池上彰のレビュー一覧
-
購入済み
常識がわかる本
この本は高度な会話技術を解説したものというより、どちらかというと当たり前の社会常識だが、なかなかきちんと出来ないことを記された本のように感じた。よってこの本を読むことで明日からコミュニケーション能力が劇的に上がるということは無いだろうが、ふとしたときに本書に書かれていることを思い出して自己を省みるようにすると良いかもしれない。
-
Posted by ブクログ
【1行説明】
インプットは媒体に合った読み方を意識せよ
【趣旨】
インターネットは実は上級者向けのメディアである。
ネット上の情報は玉石混淆であるからだ。
本書では、情報の入手元としての①新聞②雑誌③ネット ④書籍⑤教科書それぞれの活用方法を池上彰氏・佐藤優氏の対談形式で紹介する
【引用文3つ】
①世の中で起きていることを「知る」ためには新聞がベースになり、世の中で起きていることを「理解する」ためには書籍がベースになる
②読書をする際にはその本との「向き合い方」を決めておく
ex) 娯楽として流し読みか、勉強としてしっかりと読むかetc...
③初々しさを出していい聞き手になる
【感想】
最近までは適当に本を読み漁っていたのだが、「せっかくのインプットチャンスを無為な時間にしているのではないか」と感じることが多くなった。そのため、最近は読書術やインプット術に関する本を読んでいる。
本書では書籍に限らない情報のインプット方法について、現代の知の巨人と呼べる両氏の意見を知ることができた。
本書を読んで一番感じたのは、やはり新聞はまだまだ主要な情報源であり続けるだろうということ。
ネット上の情報は検閲などのフィルターなしに流れ込んでくる。その上レコメンド機能のせいで自分とは異なる主義主張に触れることは困難である。
その点、新聞ではしっかりとした検閲を通過した情報が届き、なおかつページ全体に目を通せば自分の興味の外の情報もインプット可能となる。
ひとまずは紙面ビュー機能がついている毎日新聞のアプリを1か月お試しすることにした。毎日ざっと目を通すだけでも日課にしようと思う。 -
Posted by ブクログ
現代社会の組織で生き延びるための秘策が書かれている。
【概要】
●組織での生き方に困った人の質問8例とその回答
●特定の人物の生き方
乃木希典、田中角栄、ドナルド・トランプ、山本七平、李登輝、オードリー・タン、アウンサンスーチン、ドストエフスキー
●生き延びるための秘策
【感想】
●8人の生き方を参考として、生き延びるための秘策だけでなく、歴史的な教養も身につけることができる。
●究極の目標は「自分が生き延びること」であり、いろいろと経験してきた自分としてはこれに大賛成である。下手に正義感を持ってもしかたがない、しっぺ返しを食らうだけである。 -
Posted by ブクログ
ミクロ編と合わせて読みました。
ミクロ編を読んでからマクロ編を、とのことでしたがどっちからでも変わらないかな…。むしろ日々のニュースをより深く理解するならマクロの知識があれば十分なのでマクロ編でも良いかも。
ミクロ編では基本一つの国の政策や補助金・給付金、お金の巡り方について語られていましたが、マクロはもっと大枠の金融政策・財政政策の話、貿易・為替が絡んできます。
よくニュースで目にする公定歩合とかそういったところです。
ざっくりとした考え方でも日頃のニュースの読み解き方が変わると思うので一度読んでおいて損はないと思います。
特に今の円安状況でネタには事欠かないかと。 -
Posted by ブクログ
マクロ編と合わせて読みました。
ミクロはマクロのような大きな枠組みよりも視点を個人に近づけたもので、政策やそれを受けた公共事業・福祉(とそれにまつわる補助金)など。
良くニュースの感想等でよく聞く「もっと困っている人に金を使え」的なコメントが、実は的外れだったりすることがなんとなく分かった。
仮にそうしたら補助金・給付金をもらった人は努力することをやめてしまうのでは?それに、政府がばら撒いた金はスピード感を持って市場で回されなければ意味がない。貯金に回されたら循環が止まり誰の利益も生まなくなってしまう。
世の中を豊かにするには、ビジネス上(技術であったりサービスであったり)の進化はさせ続けなければいけない。そのためには教育が大事。企業だって目標のために専門の知識を持つ人がほしいので募集をかけるしより高い給料を払う、そうしなければ他社に取られてしまうし、国がそういう人材が育つような教育の仕組みを作れなければ海外からの優秀な人材であったり、逆に競争力を失った日本企業に愛想を尽かし海外へ人材が流出してしまうかも知らない。
意外と色々なことがつながって最終的に自分達の身に降りかかってくるのだということが改めて分かりました。
政府でも個人でも何か行動を起こすために金を使う、それが巡り巡って誰かの利益になるわけだけどあんまり実感がないのが悲しいところ…
-
Posted by ブクログ
比類なき知識モンスターお二人の対談集。以前にも、この二人の対談集を何冊か読んで面白かったので新作を手にとってみた。
何よりタイトルに魅せられますな。
世界の“巨匠”の失敗に学べ! だって。おっ、なんかおもしろそうだぞ…
サブタイトルがなおよい。‐組織で生き延びる45の秘策‐
サラリーマン、もといビジネスパーソンが好きなやつではないか(笑
本書の巨匠たちは計8人。乃木将軍、田中角栄、トランプ大統領、イザヤ・ベンダサンこと山本七平、李登輝総統、オードリータン、スーチー女史、ドストエフスキー。
どんな8人やねん、全く脈絡ないやないか、と思わず関西弁でつっこみたくなります。
以下要約なぞしてみましょうか。
第1章 乃木希典 上司が精神論を振りかざしたらどうするか
【生き延びるための秘策1 「限定合理性」の罠にはまらない】
頑張ればなんとかなるという合理性欠如の日本の精神論好きは100年たっても変わらん。
負け戦の時に必死になるな。時を待てば回避できる可能性もある。
すでに一人当たりGDPは韓国に負けている。見たくないものは見ないこの国の悪いクセは忘れるな。
松下幸之助、盛田昭夫、本田宗一郎などの成功譚は普遍性が薄く役に立たん。読むなら米国などの成功譚自伝がおすすめ
■第2章 田中角栄 派閥抗争の中で生き延びる作法
【生き延びるための秘策2 友達を大事にしよう】
田中角栄的謝礼倍返しは案外にも有効
期待を超えた成果物か期限前提出を続けると嫌な上司にも睨まれなくなる。
仕事でき忠誠心なき部下は上司から嫌われる。忠誠心を目に見えて示すことが安全保障。
所属組織が長期安定型か戦国時代型か冷静に見極める。
派閥抗争にはどちらか一方に偏らない。
利害関係ない友が組織内外にいれば良き助言得られる。
■第3章 ドナルドトランプ 部下が使えないと思ったら
【生き延びるための秘策3 人を信用しろ、部下に恨まれるな】
下品力も突き抜ければ生き残る力になるかもしれない。
悪口言う人間には注意。
自分への悪口言う人間には恐怖政治は有効だが自分の力なくなると反撃受ける。
上司の悪口への相槌は禁物。
能力不足な部下でも許容範囲までは信頼して任せる。
どいつもこいつも信用できないと思ったら自分に問題ないか内省。
部下を切る時には要注意。文春砲につながるかも。
■第4章 山本七平 会議で本当の意見を言う方法
【生き延びるための秘策4 ズバリ結論を言わない】
悪い空気に流されないためには自分の頭で考えるしかない。
自分に軸がないと自分頭で考えられず流される。
軸なけれは本を読む。読書でもう一人の自分をつくる。
社内で提案する際はズバリ結論言わず考える材料だけ提示する。
空気と違うこと主張しても相手にされない。
■第5章 李登輝 突然、吸収合併された組織で生き延びるには
【生き延びるための秘策5 「敵」の中に入り込み、「中」から変える】
吸収合併した親会社の幹部とはケンカしない。
上司が一般論と言い出したら警戒する。
社内派閥争いになったときには、7:3。直属上司に7割従い残り3割は別のところに保険かける。
究極目標は自分が生き延びること。
敵中に入り中から会社を変える。
■第6章 オードリータン 世代間ギャップに負けない秘策
【生き延びるための秘策6 自分の常識、価値観が通用しなくなっているかもしれないと自覚しよう】
才能ある部下や後輩には極力触わらず自由にやってもらう。
自分の常識、価値観、知識で理解できない、成果を出す若手は重用する。自分の常識や価値観が使いものにならない危険があることを謙虚に受け止める。
■第7章 アウンサンスーチー 苦しいから逃げたいとき
【生き延びるための秘策7 「逃げない」からこそ勝つこともある】
自分にとっていいことは会社や家庭や社会にとってもいいこと、という自分中心の同心円を描いてみる。歪んで見えたら一歩引き考え直す。
限界がきたり危ういと思ったら逃げる。だが苦しい時に逃げないと神格化されることもある。
■第8章 ドストエフスキー 逆境から抜けだす秘策
【生き延びるための秘策8 自分は誰か。見つめてみよう】
暗い時代にドストエフスキーを読むと学びがある。
多くの声に耳傾ける。
苦境の時にこそカラマーゾフの兄弟を読む。自分は登場人物の誰にあたるのか、どのような生き方を選択するのかの手がかりが見つかる。
-
Posted by ブクログ
読解力はだいじですね!!
【ゆとりダァ…】とか【最近の子がぁ…】とか関係なく
今の大人も読解力ないと思います
単純に本や活字を読まなくなったのが1番だと思いますが
個人的に、初対面で この人読解力なさそう…と思うのが【動物や、虫を飼えない。飼ったことない人】なども当てはまると思いますね
読解力は
【他人を思いやる気持ち】
【状況の把握、整理】
だけでなく
物事の考え方を自分目線以外に幾つもの目線を考えることが出来て
物を買えば生産者に感謝したくなるし
動物や植物の気持ちを考えたり
小説なら登場人物の気持ちを考察したりできて楽しさ倍増する(個人的にはプロレスもその目線で見てます)
とにかく読む事が大事で
自分は毎朝 TVのニュースを消音にして、用事済ましたり、食事中や読書中もチラッと見て【TVを読む】事をしてます
人の表情や仕草で、【今こんな話してるな…】とか
見てて以外と楽しい
音なしでたまに気づくのが…
12星座占いって なんでランク付けして最下位発表して視聴者を送り出そうとしてんだろ…
トップ3発表して 後は全星座のラッキーアイテムなど紹介すれば皆ハッピーに学校や仕事行けるのに…
とか…
悲しい事件のアイコン画像を、犯人の普通の写真があるのに【犯人(おばさん)がぶりっ子してる写真を毎回使用】してるのを見て
この事件に嫌悪感抱いてるのか…少し悪ノリな番組スタッフなのかな?とか
色々と考えることが楽しい
勿論思い込みや憶測にはならないように注意をしながら…
あと映画の日本語吹替と日本語字幕を同時に出して違いを楽しみ…そこに演者の芝居をみて、どっちがそのシーンに合ってるかとか勝手に遊んでます -
Posted by ブクログ
全編読破しました。
既にGDPでアメリカに迫る大国であり、日本の隣人でもある中国について知ることは大変重要なことであり、それを多角的にまとめた本書は価値のあるものだと思います。
新型コロナウイルスやロシアによるウクライナ侵攻など、最新の時事について触れられていることも良いですね。
中国の専門家(研究者)ではなくジャーナリストの本なので主観による部分や解釈が異なる部分も多分に含まれているとは思いますが、それでも「同国に関する史実やニュースを知るとっつきやすい」本として需要は大いにあると思います。
気になった点としては、本書の再構成力についてでしょうか。
本書は「知ら恥ベストシリーズ」の第一弾と位置づけられており、これは「知らないと恥をかく世界の大問題シリーズ」の内容を寄せ集めて再構成、加筆修正を施したものとされています。
それ自体は別に構わないのですが、いわばパッチワークのようなものなので、ところどころに綻びが見られます。
例えば節のタイトルと無関係な内容がその中に含まれていたり、民主主義の項に掲載された図解が同項の本文中に一回も出てきていなかったQUADのそれだったり、「AIのメリットとデメリット」の項にメリットが一切記載されていなかったりと、ちょっと杜撰かな?と思える部分がありました。
「池上彰さんの過去の著書を切り貼りして、文脈を上手く繋げてそれに合うタイトルと図解を作って下さい」という指示が出ていたのでしょうし、それは結構大変だとは思うのですが、次作以降ではここの改善があると良いかなとは思います。
上記部分で星を一つ減らしました。
総じて良い本だったとは思うので、同シリーズが続くようならまた読んでみたいと思います。ただこの分量でまとめられる国は限られるでしょうね。