角田光代のレビュー一覧
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自分のうちの猫以外にはさして興味はないけど、猫を飼っている人には関心がある。しかしながら猫飼い友達というのは案外できない。散歩していて知り合いになる犬オーナーとはそこが違う。それで猫を飼っている小説家のエッセイでも読んでみるかというのが手に取った動機、感想としてはやっぱりそうねもあるけど、うちとは違うしという当たり前のものだった。
ほとんど何も起きない猫との生活をどのように描くのかということではちょっと面白かったけど、だから何的な感じだし、まあ角田さんのようにうちも猫との生活に浸りながら平穏な生活を幸せと感じている、という猫飼いとしての当たり前の感想。猫を飼っていない人には勧めないし、飼ってい -
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どれもこれも男女の中の折り合い?というか、ありありだなと思う短編集。Audibleで。
雨と爪。100%。ちょい解る気がして面白かった。「雨と爪」で出てくる諺の数々(笑)私も結構気にするけどこんな風に他の人に共用したり言ったりしたいから、言ったりしたらこんな風になるんだ~って(笑)
「100%」は付き合い出してからの、お互いの趣味とかこだわり。おおげさな表現が多いけど、そうなんだよね。自分の推し、相手の推しをいくらかは譲歩しながら楽しめるのなら長く付きあえるのかな。
どの短編もかなり癖のある男女がでてくる。でもその、癖でさえ愛されちゃうのだ -
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5人の女性の細かい心理描写がとても生々しくて思わずゾッと恐怖を感じた。もっと恐ろしいと思ったのは私自身がそれぞれの登場人物に共感するところがたくさんあり、自分に子供がいたらどうなっていたんだろう?と読みながら考えていた。
『他人と比べることで人は不要な不幸を背負い込む』
まさにその通り。となりの芝生はいつだって青いと理解していても人と比べ、自分に足りない物ばかりを見て自分はダメなんだと思ったり、早く追いつかなければと焦る。人より多く持ってたり、優位な位置にいると優越感に浸ったり、または安堵する。一方で、自分で勝手に他人と競争し、疲れ、離れたはずなのに、人恋しくなってまた仲間を探したくなって -
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家族っていいよね。と言いたいところだが、家族であっても他人は他人、1番小さい核である家族でさえ、実際やってる事や考えている事は全く未知なのだから、わかり合おうとか慣れ合おうなんてしなくて、良いんだな。と思ってとても気が楽になった。
協調性や同調意識が全く無駄で下らないと思っている私にとっても、しかし家族となると、祖父祖母や父母の思考に合わせることが正しいと思っていたし、それが孝行と言うものだと思ってきたけど、別にそんなもの尊いものでも何でも無くて、他人は他人。ただ、家族ってだけで、楽しい時も辛い時も、目があったら微笑み合える。そんだけで、十分良いんだな。と。そんな感じ。
表層は綺麗に整って見 -
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Posted by ブクログ
はじめは、なんだか旅のスタイルや価値観が私とは少し合わないなと思いながら読んでいた。
イタリアのスリは過剰に警戒するのに、知らない人が売ってるクスリはいいんだ‥など違和感を覚える部分もあった。
「根拠のない恐怖もしくは不安に取り憑かれ、どうしても行きたいと思うところへいかない、どうしても見たいと思うものを見ない、というのは、私にとって何か、いきていくことの細部を一個ずつあきらめていくことに通じている。」
著者が、何度旅に出ても慣れないし、怖いと感じるのに、それでも旅をやめない理由をこのように語っているのを読み、腑に落ちた。
あまり下調べもせず、安全とはいえない場所へも一人で出かけていくのは、