした。
あとは、引き気味のアメリカ、落ちていく日本。
読んでいて、暗澹たる気持ちになってきましたが。苦笑
でも、考えること、知ろうとすることは、
ひとりひとり止めちゃいけないな、と改めて思いました。
ウクライナについて、
池上さんの他の本でも読んでいましたが、
繰り返されることで、少しずつ頭に入ってきました。
岸田政権についても、自由党、宏池会の流れを汲んでいるというのを知りました。
同じ党内でも、派閥があり、考え方は違う。
14弾が出るころには、コロナは落ち着いて、
ウクライナも平和を取り戻し、
景気は回復 -
Posted by ブクログ
p105
共産党的弁証法
どんなものにも良いものと悪いものがある
というロジック
1984のダブルシンクに近い
p21
左翼のキーワードは理性
理性に立脚して社会を人工的に改造すれば、
理想的な社会に限りなく近づけると信じていた
p22
右翼の特徴は、人間の理性は不完全なものだもいう考え方。誤謬性から逃れられないので、歴史に学び、漸進的に社会を変える必要がある。
p108
マルクス主義が人格的価値を重視していないというのは流石に鋭い指摘
p133
ナロードニキ運動
都市の貴族の一部が、自身らの贅沢は農民からの搾取、収奪の上に成り立つとして、農民らに革命思想を広めた運動。
この運動の失 -
Posted by ブクログ
フォルクスワーゲンの前身は、ヒトラーによる国有企業だったというのは本書で初めて知りました。
お三方の知識の深さや頭の回転の早さに驚き。
当たり前ですけど、池上彰さんは特にさすがでした。「カナン」と聞いて「聖書に出てくる約束の地」ってすぐに解説出来ます?!その割に雑誌VERYの内容に笑ってしまうあたりがチャーミングで(笑)。
内容的にドイツや欧州賛美にならないよう気を配っている内容ではありましたが、やはり、フィンランドやドイツでは教育の目標として、全ての子どもに教育を与え、収入を得られる仕事につき、税金を納めてくれるような人材を育てるというところが明確であると述べられていました。
また続編の本 -
Posted by ブクログ
学生時代に読みたかった一冊。
ブックマークだけつけてここまで来てしまった…
主に大学生に向けて講義する際に留意している点などが記載されているので、大学生には特におすすめ。
学生じゃなくなっても学ぶ姿勢、学びとは何かを池上さんなりに説明しているので、とても参考になる。
何よりテレビの解説と同じくらいわかりやすい。
池上さんがショーペンハウエルの本から抜き出した、「読書は他人の思考を反復するだけ」、というのはなるほどと思い、学んでる気になってる身からすると、ぐさっと刺さりました。
たしかに読み終えてからこの感想を書くまでにも、すでにぽろぽろと内容は抜け落ちてる。
自分なりにインプット、アウトプ -