池上彰のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
彼を知り己を知れば百戦殆うからず。
孫子の兵法の一節で締めくくられてましたが、まさにそれがよく分かる内容の本でした。
良い悪いは別にして、切り取られた報道だけでイメージして、思い込みで中国を判断するのは危険ですね。
学ぶべきすごいところもいっぱいあるし、めちゃくちゃヤバい部分もいっぱいある。
先入観持たず、常にフリーの状態で考えたいものです。
中国は、自分達が考えているより、はるか先を見て行動しているという事は確かな様です。
台湾有事はアメリカの沖縄基地との関係で日本も強制的に有事になるって可能性が高い事も分かりました。
人間ってのは、権力とか欲望をもっと抑えられないもんなんでしょう -
Posted by ブクログ
ネタバレ考えることを放棄しても生活はしていけるこの世の中で思考することをやめてしまうとなにが起きるのか分かりやすく説明されていました。
特に日本政治のコロナ対策が後手後手に回ってしまう要因として日本人がプランBを考えることが苦手というお話が印象に残っております。
例えば週末にバーベキューを外でやろうという話を友人と約束した時に誰かが「雨が降ったらどうしよう?」と発言すると言霊信仰の強い現代では「そんなこと言うと本当に雨が降るよ?」や「楽しみにしてるのでそんなこといわないで」なと言葉に出したことが現実に起こるつまり言葉に霊力がこもることを恐れて雨が降った場合の対策を考えることを放棄します。
実際に -
Posted by ブクログ
外山恒一による左翼史本を読んだ直後だったので理解しやすかった。
今の若者として、労働運動の盛り上がりってちょっと想像できず、上尾駅での暴動など当時の様子を興味深く思いながら読んだ。
共産党は、社会党の平和路線をうまく引き継ぐことでここまで生き残ってこられたということも理解できた。共産党は今苦しいだろう、ウクライナ戦争勃発の場面で「帝国主義のぶつかり合いだからどちらにも汲みさない。戦争反対」と日本で堂々と叫ぶことは可能だったのかと考えると…
あと少し思ったのが、マルクスは革命には組織された労働者が担い手になると考えていて、そうではない末端労働者は「ルンペンプロレタリアート」といって馬鹿にして -
Posted by ブクログ
知らないことが多い。こう言う流れでこう言う事が起きたのかと改めて整理出来た。あさま山荘事件とか。テルアビブ空港乱射事件なんて知らなかったし、よど号事件も知らなかった。もっとちゃんと知らないとダメだな。しかしこのエネルギーはどこから来るのか。そう言う時代だったという事なのだろうが、このエネルギーが何処に行ってしまったのかも謎だ。今の若者も政府から過剰なコロナ対策で青春を奪われまくっているが、誰も抵抗しない。革命起こしても良いくらい理不尽に痛めつけられているのに。老人支配国家だし。過度な暴力や内ゲバとか、やっぱり引くよな。支持を失うよ。次の巻も出るようだから読んでみよう。マルクスとか勉強した事ない