【感想・ネタバレ】日本は本当に戦争する国になるのか?のレビュー

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Posted by ブクログ 2018年01月08日

旬なテーマなのですぐ読むべきだったが、何だかんだで刊行から半年以上経ってしまっていた……。それはさておき、数ある池上彰の著作の中でも、本書ほど需要と供給が合致したケースは珍しいのではないか。得意技である底意地悪いツッコミで与党のガバガバ説明を裁きつつ、山本太郎議員(反対派)の牛歩戦術を「完全に無意味...続きを読む」と断じていたのにはちょっと笑った。

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Posted by ブクログ 2016年12月31日

安倍政権がゴリ押しした「安保関連法案」ってなんだ?というところの勉強のため。※2015/12出版

池上さんのニュース解説番組も鉄板だけど、ニュートラルな立場で解説することを重視している分、池上さん自身の考えは隠されてることが多い。
でも本になると、もう少し自身の考えをオープンにしてる感じがする。ま...続きを読むたテレビと比べると更にショッキングな内容にまでつっこむことが多いから面白い。

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p118
安保関連法の主要部分は、ほとんどが『アーミテージ・ナイ報告書』の対日要求に沿ったものなのです。リチャード・アーミテージとジョセフ・ナイはいわゆる知日派。日本が大好きで、日本のためならなんでも協力を惜しまないという人たちです。
二人ともアメリカ政府に強い影響力を持っているので、報告書がアメリカの政策に反映され、アメリカ側の意向として安倍政権に伝えられるということは当然あったでしょう。

164
日本が集団的自衛権を行使する「密接な関係の国」は、世界最強の軍隊を持つアメリカです。果たして自衛隊に出る幕はあるのでしょうか。

175
日本が外部から攻撃されたときは、アメリカが日本を守ってくれる、もっと正確な言い方では日本の応援をしてくれるというのが安保条約です。

176
日本はそうやって防衛力にお金をかけないで、その分経済の発展に力を入れることができました。これが吉田茂内閣の軽武装戦略です。

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Posted by ブクログ 2016年02月03日

安保法制に関する議論がなんであんなにわかりにくく、賛成反対で噛み合わないのかってのが説明されてる。例えば国際貢献と集団的自衛権を一括で議論しようとした問題点とか。法制の中身についても概要がわかりやすく解説されている。
FONがどうして意味を持つのかよくわからなかったんだけど、中国には領海を通るのに通...続きを読む報しなきゃならないって国内法があるって勉強になった。

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Posted by ブクログ 2016年01月30日

めちゃめちゃ面白かった。
シールズなどの社会運動がいくら盛り上がったところで、ほんとうに安倍首相は戦争したいのかねと疑問に思っていた。それなりに気になって新聞など読んで調べていたが、断片的でよくわからなかった。

池上さんは安倍首相のモチベーションを、岸信介を超えることだと言って、その例としてブッシ...続きを読むュ親子を引き合いに出す。そのあたりの説得力あふれる記述は見事。
また、ここ数年の政治の流れも非常に秀逸にまとめられ、池上彰にふさわしいわかりやすさだった。頭の中がスッキリと整理された。わかったというこの快感のためだけでも、買う価値あり。

これはできるだけ多くの人に教養として読んで欲しいと思う。お金があればまとめ買いをして配って勧めたいくらい。
それくらいドラマチックでよく調べられていて面白かった。

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Posted by ブクログ 2022年03月04日

今更ながら読んだ。テーマは
安倍政権の集団的自衛権決議の話
過去の背景事例からシンプルに自分のような素人でも分かりやすく書いてる。
知識がある人には物足らないのかも知れませんが若手社会人には読んでもらいたい一冊。

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Posted by ブクログ 2020年09月07日

憲法によって様々に定められているが、解釈によってもいろいろと変わるらしい。

安全保障条約や自衛隊の解釈、そして集団的自衛権。今までいろいろな場面で騒がせてきたが、解釈によって憲法違反ではないとされるらしい。民主主義って何でしょう。

何も知らないで騒ぐのだけはやめたいと思った。

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Posted by ブクログ 2019年08月16日

安保関連法をめぐる議論は、賛成と反対それぞれのあいだで議論がまったく噛み合っていなかったという。賛成派が強調していたのは東アジア情勢の変化。反対派は「安保法案は違憲」。11本の法案を一括で審議していたなんて知らなかった。日常のいろいろなことにかまけているから、だとしてもちょっとわかりにくいかな。

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Posted by ブクログ 2018年11月20日

2015年に書かれた本であるが、現在進行形の安倍政権について、その年一夏を費やして制定された安保法制について、そして戦後から今日に至るまでの日本の安保について考える上で、多くの示唆を与えてくれる一冊である。
その後の、国内外の政治状況を合わせて考えると、事態は思った以上に急速に展開している。
今、何...続きを読むをすべきか考える前に、一体何が起こっているのか、そこを確認するためにも、遅くはない、多くの人にこの本を手にとってほしい。

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Posted by ブクログ 2018年02月22日

安保関連法案を巡った争いを丁寧に紹介する本だ.賛成と反対の声の中に自分の身をどうおけばいいのかを考えさせる観点を大切にした.考えるべき基本的な問題は安保関連法案の内容,憲法の守り制度,国際影響,メディア報道の偏り等になるのだが.ほかの方面もひねり出してほしい.

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Posted by ブクログ 2017年11月19日

日本が今後、戦争遂行能力を持つ国になるのかということを池上彰が分析した一冊。

憲法改正論や安倍政権の狙いなどについて余すところ書かれていて、勉強になった。

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Posted by ブクログ 2016年08月31日

正直本書を読むまで安保関連法案についての知識が足りておらず、憲法の改正についても漠然とした見解でした。もっと自国の政治について知らなければと強く思いました。

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Posted by ブクログ 2015年12月30日

現在の世界情勢と日本の立ち位置を考えるうえで必読となる一冊。新書なので時間をかけずに読めるし、その時間や手間すら費やさない人と議論することには意味がない、ということか。

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Posted by ブクログ 2020年07月13日

わかりやすい内容だった。
この法案が通ったけれども、それぞれの解釈があって色んな良い方ができるので、やっぱり公使する時には凄く揉めるだろうと思う。
国民を納得させるための言い回しや情報操作をきっと行うんだろうと思う、、、

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Posted by ブクログ 2017年10月07日

新刊なのに特価扱いで300円OFFで売られていた中に池上さんの本もあったので購入。お題は集団的自衛権関連。かなりわかりやすく、バランス良く解説されていると思う反面、まだわからないし最後は条文まるまる引用のところがあって、興味もやや薄いせいもあり読むのがちょっとだけしんどかった。
安全保障関連法案が可...続きを読む決した直後で、2015年なのでトランプが大統領になる前かつ海外派遣前で防衛大臣の首もとぶ前の話。戦後自民政権は特に阿部政権はアメリカの意向を兎に角くもうとしているんだなという印象。アーミテージ・ナイ報告の日本への提言というものがあり、今はその通りにやろうとしているらしい話があった。それ自体はそんなもんかと思いつつ、憲法との整合性を大前提とする必要が法治国家としてある訳で新安保も少々無理矢理だったけど安全保障関連法案はもっと無理矢理じゃんという印象。国会で野党の質問にまともに答えられない法案は成立させてはダメでしょ。野党は数では元々勝てないから仕方ないとして官僚サイドでは憲法違反がないかのより慎重な検討と自民内部でちゃんと提出前に議論が練れているのか、練ってもらいたいと思った。

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Posted by ブクログ 2016年04月11日

今安保関連法などをめぐり、何が起きているか。分かりやすく概説した本で、今後のニュースを見て考えるきっかけとできる。複数の新聞社の見出しを比較し、メディアの問題点、特徴はなかなかに興味深かった。

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