池上彰のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ自分の信じる正義と他人の信じる正義がぶつかる時に争いがおこると私は思っていて、その信じているものが“自分で考えたもの”なのか“周りに影響されたもの”なのかは分かりませんが、それぞれがそれを信じている。そこで一方を押しつけるのも違うと思う。
私は吉野源三郎さんの『君たちはどう生きるか』を全部読んでないし、歴史も全然覚えてないけど、“欲”って怖いなと思いました。
でも、“欲”は消えない。だから、歴史は繰り返す。
そう、考えました。
“自分ばかりを中心にして、物事を判断してゆくと、世の中の本当のことも、ついに知ることが出来ないでしまう。”
…という文章があったように、今の私では自分を中心にしてしか -
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Posted by ブクログ
医学生物学・社会学・心理学・宗教といった様々な論点から「死」を丹念に追っていく良書。
『死体は語る』『エンジェルフライト』『救急救命センターからの手紙』『遺体と火葬のほんとうの話』など、死生観にまつわるものは色々と読んできたが、この本も「死」を考察する上で必要なことが書かれている。
特に、新型コロナウイルスで亡くなった方のご家族が書かれた日記は強く胸を打つ。咳が出始めてから火葬までわずか1ヶ月の間に家族が亡くなってしまったというご家族の話だが、大事なのは、このことは罹患したら誰の身にも起こりうる、ということではなかろうか。
「生きること」とその先にある「死という現象」に興味がある人におす -
Posted by ブクログ
元来、あまり対談形式の本は好きではないのだけど、この本はおもしろかった。池上彰さんの文章について、読む速度と理解の速度がそろうことで、すらすら読めるという評があるが、対談においてもその特長がが現れているようです。
テーマと読者の橋渡しになる構成や切り口、表現の豊かさを増すために、常に古事成語や文学・映画・身の回りのエピソードをストックしているという、プロの研鑽には頭が下がる。
古賀史健の「書く人の教科書」にもあった、豊かな文章を書くための努力と、そのノウハウについて惜しみなく語られている。
ジャーナリズムにいる二人ならではだと感じるのが、表現やテーマに対するメタ認知の力。
対象を限定しすぎ