角田光代のレビュー一覧

  • 物語の海を泳いで

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     あとがきにこうある。「本のなかに書かれた言葉、そこで起きたできごと、そこで生きる人々、そこに漂う空気を五感と感情で体験すること、それが、本を読む、ということなのだとはじめて知った。」

     だとすると、書評本は体験記、いや「物語の海」の冒険記なのかもしれない。正直、読んだこともない本の感想などわかりっこないのだが、たまに挟まる読んだことのある本の感想を頼りに、別の本を面白そうに読んだ体験を自分もしてみたいと思えるかどうか。これが書評本にとって大事なんだろう。

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    2025年06月30日
  • 明日も一日きみを見てる

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    自分のうちの猫以外にはさして興味はないけど、猫を飼っている人には関心がある。しかしながら猫飼い友達というのは案外できない。散歩していて知り合いになる犬オーナーとはそこが違う。それで猫を飼っている小説家のエッセイでも読んでみるかというのが手に取った動機、感想としてはやっぱりそうねもあるけど、うちとは違うしという当たり前のものだった。
    ほとんど何も起きない猫との生活をどのように描くのかということではちょっと面白かったけど、だから何的な感じだし、まあ角田さんのようにうちも猫との生活に浸りながら平穏な生活を幸せと感じている、という猫飼いとしての当たり前の感想。猫を飼っていない人には勧めないし、飼ってい

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    2025年06月27日
  • 韓国ドラマ沼にハマってみたら

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    韓国ドラマ…イカゲームくらいしか観たことないのに角田さんが好きだから読んだ若干アウェイな感じだったけど観てみたいなと思うドラマはいくつかメモった!

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    2025年06月22日
  • 源氏物語 6

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    39夕霧-46椎本
    夕霧、角田先生も仰っていたけど「結局お前もか…!!」感が強すぎる。
    紫の上が亡くなったところで光君の物語も終わるんだな。
    宇治十帖、明らかに仕切り直されたけど紫式部はこの先何を書こうとしてるんだろう。

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    2025年06月18日
  • 空中庭園

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    6人の視点でひとつの家族が描かれる連作短篇集。角田光代さんの頭の中はどうなっているんだろうってただただ感心しながら読ませていただきました。

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    2025年06月16日
  • いつか、アジアの街角で

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    台湾と香港をテーマにした短編アンソロジー。
    東京の大久保や江戸川橋近辺など、ノスタルジックな雰囲気の街も登場する。
    ルーローハンや大根餅を調理する場面もあって、なんだかホッとする。
    日本と比べて異文化だけども、どこか懐かしさを感じる街に出かけて、
    思い出の人やペットとの巡り合いに期待しながら、ぶらついてみたい。
    ぶらついている間に、忘れかけていた思い出や過去の辛い体験が、
    人生の再発見に繋がる形で昇華されるのかもしれない。

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    2025年06月15日
  • ゆうべの食卓

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    同じ主人公で3話くらい続く短編集だけど、微妙に全体も繋がってる感じ。夕食に絡めて夫婦や親子、恋人の関係が変わったり修復したり。一人で食べてもあまり記憶に残らないけど、誰かと食べると物語になるのだなぁと。

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    2025年06月14日
  • いつか、アジアの街角で

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    想像とは違い不思議なお話が多かったけど、
    桜庭一樹さんの「月下老人」
    島本理生さんの「停止する春」
    大島真寿美さんの「チャーチャンテン」
    が好みでした。

    「月下老人」は続きが気になる。

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    2025年06月08日
  • 韓国ドラマ沼にハマってみたら

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    コロナ禍をきっかけに韓ドラにハマった角田さんのエッセイ集。

    『冬のソナタ』でヨン様ブームが起きた頃、私も右へ倣えと視聴したがハマらなかった。

    ところが、SNSで知り合った友人から「小百合さんが絶対好きだと思う」と送られて来た1本のドラマで韓ドラ沼へ真っ逆さま。

    当時の視聴ノートを確認した所、ドラマ300本以上と映画100本弱視聴していた事に驚き!

    ここ数年は読書に時間を費やしているが、あの頃は韓ドラ三昧だった。

    角田さんご紹介のドラマはどれも面白そう。
    韓ドラに対する捉え方も興味深くて、作家さんの目の付け所に唸る。

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    2025年06月07日
  • 太陽と毒ぐも

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    どれもこれも男女の中の折り合い?というか、ありありだなと思う短編集。Audibleで。
    雨と爪。100%。ちょい解る気がして面白かった。「雨と爪」で出てくる諺の数々(笑)私も結構気にするけどこんな風に他の人に共用したり言ったりしたいから、言ったりしたらこんな風になるんだ~って(笑)
    「100%」は付き合い出してからの、お互いの趣味とかこだわり。おおげさな表現が多いけど、そうなんだよね。自分の推し、相手の推しをいくらかは譲歩しながら楽しめるのなら長く付きあえるのかな。
    どの短編もかなり癖のある男女がでてくる。でもその、癖でさえ愛されちゃうのだ

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    2025年06月01日
  • タラント

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    ネタバレ

    角田光代さんはかなり好きな作家さんで、期待感が強すぎたのかあまり入り込めなかった。
    時系列が頻繁に変わるところがついていけなかったのかも。

    祖父の回想は陸が書いたんだなと気付いたときはなんだか温かい気持ちになった。

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    2025年05月31日
  • 森に眠る魚

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    5人の女性の細かい心理描写がとても生々しくて思わずゾッと恐怖を感じた。もっと恐ろしいと思ったのは私自身がそれぞれの登場人物に共感するところがたくさんあり、自分に子供がいたらどうなっていたんだろう?と読みながら考えていた。

    『他人と比べることで人は不要な不幸を背負い込む』

    まさにその通り。となりの芝生はいつだって青いと理解していても人と比べ、自分に足りない物ばかりを見て自分はダメなんだと思ったり、早く追いつかなければと焦る。人より多く持ってたり、優位な位置にいると優越感に浸ったり、または安堵する。一方で、自分で勝手に他人と競争し、疲れ、離れたはずなのに、人恋しくなってまた仲間を探したくなって

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    2025年05月30日
  • ロック母

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    川端康成文学賞受賞の表題作ほか全7篇の作品集。各作品は最大で15年の差があるので、音楽で例えたらアウトテイク集みたいなものなのかもしれない。「ロック母」「イリの結婚式」は星4つ、「緑の鼠の糞」「爆竹夜」は星2つ‥‥と感じる差も大きかった。

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    2025年05月29日
  • 韓国ドラマ沼にハマってみたら

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    筆者がこれまでに見てきた映画やドラマを解説しつつ、どんな点が良かったかを説明していくという構成だった。直近で「好きを言語化する技術」という別の筆者の作品を読んだが、その技術を用いて描かれているような書き振りでさすがプロの作家だなと感じた。いくつか見てみたくなる作品もあったので、いつか見てみようとも思った。

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    2025年05月18日
  • 空中庭園

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    自分も、自分の家族にもこういうところあったかもなぁと思いながら読み進めた。全部を打ち明けなくても別にいいよね。とはいえこの家のお父さんだけには共感できず。笑

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    2025年05月16日
  • 空中庭園

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    家族っていいよね。と言いたいところだが、家族であっても他人は他人、1番小さい核である家族でさえ、実際やってる事や考えている事は全く未知なのだから、わかり合おうとか慣れ合おうなんてしなくて、良いんだな。と思ってとても気が楽になった。
    協調性や同調意識が全く無駄で下らないと思っている私にとっても、しかし家族となると、祖父祖母や父母の思考に合わせることが正しいと思っていたし、それが孝行と言うものだと思ってきたけど、別にそんなもの尊いものでも何でも無くて、他人は他人。ただ、家族ってだけで、楽しい時も辛い時も、目があったら微笑み合える。そんだけで、十分良いんだな。と。そんな感じ。

    表層は綺麗に整って見

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    2025年05月16日
  • 森に眠る魚

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    ネタバレ

    モデルになった事件を検索したりしたので誰が誰の子を殺すのかドキドキしながら読んでいた
    え?っと肩透かしをくらってしまった

    子どもがいないのでイマイチ真に迫るような恐怖は感じなかったものの人と比べることの虚しさ
    女の愚かさを身につまされた
    自分と誰かを比べるのは本当にやめたいけれどやめられない

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    2025年05月14日
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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    6人の作家さんの、猫との過ごし方の話。
    猫が人生に与えてるものとか、変わったこととか、作品への影響とか、質問形式で答えて下さり、かつエッセイとかでも表現してくれたり、かわいい写真も沢山載ってたりん。
    もう、可愛すぎるんんんんんฅ(*‎´꒳`*ฅ‪)ꪆ‬

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    2025年05月12日
  • いつも旅のなか

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    はじめは、なんだか旅のスタイルや価値観が私とは少し合わないなと思いながら読んでいた。
    イタリアのスリは過剰に警戒するのに、知らない人が売ってるクスリはいいんだ‥など違和感を覚える部分もあった。

    「根拠のない恐怖もしくは不安に取り憑かれ、どうしても行きたいと思うところへいかない、どうしても見たいと思うものを見ない、というのは、私にとって何か、いきていくことの細部を一個ずつあきらめていくことに通じている。」
    著者が、何度旅に出ても慣れないし、怖いと感じるのに、それでも旅をやめない理由をこのように語っているのを読み、腑に落ちた。
    あまり下調べもせず、安全とはいえない場所へも一人で出かけていくのは、

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    2025年05月02日
  • 月夜の散歩(新潮文庫)

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    角田光代さんが好きで古本屋で手に取った小説。移動中の飛行機で読み終わった。

    硬くならずに読める本。角田光代さんがこんなに料理が好きなんだなーとか、頭の中の断片を知ることができてよかった。

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    2025年04月30日