池上彰のレビュー一覧

  • いまこそ「社会主義」 混迷する世界を読み解く補助線

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    ネタバレ

    以前神保町で『マルクスだったらこう考える』を読んで、的場さんの存在を知り、興味を持った身として、現在の的場さんの思想を知りたくて読んだ一冊。
    池上さんの知識量もさることながら、改めて的場さんの経済学的・哲学的・歴史的知見の幅広さに感銘を受けた。
    ここからはネタバレだが、的場さんの思想は、地方分権型社会主義、らしい。詳しくは書いていないが、斎藤さんの脱成長コミュニズムに出てくるアソシエーショニズムやミュニシパリズム、シューマッハーの社会主義と大差は無いのだろうと理解した。
    次は是非若手マルクス学者の斎藤さんとの対談本を出して欲しい。

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    2022年05月08日
  • 僕らが毎日やっている最強の読み方 ―新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意

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    近所のコミュニティセンターで借りました。2016年に出版されているので情報が古いかなと思いきや、今の自身の各種媒体の使い方、コンテンツの見直しに役立ちました。

    新聞、雑誌、ネット、書籍の情報媒体の使い方および国内と海外リソースにも言及し、網羅性があり、かつそれぞれに具体的なコンテンツ名称も紹介しているので大変参考になる。しかもビジネスマンの生活スタイルを理解した最低限のライン(まずはここから、まずはこのひとつでいいんじゃない)を提案しているので、各章で自分に適した+αを考えられる。

    池上氏も佐藤氏もインプット時間を日常生活の中で仕組化している。アウトプットを意識した効率的なインプットの仕組

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    2022年05月07日
  • 池上彰の世界の見方 東欧・旧ソ連の国々 ~ロシアに服属するか、敵となるか~

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    わからないことは、まず池上さんの本を読んでみる。
    いつもここで大枠を捉えて分かった気になってしまうのだけど、今回は更に深いところまでいろんな本を読んで思考を深めたい。

    池上さんって、長野出身なのか。

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    2022年05月05日
  • 池上彰の世界の見方 東欧・旧ソ連の国々 ~ロシアに服属するか、敵となるか~

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    旧ユーゴスラビアやアフガニスタン紛争など、名前は知っているものの深い知識を持っていたわけではなく、東欧や中央アジアについての知識を深めたかったので丁度よかった。

    このシリーズはほぼ欠かさず読んでいる。歴史に学ぶことができる良いシリーズだと思う。

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    2022年05月04日
  • 池上彰の世界の見方 東欧・旧ソ連の国々 ~ロシアに服属するか、敵となるか~

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    東ヨーロッパの国々は地理的にも遠くてあまり馴染みがありませんでしたが、想像以上に知らないことが多くて勉強不足を実感しました。各国の歴史を丁寧に追っていくと、今まで繰り返されてきた悲惨な歴史の連鎖を断ち切ることは、一筋縄ではいかない難しいことであると感じました。

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    2022年05月03日
  • 激動 日本左翼史 学生運動と過激派 1960-1972

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    「左翼」のことが大嫌いな人がいる理由や、「左翼」とレッテルを貼ることが相手に対する悪口だと考えている人がいる理由が分かるかと思って前巻から読み始める

    60〜70年代の過激な学生運動や過激派の活動が共産党とは無関係であることは前巻から説明されていたので分かっていたが、逆に共産党がストライキに反対していたことは知らなかった 総評→連合が労働組合が共産党から距離を置くのはそういうことだったのね

    かといって、報道されている芳野友子の言動からは、芳野友子が共産党を嫌う理由がそこにあるようにも思えず。。。

    新左翼が過激化した原因を全然共産党のせいにするのは論理が飛躍してないか

    組織を過激化させない

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    2022年04月30日
  • 社会に出るあなたに伝えたい なぜ、いま思考力が必要なのか?

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    池上さんの膨大な量の読書量と右でも左でもないフラットな見識が凝縮されたような一冊。
    若者向けに書かれた本だと思うけど是非読んでも欲しい。
    この本の中でかなりの数の本が紹介されてるけどほとんど読んでいないので一度目を通したい。
    新たな世界が広がった一冊。

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    2022年04月30日
  • 真説 日本左翼史 戦後左派の源流 1945-1960

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    左翼=戦争反対、社会主義と共産主義、社民党と共産党など、間違えた理解をしている人に対する解説本。佐藤優と池上彰の頭の良さにひたすら感心。自分の理解が追いついたからはともかくわかりやすく興味深く読むことができる。

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    2022年04月23日
  • なぜ世界を知るべきなのか(小学館YouthBooks)

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    世界情勢や近現代史について、中学生向けの講演を元に記した一冊。小学館といえば、書名だけでウンザリするような差別扇動本を出しているのでイヤだったが、これはちゃんと「コナンやドラえもんで稼いでる小学館」な本。未だおうち時間の多いティーンエイジャー諸君のお伴に相応しい。

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    2022年04月18日
  • 池上彰とメ~テレが真剣に考える 南海トラフ巨大地震から命を守れ!

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     東海3県(愛知・岐阜・三重)在住の人向け(名テレの視聴範囲?)南海トラフ巨大地震に備えるための基礎知識を網羅した防災・減災ブック。私の住む地域は東海など甚大な被害が予想される地域ではないからこそ、支援が来ないことが予想され、ちゃんと備えておかねばと気を引き締められる。買っただけで満足している諸々の防災グッズなど見直さねば。
     2018年の大阪府北部地震の時、息子がまだ生後3ヶ月に満たず首も据わっていなかったので、本当に恐ろしかったことを思い出した。ローリングストックと家具の固定は最低限強化しよう。

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    2022年04月17日
  • 僕らが毎日やっている最強の読み方 ―新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意

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    古本で100円で購入したので、気楽に風呂で読んだら、わかっていたことながら、自分の勉強不足、情報収集の効率の悪さに気付かされる。そして、人付き合いと読書のバランス。

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    2022年04月16日
  • 大世界史 現代を生きぬく最強の教科書

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    池上彰氏と佐藤優氏のを互いの強みを補った世界の歴史書。今の自分の自己認識を深めるための教養本として楽しく読めた。
    「歴史を知るとは生きていくために自分を知るということ」

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    2022年04月14日
  • 何のために伝えるのか? 情報の正しい伝え方・受け取り方

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    著者の本は本当にわかりやすい。
    メディアの変遷、仕組み、問題点などの概要が分かります。地域を意識し、自分の経験をネタにしたながら説明するので、説得力があります。

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    2022年04月14日
  • わかりやすさの罠 池上流「知る力」の鍛え方

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    日本のテレビがいかに視聴率やスポンサー中心に構成されているかということ、日本にキャスターがほぼいないということ、本・新聞・書店で情報を集める。
    書店の本の入れ替わりの早さでその時の流行をみるというのはなるほどと思いました。
    あと新書ってあまり興味なかったのですが、興味のあることや知りたいことがあれば積極的に読んでいこうと思いました。
    隙間時間にスマホをいじるのは極力やめようと思います。
    そして「知った」らその先自分はどう思うのか自分の頭で考えようと思います。

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    2022年04月13日
  • はじめてのサイエンス

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    化学についてあまり勉強してこなかったので、興味を持つきっかけになったこと、また自分の理科系科目への知識不足を感じたので、こつこつ勉強していきたい。

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    2022年04月13日
  • 真説 日本左翼史 戦後左派の源流 1945-1960

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    池上彰氏の本も佐藤優氏の本も何冊か読んでいるが、両氏ともここ10年くらいの言動には「長いものには巻かれろ」という態度が感じられたので、両氏を敬遠する気持ちが出てきていた
    それでも、興味のあるテーマだったので読んでみる

    佐藤氏の共産党嫌いが言葉の端々に滲み出ているというより溢れ出ているが、客観的な事実と主観的な評価・意見とを区別して説明しているので読める 嫌悪感の発露をもう少し抑えてくれたらもっと読みやすくなるのに
    他の戦後史の本では分からなかった経緯が分かりやすく説明されていて、勉強にはなった

    同じ二人で自民党の(政策の)歴史を議論してくれたらぜひ読みたい

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    2022年04月11日
  • 社会に出るあなたに伝えたい なぜ、いま思考力が必要なのか?

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    コロナ禍においては、数学的な思考力が求められるという。また2022年度から高校の社会科が地政学を盛り込んだ「地理総合」、日本史、世界史が一体となり近現代史やストーリーを重視した「歴史総合」、イギリスの市民教育に影響を受けた「公共」の3科目となり、従来の知識重視から思考力重視へ変わる。「思考力」は諦めずに立ち上がる「乗り越える力」、ステレオタイプ思考から抜け出すための「問いを立てる力」につながる。そして何より「自分がよりよく変わる力」になる。
    こういった点が本書の核。失敗を恐れて「プランBを考えない」、太平洋戦争で見られたように「精神論に支配される」など日本人の思考力不足の背景にも言及するともに

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    2022年04月08日
  • 池上彰の世界の見方 ロシア~新帝国主義への野望~

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    全部は理解出来なかったが
    読んで良かった

    ロシアは許されないが
    ロシア側の論理を知る必要があると思った

    ロシアの歴史、地政学の観点から今のロシアの価値観をつくりあげていくんだなーと感じた
      

    この本に出てくる中学生の頭の良さに
    感服した

    読んで良かった

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    2022年04月06日
  • 池上彰の世界の見方 ロシア~新帝国主義への野望~

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    ロシアのウクライナ侵攻は、単純な領土拡大の野望だけが原因ではなく、きちんとした背景を学び直したくて手に取った。

    ある国が別の国に干渉すると、何らかの形で影響が出る。それが長い年月を経て、後世にトラブルとなる遠因になりうるもの。多くの国と国境を接するロシアだからこそ、複雑な事情が絡み合い、「ロシアにはロシアの論理がある」ことを学んだ。
    また、エネルギー資源と絡めた考察も興味深い。北米でのシェールオイル採掘開発、そして地球温暖化に伴う北極海底資源開発など、国際動向(原油価格)が変わるなかで、サハリンの天然ガスを武器に日本と「取引」する思惑もようやく理解した。

    池上氏によると、情報には「インフォ

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    2022年04月03日
  • 真説 日本左翼史 戦後左派の源流 1945-1960

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    ネタバレ

    日本における左翼と言われる政党・組織の歴史と思想を元社青同に所属していた佐藤優と社会党シンパ?だった池上氏が対談形式で解説。
    まずは敗戦直後の共産党の躍進から1960年までの社会党の労働運動との関係性や新左翼の分派等その興隆を描く。
    本作は、コロナ禍後により先鋭化するであろう格差社会に向けて資本主義の対抗する思想としての社会主義や共産主義の復活を予見している。
    その上で過去にこのイデオロギーが、結果が手段を正当化する理屈の上で大きな過誤や多くの市民の離反を生じたことの反省を教訓とすること願って書かれたものであることを宣言している。
    前提としての未来予測やかかる予見がどこまであたるかは不透明だが

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    2022年04月03日