池上彰のレビュー一覧
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どこかの記事で池上さんがNHKを卒業するときのトピックがあり、こちらのシリーズを紹介されていたことから、改めて読んでみることになった本。さすが池上さんという印象で非常にわかりやすくまとめてくださっている。なんとなく知っているというレベルで大人になってしまった自分だなと思っていたので、恥ずかしながらもこのシリーズを読み直すことは勇気が必要だったけれど、読んでよかったと思います。
変化の激しい今、何を買えばいいのか、どういったサービスを利用すればいいのか、どこに投資すればいいのか、どんなビジネスを生み出せばいいのか、どんな会社に勤めるのがいいのか、確実な「正解」はありません。正解がないという -
Posted by ブクログ
池上さんのおかげで少しずつ歴史がわかるようになってきました。
知らない、何も思いつかないというところから、
ほかの本で読んだことがある、見たことがある、
という段階を少しずつ上がっています。
スパイというと、アニメや映画の世界の印象でしたが、
各国至る所に情報収集をする人たちがいて、
さらに情報収集だけではなく、
偽情報や政治工作、煽動することも任務なんですね。
最近は至る所に防犯カメラがあるし、
(それが抑止力になることも理解してます)
アプリや通信手段がたくさんあるし、
隠そうとすることは本当に困難なのかも、と思います。
誰がどこで見聞きしていたっておかしくない。
アメリカで一般人 -
Posted by ブクログ
▼memo------------------------------------------------------------
・円高・円安のどちらがいい、悪いということは断言できず、どちらもほどほどが望ましい。
(円高:スーパーの食料高くなる、円安:自動車など輸出が売れなくなる)
・お金を持つことが目的ではありません。お金は自分の人生を満足いくものにするために使う道具。自分が幸せを感じられる生き方をすること、それこそが人生の究極の目的です。
・自分の仕事は社会を変えている、人にいい影響を与えている、自分の仕事に社会的な意味があるって感じながら働きたい。
・天秤にかけられている
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Posted by ブクログ
新左翼の時代について振り返る対談。
「新左翼の離合集散に関する細かい経緯を理解する必要は全くありません。」
と佐藤氏がいきなり述べているので、私としては拍子抜けであった。全体の流れを把握すれば十分、ということであれば本書に新たな知見を期待する必要が(個人的には)なくなってしまう。
「閉ざされた空間、人間関係の中で同じ理論集団が議論していれば、より過激なことを言うやつが勝つに決まっている。」
という池上氏の総括が新左翼の過激化を一言で言い表していて(ただし、ナショナリズムも同様であると述べている)、ほぼそれで済んでしまう。
そもそも新左翼自体が左翼活動の先鋭化の表れであるわけなのだし。
そうい -
Posted by ブクログ
ネタバレ池上彰氏によるスパイに焦点を当てた近現代史の解説書です。
第二次世界大戦からウクライナ戦争に至るまで、現在までに明らかになっているKGBやCIA等の活躍やその背景を分かりやすく解説してます。
スパイの活躍についての解説書ではあるものの、科学技術の発展によりスパイという情報収集手段が、サイバー空間を活用した情報収集やインターネット上のSNS等、個人が発信しているものを含む一般に公開されている情報の収集•分析に置き換わりつつあるという指摘が印象的でした。
なお、実話を元にしたスパイにまつわる映画の紹介もあったので、興味が湧いたものは見てみようと思いました。 -
Posted by ブクログ
あんまり学校でも習わず、よく知らなかった戦後の経済史をしっかり学べる本。日本だけでなく、社会主義など世界の経済の歴史もよく分かります。
日本は、高度経済成長やバブル経済で、環境問題や融資のやりすぎなど、後々大問題となったこともありました。また、中国・ソ連など、社会主義国家は、生産性低下や大飢饉など、いろいろな問題が噴出しました。そのような失敗談をそのまま語ったり、批判したりするだけでなく、そこから学べる教訓や生かせることなども、同時に話されており、池上さんらしい解説で、学びが深まった感じがしました。
今までの経済学は合理的にしか考えていませんでしたが、実際は人間の心理までしっかり考えないと