あらすじ
アメリカはなぜイラク攻撃を強行したのか、北朝鮮は何を望んでいるのか、パレスチナはどこに向かうのか。世界はめまぐるしく変動し混迷をきわめている。そしてわたしたち日本人も無関心ではいられない。その世界情勢を理解するには、少し前の出来事を知る必要がある。9・11以降、世界が注目する国や地域の現代史を取りあげた、大好評、池上彰の『そうだったのか!』シリーズ電子書籍版第2弾!
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具体的な内容としてはやや古いものになってしまったけれど、それでも現代につながっているのはまちがいない。先進国・大国は、自国の利益を最優先に考え行動する。そして、それにより小さな国、弱い国がひどい目にあう。それは、その後何年もその国の歴史に影響を及ぼす。
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前作『そうだったのか! 現代史』に続いて、現代史を通してさまざまな国際問題の本質を解説した本。
歴史を通して国際問題を原点を学べば、問題の本質を理解することができます。本書は前作に続き、現代史の視点から国際問題を読み解いています。
歴史を知れば知るほど、いかに「人間が学ばない生き物」なのかを実感させられます。しかし、そんなことに絶望せず、歴史に学ぶ人を少しでも増やしていくことで、未来をより良いものにできると信じています。
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冷戦終わりソ連怖くないイラク
1990 イラクがクウェート侵略
サウジが怖くなったアメリカに要請
オサマビンラディンが反米
1991湾岸戦争
アフガニスタン
1979ソ連のアフガン侵攻
しかしアメリカの罠だった。
ソ連(共産主義は宗教を否定している)VS
イスラム教徒のゲリラ
これを応援するイスラム教徒がアラブ諸国から集まりオサマビンラディンもそのうちの1人。
アメリカはこのゲリラを支援。
中東戦争
イスラエルとパレスチナ
東ティモール
ポルトガル、日本、インドネシアからの侵略の歴史。
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パート1からさらに時代をくだり、80年代後半から00年代前半にかけて起きた世界の重大事件を解説。北朝鮮という国の異様な仕組みやアウンサンスーチーvsミャンマー政権の対立、お上の甘い認識が悲劇を生んだチェルノブイリ原発事故など、現在も頻繁にニュースに登場する事柄の、根本を知ることができる。 前作もそうだが、世界各地では今でも多くの血が流されており、それに比べ、どれだけ日本という国が平和であるかを再認識させられた。そしてその平和は、今すぐにも崩れてしまいそうな危ういものだということも。
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ジャーナリストになりたいと思わせる一冊。三国志も読んでると権力者による経済的論理や既得権維持思想が被支配層をいいように操ろうとする意識は通底していてオモシロイ。
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パート1に続き大変ためになる1冊。これをよんでからニュースをみるとほんとにすーっといろんな訳がわかります。
それにしても人類の歴史ってのは。。。今も現在進行形で起きているさまざまな事件。
みんな紙一重で生きてるんですね。
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パート1に続き、またもや何十枚も付箋をつけてしまいました。この分かりやすさ、読者の興味を引く文章は本当に素晴らしい。
個人的には、北朝鮮、インドとパキスタン、東ティモールの章が目にウロコでした。
金日成はソ連から連れてこられたソ連軍の大尉だったとかね。
Posted by ブクログ
事実は小説よりも奇なり、とはよく言ったもので、知っていそうで知らない現代史の諸問題に関して、とても興味深く読めました。
非常に分かりやすく書かれているので、読んでいて苦になりませんでしたし、むしろ小説のように次の展開が気になって夢中で読んでしまいました。
内容は、イラクやアフガニスタン、北朝鮮や、核関連など。
このシリーズを読んでから新聞を読むと、新聞の面白さがぐっと増します。その出来事の背景や、個人や組織の相関図が分かるようになるからです。
現代史は難しくてどこから手をつけたら良いか分からない、もしくは、手っ取り早く現代史を浚いたいという人にはぴったりの入門書でしょう。
また、これらの諸問題はそれ一つで完結するわけではなく、他の問題と関係しあっていたりします。
そういった、歴史の繋がりを知ることも、歴史を勉強する楽しさをぐっと高めてくれます。
Posted by ブクログ
自分が社会人になって仕事をしてきた中で関係したり何度も訪れた国や、影響を受けた事件がいくつか出てくるのでとても親近感がある。パキスタン、ミャンマーなどなど。
Posted by ブクログ
このシリーズは相変わらずタメになるし面白い。
インドとパキスタンの対立関係、スーチー氏の生い立ちとこれまでの波乱の人生、東ティモールの独立など、地味に全然知らなかったことを学ぶことができた。核兵器による攻撃を受けた唯一の国として、核兵器に対する確固たる意見を持たねばならないと痛感させられる。朝鮮半島の緊張関係に関する認識も甘かったと痛感。そうだったのか!朝鮮半島を次に読みたいと思う。
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歴史というより、自分が生きている間のことなのに知らないことばかりでした。如何に自分が無関心であったかと少し恥ずかしいです。学びは大切ですね。この本の書かれた2008年以降〜今までの続編を待ってます。
Posted by ブクログ
東ティモールについての本はあまり読んだことがなかったので、この本で知識を仕入れられたのはありがたかった。
各章、結構詳細に書かれていて、このタイプの本してはすこし長いかなという印象。
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パート1とは違い、少しマイナーな現代史が紹介されている。ただし、どれも冷戦の影響を受けていたり、共通している内容は多い。ミャンマーの話だったりは少し偏った見方をしているような気もしたが、世界の流れを知るにはやはり良書だと思う。チェルノブイリや、核爆弾の話は具体的な原理にも触れており、もっと勉強しなくてはと感じさせてくれた。
Posted by ブクログ
原爆の構造や原子力発電所の構造など、よく考えてみるとわかった気になっているだけで知らないことばかり。過去から学ぶことは大切だと多くの人が思うはずなのに現実は…。
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「パート1」が東西冷戦構造とその終結を中心に解説していたのに対して、「パート2」は冷戦後の大きな事件、同時多発テロの背景となるアフガニスタン、イラクを取り上げている。
それぞれのトピックで簡潔な分かりやすい説明ながら、多数の参考文献を基に書かれているので読み応えがある。歴史の教科書には触れられることのないエピソードも多く含まれとても参考になった。
本書で言及されているように、強権的な力の制圧ではなく、寛容な政策が解決へ向かう一番の近道のようなのに、シリア、ウクライナ問題のように力による支配が今でも至る所で繰り返されているのが何ともやるせない。
Posted by ブクログ
第七章 核兵器の拡散:どちらが先に攻撃しても結局両方とも全滅するという「相互確証破壊」による核抑止論、「大規模な核戦争ではない核戦争」でなら使える戦術核、相手のミサイルを迎撃しないという奇妙な約束であるABM制限条約。第十章では共産主義への被害妄想的「ドミノ理論」。現在の視点で歴史を弾劾するのはフェア―ではないが、超大国の秀英達が捻り出したにしては、余りにもお粗末な出来と言わざるを得ない。“昨日より明日が素晴らしい!”と信じたい。この後、第二章アフガニスタン、第四章チェチェンについて、関連書籍を読む予定。
Posted by ブクログ
1よりいろいろ詳細に説明があって正直ちょっと細かいなという部分もあったけど、やはり彼の説明はとても明快ですんなり頭に入ってくる。
福島原発のことがあってからのチェルノブイリや、金正日がちょうど亡くなってからの北朝鮮情勢や、いろいろこの時期に読んでおいてよかったなという感じ。
平和とは何か、なんのための武器でありなんのための国家なのか、考える材料になる本でした。
Posted by ブクログ
それぞれの戦争の特徴を中心に解説されており、タイトル通り、現代史がざっと見渡せる。情報量・文章量が多く読み応えがあり、尚且つ分かり易い。歴史上の大きな事件や問題に対する解説に加えて補足のような細々としたコラムや写真も親切。このシリーズは図説がある方が頭には入りやすいと思う。
文庫で読んだが、情報量が多く濃く戦争の話も多いので軽い読み物としては向かない印象。
Posted by ブクログ
そうだったのか!の書名通りとても分かりやすい。ただし、あくまで現在を、日本で生きる私にとって分かりやすいだけ?ということも感じてしまう。『戦争がない状態が平和なのか?』『人はなぜ戦うのか?』原因と結果は理解した気になっているけれど、その問いの答えではないんだよねぇ・・・。
Posted by ブクログ
「核弾頭を減らす」と言ったら「いくつか破棄して(なくして)所有数を減らす」ことだと思っていたのに。
〃ミサイルの先から外すだけで、戦略核弾頭を削除したことになる〃
なんて。外して保管している現実ってなんなのでしょう。
京都規定所みたいな、ううん、それよりひどいと思うのは、私だけなのかな。
それにしても、知らないことがやっぱり多過ぎる。
ニュース・・・読んだり、観たりしているつもりなのに、うーん。
Posted by ブクログ
パート1も読んだことがありませんでしたが、
北朝鮮のことが載っているのでまずパート2を
買ってしまいました。
知れば知るほど怖くなるこの世の中。
怖がってばかりじゃいけないんだけどね。
池上彰さんのおかげで、「難しいんでしょう…。なんだか、
知ってる人にしかわからない専門用語とか出てきてさぁ」
と思っていた世界情勢のことも、とてもわかりやすく
教えてくれるので、興味が持てるようになりました。
アウン・サン・スー・チーさんのことも、軟禁されてた人、
というのは知っていたけど、具体的に何がどうしてそんなことに
なったのかというのは知らなかったし…。
これはパート1も、ぜひ読まなければ。
Posted by ブクログ
パート1は第二次世界大戦~冷戦~湾岸戦争辺りまでが守備範囲だったが、今回のパート2は冷戦時期の周辺領域での民族紛争が中心。テーマが(パート1に比べて)ややマイナーなのと、情報が微妙に古いのとで、ちょっと違和感が残った。
Posted by ブクログ
池上彰の「そうだったのか!現代史」の続編。
前著に比べると、全体を俯瞰するというよりは個別の大きな事件をさらっていくという感じがして、扱う対象を狭めている印象を受ける。
実際、ページ数はどちらも大差ないものの、「そうだったのか!現代史」では18章の章立てだったのが、今作では10章の章立てとなっている。そういった意味で、前著が「現代史として押さえておきたい常識」、Part2は「現在でもよく聞く国際問題の実情」を与えてくれる。
池上彰の読みやすい文章力は健在なものの、扱っている対象が若干狭く感じるので前著よりもちょい見劣りしてしまった。
しかし、「イラク」や「アフガニスタン」を初めとして、「チェチェン」、「東ティモール」などニュースではよく耳にするものの、実際のところどんな問題なの?と思っている人は読むと得るものは多いだろう。
しかし、参考文献として挙げられている和書が非常に多いが、これを中心にしてこの本を書いたのかは気になる。むしろ、外国語文献の方が重宝するのでは?
Posted by ブクログ
【目次】
第1章 誰がフセインを育てたか〜イラクが軍事大国になるまで
第2章 アフガニスタンが戦場になった〜ソ連軍侵攻と米軍の攻撃
第3章 パレスチナの大地は再び血塗られた
第4章 「モスクワの悲劇」はなぜ起きたのか〜チェチェンの人々
第5章 北朝鮮はなぜ「不可解」な国なのか
第6章 南アジアは核戦争の恐怖に怯えた〜インドとパキスタンはなぜ仲が悪いのか
第7章 核兵器の拡散続く戦後世界
第8章 放射能の大地が残った〜チェルノブイリの悲劇
第9章 「花の髪飾り」の抵抗〜アウン・サン・スー・チー
第10章 二一世紀最初の国が誕生した〜東ティモール独立
【いまさらながら、そうだったのかポイント】
162/スターリンは、1945年8月末、ソ連極東軍に対してソ連の言うことを
聞く朝鮮人指導者を推薦するように求めた。
金日成は、スターリンの面接に合格した。ソ連軍の大尉だった。
273/広島原爆と長崎原爆の違い ウラン型とプルトニウム型
プルトニウム型は、1/100万秒単位で同時に起爆剤を爆発させないと、
核分裂がおこらない。 だから起爆方法の核実験が必要。
329/チェルノブイリの事故の顛末記 ←思わず読みいってしまった。
344/ソ連の体制
軍事優先、安全軽視。官僚主義と無責任体制。
情報管理と秘密主義。国民の健康より責任回避。
◆しかし、池上彰はものしりだなぁ・・・。
引用 参考文献 224冊にはサプライズ!!