池上彰のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
■ Before(本の選定理由)
このシリーズは5作目。国際社会の大国ながら、どこか独善的というか、孤高な雰囲気を感じる。日本と同じ島国である彼等は、現状をどう捉えているのだろう。
■ 気づき
階級を当然に捉えて、貴族はノブレス・オブリージュ=恵まれた者は責任を伴う、を体現する。あくまで別世界であって、労働者階級の人が卑屈になるということは無い。元植民地という繋がりに始まる英連邦には、カナダ・オーストラリア・インド・南アフリカも加盟していて、良い関係を構築しているという。ポルトガルの植民地支配とは大違いだ。
■ Todo
国家元首(しかも10数カ国)たるエリザベス女王の偉大さを実感した。政 -
- カート
-
試し読み
-
Posted by ブクログ
■ Before(本の選定理由)
このシリーズを読むのは4冊目。奇しくも、ロシアのウクライナ侵攻で地殻変動が起きている東欧諸国のことをもっと知りたい。
■ 気づき
毎度ながら分かりやすい!講義を実施した都立青山高校の生徒もよく予習していて質問の精度がもの凄い。ロシア側の思考・背景は同シリーズのロシア編を以前読んだが、そんなロシアや、旧侵略国のドイツと不運にも挟まれている国々の様子を詳しく知ることができた。スターリンの悪行は実に深刻。トラブルの火種を思いつくと、民族毎カザフスタンに移住させ分断を生み出すようにした。
■ Todo
今回のロシアによるウクライナ侵攻は悲劇であるが、酷い国と貶すだ -
Posted by ブクログ
感想
戦後の日本を語る上で左翼の変遷を避けることはできない。左翼史を学ぶことは日本を学び直すことにつながる。
学生運動は過去の記憶として、戦後日本の黒歴史のように扱われるが、今こそしっかりと見つめ直し、なぜ学生運動が残酷な内ゲバやテロリズムに発展したのか考えておく必要がある。
本書を読めば時代的背景も相まって当時の知識人が左翼思想に辿り着くことは自然のことであったし、その活動が過熱することも運命だったのだと分かる。
この本を読むと、一つ一つの派閥の変遷や傾向も生々しく分かる。
最初は主に政党への失望から派生した学年運動も、少しずつ本来の思想を失い、最後は内ゲバやテロリズムに発展して崩壊し -
Posted by ブクログ
情報のプロ2人が実践するメディア別の情報収集術、読み方のテクニック等が、具体的に解説されています。
個人的に凄く有益だと思ったのが、ネット情報の扱い方です。メディアリテラシーが求められる今の時代において、著者2人がどのようにしてネットを活用し情報を収集してるのかを知れたのは大変勉強になりました。
本の最後で、著者2人が活用するメディア、そして本書の重要ポイントが一覧で掲載されてるので、そこだけチェックするだけでも有益な情報は得られると思います。本書で紹介されていること全て実践するのは大変なので、できるところから始めていくがよいと思います。 -
Posted by ブクログ
1.地政学を一通り抑えておくために読みました。
2.地政学を学ぶならとりあえずこの本を読んどく、というくらい易しくて読みやすい本です。地図、お金、宗教、資源、文化、情報の視点から世界情勢について述べております。15歳に向けて書かれた内容なので大人なら理解できない単語はありませんし、昔を懐かしみながら読んでいけるのでとても良いです。
3.地政学のベースはとりあえず理解できたと思います。地理学と政治学が組み合わさったため、単に合理的な判断だけでは片づけられないところが面白いと感じている部分でもあります。ただ、情勢を動かしているのはやはり人の欲望だと思うと少しがっかりです。我が国を世界NO.1 -
- カート
-
試し読み