池上彰のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ロシアによるウクライナ侵攻が続く今だからこそ、あらためて生徒にも紹介したいと思います。
「戦争は悪いことだ」「平和は尊い」ということは自明の理ですが、また戦争が始まってしまいました。それはなぜなのか。
「始まってしまったのであれば、勝たなければしょうがない」と国民の中で戦争を推進する雰囲気が醸成されることや、戦争によってもたらされる「利益」のために戦争へと世論を誘導する者がいることが、中学生にもわかりやすく解説されています。
とくに後半の、ドイツで行われている歴史教育(戦争責任の自覚)やメディアのあり方への検証は、これからの国際社会の中で日本がどのように歩むべきなのか、一人一人がどのように考 -
-
Posted by ブクログ
ネタバレ目的:最近インドが経済的にのみあらず、政治的にも重要な役割を果たし始めているから、そんなインドの知識を高めようと思った
要約:
インドが建国される経緯とそれに伴う第一次印パ戦争について。
インドはもともとイギリスの植民地であった。
独立する時に、イスラム教徒が多いパキスタンと、ヒンドゥー教徒の多いインドに分裂した、ガンディーは統一国家として独立させたかったが、その運動の最中にヒンドゥー教徒に暗殺された。
第一次印パ戦争はカシミール地方を巡っておきた。植民地時代のカシミール地方のトップがインドとパキスタンを選ばず独立国家になろうとしたが、そこのパキスタンが攻め込んできた。カシミール地方のトップ -
Posted by ブクログ
●占領初期のGHQの政策がルーズ・ベネディクトの「菊と刀」を参考にし、ルーズ・ベネディクトはアメリカ共産党の日系人のインタビューを基に「菊と刀」を書き、アメリカ共産党日系人の思考は、日本共産党講座派の理論に寄っている。
●スターリン批判とハンガリー動乱のあった55~56年の世界情勢が、社会党の躍進、新左翼のゆりかごとなった。
●いわゆる共産党の黒歴史など、今まで読んだ左翼関連の書籍ではあまり触れられていない面からの話が面白かった。
池上彰と佐藤優の対談だが、お互いの知識を程よく出し合い、知識の自慢合戦にならなかったのが良かった。次回作も楽しみである。 -
-
Posted by ブクログ
東工大ではここ10年くらいをかけ、「リベラルアーツ」の名のもと、理工系の学生たちに文系的な知を体得してもらう取り組みをしている。本書はその取り組みを中心的に推進してきた池上、上田、伊藤3氏によるもの。各氏の論稿と鼎談を収載している。
自分も含め、文系の人々は理系からっきしって人けっこういるけど、社会に生きたり本読んだりしながら生きている以上、いくら苦手意識をもっていたとしても理系の人のほうが文系分野を取り込みやすいだろう。そして理系の人が文系の素養(リベラルアーツ)を手にすればよりよい世のなかがつくりやすいような気がする。たとえば、科学技術を純粋に探究しているうちに核兵器ができちゃうようなこと -
Posted by ブクログ
アメリカ、中国を中心に、2022年の世界情勢について触れた一冊。
バイデン政権に変わっても、アメリカと中国の対立が変わらず続く。トランプ政権後のアメリカは、アフガニスタンから撤退し、世界との強調路線に戻る一方で、トランプ時代の亀裂がアメリカを分断する。
中国の共産党も、世界から人権問題を指摘されたり、経済成長よりも、共同富裕により格差を是正しようとする。
ロシアがウクライナに侵攻するかどうかで世界が荒れていますが、長い目でみたら米中対立が大きな課題というのはこの先も変わらないのだろうなと思う一方で、日本が影響力を失っていくことに何となく寂しさも感じたりします。
選挙への関心が今の日本の地位の