池上彰のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ドイツの○○は素晴らしい、それに比べて日本は、、、
というドイツ礼賛(らいさん)の発言をしばしば耳にします。
教育や環境問題や働き方や政治の在り方など、日本の抱えている問題に何か意見したい時に、
ドイツでできているのだから日本でもできるでしょ。と主張するための根拠にしているわけです。
「必要以上にドイツを褒めちぎることは、ドイツの正しい理解に繋がらない。」
「日本のマスコミは都合のいい部分しか報道していない。」
と、ありのままのドイツを知って欲しいと思っているのが、マライ・メントラインさん。
池上さんと増田さんは、マライさんに何を語らせるかのネタ振り役だと思って読みました。
実はこうい -
Posted by ブクログ
池上さんの本はとにかく読みやすく世界情勢をあらかた知るのに手っ取り早いので、よく読んでいます。
この本は比較的「広く浅く」触れている気がします。
「知らないと恥をかく世界の大問題シリーズ」の方が、毎年更新されていて各章より深掘りされているので、最新の考察を追う時はこちらのシリーズを読んだ方が良いと思います。
今回は目次を読んで気になった
第三章 データ経済とDX
第五章 人種・LGBT差別
をピックアップして読みました。
DXに関してはメリットは勿論のこと、普遍的に広まることのデメリット(DX先進国で現在起きている問題)についての考察が興味深かったです。
DX先進国の中国やアメリカで起 -
Posted by ブクログ
以前、このシリーズを読んだときに、
全く理解できなかった部分が多かったけど、
今回は少しわかるようになっていて嬉しかったです。
オリラジのあっちゃんのYouTubeのおかげです。笑
過去の歴史が今につながっているということと、
それはとても根深いもの、ということ、
国や文化によって価値観、正義感も異なること、
色々と考えさせられました。
アメリカ、中国、ヨーロッパ、中東、
各地で目まぐるしく問題が起こり、
全く無縁だと思っていた別の国に影響を与えていたり。
無意識の中に刷り込まれているバイアスって怖いな、って思いました。
そして、知らない、ということも。
戦争から学んだのではなく、
戦 -
Posted by ブクログ
前半は『僕らがやっている最強の読み方』と重複する内容が多いのですが、より読書に絞って書いてある箇所を中心に読みました。後半は対談形式で経営者の方の読書との向き合い方について池上さんがインタビューするという内容です。
読書は実学ではなくリベラルアーツ、すなわち「how toを手っ取り早く学ぶ以上に、読書を通して蓄えた知識から世界の見方が変わり、全く想像も出来ない部分で活かされるものである」という指摘が文中にあります。
これは「速読ではなく一文一文丁寧に読み進めることを推奨する」ということにも繋がっていますが、これは速読自体が読書という行為自体の目的化、もしくはhow toすなわち手っ取り早く